太陽系冥王星外宙域 警報 ヒリュウ周辺で爆発 ダイテツ(怒り)「本艦の損害状況を報告せよ!」 ショーン「第4から第9ブロック、第2艦橋大破。第1、第2主砲、共に使用出来ません」 ダイテツ(怒り)「ジガンスクードは!?」 ショーン「正体不明機に包囲されて身動きが取れません」 ダイテツ(怒り)「ぬうっ!」 ショーン「艦長、彼我戦力差が大きすぎます。ここは撤退すべきでしょうな」 ダイテツ(怒り)「おのれ! 手も足も出んとは、このことか!」 ショーン「虫に似たあの物体は明らかに我々より高度な技術で作られています」 ダイテツ(驚き)「ならば、異星人!?」 ショーン「おそらくは。その上、多勢に無勢さらに、敵機の大きさと数から考えて」 ショーン「母艦、あるいは機動要塞が近くにいるのかも知れません。このままでは非常に危険です」 ダイテツ(怒り)「うぬっ! ようやく人類が太陽系外へ足を踏み出したというのに!」 ショーン「お気持ちはわかります。ですが、ここは撤退を」 ショーン「これ以上、ヒリュウに損害を受ければ」 ショーン「地球どころか、火星へ戻ることも不可能になりますぞ?」 ダイテツ(怒り)「やむをえん! ジガンスクードを回収し、最大戦速でこの宙域から離脱する!」 ダイテツ(怒り)(この屈辱忘れんぞ!!) 新西暦と呼ばれる時代。 人類が宇宙へ本格的に進出してから2世紀近くが過ぎていたが、人々の生活そのものは21世紀初頭とさほど変わらない時代。 その理由は、落下した2つの隕石による被害と混乱のため、人類の進歩が一時的に停止したからであった。 そして、新西暦179年。 3つめの隕石『メテオ3』が、南太平洋マーケサズ諸島沖に落下した。 地球連邦政府の調査団による調査の結果、その隕石は人工物であることが判明。 そこには人類にとって全く未知の物質と技術の情報が封印されていた。 それらは『EOT』と称され、『EOT特別審議会』と『EOTI機関』による厳重な情報管理の下、調査が進められた。 そして、EOTI機関の代表者であるビアン・ゾルダーク博士は、研究結果から地球外知的生命体による侵略の危機を地球連邦政府や地球連邦軍に示唆それを受けて人型機動兵器、通称『パーソナルトルーパー』の開発が開始された。 リュウセイ編 キョウスケ編 01k『折れた翼、砕けた爪』 極東支部司令部 ハンス「…以上だ。お前には、この機体のテストをしてもらう」 キョウスケ「中佐…質問が」 ハンス「何だ? 言ってみろ」 キョウスケ「資料を見ました。この機体…ビルトラプターは、可変時の安定精度が極めて低い…」 キョウスケ「とても実戦テストができる代物だとは思えません」 ハンス「実戦テスト? 馬鹿なことを言うな。標的の戦車にはペイント弾しか装填されておらん」 ハンス「せいぜい機体が汚れるぐらいだ。貴様が掃除すればよかろう?」 キョウスケ(被弾)「…実弾でなければいいというわけではありません」 ハンス(怒り)「貴様、私の命令が聞けないというのか? あ? キョウスケ・ナンブ曹長」 キョウスケ「いえ。…やれと言われればやります。そこに命を賭けることに異論はありません」 キョウスケ(怒り)「ただ、被弾するにせよ、回避するにせよ…危険はつきまとうことになります」 キョウスケ(怒り)「今の不完全な状態では、戦闘データも満足に取れません」 キョウスケ(怒り)「にも関わらず、貴重な新型パーソナルトルーパーのテストを強行する意味があるのかと…」 キョウスケ(怒り)「そう疑問に思っているだけです」 ハンス(怒り)「事情を知らぬ一兵士が生意気な口を利くな」 キョウスケ(真剣)「しかし、ゲシュペンスト2号機は無理なテストがたたって…」 キョウスケ(真剣)「機体ごと行方不明になったと聞いていますが?」 ハンス「実験を重ねてこその戦果だ。そんな噂に踊らされるとは、案外肝の小さい男だな」 キョウスケ(怒り)「……」 キョウスケ(怒り)(現状では、制空権を確保出来るパーソナルトルーパーの開発が急務だというのに…) ハンス(怒り)「さっさとテスト場へ向かえ、キョウスケ・ナンブ曹長」 キョウスケ「…了解、失礼します」 ドア開閉音、キョウスケ退室 ハンス(気にいらんな…あの男。まあいい、欠陥機を押しつけられたのだからな…) ハンス(…マオ社に負い目を作る絶好の機会…あの男には、そのための生け贄になってもらわねばな…) ハンス(クク…フフフ…) 第1話 折れた翼、砕けた爪 敵初期配置出現 オペレーター「ビルトラプター、フライヤーモードで離陸しました」 オペレーター「ターゲットドローンの配置完了。AI設定確認、異常なし」 イルム(笑い)「よう、準備はいいか? キョウスケ」 ビルトラプター(FM)出現 キョウスケ「いつでも構いません」 イルム「よし。データはこっちで取っておいてやる」 キョウスケ(微笑)「よろしくお願いします、イルムガルト中尉」 イルム「ビルトラプターは、初の可変型パーソナルトルーパーだ。くれぐれも無茶するなよ」 イルム「レイカー司令の留守中に事故でも起こしたら、後で面倒なことになるからな」 キョウスケ「了解です」 ハンス「では、始めろ。…好きにやってかまわん。どうせペイント弾だ」 キョウスケ「…了解」 ハンス(そう、当たれば落ちる…な) キョウスケが戦闘(開始前) キョウスケ(被弾)「…機体バランスが取りにくい…。月の人間の重力感覚がおれ達とは違うせいか…?」 キョウスケ(被弾)「どうもなじまんが…仕方がない。やってみるか…!」 キョウスケが戦闘(終了後) キョウスケ(被弾)「ペイント弾…!? いや、今のは…実弾か…!」 キョウスケ(叫び)「ハンス中佐! こちらキョウスケ・ナンブ曹長です。ハンス中佐…!」 オペレーター「中佐、パイロットからエマージェンシーコールです!」 ハンス「つなぐな。試作機なのだから、調子が悪いのは当たり前だ。それに、最近の若いのは泣き言ばかりで困る」 イルム(怒り)「何言ってんです、中佐! ドローンに実弾が装填されてるって話、俺は聞いてませんよ!」 ハンス「フン…いちいちそんなことをお前に報告する義務があるのか?」 イルム(被弾)(! こ、こいつ…!) キョウスケ(被弾)「…くっ、どういうことだ? …どうあれ、切り抜けなければならんということか…!」 敵機を全滅or3ターンPP ハンス(…頃合いか) ハンス「キョウスケ曹長、なかなかの腕前だな。次は…緊急時変形テストをしてもらおうか」 イルム(怒り)「何だって!? あんた、どういうつもりなんだ!? 今の状態で変形なんかしたら…!」 キョウスケ(叫び)「中佐、説明して下さい! 何故、ドローンに実弾が…!」 ハンス「いいからテストを行え。それとも、怖いのか? あ? キョウスケ・ナンブ曹長…」 キョウスケ(怒り)「…了解。ラプターの緊急時変形を試します」 キョウスケ(怒り)(どうやら…はめられたらしいな) キョウスケ(被弾)(ちっ、運を天に任せるしかないということか) イルム(怒り)「やめろ、キョウスケ! 戻って来い!!」 ハンス(怒り)「中尉、越権行為だぞ」 イルム(怒り)「ふざけるな! あんた、キョウスケを殺す気か!?」 ハンス(怒り)「口の利き方に気をつけろ、イルムガルト中尉…」 キョウスケ(被弾)「…くっ、ままよ…!」 キョウスケ海上へ移動、PT形態へ変形 キョウスケ(被弾)「変形…しきらない…ッ!」 キョウスケ(被弾)「ぐ、うおおっ!」 ビルトラプター爆発 イルム(怒り)「キョウスケッ!!」 オペレーター「緊急事態発生! ビルトラプターが海中に!! 曹長! キョウスケ曹長っ!」 ハンス「何ということだ。…おお、あのような優秀なパイロットを失ってしまうとは…」 ハンス「これはマオ・インダストリーに厳重な注意と抗議をせねばならん」 ハンス(怒り)「イルム中尉、すぐに機体を回収し、月へ送り返せ」 イルム(被弾)「!」 ハンス「いいか、今回の件はマオ社の責任だ。そのことをリンに…貴様のかつてのパートナーに伝えておけ」 イルム(怒り)「あ、あんたは…!」 オペレーター「中佐!」 ハンス「何だ? 指示が聞こえなかったのか? ビルトラプターを回収して…」 オペレーター「パイロットの生存を確認しました!!」 ハンス(怒り)「な…何だと!? あの爆発でか!?」 イルム(怒り)「キョウスケ! 応答しろ、キョウスケ!!」 キョウスケ(被弾)「う…うう…」 ハンス(ぐ、ぐうう…何という悪運の強い奴…!) ハンス(やむをえん…。事故を理由にあの男…この極東支部から放り出すしかあるまい…面倒な) キョウスケ(被弾)「どうやら…無事…らしい。う……アバラは何本か…持っていかれてるか…」 キョウスケ(被弾)「また…生き残ったらしい。…やれやれ…」 →02k『新天地』 02k『新天地』 北米支部基地 グレッグ「…来たか」 キョウスケ「失礼します。本日付けで連邦軍北米支部基地配属となった、キョウスケ・ナンブ少尉です」 グレッグ「そんなに硬くなるな。私はグレッグ・パストラル…ここの司令官だ」 グレッグ「君の話は聞いているよ。…災難だったようだな」 キョウスケ(真剣)「…いえ。機体を大破させてしまったのはパイロットである自分の責任です」 グレッグ「私から言わせれば、それを命じる者の方がどうかと思うがな」 グレッグ(あげくに特別昇任で放逐か。レイカーの指示だとは思えん) グレッグ(仕組んだのは奴の下にいるハンス・ヴィーパーか…) キョウスケ「…? 何か?」 グレッグ「いや、何でもない。君の配置先だが…」 ドア開閉音、エクセレン入室 エクセレン「失礼しまぁす」 キョウスケ「ん…?」 グレッグ「少尉、どうした? 彼はあとでそちらに向かわせると伝えておいたはずだが?」 エクセレン(笑い)「いえいえ、いい男が来てるって話だったんで」 グレッグ「まったく…」 キョウスケ(何なんだ…?) エクセレン「わお、この子ね? …ふ~ん、なるほどねえ…」 キョウスケ「…ん? すまない、どこかで会ったことがあるか…?」 エクセレン(笑い)「え? んふふ~、さあね」 キョウスケ(怒り)(思い出せないが…どこかで…?) エクセレン(わお)「…合格!」 キョウスケ「……?」 エクセレン(わお)「…では司令、もらっていきますので。…あ、私が、ってわけじゃないですよ?」 エクセレン「まだ、出会って間もないですし…」 グレッグ「間もないも何も、数分だろう。…わかっている。彼を頼むぞ?」 キョウスケ「すみません、司令…自分には何のことか…」 グレッグ「君とチームを組む事になる、エクセレン・ブロウニング。階級は君と同じく少尉だ」 エクセレン(笑い)「ふふ…よろしくね、色男」 エクセレン「そうそう司令、うちのボスが『使える奴かどうか確かめるから表に出させろ』って…」 グレッグ「またか。…わかった、前々回のように泣いて帰らせるようなことはするなと伝えておいてくれ」 エクセレン(笑い)「了解…ふふ…楽しみね」 キョウスケ(わからん…一体、何がどうなっている…? それに…エクセレン・ブロウニング…) 第2話 新天地 味方初期配置出現 キョウスケ「まさか、いきなり戦闘訓練とはな」 エクセレン(被弾)「ごめんなさいねえ。うちのボス、毎回こうなのよね」 キョウスケ「ボス? 少尉、さっきからわからないことだらけなんだが…」 エクセレン「階級で呼び合うなんて、味気ないことはやめない?」 キョウスケ「味気ない…? …了解した、エクセレン。…これでいいのか?」 エクセレン(わお)「わお、むっつり君かと思ったら、結構ノリはいいじゃない」 キョウスケ(…むっつり?) ゼンガー「…準備はいいようだな、新人」 キョウスケ(怒り)「む…何だ!?」 エクセレン(被弾)「あちゃあ! しまった!」 ゼンガー「では、状況を開始する!」 敵初期配置出現 キョウスケ(怒り)「…なるほど、そういうことか」 エクセレン(被弾)「あの~、キョウスケ? ごめん、説明してなかったけど…」 ゼンガー「いいか、標的の武器には実弾を装填してある。死にたくなければ全機破壊しろ」 エクセレン(被弾)「あわわ、ちょっとボス! 話を…」 ゼンガー(怒り)「問答無用! 攻撃開始ッ!」 エクセレン(被弾)「はあ…。あのね、キョウスケ。あの人がゼンガー・ゾンボルト少佐で…」 キョウスケ(怒り)「おれの上官というわけか。…かまわん、今は正面の敵にしか興味はない」 エクセレン(わお)「わお…」 キョウスケ(怒り)「ゲシュペンストは嫌いじゃない…」 キョウスケ(怒り)「それに、ああいう男もな。…いくぞ」 エクセレン(笑い)(結構気が合うかもね、この子。うちのボスと。ふふ、私とも、ね) 2ターンPP エクセレン「ねえ、聞いていい?」 キョウスケ「…何をだ?」 エクセレン「試作機を潰したのって、あなたのせいなの?」 キョウスケ(怒り)「欠陥機だった。…だが、乗りこなせなかったのは事実だ。…それについて言い訳はしない」 エクセレン(わお)「ふうん…やっぱあなた、うちのボスにそっくりねえ」 ゼンガー(怒り)「貴様ら! 戦闘中に私語をする余裕があるなら。一機でも多く敵を倒せ!」 キョウスケ「…もう少し、物分かりはいいつもりだ」 エクセレン(わお)「同感。…じゃ、片付けちゃいましょか!」 3ターンPP キョウスケ「エクセレン」 エクセレン「なあに?」 キョウスケ「…何を隠している? お前も、ボス…ゼンガー少佐も、おれに何をさせたい?」 エクセレン(わお)「わお。…じゃなくて、何のことかしら? ほらほら、お仕事中なんだから集中なさいな」 キョウスケ(怒り)「……」 ゼンガー(…キョウスケ・ナンブ、思った以上にいい腕だ。勘も良く、状況変化の対応も速い) ゼンガー(エクセレンの見立てもさすがと言ったところか) ゼンガー(あの二人ならば、ATX計画の機体も乗りこなせよう) エクセレンが撃墜 エクセレン(被弾)「あらら! いやん、ちょっと格好悪くない!? もう! 脱出!」 ゲシュペンストMk-Ⅱ・M爆発 キョウスケ(怒り)「調子に乗るからだ。…しかし、これでおれだけか。一気にカタをつけるしかないな…!」 敵全滅 キョウスケ「これで終わったか」 エクセレン(わお)「わお、やるじゃない。もう少し苦戦するかと思ったんだけどねぇ」 キョウスケ(微笑)「機体の調整も悪くない。これくらいなら、な」 ゼンガー「よし…これで状況は終了だ」 キョウスケ「了解、少佐。…それとも、ボスと?」 ゼンガー「フッ…好きに呼ぶがいい」 キョウスケ「………」 エクセレン(わお)「んじゃ、私が考えてあげる。そうねえ…日本風に『オヤブン』なんかどお?」 ゼンガー「悪くはないな」 キョウスケ(…本気か?) 北米支部基地 キョウスケ「…ふう」 エクセレン(笑い)「お疲れ様。さてと…これからどうするの? お食事? それともお風呂?」 キョウスケ「…まずは報告だ」 エクセレン(わお)「あら、ちょうどいい所にボスのご登場よ」 ゼンガー「二人とも、そろっているな」 キョウスケ「ゼンガー…少佐」 ゼンガー「親分でも構わんぞ」 キョウスケ(わからん…どこまで本気なんだ?) ゼンガー「…キョウスケ少尉、お前にはATX計画で開発されている試作機のテストパイロットを務めてもらう」 キョウスケ(微笑)「どうやら…本題のようですね。ところで、ATX計画とは?」 ゼンガー「このラングレー基地で進められている強襲用人型機動兵器の開発計画のことだ」 キョウスケ「ならば、おれ達に与えられる機体は…」 キョウスケ「ゲシュペンストMk-Ⅱに代わるパーソナルトルーパーの量産試作型だと…?」 ゼンガー「半分は正解だ」 ゼンガー「他にも、ATX計画で預かり、テストを行っている機体がある」 エクセレン(わお)「そうそう。キョウスケもボスの機体を見たらビックリ仰天は大保証よん?」 キョウスケ「…そんなものを保証されてもな」 キョウスケ「…だが…どうやら、ただのプロジェクトではないらしい。別の目的があると見たが…?」 エクセレン(わお)「わお、なかなか鋭いじゃなぁい?」 ゼンガー「いい勘をしているな、キョウスケ少尉」 ゼンガー「とりあえず、ATX計画は地球圏へ迫る脅威に対抗するため、立ち上げられた…と言っておく」 キョウスケ(怒り)(…穏やかではないな。例の機関がらみの話か…?) ゼンガー「しかし、その脅威に対する連邦政府や連邦軍上層部の危機感が薄すぎる…」 ゼンガー「だからこそ、それを変えるための…いや、脅威に対処できる者を早急に育成する必要があるのだ」 キョウスケ「………」 エクセレン「んで、キョウスケはめでたく最後の一人…つまり四人目に選ばれたってわけ」 キョウスケ「四人目?」 エクセレン「ああ、私達の『ATXチーム』にはもう一人メンバーがいるの」 キョウスケ「ATXチーム…?」 ゼンガー「俺達の部隊名だ。では、キョウスケ・ナンブ少尉…改めてお前を歓迎する」 キョウスケ「よろしくお願いします」 エクセレン(笑い)「わからないことがあったらお姉さんに聞いてね。とりあえず、スリーサイズからいっとく?」 キョウスケ「………」 キョウスケ(微笑)(やれやれ…。この先どうなるかはわからんが…退屈だけはしないで済みそうだ) →03k『斬られる前に斬れ』 03k『斬られる前に斬れ』 北米支部司令部 グレッグ「君が来てから二週間…もう慣れたかね?」 キョウスケ(微笑)「はい。良くしてもらっています。機体の状態も良好です」 グレッグ「ははは、うちには口やかましいのがいるからな。何といっても…」 ドア開閉音、マリオン入室 マリオン「司令…」 キョウスケ「……?」 グレッグ「噂をすれば…。何だね、ラドム博士?」 マリオン「フロリダに向かわせたブルックリン曹長…一体何をしているんですの?」 マリオン「予定よりも12時間…もう半日も遅れておりましてよ?」 グレッグ「まあまあ、博士。もともとは一ヶ月の予定なのだぞ? そんなに目くじらを立てんでも…」 マリオン「それだけ例の2機の完成が遅れるということです。目くじらでも歯くじらでも立てますわ」 グレッグ「わかったわかった。曹長には連絡を入れておく」 グレッグ「私もあの2機には期待しておるからな。特にアルトア…」 マリオン「お待ちを…。司令、正式にはゲシュペンストMk-Ⅲです」 マリオン「あのようなコードネーム、私は認めませんので。だいたい…」 グレッグ「わかったわかった。とにかく、あの2機には期待している。零式の背を守れるPTとしてな」 マリオン「では、くれぐれもこれ以上遅れることのないようにお願い致しますわ」 ドア開閉音、マリオン退室 キョウスケ「……」 グレッグ「すまんな、少尉。彼女はマリオン・ラドム博士…ATX計画の開発主任だ」 キョウスケ「なるほど。確かに、あの威圧感で…」 ドア開閉音、マリオン入室 マリオン「言い忘れおりました」 キョウスケ「う…」 マリオン「あなた…キョウスケさん? キョウスケ・ナンブ少尉ね」 キョウスケ(真剣)「は…何か?」 マリオン「あなたの機体は損耗度が高すぎますわ。近接戦闘はもっと控えめにして頂けませんこと?」 キョウスケ「………」 マリオン「そもそも、量産型のMk-Ⅱは試作型のタイプRがベース…」 マリオン「いくら格闘戦用の武器を装備していると言っても、使用には限度がありますわ」 キョウスケ「………」 グレッグ「あ~…ラドム博士、そのくらいにしておいてやれ。司令室でする話でもあるまい」 マリオン「わかりました。では、少尉…あとで私のところへ来てください」 ドア開閉音、マリオン退室 キョウスケ「…司令」 グレッグ「ははは、うちの女性陣はみんな元気がいいだろう? 君も負けんようにな」 キョウスケ「…了解です」 暗転 ATX計画ラボ マリオン(キョウスケ少尉の機体の損耗度の原因…これは彼の操縦技術が未熟なせいではなく…) マリオン(機体の方が追従しきれていないせいだわ。ウフフ…本当に面白いパイロットが来たものね) マリオン(彼ならば、私のMk-Ⅲを乗りこなせるかも知れないわ) ???「…考え事かな? あまり悩むとシワが増えるぞ」 マリオン「…その失礼な物言い、リシュウ・トウゴウ先生ですわね」 マリオン「斬艦刀のモーションインプットは終わられましたの? もし、まだだというなら…」 リシュウ「皆まで言われんでもわかっとる。とりあえず、刀を振れるようにはなったわい」 マリオン「…とりあえず…?」 リシュウ「待て待て。…まったく、年寄りの言う事は最後まで聞かんか」 リシュウ「あれは一の太刀さえ打ち込めれば充分じゃ。今のままでも予定どおりの破壊力を発揮しおる」 マリオン「今のままでも…? 斬艦刀が満足に使えなくても大丈夫だとおっしゃって?」 リシュウ「うむ。『剣ハ抜クベカラザルモノ』とも言うからのう」 マリオン「剣を抜かない…? まったく、あなたの考えは理解に苦しみますわ」 リシュウ「ならば、『二の太刀ありと思うな』…そうじゃな、お前さんにもわかりやすいように言えば…」 リシュウ「斬られる前に斬れ。要は一撃必殺の心意気じゃよ」 マリオン「ふう…。そういう前時代的なコンセプトは極東支部のSRX計画で充分ですわ」 リシュウ「何を言っとる。お前さんが作っておる例の2機もワシから見れば五十歩百歩じゃ」 マリオン「む…失礼ですわね。私はEOTなどという怪しげな技術に頼るつもりはございませんわ」 マリオン「…で、パイロットのゼンガー少佐の仕上がり具合の方はいかがですこと?」 リシュウ「上々じゃ。ワシの指導のおかげで日に日に剣の腕を上げておるわい」 マリオン「それで成果が出なければ、示現流の名前が泣きますわよ? それでなくてもリシュウ先生は…」 リシュウ「わかったわかった。やれやれ…ゼンガーやブリットの相手をしている方が、まだ楽じゃ」 暗転 北米支部基地 キョウスケ(怒り)「救難信号?」 ゼンガー「ああ。フロリダを飛び立った輸送機がバグス…いや、正体不明機の追撃を受けているらしい」 キョウスケ(怒り)(…バグス? 何かのコードネームか?) エクセレン「ボス…その輸送機って、もしかしてブリット君のT3?」 ゼンガー「そうだ」 キョウスケ「ブリット…?」 キョウスケ「もう一人のメンバー、ブルックリン・ラックフィールド曹長のことか?」 エクセレン(笑い)「そそ。もう、あの子ったら若いのに鈍くさいとこあるから…」 キョウスケ(被弾)「それは本人のせいじゃない気もするが…」 ゼンガー「俺は零式で出る。お前達は訓練で使っているゲシュペンストMk-Ⅱでついてこい」 キョウスケ「零式? 新型か?」 エクセレン「グルンガスト零式…あのテスラ・ライヒ研究所が作った特殊人型機動兵器の試作機よ」 キョウスケ「特殊? パーソナルトルーパーではないと?」 エクセレン「そそ。…まあ、俗に言うスーパーロボットって奴ね」 キョウスケ「格納庫では見かけなかったが?」 エクセレン「整備の仕方も何も全然違うもの。地下の専用格納庫でひっそりと、ね」 エクセレン(わお)「とにかく、アレを見たらビックリするわよん? お楽しみにね!」 ゼンガー「話はそこまでだ。すぐに出撃するぞ!」 キョウスケ「了解」 第3話 斬られる前に斬れ 敵味方初期配置出現 ブリット(怒り)「くっ…あいつら、まだ追ってくるのか!?」 連邦軍兵「ブルックリン曹長! これ以上は逃げ切れません!」 ブリット(怒り)(どうやら、ここらで覚悟を決めた方がいいみたいだな) ブリット(怒り)「こちらアサルト3! 俺が敵機を引き受ける内にT3はここから脱出してくれ!」 連邦軍兵「りょ、了解!」 敵を3機撃墜or3ターンPP ブリット(怒り)「1機だけじゃ、そろそろ限界か。何か手を考えなきゃ…!」 タウゼントフェスラー横にメギロート出現 連邦軍兵「うわああっ!!」 ブリット(怒り)「しまった、輸送機が!!」 味方増援出現 ゼンガー(怒り)「グルンガスト零式、見参…!」 ブリット(怒り)「! あ、あれはゼンガー隊長の…!?」 ゼンガー(怒り)「隙ありッ!!」 ゼンガー、零式斬艦刀でメギロートを撃墜 ゼンガー(怒り)『我はゼンガー・ゾンボルト! 悪を断つ剣なり!!』 ゼンガー(怒り)『奥義! 斬艦刀・疾風怒濤ッ!!』 ゼンガー(怒り)『我に断てぬものなし!!』 AI『!?!?!?』 エクセレン「わお! いきなり切り札を使っちゃう? もう少しもったい付けた方がねえ…」 ゼンガー「…いい剣だ。切れ味も申し分ない。リシュウ先生に礼を言わねばな」 ブリット「す、すごい…! あんな巨大な剣を振り回すなんて…」 キョウスケ(怒り)(先手必勝、一撃必殺か。ATX計画…なるほど、確かに普通じゃないな) ブリット「ゼンガー隊長!!」 ゼンガー「…詰めが甘かったようだな、ブルックリン。斬られる前に斬れ…いつもの教えを忘れたか」 ブリット(悲しみ)「す、すみません。敵機の数が多くて…」 エクセレン(わお)「ほらほら、言い訳はしなぁい。武士は喰わねど片想い…って言うじゃない?」 ブリット(怒り)「こっちも大変だったんです! それに、そこは『片想い』じゃなくて『鷹容姿』ですよ!」 エクセレン(笑い)「あらん、さすがは日本マニア。結構余裕あるじゃない」 キョウスケ「…『高楊枝』だ」 ブリット「え? そ、そうでしたっけ? …っと、この人は?」 ゼンガー「ATXチームの新メンバー、キョウスケ・ナンブ少尉だ」 ブリット「じゃあ、やっと三人目が?」 キョウスケ(微笑)「よろしくたのむ、ブルックリン曹長」 ブリット「了解! ブリットで結構です、キョウスケ少尉!」 ゼンガー(怒り)「よし、タウゼントフェスラーを援護し、脱出させる。各機、ぬかるなよ」 ブリット「わかりました!」 エクセレン(わお)「はぁい」 キョウスケ「…了解」 キョウスケ(怒り)(…あの敵は何者だ? 見たところ、戦闘機やパーソナルトルーパーではない…) キョウスケ(怒り)(EOTI機関が開発した新型の機動兵器…?) キョウスケ(怒り)(新メンバーに、新しい敵…落ち着かん話だな) 敵全滅 エクセレン「片づいたみたいね」 連邦軍兵「T3よりアサルト1へ! これよりこの空域を離脱します!」 ゼンガー「了解した」 タウゼントフェスラー、マップ左端に移動し離脱 ブリット「これで一安心ですね、ゼンガー隊長」 ゼンガー「油断するな、ブルックリン。戦いはまだ終わっていないぞ」 →共通 タウゼントフェスラーがマップ左端に到達 連邦軍兵「T3よりアサルト1へ! これよりこの空域を離脱します!」 ゼンガー「了解した」 タウゼントフェスラー離脱 ブリット「後は残りの敵機を片づければ終わりか…」 キョウスケ(怒り)「…いや、そう上手くはいかんらしい」 エクセレン(怒り)「そういうこと。ブリット君、気を抜くの早すぎ!」 ゼンガー「各機、警戒しろ。敵の増援が来るぞ」 ブリット(怒り)「!!」 →共通 共通 敵増援出現 エクセレン(わお)「団体さんご案内~…って、意外と動きが早いわねえ」 キョウスケ(怒り)「わからんな…こいつら、輸送機を狙っているわけではないのか…?」 ゼンガー(…俺の零式を調べに来たと見て間違いないだろうな) ゼンガー「よし、後はお前達に任せる」 ブリット「へ!?」 エクセレン(被弾)「はあ!? ちょっとボス! 説明してよね!」 ゼンガー(怒り)「問答無用! 敵を倒すまで帰還は許さん。基地に戻るまでが任務だと思え!」 ゼンガー撤退 エクセレン(被弾)「いや、遠足じゃないんだから! ちょっと、キョウスケぇ…」 キョウスケ「…チーム初の実戦訓練としては手頃か」 ブリット(怒り)「しゃべってる場合じゃなさそうです! 敵が来ます!」 キョウスケ(怒り)「さて…やろうか…!」 敵全滅 エクセレン「ふう。ブリット君、残った敵は?」 ブリット「見当たりません」 キョウスケ(微笑)「とんだ実戦訓練だったな」 ブリット「ええ。うちの隊長は何でも突然で急な人ですからね」 エクセレン「せっかちな男は嫌われるのにねえ」 キョウスケ(微笑)「女に嫌われるだけで戦争に勝てるなら、安いもんだ」 エクセレン(わお)「わお、よろしくない考え方じゃなぁい? そもそも男と女ってのはねえ…」 ブリット(キョウスケ少尉が来てくれたおかげで…) ブリット(これからはエクセレン少尉にからかわれずに済みそうだな) 北米支部司令部 グレッグ「任務ご苦労だった。チームは上手く機能しているようだな」 ゼンガー「当然です。あの程度の戦いで生き残れぬようなメンバーを選抜した覚えはありませんので」 グレッグ「そうか。ふむ…君をATXチームの隊長に任命して正解だったようだな」 グレッグ「さすがは特殊戦技教導隊出身の…」 ゼンガー「…そのお話はどうかご遠慮下さい」 ゼンガー「自分の過去…。キョウスケやエクセレン、ブルックリンには教えておりません」 グレッグ「…そうか」 ゼンガー「それよりも司令…『エアロゲイター』の件ですが…」 ゼンガー「ここ最近、特定区域での偵察機の出現率が高いように思われます」 グレッグ「その報告は受けている。北米、南欧、極東、そしてマーケサズ諸島の特定地区…だな?」 ゼンガー「それらの共通点は対エアロゲイター用の兵器を研究・開発している場所だということ…」 ゼンガー「先程の偵察機も例の2機やグルンガスト零式の調査が目的だったのかも知れません」 グレッグ「奴らがそこまでの情報をつかんでいるとは考えにくい…。深読みしすぎではないのかね?」 ゼンガー「………」 ゼンガー(いずれにせよ、エアロゲイターが本格的に行動を開始する日は近いな…) グレッグ「とにかく、積み荷もようやく到着したことだ…早速、テストを開始してくれ」 ゼンガー「はっ」 暗転 北米支部基地 エクセレン「ふう、さっぱりした。…あらん? キョウスケはまだ戻ってないの?」 ブリット(笑い)「ラドム博士に捕まっていたみたいですから…しばらくは帰って来られないと思います」 エクセレン「災難ねえ。いっつも辛気くさい顔してるからそういう目に遭うんじゃないかしら」 ブリット「あんまり関係ない気が…。何か新型がどうとか聞こえたんで、その話かも知れませんね」 ブリット「というか、少尉…」 エクセレン「新型ねえ。ん、なぁに?」 ブリット「…タオル一丁でうろつくのはやめてくれませんか? あの、その…目のやり場に困るんで」 エクセレン(わお)「あららあ? いっちょ前に言うじゃない? むふふ…お風呂上りの珠のお肌よぉ?」 ブリット(被弾)「ちょ、ちょっと! 少尉、くっつかないで下さいっ! 他人に見られたらどうするんです!?」 エクセレン(笑い)「んふふ~、相変わらずねえ、ブリット君? 見られたからって減らないわよん?」 ブリット(被弾)「そ、そそ、そういう問題じゃなくてですね…!」 ドア開閉音、キョウスケ入室 キョウスケ「戻った。ATXチーム、格納庫に集…ん?」 ブリット(笑い)「キョウスケ少尉!? あ、いや、こ、これはエクセレン少尉が…」 エクセレン(わお)「わお、ややこしいことになるかも?」 キョウスケ(真剣)「…すまん、邪魔した。続けてくれ」 ドア開閉音、キョウスケ退室 ブリット「えーーーー!?」 エクセレン(被弾)「いやいや! そういう納得の仕方しない! ちょっと! キョウスケ!」 ブリット「と、とりあえず、自分達は集合みたいですけど…?」 エクセレン「…了解。もう、せっかくひとっ風呂浴びたのにねえ」 →04k『鋼鉄の孤狼』 04k『鋼鉄の孤狼』 輸送機内 爆発音 ジョナサン「うわっとと! もっとスピードは出ないのか!?」 連邦軍兵「やってます! しかし、相手の反応が早く、輸送機では振り切れません!」 ジョナサン「護衛の戦闘機は!?」 連邦軍兵「すでに撃墜されています!」 ジョナサン「くっ…! ジョナサン・カザハラもここまでか」 ジョナサン「フッ…。所詮、人の命など儚いものよ…」 爆発音 ジョナサン「! や、やっぱり死ぬのはナシだ!」 暗転 ATX計画ラボ マリオン「緊急出撃…?」 リシュウ「そうだ。テスラ研から飛び立ったカザハラ博士の輸送機が識別不明機の攻撃を受けておる」 リシュウ「近くまでは来ているが…基地の対空施設の圏内まではもちそうもないらしい」 マリオン「………チャンスね」 リシュウ「なに…?」 マリオン「キョウスケ少尉、少しよろしくて?」 キョウスケ「何か? 今、出撃命令が…」 マリオン「そのことよ。あなたには…アレに乗っていただきます」 キョウスケ「あれ…? まさか、『アルトアイゼン』に?」 マリオン「…ゲシュペンストMk-Ⅲでしてよ」 リシュウ「おいおい、その名前が許可されるのは、軍のトライアルに合格してからの話じゃろうが」 リシュウ「それに、次期量産主力機の候補はヒュッケバインMk-Ⅱの方が優勢じゃと聞いておるしのう」 マリオン「失礼ですわね! 私のMk-Ⅲがあんな失敗作の後継機に負けるはずはありませんわ!」 リシュウ「…どっちもどっちじゃと思うがのう」 マリオン「とにかく! ゲシュペンストMk-Ⅲはすでに実戦装備をしてありますわ」 キョウスケ(怒り)「となると…今回の戦闘はテストも兼ねると?」 マリオン「ご名答。多少荒っぽく使っても大丈夫よ。フフ…」 リシュウ(驚き)「待て待て! アルトはまだ赤ん坊も同然じゃぞ!」 マリオン「ですから、ゲシュペンストMk-Ⅲでしてよ!」 リシュウ「わかったわかった。とにかく、あれのコンセプトは極端すぎる。調整は慎重にせんと…」 マリオン「零式にあんな常識外れの出刃包丁を持たせたあなたに、文句を言われる筋合いはありませんわよ?」 リシュウ(驚き)「で、出刃包丁じゃと!? 武士の魂を何だと…」 キョウスケ「リシュウ顧問、自分は調整が不十分な機体へ乗るのに慣れています」 キョウスケ「それに、アルトには個人的な興味もある…」 マリオン「ウフフ…リシュウ先生と違って、少尉には見る目があるようですわね」 キョウスケ(微笑)「あんな馬鹿げた機体…そうそうお目にかかれるものじゃない」 マリオン「馬鹿げた……ッ!?」 キョウスケ「失礼…」 リシュウ「そりゃそうじゃろ。特にアルトの杭打ち機なんぞ、実戦では使い物にならんわい」 リシュウ「武士なら、剣が一振りあれば充分じゃ」 マリオン「まったく非常識な。今は戦国時代ではなく…新西暦ですわよ?」 キョウスケ「リボルビング・ステーク…要はジェット・マグナムと同じ様に使えば、問題はないはずです」 リシュウ「まあ、お前さんがそういうのなら…」 通信音 エクセレン(被弾)「へっきし!」 キョウスケ「…む? 風邪か、エクセレン?」 エクセレン(怒り)「う~、湯冷めしたみたい…つーか、何やってんの! 出撃よ!」 ブリット「あとは少尉だけです! 急いでください!」 キョウスケ「了解した。新型で出る」 ブリット「新型!? 少尉、いきなりで大丈夫なんですか? 慣れたMk-Ⅱの方が…」 マリオン「基本はゲシュペンストよ。それに…私も行きますわ」 リシュウ「何? おいおい、マリオン…年寄りの冷や水ってのは若い者に嫌われるぞ」 マリオン「年寄り…!? 失礼な!」 キョウスケ「…エクセレン、もう少しかかる」 エクセレン(被弾)「ちょっとぉ、何かあったらカザハラ博士、化けて出るわよ? 女連れで」 キョウスケ「わかっている。アルトの準備が済み次第、すぐに行く…!」 エクセレン「じゃあ、予備の武器も持って来てくんない? 敵がどんな奴かまだわからないし」 キョウスケ「了解した」 第4話 鋼鉄の孤狼 敵味方初期配置出現 ジョナサン「救援部隊は来てくれるのか!?」 連邦軍兵「連絡は受けました! ラングレー基地のATXチームがこちらに向かっているそうです!」 ジョナサン「ゼンガー達か! よし、もう少し頑張るんだ!」 所属不明「引き返せ、テンザン! お前の機体はまだ連邦側に知られるわけにはいかない!」 テンザン(笑い)「ゴチャゴチャうるせえな。もう遅いっての」 所属不明「何!?」 テンザン(笑い)「それに、もうじき世界中の人間が俺達のことを知るようになるんだからよ。細かいこと気にすんな」 所属不明「き、貴様…! 上に報告するぞ!」 テンザン「俺がアードラーのおっさんの直属だってこと、知ってんだろ? 出来るもんならやってみな」 テンザン「首が飛ぶのはてめえの方だぜぇ? クックック」 所属不明「お、おのれ…!」 テンザン(笑い)「わかったんなら、さっさとあの輸送機を落とせっての。中にお宝が入ってんだろ?」 ジョナサン「あの機体はもしや…アーマードモジュールか!?」 ジョナサン「むう…EOTI機関が独自に軍備化を進め、反乱を企んでいるという噂は本当だったか」 ジョナサン「なら、奴らが積み荷を狙って来た理由も察しがつく…!」 3ターンPP テンザン(怒り)「何やってんだ、ったく。相手はタダの輸送機だろうが! さっさと落とせっての!」 ジョナサン「ゼンガー達はまだか!? このままじゃ積み荷が…!」 味方増援出現 キョウスケ(叫び)「間に合ったか!?」 テンザン(笑い)「ホ! 援軍のお出ましかよ。しかも、データにないタイプか」 テンザン(笑い)「連邦にはゲシュペンストくらいしかねえと思ってたが、赤いカブトムシ…隠しキャラかよ」 ジョナサン「! あのPTはまさか…!?」 ゼンガー「エクセレン、ブリックリン、出るぞ!」 ブリット「隊長、輸送機の中にある『M13ショットガン』や『コールドメタルナイフ』を…」 ブリット「使ってもいいですか?」 ゼンガー「お前が必要だと思うのなら、構わん。『武器選択』で武器を選び、装備して出撃しろ」 ブリット「はいっ!」 エクセレン「あらん、『修理装置』もあるじゃなぁい? 念のために持って行きましょか」 出撃準備 マリオン「ゲシュペンストMk-Ⅲ…調子はいいようね」 ジョナサン「おいおい、正気か!? あんな欠陥機を実戦に投入するなんて…」 マリオン「欠陥機!? その言葉は聞き捨てならなくてよ! Mk-Ⅲは十分に…」 エクセレン(被弾)「…あの~」 ゼンガー(怒り)「アサルト1より各機へ。カザハラ博士の輸送機を援護しつつ、識別不明機の迎撃を行う!」 キョウスケ「アサルト4、了解」 ブリット「キョウスケ少尉、大丈夫なんですか!?」 キョウスケ(怒り)「感じはゲシュペンストとほぼ同じ…悪くはない。馬力がありすぎるが…要は慣れだ」 ジョナサン「気をつけろ。敵機の中にアーマードモジュールがいるぞ」 マリオン「何を馬鹿な。あれはまだ……」 ジョナサン「いや。私の見たところ、EOTI機関ではすでに量産化まで進んでいるようだ」 ジョナサン「奴らは…本気だぞ」 マリオン「フフフ…私のMk-Ⅲ、そしてMk-Ⅱカスタムには相応しい相手だわ…!」 ジョナサン「お、おいおい」 テンザン(笑い)「ツイてるぜ、まったくよ。ここで新型機と出くわすとはなぁ」 テンザン(笑い)「こっちはシミュレーター訓練ばかりで飽きが来てたところだ。本物の戦争ゲームを楽しませてもらうぜ」 ブリット(怒り)「戦争ゲームだって!?」 エクセレン(わお)「ここで『戦争をゲームと同じだと思うな!』とか、かっこいい事言ってみない?」 エクセレン(わお)「ねえ、キョウスケ?」 キョウスケ(怒り)「ふかすたびに、若干引っぱられる感があるが…慣れの問題か。やってみるしかあるまい…」 エクセレン(怒り)「ちょっと! 聞いてる?」 キョウスケ「…興味がない。言わせておけばいい」 テンザン(被弾)「感じ悪りぃな、おい。俺は場の雰囲気を読まねえ奴ってムカつくんだよなぁ」 キョウスケ(怒り)「興味がないと言ったぞ。そんなに雰囲気が大切なら、部屋にこもってTVゲームでもやっていろ」 キョウスケ(怒り)「それを邪魔する気はない。お前だけの、お前にだけ都合のいい時間だ」 テンザン(笑い)「ハッハッハ! カッコいい、カッコいいなあ、お前!」 テンザン(笑い)「気に入ったぜ。そのスカした主役気取りな所がよ!」 キョウスケ「………」 テンザン(怒り)「だがな、ゲームと違っててめえみたいな奴はあっさりと死ぬってこと…教えてやるぜ!」 キョウスケ「…だいたい飲み込めたが、結局は使ってみないとわからんか」 キョウスケ(怒り)「よし…行くぞ、アルト」 テンザン(怒り)「この野郎! 俺を無視しやがったな!?」 キョウスケとテンザンが戦闘 テンザン(被弾)「てめえ…さっきのセリフ、カチンと来たっての!」 キョウスケ「知らんな。楽しむんじゃなかったのか?」 テンザン(怒り)「俺は無視されるのが嫌いなんだよ!」 キョウスケ(怒り)「…悪かったな。ならば、さっさと帰れ。手伝ってやる」 エクセレンとテンザンが戦闘 テンザン(笑い)「お? このゲシュペンストはお姉ちゃんパイロットかよ」 エクセレン(笑い)「あらん、坊や。ゲームばっかりしてないで、お姉さんと…どう?」 テンザン(笑い)「やめとくぜ。現実のお付き合いって奴は面倒臭くていけねえっての」 エクセレン(被弾)「…世代なのかしらねえ?」 ブリットとテンザンが戦闘 テンザン(笑い)「さあ、楽しもうぜ! 命を賭けたゲームって奴をよぉ!!」 ブリット(怒り)「ふざけるな! 戦争を何だと思ってるんだ!」 テンザン(笑い)「だから、ゲームだっての。バーニングPTなんかより、緊張感と刺激って奴が違うんだよ!」 ブリット(怒り)「くっ! お前みたいな奴に負けてたまるものか!!」 ゼンガーとテンザンが戦闘 テンザン(笑い)「隊長機か! へへッ、頭を潰すのはゲームでも戦争でも常道だっての!」 ゼンガー(怒り)「戦いは常に真剣勝負! そのことを理解できぬ輩にこの俺は倒せん!!」 タウゼントフェスラー(マリオン搭乗)とテンザンが戦闘 テンザン(笑い)「輸送機なんざ、このリオンの前じゃタダの雑魚キャラだっての!」 マリオン「アーマードモジュールなど、私のMk-Ⅲの相手ではなくてよ」 マリオン「さあ、キョウスケ少尉! やっておしまいなさい!」 キョウスケ(被弾)(…先に自分の身を守ることを考えてほしいが…) テンザンを撃墜 テンザン「あらら…ゲームオーバーかよ。お遊びが過ぎたようだな」 テンザン「ま、しょうがねえ…こいつは所詮テストタイプだし、腹も減ったし。じゃ、あばよ」 タウゼントフェスラー(ジョナサン搭乗)が撃墜 ジョナサン「うおおおっ!?」 →GAME OVER 敵全滅 ブリット「敵機、撤退しました」 このマップのキョウスケの撃墜数が5機以上の場合 キョウスケ(真剣)「終わったか。…こいつにはだいぶ無理をかけてしまったな」 マリオン「…すばらしい…! すばらしいわよ、キョウスケ少尉!」 キョウスケ「…?」 マリオン「空戦型の機体に対して、地上用兵装メインのMk-Ⅲでここまで戦えるなんて…!」 エクセレン(被弾)「あらら…歯が立たなかったらどうするつもりだったんだか…」 キョウスケ(微笑)「アルトアイゼンと自分との相性はいいようです。あとは…練度の問題かと」 マリオン「もう何の問題もないわ! Mk-Ⅲもきっと喜んでいるわ。きっと、いいえ、間違いないわよ」 エクセレン「何か…興奮気味のとこ悪いんですけど…カザハラ博士は?」 マリオン「関係ありませんわ」 マリオン「この際、カザハラ博士はどうでもいいの! Mk-Ⅲの新たなセッティングを考えなきゃ…」 ジョナサン「…随分な扱いだな」 ブリット「相変わらずきつい人だ…」 エクセレン(被弾)「獅子身中のムジナねえ」 ブリット「少尉、それを言うなら『ムチ』ですよ」 キョウスケ(怒り)「…『虫』だ。しかし、あの部隊は主力ではない…もっと楽に倒せなければ…」 ジョナサン「いや、それに関しては、少尉とその機体のせいではないよ」 ジョナサン「敵のAM…アーマードモジュールは空戦型の人型機動兵器だ」 →共通 このマップのキョウスケの撃墜数が4機以下の場合 キョウスケ「終わったか」 マリオン「終わったか…じゃ、ありませんわよ」 キョウスケ「…?」 マリオン「少尉、何なの? 今回の戦績は!」 キョウスケ「戦績…と言われても、まだアルトは慣らしの途中です」 マリオン「それでも結果を出すのがあなたの仕事ではございませんこと? にも関わらず…」 エクセレン(わお)「まあまあ、キョウスケもがんばってたんだし。それにカザハラ博士だって…」 マリオン「関係ありませんわ」 マリオン「カザハラ博士が撃ち落されようが、それでアルトの調整が完璧になるならよしです」 ジョナサン「あ、あのねえ」 ブリット「相変わらずきつい人だ…」 エクセレン(被弾)「獅子身中のムジナねえ」 ブリット「少尉、それを言うなら『ムチ』ですよ」 キョウスケ(怒り)「…『虫』だ。しかし、おれがこいつを乗りこなせなかったのは事実…」 ジョナサン「いや、そうとも言えん。AM…アーマードモジュールは空戦型の人型機動兵器だ」 →共通 共通 ジョナサン「陸戦型のPTで対抗するのは難しい。しかし…」 ゼンガー「何か打開策が?」 ジョナサン「答えは私が運んで来た積み荷だ」 マリオン「積み荷…? もしかして、例のドライブ…!?」 ジョナサン「…ああ。ウチの研究所でも、あれの小型化を進めていたんでね」 マリオン「……!」 キョウスケ(怒り)(感じから見て、強力な対空兵器か…飛行そのものを可能とする装置…) キョウスケ(怒り)(だが、このアルト…そんなものなしで使いこなしてみたいが…) 北米支部司令部 グレッグ「そうか…。まだテスト段階であるはずのアーマードモジュールと…」 グレッグ「連邦軍ではまだ実戦配備されていないF-32シュヴェールトか」 ゼンガー「ビアン・ゾルダーク博士率いるEOTI機関が連邦への反乱を目論んでいるのは確実かと」 グレッグ「極東支部でも同様の部隊と戦闘を行ったそうだ。事態は我々の予想以上に急転しつつあるようだな」 ゼンガー「ええ」 グレッグ「だが…いったい何を考えてるのだ、ビアン博士は…?」 グレッグ「地球へ迫る脅威を我々に警告したのは他でもない、あの男だというのに…」 ゼンガー(アイドネウス島に落下した隕石メテオ3の超技術を解析しているEOTI機関…) ゼンガー(奴らが先程のようなアーマードモジュールを量産しているとすれば…) ゼンガー(今の連邦軍では勝ち目がないかも知れんな) →05k『天の龍、異界の風』 05k『天の龍、異界の風』 ヒリュウ改艦橋 ユン「艦長、本艦は大気圏内への降下を終了しました。現在位置は太平洋ガラパゴス諸島沖です」 レフィーナ「では、各部のチェックを…特にテスラ・ドライブを重点的に」 ユン「了解です」 ショーン「ううむ…久々ですな、この肩の重みは。おかけで、地球に帰って来たという実感がわきます」 レフィーナ(笑い)「ええ。アステロイドベルトから、ここまで無事に来られたのは幸運でした」 ショーン「運も実力の内です。何にせよ、あなたをこのヒリュウ改の艦長に抜擢したのは正解でしたな」 レフィーナ(悲しみ)「でも、ダイテツ中佐や副長を差し置いて、私が艦長になるなんて…」 ショーン「ダイテツ中佐は、新造艦『シロガネ』の艦長に就任なされましたし…」 ショーン「私などには、艦長という大役は務まりませんからな」 レフィーナ「しかし、この艦が地球までたどりつけたのは副長のおかげです」 ショーン「いやいや、謙そんなさることはありませんぞ」 ショーン「艦長は、イカロス基地の航宙士官学校を首席で卒業なされ、その上容姿端麗…」 ショーン「連邦軍史上、最年少艦長であり、さらにスリーサイズはパット込みで上から82…」 レフィーナ(驚き)「! ど、どうしてそんなことをご存じなんです!?」 ショーン「なに、情報収集は副長としての務めです。クルーのデータも含めてね」 レフィーナ(驚き)「わ、私…パットなんて入れていません!」 ショーン「なるほど、そうでしたか」 レフィーナ「え…?」 ショーン「はっはっは。艦長ももう少し駆け引きと先読みが出来るようになりませんとな」 ショーン「では、予定どおりATXチームとの合流ポイントに向かいましょうか」 レフィーナ「は、はい」 ショーン「………」 ショーン(…地球に着くまでに何とか艦長達を一人前に育てられたか…) ショーン(それがあの事件でおめおめと生き延びてしまったことに対する贖罪だとは言え…) ショーン(私達はいつまで若い子らを戦いに駆り出さなければならないのでしょうな、ダイテツ中佐…) 暗転 北米支部基地 キョウスケ「…南極へ?」 ゼンガー「うむ。『シロガネ』の竣工式とEOTI機関の新型機動兵器のお披露目が行われる」 ブリット「隊長、シロガネって何なんです?」 エクセレン「んもう、勉強不足ねえ」 エクセレン「シロガネってのは、スペースノア級万能戦闘母艦。その壱番艦のことよ」 エクセレン(わお)「勉強になったかしら? ブリット君」 ブリット(笑い)「なるほど…。よくわかりました、先生」 エクセレン(笑い)「女教師ブロウニングと呼んでもらって結構よん? 生徒の憧れ、まぶしい白衣…」 キョウスケ「保健教師と混ざってるぞ。それはともかく…EOTI機関の新型というのが気になるな」 ブリット「前回の戦闘で連邦への反乱を目論んでるって噂がますます信憑性を増しましたからね」 キョウスケ(怒り)「…反乱か。だとすると、今度の竣工式…どうもキナ臭いな」 ゼンガー「そのために我々が守備任務に就く。万が一のことに備えてな」 ゼンガー「なお、南極アレキサンダー島沖で『ヒリュウ改』と合流する」 ブリット「ヒリュウ改?」 エクセレン(わお)「んもう、ホントに勉強不足ねえ。じゃ、先生が教えてあげるわ。ヒリュウ改ってのは…」 ブリット(笑い)「人類初の外宇宙探査航行艦を改造した戦艦でしょ?」 エクセレン(笑い)「あらら、教えるまでもないじゃない。良くできました。…後で体育倉庫ま・で・ね?」 ブリット「た、体育倉庫なんてこの基地にありましたっけ…?」 キョウスケ(怒り)(しかし…連邦軍もある程度はEOTI機関の動きを察知しているはずだ) キョウスケ(怒り)(なのに、どうして竣工式やお披露目などで互いのカードを見せ合う必要がある?) ゼンガー(キョウスケは薄々気づいているようだな…) ゼンガー(南極の式典は例の会見を隠すためのプロパガンダにすぎん) ゼンガー(せめて、お前達には真実を伝えておきたいが…機密事項では、いかんともしがたい。許せ…) 暗転 ATX計画ラボ ジョナサン「おいおい、またATXチームと一緒に行くのか? 君も好きだねえ」 マリオン「何をおっしゃるの? シロガネを見ておきたいとは思わないのかしら?」 ジョナサン「見るも何も、ウチの研究所はテスト艦のスペースノアを含めて……」 ジョナサン「あれの建造に関わっていたんだが?」 マリオン「あら、そうでしたわね。でも、私はスペースノア級の艦首モジュールにも興味がありましてよ」 マリオン「確か3つのバリエーションがあるとかで…」 ジョナサン「そんなことより、早く『ヴァイス』に私が持ってきた例の装置を取り付けてくれ」 マリオン「…お断りですわ。私の機体に、EOTを応用した装置など必要ありません」 ジョナサン「だが、あれを装備すれば…ヴァイスは単体での飛行が可能となる」 ジョナサン「バーニアスラスターで無理矢理空を飛ばすよりはスマートだと思うんだがねえ」 マリオン「…お断りです」 ジョナサン「…アーマードモジュールが現れた以上……」 ジョナサン「従来の兵器と陸戦型のPTをわずかしか配備してない連邦軍は…」 ジョナサン「間違いなく劣勢に追い込まれるだろう」 ジョナサン「もちろん、EOTI機関がその気なら…の話だが」 マリオン「………」 ジョナサン「…今の状況で、空飛ぶ白騎士がさっそうと登場すれば…お偉方の印象も変わってくるぞ?」 マリオン「………」 ジョナサン(…もう一息かな?) ジョナサン「…それから、例のドライブはEOTそのものを使ってるわけじゃない」 ジョナサン「元々、あれはメテオ3落下以前からテスラ研が開発を……」 マリオン「…もう充分ですわ。この目で実際に動くアーマードモジュールを見てしまった以上…」 マリオン「あれに負けるわけにはいきません。二千歩ゆずって、ドライブの搭載を許可しますわ」 ジョナサン「二千歩…ねえ」 マリオン「では、Mk-Ⅱカスタムの改修はあなたにお任せしますわ」 ジョナサン「お任せ? やれやれ、よほど南極に行きたいらしいな」 マリオン「ええ。本命はシュウ・シラカワ博士やエリック・ワン博士が開発した例の機体でしてよ」 ジョナサン「なるほど…『グランゾン』をその目で確かめたいというわけか」 マリオン「何でも、搭乗者次第では世界中の戦力を壊滅させるのに一日とかからないとか…」 マリオン「そんな妄想めいた話、私は認めるわけにはいきません。ですから、事実を確認してきます」 ジョナサン「…いいだろう。ならば、ヴァイスの改修は私がやっておく」 マリオン「…Mk-Ⅱカスタムに妙なクセをつけると、承知しませんわよ?」 ジョナサン「わかったわかった。ともかく、くれぐれも気をつけてな」 第5話 天の龍、異界の風 ヒリュウ改出現 レフィーナ「ATXチームは?」 ユン「2分後に接触します」 ショーン「予定どおりで助かりますな。歳を取ると、どうも寒い所が苦手で」 ユン「艦長、格納庫で騒ぎが起きているようです」 レフィーナ「え…?」 ユン「映像、出します」 タスク(怒り)「…ちょっと、中尉! いい加減にしてくださいよ! 出撃命令なんて出てないんだから!」 カチーナ(怒り)「うるせえ! 現場の判断って奴だ! それに、いつ敵が来るかわからないんだぞ!」 カチーナ(怒り)「整備員の分際であたしに偉そうな口を利くな!」 タスク(怒り)「ちょっと、その台詞聞き捨てならねえッスよ! 俺だって、適性検査に合格してりゃ今頃は…!」 レフィーナ「あの…」 タスク(被弾)「あ、あれ? ひょっとしてブリッジに筒抜け? あっちゃ~…」 カチーナ(怒り)「チッ…!」 レフィーナ「やっぱり、騒ぎを起こしていたのはあなた達ですね…」 タスク「あの、俺…どっちかって言うと被害者なんスけど?」 警報 レフィーナ(驚き)「!」 ユン(怒り)「本艦に接近中の物体を確認!」 レフィーナ(怒り)「識別は!?」 ユン(怒り)「AGX-01バグズ…! エアロゲイターです!」 敵初期配置出現 ショーン(驚き)「何と…!?」 ショーン(驚き)(これから会見だというのに、仕掛けてくる…? 何故だ?) カチーナ(怒り)「カチーナ・タラスク、出るよッ!」 ラッセル(怒り)「ま、待って下さい、中尉! 自分も出撃します!」 味方初期配置出現 カチーナ(怒り)「何となく嫌な感じはしてたのさ。だけど、相手が宇宙人の偵察機なら好都合だ」 カチーナ(怒り)「この機会に撃墜数を増やしてやるぜ!!」(」) ラッセル(怒り)「中尉、もう少しでATXチームが来てくれます! 無茶はしないでくださいよ!?」 カチーナ(怒り)「どこの馬の骨ともつかない連中をアテにしてどうすんのさ! あたし達だけでやるよ!」 ショーン「カチーナ中尉、我々はこれから南極へ向かわねばなりません」 ショーン「本艦の防衛を最優先でお願いしますよ?」 カチーナ「まかせなよ! 一機残らず叩き落してやる!!」 ショーン「誰もそんなことは言ってませんが…」 レフィーナ(怒り)「中尉、こちらの命令を聞いて下さい!」 カチーナ(怒り)「問答無用! 以上、通信終わりッ!!」 レフィーナ(悲しみ)「ど、どうして言うことを聞いてくれないの…?」 ショーン「まあまあ、艦長…この程度で嘆いているようでは、ATXチームを扱うことなど出来ませんぞ」 レフィーナ「え…? それはどういう意味です?」 ショーン「まあ、類は友を呼ぶとでも言いましょうか…」 ショーン「とにかく、ATXチームが来るまでの時間を稼ぎましょう」 2ターンPP タウゼントフェスラー出現 ゼンガー「各員、出撃準備!」 ゼンガー「なお、今回は水中戦がメインとなるため、ビーム兵器はほとんど役に立たん」 ゼンガー(怒り)「なるべく実体弾・実体剣系の武器を装備して出撃しろ!」 出撃準備 ゼンガー(怒り)「アサルト1より各機へ。これよりヒリュウ改を援護する!」 エクセレン(わお)「OK、ボス!」 キョウスケ「アサルト4、了解」 ブリット(笑い)「アサルト3、了解!」 キョウスケ「博士、アルトは海中ではいけるのか?」 マリオン「私のMk-Ⅲに不可能はないですわよ。あなたがちゃんと動かしさえすれば」 キョウスケ(怒り)「結局、おれ次第か。了解」 キョウスケ(怒り)(…しかし、あの敵は何だ? PTやアーマードモジュールとは形状がまるで違う…) カチーナ(怒り)「フン、あいつらがATXチームか。こっちは戦闘機で立ち回ってるってのに…」 カチーナ(怒り)「試作型のPTでご登場か。いい身分だよ、ったく」 ラッセル(怒り)「ちゅ、中尉、何を…!?」 カチーナ「テストパイロット上がりの連中が実戦で使い物になるとは思えないけど…いないよりマシか」 ラッセル(困惑)「あ、あの、中尉…初対面の人にそんなことを言うのはどうかと…」 エクセレン(わお)「わお、『立て板に水』ね」 キョウスケ「…『水』だ」 ブリット「いや、あってます」 カチーナ「随分と余裕な態度を見せてくれるじゃないか」 カチーナ「ま、戦闘機より厚い装甲を持つPTに乗ってりゃ当然か。気楽でうらやましいぜ」 ブリット(怒り)「! 少し失礼じゃありませんか、中尉? 自分達だって命をかけて…」 キョウスケ「そこまでにしろ、ブリット」 ブリット(怒り)「し、しかし、あそこまで言われて黙ってるなんて…!」 キョウスケ「任務遂行が先だ。ヒリュウ改を軸に、一気に敵を叩く。戦闘機のパイロット、いけるか?」 カチーナ(怒り)「! 当たり前だろ、誰に向かって言ってるつもりさ!?」 ユン「…確かに、類が友を呼んでいますね」 レフィーナ(悲しみ)「…え、ええ…」 ショーン「いやはや…元気があってよろしいのではないですかな?」 レフィーナ(悲しみ)「………」 ショーン「…ああ、艦長、ですからそんな涙目にならなくても…」 敵一定数撃墜or5ターンPP 警報 ユン(怒り)「重力震反応あり! 30秒後、現空域の中央に敵機が転移して来ます!」 レフィーナ(怒り)「各機、警戒を!」 敵一定数撃墜後次ターンEPor5ターンEP 敵増援出現 ブリット(怒り)「くっ、結構な数だな…」 カチーナ「怖じ気づいたんなら、さっさとそのPTから降りな!」 ブリット「は!?」 カチーナ「代わりにあたしが乗ってやる!」 ブリット「そ、そんな無茶苦茶な…!」 ゼンガー「………」 ゼンガー(どういうことだ? 会見前で連中が過敏になっていると考えたとしても…) ゼンガー(どうしてこうまで突っかかってくる必要がある…?) エクセレン(被弾)「こんなんで南極の式典に間に合うのぉ!?」 ブリット「た、多分無理なんじゃないですかね?」 警報 ユン(怒り)「戦闘空域へ高速で接近してくる物体あり!」 レフィーナ(驚き)「!」 ショーン「やれやれ、今日は千客万来ですなあ…」 サイバスター出現 カチーナ(被弾)「何だ、あいつは!?」 ブリット(怒り)「そ、空飛ぶ人型だ…!」 エクセレン(わお)「わお、刺さったら痛そうな機体ねえ。ラドム博士、あれはどちら様?」 マリオン「………」 キョウスケ(被弾)「何者だ? …感じからして、敵の増援ではないようだが…」 シロ「…ここはどこだニャ?」 クロ「見た感じはすごく寒そうニャ所だけど…」 マサキ「向こうの方に流氷が見えるな。もしかして、北極か?」 ショーン「それは違いますぞ」 マサキ(驚き)「!?」 クロ「マサキ、あの艦から通信が入ってるニャ!」 ショーン「ここは南極…アレキサンダー島沖です」 ショーン「ところで…あなたの所属とお名前を教えて頂けませんかな? 出来れば、その機体についても…」 マサキ「そんなことを聞いてどうするつもりだ?」 ショーン「ご覧のとおり、我々は取り込み中でして。事と次第ではあなたを攻撃せねばなりません」 マサキ「わりぃが、あんたらに構ってる暇はねえ」 クロ「マサキ! あの虫みたいニャ機体が…!」 メギロート4機がサイバスターの周囲に移動 マサキ(被弾)「こいつら、サイバスターを狙って!?」 ショーン(ふむ…。彼は少なくともエアロゲイターではなさそうですな) マサキ(怒り)「オッサン! これはどういうつもりだ!?」 レフィーナ(怒り)「待って下さい! その機体は私達の物ではありません!」 マサキ(怒り)「じゃあ、何なんだ!?」 ショーン「先程の質問に答えて頂けるのなら、お教えしますが?」 マサキ「フン、やなこった」 クロ「マサキ、どうするつもりニャの?」 マサキ「今、俺達の正体がバレたら面倒なことになる」 マサキ(怒り)「ここはさっさと降りかかる火の粉って奴を払って、シュウの野郎を追いかけるぜ!」 敵全滅 マサキ「片づいたか…」 シロ(怒り)「マ、マサキ! これを見てくれニャ!!」 マサキ(怒り)「! この反応は…間違いねえ、奴だ! 場所はどこだ!?」 シロ(怒り)「氷原がある方だニャ!」 マサキ(怒り)「あの野郎、南極にいやがったのか! 行くぜ、クロ、シロ!!」 サイバスター、サイバードに変形後マップ南端へ移動し撤退 ユン「正体不明機、現空域より離脱していきます!」 ショーン「凄まじいまでの速度ですな。まるで疾風…」 マリオン「…テスラ・ドライブで、あそこまでの機動性は出せませんわ。…興味深い…本当に興味深いわ…」 エクセレン「いったい何者なのかしらねえ?」 ブリット「声から判断すると、パイロットは自分と同い年ぐらいだったようですけど…」 エクセレン「それに、ニャーニャーだかミャーミャーだか言ってるのもいたわね」 ブリット「もしかして、ナゴヤ出身の人間だとか?」 エクセレン(わお)「案外、直球勝負で喋るネコちゃん…とかね?」 エクセレン(わお)「『ケンカ上等』とかハチマキしちゃってるような」 キョウスケ「…くだらんことを言ってる場合じゃないぞ、二人とも」 ゼンガー「キョウスケの言うとおりだ。予定外の足止めを食ってしまった」 レフィーナ「ユン、あの機体はどこへ向かっているのです?」 ユン「方角から予想して、南極コーツランド基地だと思われます」 レフィーナ(驚き)「コーツランド…!? まさか、例の会見場へ?」 ショーン「嫌な予感がしますな。我々も急ぎましょう」 レフィーナ「ええ…!」 ヒリュウ改艦橋 レフィーナ「副長、コーツランドまでの所用時間は?」 ショーン「およそ10分ほどです」 ユン「艦長、先程の機体に関するデータを発見しました」 レフィーナ「本当ですか?」 ユン「はい。以前に極東支部の偵察機があれと接触したようです」 ゼンガー「しかし、実際にはエアロゲイターの機体ではなかった…と?」 ユン「はい…」 ショーン「かと言って、テスラ研やマオ社が作った機動兵器でもなさそうですな」 マリオン「テスラ研はともかく、マオ社の人間にあのような美しい機体は作れませんわよ」 キョウスケ「ならば、EOTI機関の新型…?」 ショーン「それも違うでしょうな」 ショーン「あれは…我々やエアロゲイターとは別の文明が作り上げたものかも知れません」 ゼンガー「それらが南極で一堂に会するとなれば…何かが起きて然るべきかと」 ショーン「あそこには、ダイテツ中佐もおられます。我々が到着するまでは…」 衝撃音 ゼンガー(悲しみ)「ぬうっ!?」 キョウスケ(叫び)「爆発の衝撃…! 近いぞ!?」 レフィーナ(怒り)「何が起きたのです!?」 ユン(怒り)「コ、コーツランド基地で大規模な爆発が起きました!!」 レフィーナ(驚き)「な…何ですって!?」 ショーン(驚き)「シロガネと向こう側からの使者は!?」 ユン(怒り)「わ、わかりませんが、あの爆発ではおそらく…!」 ショーン(驚き)「すぐに状況の確認を!」 ユン(怒り)「りょ、了解!」 ユン(怒り)「! こ、これは…!? 艦長、全世界に向けて声明放送らしきものが流されています!!」 レフィーナ(驚き)「!!」 暗転 中継映像 ビアン「…もはや、人類は逃げ場を失った」 ビアン「我々に必要な物は、方舟ではなく…異星人に対抗するための剣なのだ」 ビアン「よって、私はここに秘密結社ディバイン・クルセイダーズによる地球の武力統一を宣言する!」 ビアン「これは人類が生き残るための戦いである。正義と平和の名の下に、振り上げられた剣の下に…」 ビアン(怒り)「人よ集え、人よ戦え!」 ビアン(怒り)「我らディバイン・クルセイダーズと共に、人類の新しい未来を作り出そうではないか!!」 暗転 ヒリュウ改艦橋 レフィーナ(悲しみ)「…コーツランド基地の状態は?」 ユン「施設の8割近くが損壊…シロガネは大破、PT部隊はほぼ全滅です…」 ユン「しかし…EOTI機関の新型機、『グランゾン』の破片は一つも見当たらないそうです」 レフィーナ(悲しみ)「ならば、基地を破壊したのはグランゾン…」 ゼンガー(悲しみ)「先程の声明放送といい…ビアン・ゾルダーク博士率いるEOTI機関が本性を現したか」 ブリット(怒り)「これって…要するに…」 キョウスケ(怒り)「EOTI機関…。いや、ディバイン・クルセイダーズとか言ったな」 キョウスケ(怒り)「その組織による実質上の宣戦布告だ」 エクセレン(怒り)「これで説明がつくわね。グランゾンとかいうのと、以前私達が接触した飛行型の機動兵器は…」 カチーナ(怒り)「奴らの、か。けっ、もともとやる気満々だった…ってことかよ。面白くねえ」 レフィーナ(悲しみ)「たった一組織の勢力で、連邦軍全てを敵に回すつもりなのでしょうか…? ビアン博士は…」 マリオン「誓って断言しますわ。ビアン博士…そんな安易な考えで行動を起こす男ではなくてよ」 マリオン「研究者でありながら、本来研究者が持つべきではない資質をその手にした男…」 マリオン「それ故に、彼は『天才』と呼ばれたのだから」 →06k『白銀の堕天使』 06k『白銀の堕天使』 EOT特別審議会 ニブハル「…なるほど。アイドネウス島のメテオ3を解析していたEOTI機関が…」 ニブハル「人型機動兵器・アーマードモジュールを独自に開発、量産し…」 ニブハル「あなた方に反旗を翻した…とおっしゃるのですね」 カール「私が裏で指揮を執っているとでも思っていたのか、ニブハル・ムブハル」 ニブハル「いえ。ゲストとの交渉を進めていたあなたがそんなことをなさるはずがありません」 ニブハル「しかし、今回の件はEOT特別審議会の監督不行届きではございませんか?」 カール「………」 ニブハル「しかも、ビアンの演説であなた方がひた隠しにしてきた…」 ニブハル「ゲスト、すなわち異星人の存在が明らかになってしまいました」 ニブハル「この不始末、どうされるおつもりなのですか?」 カール「問題はない。情報操作をすれば、民衆をあざむくことなど容易い」 ニブハル「では、DCにはどう対処なさるのです?」 カール「たかが一組織の勢力など、連邦政府や連邦軍の前では無力だ。すぐに鎮圧させる」 ニブハル「それは無理な話でしょう、カール・シュトレーゼマン議長」 ニブハル「かねてから、あなた方のEOT特別審議会を良く思っていないコロニー統合軍が…」 ニブハル「ビアン博士の動きに同調していると聞いております」 カール「…耳が早いな」 ニブハル「彼らに制宙権を握られると、連邦軍は非常に都合が悪いのではありませんか?」 カール「それは軍の問題であって、我々EOT特別審議会が関与する事柄ではない」 ニブハル「…そうですか…」 ニブハル「いずれにせよ、あなた方の意向は了解致しました。この件は本国に報告させて頂きますので…」 ドア開閉音、ニブハル退室 カール「フン…犬めが」 議員A「シュトレーゼマン議長、いかがなさいますか?」 カール「連邦政府に圧力をかけ、異星人に関する情報の規制を急がせろ」 カール「今の我々にとっては、ビアンの反乱よりそちらの方が重要問題だ」 議員A「承知致しました。では…」 暗転 北米支部司令部 グレッグ「…というわけで、レフィーナ・エンフィールド中佐。ATXチームは君に預ける」 グレッグ「多少クセの強い連中だが、能力は確かだ。よろしく頼む」 レフィーナ(…あれで…多少…?) グレッグ「どうかしたのかね?」 レフィーナ「い、いえ。彼らには合流時に助けて頂きましたし、信頼に足るものだと思います」 ゼンガー「ところで司令…マーケザス諸島制圧作戦の結果は?」 グレッグ「…惨敗だ」 レフィーナ(悲しみ)「DCの態勢が整う前に…という電撃作戦だったはずですが、それが…惨敗…ですか?」 グレッグ「うむ。彼らが用意していたアーマードモジュール部隊による反撃はもとより…」 グレッグ「コロニー統合軍による軍事衛星網の掌握がネックになった」 ゼンガー「もしや宇宙ステーションのコルムナも?」 グレッグ「うむ。今の連邦軍は目と耳を半分塞がれたも同然の状態だ」 ショーン「仕方ありません。宇宙に駐留している軍隊の9割近くが一気に反旗を翻したのですから」 ショーン「そして、それを成し遂げたマイヤーという男…噂以上の切れ者ですな」 グレッグ「うむ。名門の軍人一族、ブランシュタイン家の名は伊達ではないということだ」 ゼンガー(…ブランシュタインか。ならば、エルザム…お前も…) 暗転 アイドネウス島 一般兵「エルザム少佐…ようこそ、アイドネウス島へ」 エルザム「出迎えご苦労。ここの要塞化はほぼ完了しているようだな」 一般兵「はっ。もはや連邦軍はこの島へ一歩たりとも近づくことは出来ません」 エルザム「過信は己の足下をすくう要因となる。気をつけるのだな」 一般兵「はっ。肝に銘じます」 エルザム(微笑)「それと…後で調理場に案内してもらえまいか? 久々に良い食材を手に入れたのでな」 一般兵「では、噂に名高い少佐の腕前を見せて頂けるのですね? 兵達も喜びます」 テンペスト「…相変わらずだな、エルザム・V・ブランシュタイン」 エルザム「テンペスト少佐…。戦況の方は?」 テンペスト「先程、混成機動旅団が連邦軍東亜支部を制圧したという報告が入った」 テンペスト「これで我らDCは東南アジア地区を手に入れたことになる」 エルザム「我らDC…ですか。私はその言い方にまだ抵抗があります」 テンペスト「我々はコロニー統合軍から出向している身…やむをえん、と言いたいところだが…」 テンペスト「俺は連邦の連中を根絶やしにできればそれでいい。お前こそ、こだわりすぎだぞ?」 エルザム「少佐…。私はそのこだわりを捨てるべきではないと思っています」 エルザム「全ては、来るべき脅威を打ち払うための試練…」 エルザム「その決意がなかったため、教導隊は解体…。その後、敵味方に…」 テンペスト「そこまでだ、エルザム。…連邦軍、特殊戦技教導隊…あの頃の俺は、もう死んだ」 テンペスト「今は地球連邦の転覆を企む独裁者の尖兵にすぎん」 エルザム「………」 テンペスト「…まあ、いい。俺は今から出撃する」 エルザム「出撃…? どちらへ?」 テンペスト「北米…ラングレー基地だ。南米の侵攻は着々と進んでいる」 テンペスト「北の規模は南に比べると大きくはない…一気に片付けてしまおうと思ってな」 エルザム「………」 テンペスト「エルザム、お前は総司令部へ行き、ビアン総帥に着任の報告をしてくるがいい」 エルザム「テンペスト少佐」 テンペスト「何だ?」 エルザム「あなたの戦う理由はやはり…」 テンペスト「…復讐だ」 暗転 北米支部基地 キョウスケ(怒り)(DCか…。今以上に飛行型の相手が多くなる…。空中制御をもう少し安定させれば…) キョウスケ(怒り)(それにあの虫型の機体…だいたいの正体の見当はついたが、あれも空を飛んでいた) キョウスケ(怒り)(ビルトラプターがあれば話は別だが…今はアルトで対空戦闘をこなせるようになるしかない) カチーナ「よう、邪魔するよ」 キョウスケ「カチーナ・タラスク中尉? …何か?」 カチーナ「こいつがアルトアイゼンか。近くで見るのは初めてだけど…思った以上にデカいじゃないのさ」 キョウスケ「両肩のクレイモアのせいです。これのせいで空中制御もとりづらい…」 キョウスケ「とはいえ、こいつの生命線でもあります」 カチーナ「とんがった試作機だぜ。で、お前はどういう経緯でこれに?」 キョウスケ(真剣)「…中尉。何か言いたい事があるのなら、言ってください」 カチーナ「…この試作機、あたしに譲らないか?」 キョウスケ「は…?」 カチーナ「あたしなら、もっとうまく扱える…そういう事さ」 キョウスケ「命令ならば」 カチーナ「あっさりしてるな。…思い入れはないのかよ? 自分用の試作機を与えられてさ」 キョウスケ「…別に」 警報 カチーナ(怒り)「DCが来たのか!? キョウスケ、ひとつだけ聞くぞ」 カチーナ(怒り)「お前が前に使ってたゲシュペンスト…あれ、あたしに譲れ」 キョウスケ「…? あれは自分の所有物ではありません」 キョウスケ「搭乗許可が下りているのならば、問題はないかと」 カチーナ「安心したぜ。実はもうあたし用のカラーに塗っちまってるからさ」 キョウスケ「は…?」 第6話 白銀の堕天使 ヒリュウ改出現 ユン(怒り)「迎撃の飛行隊、戦車隊全滅! 敵部隊、第4防衛ラインを突破!」 レフィーナ(驚き)「思った以上に早い…!」 ショーン「各地の連邦軍が敗退続きだというのも納得がいきますな」 ユン(怒り)「敵部隊、まもなく最終防衛ラインを突破します!」 エクセレン「んじゃま、丁重にお出迎えしましょうか。…ボク、こういうとこ…初めて?」 キョウスケ「どこで出迎えてるんだ。…ゼンガー少佐、こうなれば水際作戦しかないのでは?」 ゼンガー(怒り)「うむ。各機、出撃せよ!」 出撃準備 カチーナ「久々のPT…しかも専用カラーときた。やっぱりノリが違うじゃないさ」 エクセレン(わお)「ま、お古だけどね」 カチーナ(怒り)「あ? 背骨へし折るよ!?」 ラッセル(怒り)「中尉、そんなことを言ってる場合じゃありませんよ!」 キョウスケ(怒り)「…エクセレン? 何故まだ基地にいる…? 寝坊じゃないだろうな」 エクセレン「女は低血圧なのよ? キョウスケ」 エクセレン「さておき。真相はラドム博士に試作機に乗れって言われて、待たされてるのよね」 カチーナ(被弾)「試作機ィ!? そんなこと聞いてないぞ!? 何であたしに話が来てないのさ!」 エクセレン(被弾)「まあ…あれには私のゲシュペンストのモーションデータが移植されているらしいんで…」 カチーナ(被弾)「な、何…!? だったら、パイロットは最初からエクセレンに決まってたのか…!」 ラッセル(困惑)「あ、あの…少尉はATXチームのメンバーですし…中尉が怒る筋合いはないと思いますが…」 カチーナ(怒り)「うるさいぞ、ラッセル! ちっ…でも、その試作機も、戦闘に間に合わないんじゃ意味ないぜ!?」 エクセレン(被弾)「何でもテスラ・ドライブの最終調整に時間がかかってて…」 キョウスケ(被弾)「テスラ・ドライブだと?」 ユン(怒り)「敵機、来ます!」 敵初期配置出現 テンペスト「さすがは北米支部基地…それなりにPTをそろえているな」 テンペスト「もっとも、試作機を投入している時点で底が見えているが」 テンペスト(怒り)「各機へ! 敵は陸戦型の機体ばかりだ。我々のAMの敵ではない」 テンペスト(怒り)「司令部を破壊し、この基地を制圧しろ!」 ブリット(怒り)「あの機体…データにない! 新型のAMか!?」 ラッセル(困惑)「ふ、雰囲気的には指揮官用の機体みたいですね…」 カチーナ(怒り)「ハッ、面白い! あいつはあたしが頂くぜ!!」 グレッグ「………報告は以上だ、ゼンガー少佐」 ゼンガー(驚き)「……! 司令、それは本当ですか!?」 グレッグ「…残念だが、そうだ」 ゼンガー(悲しみ)「全員、そのまま聞け!」 ゼンガー(悲しみ)「たった今、南米及びオーストラリアの連邦軍基地は…」 ゼンガー(悲しみ)「親DC派部隊の一斉蜂起により、制圧された!」 ラッセル(怒り)「ええっ!?」 ブリット(怒り)「親DC派部隊って…敵は身内にもいたんですか!?」 ゼンガー(悲しみ)「…その通りだ。ジュネーブの連邦軍総司令部こそ健在だが、南米地区が敵の手に落ちた今…」 ゼンガー(怒り)「巻き返しを図るためにも、この北米基地は死守しなければならん!」 キョウスケ(怒り)「了解。作戦は基地司令部を守りながら…」 範囲指定 キョウスケ(怒り)「敵機を殲滅…これで?」 ゼンガー(怒り)「そうだ!」 キョウスケ(叫び)「エクセレン! 試作機は!」 エクセレン(わお)「女の子のお出かけは、準備に時間がかかる…ってとこ?」 キョウスケ「了解。…博士を急がせろ。味方は一機でも多い方がいい」 キョウスケ「お前の試作機にテスラ・ドライブが搭載されているのなら…なおさらな」 エクセレン(わお)「了解。んじゃま、露払いはよろしくね」 2EP ゼンガー(波状攻撃…。しかる後、トドメの一撃……) ゼンガー(この戦法…間違いない、テンペスト少佐か) ゼンガー「アサルト1より各機へ。敵は切り札を隠し持っている。油断するなよ」 カチーナ(怒り)「何でそんなことがわかるのさ!?」 ゼンガー(怒り)「油断をするなと言っている!」 カチーナ(被弾)「!?」 キョウスケ(怒り)「…了解」 敵が基地司令部へ侵入 グレッグ「いかん、司令部が!!」 →GAME OVER 7ターンEPまでにテンペストを撃墜 テンペスト「まだ慣らしが終わっていないとは言え、この機体を落とすとは…やるな」 ゼンガー「AMの機動性を生かし、最初に全機で基地司令部へ突撃するべきだったな」 テンペスト(怒り)「! 貴様は…」 ゼンガー「二の太刀を頼る者に、俺達を倒すことは出来ん」 テンペスト(怒り)「その物言い…。ゼンガー…ゼンガー・ゾンボルトだな!?」 ゼンガー「…いかにも。テンペスト・ホーカー少佐」 テンペスト「ふん…俺のことはわかっていたようだな」 キョウスケ(怒り)(何…? この二人…互いを知っているのか?) テンペスト「フン…。かつて、同じ部隊に所属していた貴様とやり合うことになるとはな」 ゼンガー「特殊戦技教導隊はもう存在しない。…あの頃の我々も、また」 レフィーナ(驚き)「! 教導隊…!?」 ショーン「…数年前、エリートパイロットを選りすぐって結成された部隊です」 ショーン「そして、彼らは現在のPT戦術、操縦技術の基礎を作り上げました」 ブリット(怒り)「ゼ、ゼンガー隊長がそんな部隊の出身だったなんて…。ど、道理で…」 ゼンガー「…どんな崇高な目的を掲げようとも、しょせんは人殺しの技術を教える…戦争屋の集団だ」 テンペスト「そのとおりだ。しかし、連邦はそれすら理解し、実行することが出来なかった」 テンペスト「いや、奴らは昔からそうだ。…16年前もそうだった」 テンペスト(怒り)「だからこそ、あのコロニーの事件で…俺の妻と娘は死んだのだ!」 カチーナ(怒り)「コロニーでの事件…!?」 テンペスト(怒り)「だが、俺は死なんぞ…! 貴様らに…連邦に妻と娘と同じ苦しみを味あわせるまでは!」 テンペスト(怒り)「俺は死なんぞ!!」 ガーリオン爆発、敵全機撤退 ゼンガー「………」 カチーナ(怒り)「何だ、あいつ!? 負け惜しみを言いやがって…」 警報 ユン(怒り)「艦長! 北東より熱源! この反応は…!」 敵増援出現 ブリット(怒り)「大型ミサイル! まさか、MAPWか!?」 ブリット(怒り)「た、隊長! 敵はこの基地ごと俺達を吹き飛ばすつもりです!!」 ゼンガー(悲しみ)(やはり、切り札を用意していたか…!) キョウスケ(叫び)「エクセレン! 基地の人間をシェルターに先導しろ!」 キョウスケ(叫び)「エクセレン! …応答しろ! エクセレン!」 →共通 8ターンPP テンペスト「これだけの数で…やるな」 ゼンガー「AMの機動性を生かし、最初に全機で基地司令部へ突撃するべきだったな」 テンペスト(怒り)「! 貴様は…」 ゼンガー「二の太刀を頼る者に、俺達を倒すことは出来ん」 テンペスト(怒り)「その物言い…。ゼンガー…ゼンガー・ゾンボルトだな?」 ゼンガー「…いかにも。テンペスト・ホーカー少佐」 テンペスト「ふん…俺のことはわかっていたようだな」 キョウスケ(怒り)(何…? この二人…互いを知っているのか?) テンペスト「ふふふ…。かつて、同じ部隊に所属していた貴様とやり合うことになるとはな」 ゼンガー「特殊戦技教導隊は、もう存在しない。…あの頃の我々も、また」 レフィーナ(驚き)「! 教導隊…!?」 ショーン「…数年前、エリートパイロットを選りすぐって結成された部隊です」 ショーン「そして、彼らは現在のPT戦術、操縦技術の基礎を作り上げました」 ブリット(怒り)「ゼ、ゼンガー隊長がそんな部隊の出身だったなんて…。ど、道理で…」 ゼンガー「…どんな崇高な目的を掲げようとも、しょせんは人殺しの技術を教える…戦争屋の集団だ」 テンペスト「そのとおりだ。しかし、連邦はそれすら理解し、実行することが出来なかった」 テンペスト「いや、奴らは昔からそうだ。…16年前もそうだった」 テンペスト(怒り)「だからこそ、あのコロニーの事件が起きてしまったのだ…!」 カチーナ(怒り)「コロニーでの事件…? 何を言ってやが…」 ユン(怒り)「艦長! 北東より熱源! この反応は…!」 敵増援出現 ブリット(怒り)「大型ミサイル! まさか…MAPWか!?」 キョウスケ(叫び)「エクセレン! 基地の人間をシェルターに先導しろ!」 キョウスケ(叫び)「エクセレン! …応答しろ! エクセレン!」 テンペスト「心配するな。それは広域破壊用の非核戦術ミサイル…」 テンペスト「命中すれば、基地が跡形もなく吹っ飛ぶだけだ。放射能汚染の心配はない」 ゼンガー(怒り)「それが貴様のやり方か!? 正々堂々と勝負を挑んで来い!」 テンペスト「甘いな、ゼンガー…俺達は戦争をしているのだぞ? それに…」 テンペスト(怒り)「妻と娘の無念を晴らすためなら、手段は選ばん。昔の俺とは違うのだよ」 ゼンガー(悲しみ)「うぬっ…!」 テンペスト「連邦に与した己の愚かさを呪って死ぬがいい。では、さらばだ」 敵初期配置撤退 →共通 共通 レフィーナ(怒り)「この距離では…!」 ショーン「…ミサイルの推進装置のみを狙って、叩き落すしかありませんな」 ショーン「しかし…出来るかどうか…」 キョウスケ(怒り)「やるしかあるまい…!」 マリオン「エクセレン少尉!」 エクセレン「了解! さて、と。ずいぶん時間がかかっちゃったけど、やるしか…ないみたいね」 キョウスケ「…エクセレン…!?」 ヴァイスリッター出現 レフィーナ(驚き)「あれは…!」 キョウスケ(叫び)「間に合ったか…!」 ブリット(怒り)「パ、パーソナルトルーパーが人型のままで空を飛んでる!?」 ブリット(怒り)「もしかして、AMと同じで小型のテスラ・ドライブを!?」 マリオン「私のポリシーには反しますが…」 マリオン「陸戦と空戦両方に特化したMk-Ⅲ、そしてMk-Ⅱカスタム…」 マリオン「これら2機の完成こそが、ATX計画の真の目的でしてよ!」 エクセレン「…そのパーティにしちゃ、くす玉は大きすぎね」 キョウスケ(怒り)「真上で割られてはかなわん。エクセレン、新型…いけるのか?」 エクセレン(わお)「おまかせ! 所詮はゲシュちゃん。基本はまったく一緒だもの」 マリオン「所詮……ッ!?」 ショーン「どっちも爆発する前に、カタを付けた方がいいようですな」 ゼンガー(怒り)「アサルト1より各機へ! ミサイルの推進装置を破壊しろ!」 ゼンガー(怒り)「ただし、ミサイルそのものを撃墜してはならん!」 ブリット「つまり、適度にダメージを与えろってことですね!?」 ゼンガー(怒り)「そうだ!」 ブリット(怒り)「アサルト3、了解!」 キョウスケ(怒り)「アサルト4、了解」 エクセレン(笑い)「アサルト2も大了解よん」 マリオン「頼みますわ、私の子供達…」 大型ミサイルが基地司令部に到達 グレッグ「! ミサイルが!!」 →GAME OVER 勝利条件達成 ユン(怒り)「大型ミサイルの処理、終了しました!」 ショーン「やれやれ…今回は何とかしのげましたな」 レフィーナ「ええ…」 ブリット(笑い)「新型が出てきて助かりましたよ、エクセレン少尉」 エクセレン(笑い)「お姉さんに任せとけば、矢でも鉄砲でも持って来いって言ったでしょう?」 ブリット「いえ、初めて聞きました」 キョウスケ(真剣)「ゼンガー少佐…」 ゼンガー「何だ? キョウスケ」 キョウスケ(真剣)「…あのDCのパイロット…構わないのですか?」 ゼンガー「フッ…お前らしいな。構わん。今度あった時はステークを撃ち込んでやれ」 ゼンガー「あの男は自分の考えで行動している…」 ゼンガー「それが正しいか否かは関係なく、な。…俺も同じだ」 キョウスケ「…了解」 ゼンガー(そう、それが正しいか否か…それは関係ないのだ) 北米支部基地 ブリット(怒り)「…に、日本の佐世保基地も壊滅したって…ホントですか!?」 カチーナ(怒り)「MAPWでぶっ飛ばされた…とさ。ウチと同じ手口だな」 ブリット「でも、日本には自分達と同じような任務を遂行する『SRXチーム』がいるはず…」 カチーナ「新型機の実戦配備が間に合わず、尻尾巻くしかなかった…って話さ」 ブリット(悲しみ)「………」 暗転 北米支部基地 タスク「よう、ブリット。機体の整備、終わったぜ」 ブリット「ああ、ご苦労さん」 タスク「しかし、アルトにしろ、零式にしろ…メンテが面倒な奴ばかりで大変だぜ」 タスク「おまけに、タイプTTには何だか怪しげなマン・マシン・インターフェイスがついてるしよ」 ブリット「整備員のお前でもわからないのか?」 タスク「ああ。ティーリンクだか、フィーリングだか知らねえが…ありゃブラックボックスに近いな」 タスク「それに、マオ社の人間以外は触っちゃダメだって言われてるしよ」 ブリット「………」 タスク「なあ、お前…タイプTTとあのシステムについて、何か聞かされてねえの?」 ブリット「いや…。ATXチームに入った時…」 ブリット「俺用に調整された機体だって言われただけで…」 ブリット「通常の使用に問題はないし、ラドム博士もタイプTTに関してはノータッチだからな」 タスク「ふ~ん。何にせよ、ゼイタクな話だねえ」 ブリット「ゼイタク?」 タスク「うさんくさい機体とは言え、専用機みてえなモンだろ?」 タスク「あ~あ…。俺もPTの適性検査に合格してりゃ、今頃は…」 ブリット「お前もPTパイロット志望だったのか?」 タスク「まあね」 ブリット「何で駄目だったんだ?」 タスク(被弾)「お前ねえ…素でそんなこと聞くか? 普通」 カチーナ「こいつはな、手先は器用なんだが、運動オンチなのさ。だから実技で落とされたんだよ」 タスク「うっ…痛い所を。でも、賭け事なら負けないぜ?」 ブリット「それ…PTの操縦に何か関係があるのか?」 タスク(怒り)「だから、素で聞くなっつーの!」 エクセレン(笑い)「さっそうと現れた、白銀の騎士! その名はヴァイスリッター! …んもう、くせになりそうな感じ」 ブリット「しょ、少尉…?」 カチーナ(怒り)「! いい気になるなよ、エクセレン!」 カチーナ(怒り)「あたしがMk-Ⅱを塗ってたりしてなきゃ、あの機体は…」 タスク「それって、自業自得じゃないッスか?」 カチーナ(怒り)「鎖骨割るぞ! てめえ!」 タスク(怒り)「あんまりッスよ! 俺も色塗り手伝ったのに!」 キョウスケ「しかし、ひどいもんだ。こっちはヴァイスの完成まで、ここまで苦労したのに…」 キョウスケ「DCは単体で飛行が可能な人型の機体を開発…しかも、量産していた」 キョウスケ「おかげで、その差がダイレクトに跳ね返ってきている…」 ブリット「これから…厳しくなりそうですね」 エクセレン「メテオ3のEOT研究…どこまで進んでいるのかしら」 カチーナ「個々の戦力の『質』がものを言うことになるだろうな。連邦はサボり過ぎだぜ」 キョウスケ(怒り)「おれ達も、そのことをDCに見せてやらねばならん…」 キョウスケ(怒り)「…分の悪い賭けには…なりそうだが」 →07k『北の大地、燃ゆ』 07k『北の大地、燃ゆ』 北米支部基地 タスク「なあ…頼むぜ、博士!」 マリオン「…しつこいですわねえ。何度言ったらおわかり? あなたは…」 エクセレン「ラドム博士、私が使ってたゲシュちゃんを、ラッセル君用にリペイントするって…あらん?」 タスク(怒り)「だから、俺が使いこなしてみせるって。あの秘密兵器をよ!」 マリオン「そういう台詞はPTの適性検査に合格してから言った方がよろしくてよ」 タスク(怒り)「あれはPTじゃねえから関係ないって!」 マリオン「………」 エクセレン「何か…取り込み中みたいねえ。はいはい、タスク君、そこまで」 エクセレン(わお)「あんまりしつこいと、アルトのヒートホーンへくくりつけられても知らないわよ?」 タスク(被弾)「…そりゃ熱そうだ」 タスク(怒り)「じゃない、エクセレン少尉! 少尉からも戦力が増えれば、楽になるって言って下さいよ!」 エクセレン(笑い)「まあねえ。でも私は、戦力もいいけど、いい男が増える方が嬉しいけどね」 タスク(笑い)「ビンゴ! じゃあ完ペキじゃん! いい男、かつ戦力になるってことで俺をパイロットに!」 エクセレン「ヒートホーン行き決定ね」 タスク「あ、あらら…」 リシュウ「タスク! 手が空いてるならこっちを手伝ってくれんか?」 タスク「何スか、先生? 俺、今忙しいんスけど…」 リシュウ(驚き)「断るんなら、木刀の素振りを千回やらせるぞ!」 タスク(大笑い)「いえ、手伝わせて頂きます。喜んで」 タスク、リシュウ立ち去る エクセレン「あらあら…あのやる気は買いなんだけどねえ」 マリオン「よりによって、『ジガン』に目を付けるなんて…。カチーナ中尉よりあざといわね」 エクセレン「ジガンって…あれのこと、博士? 地球圏最強の番人…。やっぱり、ヒリュウ改に?」 マリオン「あなたには隠しても無駄ね。そうですわよ…16年前のホープ事件の引き金にして、最大の被害者…」 エクセレン(被弾)「…使えるの? 今となってはかなり古いタイプだし、何より…」 マリオン「わかっておりますわ。テスラ・ドライブが今の状態では、運用など出来はしない」 マリオン「それに…あれはあくまで秘密兵器…秘密のままで、戦争は終わってほしいものですわね」 暗転 コロニー・エルピス ユーリア「トロイエ隊、ユーリア・ハインケルです」 リリー「総司令、ユーリア少佐が参りました」 マイヤー「通せ」 リリー「では、少佐…」 ユーリア「は、失礼します。マイヤー総司令…お呼びでしょうか?」 マイヤー「うむ。お前達の部隊がコルムナや通信衛星の制圧に成功したおかげで、我が軍とDCは優勢だ」 マイヤー「だが、ここ最近お前達に無理をさせ過ぎているように感じられてな…」 ユーリア(怒り)「総司令!」 マイヤー(微笑)「む…?」 リリー「どうしたのです、少佐。総司令のお言葉に何か不服でもあるのですか?」 ユーリア「いえ、我がトロイエ隊は総司令のためならば、命を賭けることもいといません」 マイヤー「頼もしいな。だが、命を粗末にしてはならん」 ユーリア「総司令…やさしいお言葉は自分に…いえ、我々の心に、わずかなほころびを作ってしまいます」 ユーリア「ですから、どうかお気遣いなきよう…」 マイヤー「フ…まあ良い。では、トロイエ隊に新たな命令を与える」 マイヤー「DCへの援軍を護衛し、地球へ降下せよ」 マイヤー「その後、ビアンから新型アーマードモジュールを受け取り、ここへ戻ってくるのだ」 ユーリア「了解致しました、総司令」 暗転 コロニー・エルピス マイヤー「トロイエ隊…良い手駒に育ちつつあるようだな」 リリー「は…。我が軍の中でも優秀で、忠誠心の厚い女性ばかりを集めましたので」 マイヤー「フフフ…。人間の命というものは、時に絶大な効果を発揮する兵器になる…」 マイヤー「今の連邦軍にとって、トロイエ隊はDCのラストバタリオンと並ぶ脅威になるであろう」 リリー「…では、エルザム少佐もトロイエ隊と同じように?」 マイヤー「そうだ。あの男も私の手足となって働く駒に過ぎん」 リリー(悲しみ)「………」 マイヤー「私を非情な男と思うか、リリー?」 リリー(悲しみ)「いえ……。総司令は偽りの大地に生きる我らコロニーの民の命運を背負っておられるお方…」 リリー(悲しみ)「それに、コロニー統合府のブライアン・ミッドクリッド大統領のような甘いやり方では…」 リリー(悲しみ)「我々はいつまで経っても地球から本当の意味で自立することが出来ません」 マイヤー(微笑)「そうだ。我らが激動の時代を生き抜くには、非情に徹しなければならんのだ…」 暗転 北米支部基地 エクセレン「ちょっと、ねえ…聞いた? キョウスケ」 キョウスケ「…ああ。DCの連中…再び上陸して来ているらしい」 エクセレン(被弾)「日本…極東はヤバいらしいわよ? 戦闘原潜に狙いをつけられちゃってるって」 キョウスケ「厄介だな。コロニー統合軍も動き出したという話だ…一筋縄ではいくまい」 エクセレン(被弾)「近い…わね?」 キョウスケ(怒り)「ああ。でかい戦いになるだろうな」 エクセレン(わお)「わお、怖い怖い。ねえ、キョウスケぇ…いざという時ぃ…守ってくれる?」 キョウスケ「自分で守れ」 エクセレン(被弾)「…あらま~、つれないわね、この男は」 エクセレン(笑い)(いざという時…ね。それで一回守ってもらってるんだけど本人は…やっぱ覚えてないわよね) 暗転 ATX計画ラボ ジョナサン「こんなところか…。細かい調整は向こうに着いてからだな」 マリオン「カザハラ博士…。『グルンガスト』の1号機を持ってどこへ行くつもり?」 ジョナサン「ここに私がいる理由はもうないからな。こいつと一緒にこの基地から逃げ出すことにするよ」 マリオン「な……ッ!?」 リシュウ「…というのは建前で、SRX計画の手伝いに行くというのが本音じゃろう?」 ジョナサン「やれやれ、先生にはお見通しでしたか」 リシュウ「…お主らしい考えじゃ。今の状況で太平洋を渡ろうなど、危険極まりないというのに」 マリオン「どういうつもりですの? カザハラ博士」 ジョナサン「…SRX計画の方は『Rシリーズ』がまだまともに動いていない」 ジョナサン「開発している機体の数も多いし…ロブ達を手伝ってやらんとな」 マリオン「あなた、敵にスパイスを送るつもりですの?」 ジョナサン「塩だ、塩。それに味方だ。こんな所にまでカークへの対抗心を持ち込むんじゃない」 マリオン「あの男に同情する余地はありませんわ。EOTに目がくらんだツケが回ってきただけでしてよ」 ジョナサン「そういうな。こちらにはアルトにヴァイス、零式に…『ジガンスクード』もある」 ジョナサン「せめて、極東にはグルンガストを持って行ってやらんと…」 マリオン「あなた…今、ジガンスクードとおっしゃいましたわね!?」 マリオン「まさか…動くように!? ヒリュウ改に封印された…あれが?」 ジョナサン「封印か…君らしい表現だ。確かに、あれは地球人同士の争いに使われるべき兵器ではない」 ジョナサン「特に、マリオン…君のようなスペースコロニー出身の人間に対してはな」 マリオン「………」 リシュウ「じゃが、そうも言っておれんのが今の状況じゃ」 ジョナサン「ええ。ヴァイスに比べて機体が旧式で巨大な分、ドライブユニットの組み込みは楽でした」 マリオン「! ジョナサン…あなた、あれを直したの!?」 ジョナサン「ああ。テスラ研の虎の子、グルンガストを持っていく代わりにな」 マリオン「虎の子も数の子もありませんわよ! あれを巡って過去に何が起きたか…」 ジョナサン「マリオン。現在の状況を打開するには、いわくつきの旧型機だろうが何だろうが…」 ジョナサン「使わなければならないのはお前さんもわかっているだろう?」 リシュウ「ジョナサンの言うとおりじゃ。今のワシらにDCへの対抗手段を選んでおる余裕はない」 リシュウ「だからこそ、彼は危険を承知で日本へ行こうともしておるんじゃ」 マリオン「………」 ジョナサン「それに…たまには息子に親らしいことをしてやらんとな」 リシュウ「そうか…今、イルムは極東支部にいるんじゃったな。では…彼によろしく伝えてくれ」 ジョナサン「ええ。先生達もどうかご無事で…」 ドア開閉音、ジョナサン退室 マリオン「………」 第7話 北の大地、燃ゆ 味方中立初期配置出現 ジョナサン「すみませんな。わざわざ戦艦を出してまで、見送って頂けるとは…」 ショーン「いえいえ。ジガンスクードを修理して頂いたお礼…というわけではありませんが…」 ショーン「こういう時こそ、狙い目でして。私が敵ならば…」 ショーン「劣勢を立て直すための補給物資輸送…こんなおいしいタイミングは、逃せません」 ジョナサン「いや、おいしいって言われましても…」 キョウスケ「状況は?」 ユン「…はっきりしません」 ユン「コルムナがコロニー統合軍に押さえられてから、わずかな妨害でも敵の動きは掴みにくくて…」 ブリット「しかも、前回の時…各防衛ラインのレーダーサイトが破壊されていますからね」 ブリット「今、この基地はかなり危ない状態です」 エクセレン「なるほどね。下準備は万全…ってとこ?」 ゼンガー「うむ。MAPWによる攻撃が防がれた時を想定し、策を打っていたようだな」 ゼンガー「テンペスト・ホーカー…敵ながら見事だと言えよう」 ブリット「さすがは元教導隊ってわけですね…」 エクセレン「ほめても何も出ないけど、余計なものは出てくるかもね」 ジョナサン「どうやら、雲行きが怪しそうだな」 ジョナサン「グルンガストをDCに奪われるわけにはいかんし…さっさとお暇するとしよう」 タウゼントフェスラー、北へ移動 キョウスケ(被弾)「やはり、嫌な予感がする。隊長、博士に護衛をつけた方が…」 警報 ユン(怒り)「艦長! AMらしき機体、急速接近中です!」 レフィーナ(驚き)「!!」 敵初期配置出現 ユーリア(ヒリュウ改…かつての外宇宙航行艦を改造した戦艦か…) レオナ「よろしいですか、隊長? ここで時間を無駄にするわけには…」 ユーリア「この基地に所属するATXチームは、手応えがあるという報告を聞いた」 ユーリア「彼らがどれだけの力を持っているか…この目で確かめたい」 レオナ「ハガネと同じように…ですか?」 ユーリア「そういうことだ」 レオナ「…わかりました、隊長」 ジョナサン「やれやれ…そう上手く事が運ぶはずはないと思ってはいたが…」 キョウスケ(叫び)「博士! 帰還してください!」 ジョナサン「いや、このまま抜ける! 目を付けられてしまった以上、脱出するチャンスは今しかない!」 マリオン「そんな無茶を…! グルンガストが敵に奪われでもしたら、どうする気でして!?」 ジョナサン「…その前に私の心配をしてもらえんかね?」 レフィーナ(怒り)「副長、ヒリュウ改でタウゼントフェスターを援護し、この空域から離脱させます!」 ショーン「ここは押し切るしかないと…。賢明なご判断です、艦長」 レフィーナ(怒り)「ATXチーム、出撃を!」 出撃準備 レオナ「隊長、敵の迎撃部隊が出撃しました」 ユーリア「…なるほど、彼らがATXチームか」 ゼンガー「…あの機体のマーキング、DCのものではない。ならば、コロニー統合軍か」 ブリット(怒り)「コロニー統合軍…俺達のもう一つの敵…!」 カチーナ(怒り)「ケッ、あいつら…宇宙じゃ敵がいないってんで、DCの手伝いにでも来たのか!?」 ユーリア「部隊を二手に分ける。狙いは輸送機と敵の迎撃機だ」 ユーリア「出来れば、輸送機の中身は無傷で奪取しろ」 エクセレン「あらん、案の定こっち相手とフェスラー狙いで分かれるみたいねえ」 エクセレン(わお)「カザハラ博士、がんばってね~!」 ジョナサン「いや、その援護に出てきたんじゃないのか!?」 エクセレン(笑い)「まあまあ、気持ちは前向きにって事よん」 ゼンガー「アサルト1より各機へ。タウゼントフェスラーを援護し、この空域から脱出させろ」 ゼンガー(怒り)「ただし、いつ敵の増援が現れるかもわからん状況だ。基地司令部の防衛も忘れるな!」 キョウスケ(怒り)(奴ら自体が、陽動かも知れんということか…!) タウゼントフェスラー(ジョナサン搭乗)が撃墜 ジョナサン「しまった! グルンガストが…っ!!」 →GAME OVER レオナを撃墜 レオナ(被弾)「くっ、まだ重力下の戦闘には…!」 レオナ(怒り)「いえ、私が未熟なせいね。このざまじゃ、ガーシュタイン家の名が泣くわ…!」 タウゼントフェスラーがマップ北端に到達 ジョナサン「よし、振り切れる! この空域から離脱する!」 レフィーナ「どうかご無事で…」 ジョナサン「援護に感謝する! お礼に今度、お茶でも誘わせてもらうよ、艦長」 レフィーナ「え…? あ、あの…」 マリオン「グルンガスト、よろしく頼みますわよ! あなたも、死なない程度に」 ジョナサン「そちらもな。お互い、生きていればまた会おう」 タウゼントフェスラー撤退 ユーリア「フフ…やってくれる。報告以上の実力だな」 ユーリア(怒り)「だが、この戦い…お前達に勝ち目はないぞ」 カチーナ(被弾)「何っ!?」 ユーリア「…協力はここまででいいだろう。撤退する」 敵全機離脱 →敵初期配置全滅 ユーリアのHP30%以下 ユーリア「フフ…やってくれる。報告以上の実力だな」 ユーリア(怒り)「だが、この戦い…お前達に勝ち目はないぞ」 カチーナ(被弾)「何っ!?」 ユーリア「…協力はここまででいいだろう。撤退する」 敵全機離脱 →共通 ユーリアを撃墜 ユーリア(怒り)「私を落とすとは…! 連邦にも骨のある者がいるようだな」 ユーリア「…協力はここまででいいだろう。撤退する」 ガーリオン爆発、敵全機撤退 →共通 共通 ブリット「撤退した…!?」 ラッセル(怒り)「協力はここまでって…どういう意味なんです!?」 レフィーナ(怒り)「各機は周辺を警戒しつつ待機! カザハラ博士は今の内にこの空域から離脱を!」 ジョナサン「了解、援護に感謝する! お礼に今度、お茶でも誘わせてもらうよ、艦長」 レフィーナ「え…? あ、あの…」 マリオン「グルンガスト、よろしく頼みますわよ! あなたも、死なない程度に」 ジョナサン「そちらもな。お互い、生きていればまた会おう」 タウゼントフェスラー、マップ北端に移動し撤退 →敵初期配置全滅 敵初期配置全滅 警報 ユン(怒り)「艦長! DCの機動部隊が!!」 レフィーナ(驚き)「!」 敵増援出現 ショーン「あれが本命…。これはまずいことになりましたな」 レフィーナ(驚き)「さ、さっきのコロニー統合軍は陽動…!?」 ショーン「いや…。ただ単純に機を狙っていただけかと」 トーマス「…正面から突撃するってのは、能なしのやることでな」 トーマス「前もって情報をつかみ、利用できるものは全て利用する…。これが俺のビジネススタイルだぜ」 ブリット(怒り)「敵の中にメッサーやバルドングがいる…もしかして、DCに寝返った連邦軍機か!?」 キョウスケ(怒り)「いよいよ本気でこの基地を陥としに来たか。まずいな…!」 カチーナ(怒り)「なに弱気になってやがる! 全部ぶっとばしゃ同じこったぜ!」 ゼンガー(悲しみ)「このラングレー基地…質はともかく、絶対的な物量差を突かれればもろい…!」 タスク(悲しみ)「まあ、増やしようがねえし。俺が出たって一機追加なくらいだぜ」 エクセレン「百人力! …って言ったって、実際百機いるにこしたことないしねえ」 ゼンガー(怒り)「ないものをねだっても仕方がない。…防衛だ! ここが正念場だぞ!」 トーマス「残り物には福があるってな。三番手に甘んじた甲斐があったぜ」 ゼンガー(怒り)「問答無用! 何人であろうと、立ち塞がる者は叩き斬るまで!!」 レフィーナ(怒り)「ヒリュウより各機へ! 何としても基地司令部を…」 基地司令部を指定 レフィーナ(怒り)「基地司令部を防衛してください!!」 敵が基地司令部へ侵入 グレッグ「いかん、司令部が!!」 →GAME OVER トーマスを撃墜 トーマス「ヘッ、司令部を放っておいてこっちの頭を潰しに来るなんざ…やるじゃねえか。気に入ったぜ」 トーマス(怒り)「だが、チェックメイトを食らったのはてめえらの方だ」 キョウスケ(被弾)「何…!?」 トーマス「ま、結果的には俺の方が一枚上手だったってことだ。シー・ユー・アゲン!」 ガーリオン爆発 キョウスケ(被弾)「チッ、まだカードを持っていたか…!」 ブリット(怒り)「カ、カードって…まさか!」 ユン(怒り)「艦長! 3時の方向から、新たなDCの部隊が!」 カチーナ(被弾)「な、何だって…!? くそ、きりがねえぞ…!」 敵増援出現 レフィーナ(驚き)「あ、あの数…!」 ブリット(怒り)「た、隊長…!」 ゼンガー(怒り)「うろたえるな、ブリット! …気持ちがなえた時点で、敵が何機だろうと負けたと思え!」 ブリット(被弾)「す、すみません!」 キョウスケ(被弾)「とは言え、数が数だな。どこまで保つ…?」 エクセレン「あ、あの~、ヴァイスならひとっ飛びなんで…私、極東支部に応援を要請してきてもいい?」 キョウスケ(怒り)「…この場で撃ち落とすぞ。どこまで行く気だ」 レフィーナ(怒り)「…やれるところまでやります。もう…逃げ道はないですから」 ゼンガー「…進退極まったか。ならば打つ手は一つ…」 キョウスケ(怒り)「隊長? …弱い所を突いて、切り崩すしかない。どのポイントから…」 ゼンガー「お前達はここから撤退しろ」 キョウスケ(被弾)「…!?」 カチーナ(被弾)「どこに逃げるって!? ここがあたし達の本拠地だよ!!」 ゼンガー「どこでも構わん。俺が時間を稼ぐ。その間に撤退しろ」 グレッグ「君もだ、少佐」 ゼンガー(悲しみ)「!」 グレッグ「今からHOSジャマーを使用し、敵の目を潰す」 グレッグ「その間に君達とヒリュウ改はこの空域を離脱し…マンハッタン隕石孔に向かえ」 ゼンガー(怒り)「承服出来ません、司令! 自分が敵を抑えている間に、総員へ撤退命令を!!」 グレッグ「…時間が経てば、敵は前回同様MAPWによる攻撃を仕掛けて来る」 グレッグ「逃げ場がないのは…」 グレッグ「君達ではなく、私達なのだよ」 ゼンガー(怒り)「しかしッ!!」 グレッグ「ここでATXチームとヒリュウ改を失えば、我々の敗北は確実だ」 ゼンガー(驚き)「司令は自分達に生き恥をさらせと!?」 グレッグ「そうだ。生きていれば反撃の機会はつかめる」 グレッグ「だから、君達はマンハッタン隕石孔へ向かえ。そこには連邦軍の残存部隊が集結しつつある」 ゼンガー(怒り)「司令!」 グレッグ「これは命令だッ、ゼンガー・ゾンボルト少佐!!」 ゼンガー(驚き)「!!」 グレッグ「戦闘指揮官のお前が抜けたら…残された者達はどうなるっ!」 ゼンガー(悲しみ)「ぐ………!」 グレッグ「いいな? 今からHOSジャマーをかける」 グレッグ「ゼンガー・ゾンボルト少佐以下、ヒリュウ改の今後の躍進を期待する…!」 エクセレン(怒り)「キョウスケ…」 キョウスケ(怒り)「撤退だ」 ゼンガー「………」 カチーナ(被弾)「キョウスケ! てめえ…司令や博士、他の兵士達を見殺しにするつもりかよッ!」 キョウスケ(怒り)「…隊長、撤退命令を。命令がなければ、コックピットから引きずり出してでも連れて行きます」 ブリット(怒り)「少尉! 何故、そこまで!?」 キョウスケ(怒り)「…命を賭けるには、場が小さすぎる」 キョウスケ(怒り)「おれ達の命は、これから起こる、もっと大きな戦いの中で張らなければならない…」 キョウスケ(怒り)「その賭けに乗った司令達…その期待は裏切れん…!」 ブリット(悲しみ)「……!」 リシュウ「フフ…ゼンガー、お主…本当に良い部下を持ったようじゃの。それもまた士道。よく心得ておる」 リシュウ「じゃから、お主も見極めよ。己が命を賭ける場所をな」 ゼンガー(悲しみ)「…くっ……承知…!」 レフィーナ(涙)「…各機…帰還して下さい。本艦は…これより撤退…します…!」 ショーン「…賢明なご判断です、艦長…!」 ブリット(被弾)「く、くそっ!」 ブリット(被弾)「俺は逃げるんじゃない…、逃げるんじゃないぞぉぉぉっ!!」 キョウスケ(怒り)「吠えるな、ブリット。…その怒り、まとめてぶつける時が来る。それまで…とっておけ…!」 味方撤退 グレッグ(………) グレッグ(これで私の役目は終わった。後は任せるぞ、レイカー…そして、ノーマン少将…) グレッグ「よし! HOSジャマーと基地の対空設備で、可能な限り時間を稼ぐ!」 グレッグ「各員は地下より脱出! 急げよ!」 マリオン「また生きて会えれば、新しい装備を考えてあげるわね…Mk-Ⅲ、Mk-Ⅱカスタム…」 マリオン「そして、ジガンスクード…」 DC総司令部 エルザム(驚き)「ヒリュウ改が?」 ユーリア「はい。北米ラングレー基地から脱出…何処かへ去ったようです」 エルザム「…我が友、ゼンガー・ゾンボルトらしからぬ決断だな」 エルザム「あるいは、あの男を説得できる人物がいたか…」 ユーリア「………」 エルザム「ラングレー…。さすがに地球圏防衛計画の拠点の一つだけのことはある」 エルザム「人材の優秀さは我が軍に匹敵していたか。…惜しいことをした」 ユーリア「ですが、我らやDCの意志に従わぬのであれば…倒すべき敵であります」 エルザム(微笑)「フッ…。お前はこの戦いの本当の意味を知らぬのだ」 エルザム(微笑)「我が弟、ライディースと同じくな」 ユーリア「実は…地球への降下直後、あの方と一戦を交えました」 エルザム「気にすることはない。…奴は我がブランシュタイン家と縁を切った身だ」 エルザム「いずれは私自らの手で決着をつけねばなるまい」 ユーリア「はっ…」 エルザム(さて、ヒリュウ改…我が父マイヤーとビアン総帥が求めうる資質を持っているかどうか…) エルザム(それを確かめねばなるまい。そのためには…やはり、あの男を引き入れねばならんか………) →08k『離別、そして』 08k『離別、そして』 DC総司令部 一般兵「北米支部ラングレー基地の制圧に成功…」 一般兵「降伏勧告を受け入れなかったため、司令部を爆破したとのことです」 一般兵「EOT特別審議会より、引き続き釈明要求です。返答代わりに時限イーターアーカイヴを送信」 一般兵「北アメリカのマンハッタン隕石孔に集結しつつある連邦軍艦隊を発見したとの報告あり」 アードラー「ヒッヒッヒ…。連邦軍め、北米地区をほぼ制圧されたにも関わらず、まだ無駄な抵抗をするか」 アードラー「宇宙を我々に抑えられた今となっては、勝ち目などほとんどないと言うのにのう」 ビアン「…アードラー、ヒリュウ改はどこに向かっているのだ?」 アードラー「ヒリュウ改…。あの外宇宙探査航行艦のなれの果てでございますか?」 アードラー「あのような艦、総帥がお気になさるほどのことはないかと思われますが…」 ビアン「エルザムから…あの艦には、元教導隊のゼンガー・ゾンボルト率いるATXチームがいると聞いた」 アードラー「常識外れの試作機のテストチームなど、たかが知れております」 ビアン「だが、彼らは零式やテスラ・ドライブを搭載したPTを持っておるのだろう?」 アードラー「そ、それは…。お言葉ながら、総帥が故意にテスラ研へ渡したからでは?」 アードラー「何も連邦にあのような物を与えずとも…」 ビアン「フフフ…手応えのない相手と戦っても、試練にはならん」 アードラー(試練じゃと…?) ビアン「アードラー…ヒリュウ改の目的地を探り出し、そこへエルザムの部隊を送り込め」 ビアン「それから…あの男には、自分の役目を忘れるなと伝えろ」 アードラー「エルザム少佐に、ですか? 承知致しました、ビアン総帥…」 暗転 ヒリュウ改艦橋 レフィーナ(悲しみ)「………」 ゼンガー「…お一人ですか? 艦長」 レフィーナ(悲しみ)「はい…。少しの間でもブリッジクルーを休ませようと思って…」 レフィーナ(悲しみ)「それに…あんなことがあった後ですから…」 ゼンガー「…艦長、いついかなる時でも、優秀な指揮官であろうとするのは当然のことです」 ゼンガー「だが…勝たねばならない時、絶対に敗れてはならない時…」 ゼンガー「必勝の一太刀が抜けなければ、何の意味もない」 ゼンガー「そのためには、己の心を常に平静に保っておく必要があります」 レフィーナ「…何がおっしゃりたいのですか、少佐?」 ゼンガー「失礼ですが、自分には艦長が戦いに脅えておられるように見えます」 レフィーナ(悲しみ)「…少佐にはお見通しなんですね…」 レフィーナ(悲しみ)「そうです…。ヒリュウ改の艦長になった時から、覚悟は決めていたのですが…」 レフィーナ「……私は…」 ゼンガー「…目の前の敵を倒す。戦場で、それを忘れた者は死あるのみです」 レフィーナ(悲しみ)「ゼンガー少佐…あなたは何故、そんなに強いのです…?」 ゼンガー「いえ、自分はただ…逃げ道を知らぬだけです」 ゼンガー「故に現状に対してもがく…。他人の目には、それが強者の姿として映るのでしょう」 ゼンガー「しかし…自分の強さなど、我々を逃がしてくれた司令達の足下にも及びません」 レフィーナ(悲しみ)「あの時、ラングレーから脱出したのは…果たして正しい決断だったのでしょうか?」 ゼンガー「でなければ、今頃自分達は、基地と命運を共にしているところでした」 レフィーナ(悲しみ)「ありがとうございます。ゼンガー少佐にそう言って頂けると、助かります…」 ゼンガー「………」 ゼンガー(…今の連邦軍ではDCやコロニー統合軍を倒すことは出来ん…) ゼンガー(このままでは、前世紀以上の世界大戦となり…人類全体が疲れ果ててしまう) ゼンガー(悲しみ)(…打開策が必要だ。そう…劇的な策が…) 暗転 ブリーフィングルーム タスク「マンハッタン隕石孔って言われても、どうもピンと来ないんだけどさ」 ブリット「あそこは、未だに封鎖されている区域だからな」 タスク「つまり、お前も詳しいことは知らないってワケね」 ブリット(怒り)「馬鹿にするな、それぐらい知って…」 エクセレン(わお)「はぁ~い、ここは女教師ブロウニングにお任せ! ええと、マンハッタン隕石孔…」 エクセレン「だいぶ前…百年以上前だけど、ニューヨークとモスクワに隕石が落下したの」 ラッセル「メテオ1、メテオ2と呼ばれている隕石のことですね?」 エクセレン(笑い)「あらん、優秀な生徒じゃなぁい? 先生…いけない気分になっちゃいそう」 カチーナ「何がいけない気分だ。もったいつけるほどのものかよ。今時の小学生でも知ってるぜ」 カチーナ「メテオ1と2の落下で…当時のニューヨーク、及びワシントン、モスクワはほぼ壊滅」 カチーナ「何だかんだあって復興は見送られ、今もそのままになってるって話だろ?」 エクセレン(被弾)「あらら、言うことなくなっちゃったわね」 ラッセル「そして、数年前…アイドネウス島に落下したメテオ3…」 ラッセル「今思えば、その3つの隕石には、何か関係があるのかも知れませんね」 タスク「そりゃねえだろ? エアロゲイターが、メテオ1と2を送り込んだってんなら…」 タスク「今頃、地球は奴らに征服されちまってるぜ」 カチーナ「タスクの言うとおりだ。あいつらも百年間、こっちをのぞき見してるほど暇じゃねえだろうぜ」 キョウスケ(エアロゲイター…メテオ3…地球の征服…) キョウスケ(怒り)(なるほど、これでようやく話が見えた) キョウスケ(怒り)(おれ達が以前に接触したあの虫型のマシンは…地球外知的生命体の機動兵器か) キョウスケ(怒り)(ならば、ATX計画…いや、PTやAMは奴らに対抗するため開発された兵器…) キョウスケ(怒り)(そして、おれ達の真の敵はDCやコロニー統合軍ではなく…) キョウスケ(怒り)(『エアロゲイター』と呼ばれる異星人か…。にわかには信じがたいがな) エクセレン「あら? キョウスケ、どうしたの?」 キョウスケ「いや、何でもない」 キョウスケ(怒り)(だが…本当にそうか? …もう少しはっきりしない限りは…) エクセレン「まあ、この鉄面皮はほっておくとして…」 エクセレン「長くなったけど、マンハッタン隕石孔には、連邦軍の残存艦隊が集結している…」 エクセレン「私達も、そこにすがるしかないのよね」 エクセレン(悲しみ)「グレッグ司令達の気持ち、無駄にしないためにも、ね…」 カチーナ(怒り)「…ちっ、カッコつけても死んだら何にもならねえ…」 キョウスケ(真剣)「……」 警報 カチーナ(被弾)「! 何だ!?」 暗転 ヒリュウ改艦橋 レフィーナ(驚き)「間違いないのですね!?」 ユン(怒り)「はい! マンハッタン隕石孔で大規模な戦闘が行われています!」 ショーン「先手を打たれましたか…。監視衛星を抑えられている以上、致し方ありませんな」 レフィーナ(怒り)「副長、最大戦速で合流ポイントに向かいます! 各機に出撃命令を!」 ショーン「了解です」 ショーン(…果たして、我々の出遅れが吉と出るか、凶と出るか…) 第8話 離別、そして 敵中立初期配置出現 オペレーター「き、機長! も、もう生き残りは我々だけです!」 連邦軍兵「ば、馬鹿な…! 連邦軍の艦隊が…全滅だと…!?」 連邦軍兵「たったあれだけの敵機に、艦隊が…!」 テンザン(笑い)「ヘッヘッヘ…悪いが、投降ってのはなしだっての」 テンペスト「恨むなら、貴様らが属している連邦を恨むがいい…」 テンザン(怒り)「てめえらはこれでゲームオーバーだぜ!」 連邦軍兵「う、うあああっ!!」 連邦軍全機爆発 テンペスト「これで片づいた。さあ…来るがいい、ヒリュウ改…」 テンペスト(怒り)「いや、ゼンガー・ゾンボルトよ!」 ヒリュウ改出現 レフィーナ(驚き)「こ、これは…!?」 ユン(怒り)「連邦軍艦隊、全滅です…!」 ショーン(驚き)「やはり、間に合いませんでしたか…!」 ゼンガー(怒り)「こちらアサルト1! ATXチーム、出撃する!!」 出撃準備 エクセレン(被弾)「あっちゃあ~…全滅させちゃう? 普通」 キョウスケ「手際の良さはさすがだな」 ゼンガー(怒り)「…こちらの手の内は読まれていたか…!」 テンペスト「貴様らの後ろ盾は、もはや存在せん…」 テンペスト(怒り)「連邦の艦隊もろとも、この呪われた海に沈むがいい!」 ゼンガー(怒り)「テンペスト少佐…!」 ゼンガー(怒り)「無意味に地球の戦力を削れば、どういうことになるか…わかっているのか!?」 テンペスト「旧態依然とした連邦軍では、未知なる敵…異星人に対応することは出来ん」 テンペスト「この星は、ビアン総帥率いるDCでなければ、救えんのだ」 テンペスト「もっとも…俺は連邦を潰すことが出来れば、それでいいのだがな」 テンザン(笑い)「俺もバトルを楽しめさえすりゃ、どうでもいいっての」 ゼンガー(怒り)「貴様ら、あくまでも私欲を満たすことが目的か…!」 テンザン(笑い)「ホ! あんた、つくづくカッコいいねえ。敵にしとくにゃ惜しいっての」 テンペスト「ゼンガーよ…。大義なき連邦軍へ荷担している貴様に、俺を否定する資格はない」 テンペスト「そして、ビアン総帥とマイヤー総司令の志…それらも理解不可能だろう」 キョウスケ「何もかもわかっているような口調…気に入らんな」 エクセレン(被弾)「DCの目的…なんか裏がありそうな感じはするわねえ」 ゼンガー(怒り)「アサルト1より各機へ! 援軍は期待できん。我々だけでこの場を切り抜ける!」 カチーナ(笑い)「ハッ! こっちは最初からそのつもりだぜ!」 エクセレン(わお)「はぁい」 ブリット(怒り)「アサルト3、了解!」 ラッセル(怒り)「オクト2、了解!」 テンペスト「…愚かだな、ゼンガー。連邦軍の残存艦隊が、貴様らの頼みの綱だったはず」 テンペスト「もはや、援軍はありえん。それでも戦うか?」 ゼンガー「…だからこそ、戦う」 テンペスト「貴様らしい返答だ」 ゼンガー(怒り)「テンペスト少佐…! 追いつめられたネズミは猫に食らいつくことを忘れるな」 キョウスケ(怒り)(…とはいえ、どこかで撤退しなければなるまい) キョウスケ(怒り)(おそらく、隊長もそのきっかけを探しているはずだ) ゼンガーとテンペストが戦闘 ゼンガー「………」 テンペスト「言葉もないか、ゼンガー。頼みの綱の連邦艦隊が消えた今…手の打ちようがあるまい」 ゼンガー「言葉など不要だ。…目の前に敵がいる限り…!」 テンペストのHP60%以下 テンペスト「フン…やるな。だが、ここまでだ。俺が16年前に受けた苦しみ、今こそ…」 通信音 テンペスト(怒り)「何だ…? AAAクラスの命令コード…?」 テンペスト(怒り)「! ここから撤退しろと…?」 テンザン(被弾)「おいおい、どういうこった、少佐!?」 テンペスト(怒り)「…これは…ビアン総帥の直接命令だ」 テンザン(怒り)「何だって!? 奴らを見逃せってのか! 冗談じゃねえ!」 テンペスト(怒り)「…総帥に逆らうことが何を意味するか…わかっているのか、テンザン?」 テンザン(被弾)「う…! し、仕方ねえな」 テンペスト(怒り)「貴様らとの勝負、ひとまず預けるぞ…!」 敵全機撤退 →共通 テンペストを撃墜 テンペスト(被弾)「ぬうっ! この俺を撃墜するとは…!」 テンペスト(怒り)「やむをえん…脱出する!」 ガーリオン爆発 テンザン(被弾)「何だ、何だぁ? だらしねえな、ったくよぉ! あれでも教導隊かよ!」 テンザン(笑い)「ま、しかし…あのオッサンがいなくなれば、手柄を独り占め出来るってもんだ…」 通信音 テンザン(被弾)「何だ…? AAAクラスの命令コード…?」 テンザン(怒り)「お、おいおい…! これって総帥の直接命令じゃねえか! しかも、撤退しろだってぇ!?」 テンザン「………」 テンザン「しょうがねえ。総帥に逆らうと、アードラーのジジイがうるせえからな」 テンザン(笑い)「じゃ…あばよ、ヒリュウ改! 命拾いしたな!」 敵全機撤退 →共通 テンザンのHP60%以下 テンザン「チッ! 遊び半分でやってられるのもここまでか。じゃ、そろそろ本気で行くぜえ!」 通信音 テンペスト(怒り)「何だ…? AAAクラスの命令コード…?」 テンペスト(怒り)「! ここから撤退しろと…?」 テンザン(被弾)「おいおい、どういうこった、少佐!?」 テンペスト「…これは…ビアン総帥の直接命令だ」 テンザン(怒り)「何だって!? 奴らを見逃せってのか! 冗談じゃねえ!」 テンペスト(怒り)「…総帥に逆らうことが何を意味するか…わかっているのか、テンザン?」 テンザン(被弾)「う…! し、仕方ねえな。楽しみはこの次にとっとくか…!」 敵全機撤退 →共通 テンザンを撃墜 テンザン(被弾)「チッ! もうゲームオーバーかよ!? しょうがねえ、脱出だっての!」 ガーリオン爆発 テンペスト(怒り)「テンザンめ…口ほどにもない。所詮は民間人上がりのパイロットだということか」 通信音 テンペスト(怒り)「何だ…? AAAクラスの命令コード…?」 テンペスト(怒り)「ビアン総帥からの直接命令…しかも、ここから撤退しろと…?」 テンペスト(怒り)「…やむをえん。貴様らとの勝負、ひとまず預けるぞ…!」 敵全機撤退 →共通 規定ターンPP テンペスト「フン…。思った以上にやるな。だが、所詮は追い詰められたネズミに過ぎん…」 通信音 テンペスト(怒り)「何だ…? AAAクラスの命令コード…?」 テンペスト(怒り)「! ここから撤退しろと…?」 テンザン(被弾)「おいおい、どういうこった、少佐!?」 テンペスト(怒り)「…これは…ビアン総帥の直接命令だ」 テンザン(怒り)「何だって!? 奴らを見逃せってのか! 冗談じゃねえ!」 テンペスト(怒り)「…総帥に逆らうことが何を意味するか…わかっているのか、テンザン?」 テンザン(被弾)「う…! し、仕方ねえな」 テンペスト(怒り)「貴様らとの勝負、ひとまず預けるぞ…!」 敵初期配置撤退 →共通 共通 ユン(怒り)「敵機、撤退しました!」 レフィーナ(驚き)「ど…どういうことなの?」 ショーン「我々を見逃してくれた…と言うわけではなさそうですな」 レフィーナ(怒り)「!」 敵増援出現 カチーナ(怒り)「チッ! 伏兵がいやがったのかよ!!」 ブリット(怒り)「おかしいですよ! 何でさっきの敵部隊は、撤退する必要があったんです!?」 エクセレン「もしかして、代打で送りバントって奴?」 ブリット(怒り)「送るってどこへ!?」 エクセレン「ん~、地獄ってとこ?」 キョウスケ「何かのワナか? それとも…」 エルザム「あれがヒリュウ改…そして、ゼンガー・ゾンボルト率いるATXチームか」 ゼンガー(悲しみ)「!! あの黒い機体、そして紋章は…!?」 エルザム(微笑)「久方ぶりだな、我が友よ」 ゼンガー(悲しみ)「エルザム・V・ブランシュタイン…やはり、貴様か」 エルザム(微笑)「かつて、同じ教導隊に所属していた者が、今は敵同士…。運命とは皮肉なものだな」 ゼンガー「確かにな。このことをカーウァイ・ラウ大佐が知ったら、悲しむだろう」 エルザム「だが…あの方は身を以て、我々へ異星人の脅威を伝えてくれた」 エルザム「そして…今の連邦軍では、奴らに対抗出来んということもな」 ゼンガー「だが、連邦に反旗を翻せば、世界に混乱を招く…」 ゼンガー「そのことがわからぬお前ではあるまい」 エルザム(怒り)「全て承知の上での判断だ」 ゼンガー(悲しみ)「……!」 ブリット(怒り)「隊長は敵と何を話しているんだ…!?」 キョウスケ(怒り)「…かつての仲間…? だとすれば、相手は…!」 エクセレン(わお)「わお、あの黒い機体のパーソナルマークって…」 エクセレン(わお)「もしかして、名門ブランシュタイン家の紋章じゃない?」 カチーナ(怒り)「! ブランシュタインだと…!?」 ブリット「その名前、どこかで…」 カチーナ(被弾)「何言ってんだ! コロニー統合軍の総大将の名前だろうが!」 ブリット「あ…!!」 ショーン「間違いありませんな。あの人物はエルザム・V・ブランシュタイン…」 ショーン「コロニー統合軍総司令・マイヤーの長男であり、教導隊出身のトップエースです」 キョウスケ(怒り)(やはり、隊長の元同僚か) エクセレン「つまり、エリート中のエリートってわけね。理解した? ブリット君」 ブリット「は、はい…!」 エクセレン「どのみち、とんだピンチヒッターってことね」 キョウスケ(被弾)「どうあっても、ここでおれ達を潰すつもりらしいな。…隊長!」 ゼンガー(怒り)「心配するな。相手が誰であろうと、立ち塞がる者は斬り捨てるのみ…!」 エルザム(微笑)「変わらんな、ゼンガー…」 ゼンガー(怒り)「こちら、アサルト1。この場は自分が抑える。ヒリュウ改はその間に離脱されたし!」 レフィーナ(驚き)「え!?」 ゼンガー「艦長、このままではキリがありません。それにあの男は易々と倒れてくれる相手でもない…!」 ゼンガー「ここは自分に任せ、ヒリュウ改は…」 キョウスケ「いえ…。ならば、なおさらのことです、隊長」 キョウスケ「…ここで逆に奴を倒せば、統合軍へ痛手を与えることが出来る」 エルザム(微笑)「良い判断だ。しかし、状況の見極めが甘い。賭けとも受け取れるが…若いな」 キョウスケ「頭だけで考えて諦めるほど、物分かりのいい大人でもない」 キョウスケ「それに…不必要に余裕を見せるのは嫌いでな」 エルザム「こういう性分だ…。気に障ったのなら、容赦願いたい」 エクセレン「キョウスケの場合は、深く考えてないだけって話もあるけど…」 エクセレン(わお)「あのお兄さんも、結構面白い人ねえ。そう思わない? ブリット君」 ブリット(怒り)「今度は…今度は逃げないぞ。自分の活路は…自分で切り開いてみせる!」 エクセレン(笑い)「あらら、こっちの若い衆はやる気満々ね。ま、ここまで来て尻尾は巻けない…って話でひとつ」 エルザム(微笑)「フフ…。良い部下を持ったな、ゼンガー」 ゼンガー「…それだけでは、これからの戦い…勝つことは出来ん」 エルザム「ならば、どうする? エアロゲイター相手に、こちらの常識や理想論は通用すまい」 エルザム「数々の試練を乗り越えた者でなければ…彼らに打ち勝つことは、不可能なのだ」 ゼンガー(悲しみ)「……!」 エルザム「さあ、お前達に与えられた選択肢は二つ…」 エルザム「降伏か、死か。好きな方を選べ」 ゼンガー(怒り)「エルザム、お前は…!?」 エルザム(微笑)「即答出来んか、ゼンガー。ならば、そこのパイロット…お前はどちらを選ぶ?」 キョウスケ(怒り)「どちらでもない。おれは敵と戦うだけだ。負ければ…」 キョウスケ(怒り)「身も心も…撃たれて散らばるだけだ」 エルザム「良い返答だ。ならば、己の運命は…己の手で切り開いて見せるがいい」 ゼンガーとエルザムが戦闘 ゼンガー(怒り)「エルザム!」 エルザム「何を迷う、ゼンガー」 ゼンガー(驚き)「何…!?」 エルザム「お前はわかりやすい男だ。戦いにもそれが出る」 エルザム「…お前も感じているはずだ。このまま戦い続けても…我々人類は奴らには…勝てん」 ゼンガー「………!」 エルザムのHP30%以下 エルザム(微笑)「さすがだな。今までの戦いをくぐり抜けて来ただけのことはある」 ゼンガー「だが、全力で戦っていたわけではあるまい…!」 エルザム「悪いが、お前達相手に手を抜くほどの余裕は、持ち合わせていない」 ゼンガー(怒り)「…何を隠している、エルザム…!?」 ブリット(怒り)「あの黒い機体が動きを止めた…!?」 カチーナ(怒り)「チャンスだ! 今ならあいつを倒せる!」 →共通 ゼンガーがエルザムのHPを30%以下にする エルザム(微笑)「腕は衰えていないようだな、ゼンガー」 ゼンガー「全力で戦っていたわけではあるまい…!」 エルザム(微笑)「悪いが、お前達相手に手を抜くほどの余裕は、持ち合わせていない」 ゼンガー(怒り)「…何を隠している、エルザム…!?」 ブリット(怒り)「あの黒い機体が動きを止めた…!?」 カチーナ(怒り)「チャンスだ! 今なら一気に奴を倒せるぜ!!」 ゼンガー(悲しみ)「………」 キョウスケ(怒り)「…何だ…? 迷って…いる?」 →共通 エルザムを撃墜 エルザム(被弾)「我がトロンベを落とすとは…伊達に今までの戦いをくぐり抜けて来たわけではないようだな…!」 ゼンガー(怒り)「だが、全力で戦っていたわけではあるまい…!」 エルザム(微笑)「フッ…悪いが、お前達相手に手を抜くほどの余裕は、持ち合わせていない」 ゼンガー(怒り)「…何を隠している、エルザム…!?」 キョウスケ(怒り)「…何だ…? 迷って…いる?」 →共通 ゼンガーがエルザムを撃墜 エルザム(被弾)「我がトロンベを落とすとは…さすがだな、ゼンガー」 ゼンガー(怒り)「だが、全力で戦っていたわけではあるまい…!」 エルザム「フッ…悪いが、お前達相手に手を抜くほどの余裕は、持ち合わせていない」 ゼンガー(怒り)「…何を隠している、エルザム…!?」 キョウスケ(怒り)「…何だ…? 迷って…いる?」 →共通 共通 ゼンガー(悲しみ)「エルザム、お前の真意はどこにある? 俺に何を伝えようとしている?」 エルザム「…それを受け入れる勇気があるのなら…教えてやる」 エルザム撤退・ガーリオン・トロンベ爆発、敵全機撤退 ゼンガー「………」 エクセレン「あらら、逃がしちゃった。ちょっとボス! 責任…とってよね。私、本気だったんだから…」 ゼンガー(悲しみ)「…そうか。そういうことか、エルザム…」 ゼンガー(悲しみ)「お前達は…いや、お前はあえてイバラの道を…」 キョウスケ「…隊長?」 ゼンガー(悲しみ)「キョウスケ、俺は奴を…エルザムを追う」 キョウスケ「隊長、深追いは禁物です。今の内に、この空域から離脱を…」 ゼンガー「…俺は俺の進むべき道を見つけた」 キョウスケ(怒り)「!?」 エクセレン(被弾)「あらら、ボス? キョウスケ、絶対ヘンよ! いつものボスじゃ…」 キョウスケ(叫び)「どういうことです!? 隊長! 何を考えて…!」 ゼンガー「…後は頼む、キョウスケ」 ゼンガー撤退 ユン(怒り)「アサルト1、応答して下さい! アサルト1、応答を!」 レフィーナ(驚き)「ゼンガー少佐、何故…!?」 ユン(怒り)「駄目です…! アサルト1をロストしました…!」 カチーナ(被弾)「まさか…少佐はあたし達を裏切ったのか!?」 ブリット(怒り)「馬鹿なことを言わないで下さい、中尉!!」 ブリット(被弾)「隊長に限ってそんなことは! そんなことはあり得ません!!」 カチーナ(怒り)「…だといいけどな」 レフィーナ(怒り)「機関、最大戦速! 零式が消えた方角へ向かいます!」 ショーン(驚き)「いけません、艦長。それでは、みすみす敵陣の中へ飛び込むことになりますぞ?」 レフィーナ(怒り)「しかし、少佐を放っておくわけには!」 ショーン「いえ、彼のあの様子では…」 エクセレン(被弾)「…キョウスケ」 キョウスケ(真剣)「ああ、隊長は…」 ショーン「…もう戻って来ないかも知れませんな…」 レフィーナ(驚き)「そ、そんな…」 キョウスケ(怒り)「………」 エクセレン(悲しみ)「キョウスケ、ボス…いえ、ゼンガー・ゾンボルトは、衝動だけで動くような男じゃない…」 エクセレン(悲しみ)「きっと、何か考えてのことだと思うのよね」 キョウスケ(怒り)「…わかっている。だが…」 ショーン「艦長、今の内にこの空域から離脱すべきです」 ショーン「この辺りはすでにDCの勢力圏内となりつつありますからな」 レフィーナ(悲しみ)「………」 通信音 ユン(怒り)「副長、特殊回線で本艦に通信が入っています!」 ショーン「特殊回線…? どこの物です?」 ユン「こちらでは解析出来ませんが、おそらく軍情報部関係かと…」 ギリアム「ヒリュウ改、聞こえるか? 私はギリアム・イェーガー少佐だ」 ギリアム「繰り返す。私は…」 ショーン「ギリアム…ギリアム・イェーガー少佐ですと?」 レフィーナ「知っているのですか?」 ショーン「ええ…。彼もまた、ゼンガー少佐やエルザム少佐と同じく…」 ショーン「連邦軍特殊戦技教導隊の一員だった人物です」 レフィーナ(驚き)「……!」 →09k『月からの使者』 09k『月からの使者』 DC総司令部 ビアン「そうか…選択は済んだか」 マイヤー「うむ。ハガネが、アイドネウス島へ向かっているのなら…」 マイヤー「ヒリュウ改の見極めは、私が行おう」 ビアン「フフフ…宇宙には敵がおらぬ故、物足りぬとでも?」 マイヤー「今の内の話だ、ビアン」 ビアン「ならば、任せるぞ…」 暗転 DC総司令部 アードラー(驚き)「な、何ですと!? 何故、そのような真似を…!」 ビアン「反論は許さん。宇宙に上げるのは必要最低限の戦力のみ。なおかつ迅速に、損害は最小限に」 ビアン「これらの条件を満たす作戦を提案せよ」 アードラー「入手した情報では、ヒリュウ改はメリットアイランドに向かっていると…」 アードラー「そこでは、連邦軍の残存部隊が、シャトルの打ち上げ準備を進めており…」 アードラー「すでに、テンザンを差し向けておるのですが…」 テンペスト「…奴では、味方に無駄な損害が出るだろうな」 エルザム「それ以前に、ヒリュウ改の防衛網を突破し、シャトルのみを破壊する策が必要です」 テンペスト「ならば、MAPWを使えばいい」 エルザム「ご冗談を。貴重な打ち上げ基地であるメリットアイランドを破壊するおつもりで?」 テンペスト「フン…。俺は最小限の損害だと思うが?」 ???「…ここは自分にお任せを」 アードラー「何じゃと…? 立場をわきまえんか、愚か者め!」 ???「いえ。自分の意志を、総帥に示すには絶好の機会かと」 ビアン「ふむ…」 アードラー(驚き)「危険ですぞ、総帥! こやつはまだ…」 ???「では、リオン1機のみをお借し下さい。それで今回の任務を完遂させましょう」 アードラー(驚き)「1機でじゃと…? 死ぬ気か、貴様!?」 ???「もとより、死は覚悟の上」 ビアン「いいだろう。今回の作戦、お前に指揮権を与える。己の身の証…戦果を以て、私に示すがよい」 アードラー(驚き)「そ、総帥!」 ビアン「ただし…彼らには、あくまで自分の意志によって、宇宙へ上がらせるようにな」 ???「了解です。では…出撃します」 第9話 月からの使者 味方初期配置出現 ラーダ「…ヒリュウ改との連絡は取れたのですか…ギリアム少佐?」 ギリアム「ああ。今、あの艦はこのメリットアイランド基地に向かっている」 ラーダ「…間に合い…ますかしら?」 ギリアム「厳しいところだな。基地施設を奪回出来たとは言え、ここはすでにDCの勢力圏内だ」 ギリアム「我々の目的がシャトルの打ち上げだと知れば、彼らはすぐに現れる」 ラーダ(悲しみ)「…そう…ですね…」 ギリアム(怒り)「ヒリュウ改が来るまで、何としても発射台を防衛するぞ」 ラーダ(被弾)「…わ…かりました…」 ギリアム「どうした? 先程から苦しそうだが…」 ラーダ「あ、いえ…。ただ待っているのも何なので、ヨガのアサナの練習を…」 ラーダ「でも、シュッツバルトのコックピットがせまくて…」 ギリアム「確かに、君の仕事には精神統一が必要だが…シートの間へ挟まらないようにな」 ラーダ(笑い)「うふふ、そうなったら助けて頂けますかしら?」 ギリアム(怒り)「…残念だが、君を助けるだけでは済まなそうだ」 敵初期配置出現 ラーダ(驚き)「DCの飛行隊…!」 ギリアム「さすがに素早い対応だな。…再チューンされたMk-Ⅱの慣らしは戦闘中にしなければならんか…」 ギリアム(怒り)「私とラーダはシャトル発射台を防衛する。各員は発射準備を進めろ」 シャトル発射台を指定 ギリアム「ここへ敵機の侵入を許せば終わりだ。いいな?」 ラーダ「了解です、少佐」 ギリアム「おそらく…南から来る戦闘機は、まっすぐ基地へ突っ込んでくる…」 ラーダ(集中)「ええ…。私にも……わかります…」 ギリアム(怒り)「迎撃はそちらの方を優先するぞ」 2ターンPP ラーダ(怒り)「少佐…ヒリュウ改は、あとどれぐらいでここへ来るのですか?」 ギリアム(怒り)「2分ほどだ。それから、敵は戦闘機だけではないはず…増援は必ず現れる」 ラーダ(怒り)「わかりました…!」 3ターンEP 敵増援出現 テンザン「この俺が、基地の制圧なんつーチンケな任務をやる羽目になるたあな…」 ギリアム「ヒリュウ改より、敵の増援の方が早かったか」 テンザン「ん? あのゲシュペンストは…」 テンザン「007-01、タイプR…」 テンザン(笑い)「間違いねえ、元祖ゲシュペンストMk-Ⅱだぜ!」 テンザン(笑い)「それに、ゴツい方は砲撃戦用のシュッツバルト…こりゃ相当なレア物だっての!」 テンザン(笑い)「たまには地味な仕事もやってみるもんだな。おかげでボーナスキャラ、いただきだぜ!」 ラーダ「…何か喜んでるみたいですけど?」 ギリアム「確かに、我々の機体は初期に開発されたパーソナルトルーパーだからな」 ラーダ「しかも、少佐の機体は試作機をフルチューンした物…」 ラーダ「量産型と違って、3機しか存在しません。珍しいのは当然ですわ」 ギリアム「だが、その量産型も…」 ギリアム「現状の連邦軍では、ごくわずかな数しか実戦配備されていない…」 ラーダ「EOT特別審議会からの横ヤリで、量産計画の進行が遅れましたから…」 ギリアム「だからこそ、今回の任務を果たすために…」 ギリアム「わざわざ月から試作機を持って来てもらわねばならなかったのだが…」 ギリアム「あの男が希少価値のある物に固執する性格だとしたら、都合がいい」 ラーダ「どういう意味です?」 ギリアム「状況に変化があるまで、下手な手出しはしないだろう」 ギリアム「つまり、ヒリュウ改が来るまでの時間稼ぎが出来るということさ」 4ターンPP ヒリュウ改出現 テンザン(笑い)「へっへっへ…ラッキーだぜ。奴らまで現れるなんてよ!」 テンザン(笑い)「こないだが中途半端だった分、今回は暴れさせてもらうっての!」 ギリアム「ヒリュウ改へ…こちらはギリアム・イェーガー少佐だ」 ギリアム「貴艦にシャトル発射台の防衛を要請する」 レフィーナ「ヒリュウ改艦長のレフィーナ・エンフィールドです。少佐、シャトルには何が…?」 ギリアム「話は後でする。とにかく、今は発射台の防衛を」 レフィーナ「わかりました」 キョウスケ(怒り)(ギリアム・イェーガー少佐……ゼンガー隊長と同じく、元教導隊だと聞くが…) キョウスケ(怒り)(信用出来るのか…?) レフィーナ(怒り)「各機、出撃してください!」 出撃準備 テンザン(被弾)「また会ったな、むっつりカブトムシ野郎! この前みてえにいくと思うなよ!」 エクセレン(わお)「前半がキョウスケ、後半がアルトにかかってるわけね」 ブリット(怒り)「つまんないことで感心してる場合じゃないですよ!」 カチーナ(怒り)「そうだ! あの野郎は頭に来てんだ! 今日こそキッチリとケリをつけてやるぜ!」 ラーダ(笑い)「あら…若くて元気の良さそうな子達ですね。アサナの教えがいもありそう…」 ギリアム「…それは程々にな。使い物にならなくなっては困る」 ギリアム(だが…妙だな。ヒリュウ改のPT部隊はゼンガーが指揮を執っていると聞いたが…) 敵がシャトル発射台に侵入 ギリアム(怒り)「いかん、発射台が…!」 →GAME OVER キョウスケとテンザンが戦闘 テンザン(笑い)「聞いたぜ! てめえらの基地、壊滅したそうじゃねえか! 残念だったな!」 キョウスケ「…ああ。挙句の果てに、合流しようとした部隊もこのザマだ」 テンザン(被弾)「心配しなくても、てめえも一緒に地獄へ送ってやるっての!」 キョウスケ(怒り)「…楽しみだ。だが、そこへはお前だけが行け…!」 エクセレンとテンザンが戦闘 エクセレン(わお)「相変わらずのはしゃぎっぷりねえ」 テンザン(笑い)「ハイテンションって言えっての。何事も楽しくやらねえとなあ!」 ブリットとテンザンが戦闘 テンザン(怒り)「俺と戦うにゃ、経験値が足りねえぜ。脇役は脇役らしく、隅っこにすっこんでろっての!」 ブリット(怒り)「お前みたいに遊び半分で戦う奴がいるから…この戦争が終わらないんだ!!」 ギリアムとテンザンが戦闘 テンザン(笑い)「てめえを倒して、そのゲシュペンストを頂くぜ!」 ギリアム「悪いが、この機体は多くの人間の苦労と想いが込められたものでな」 ギリアム(怒り)「そう簡単に渡すわけにはいかん…!」 ラーダとテンザンが戦闘 テンザン(笑い)「何だ? こいつも女か!? なら、楽しめそうだっての!」 ラーダ(悲しみ)「あなたもアサナを学べば、戦いなんかしなくて済むのに…」 テンザン(笑い)「アサナ…何だそりゃ? 食い物かよ!?」 ラーダ(怒り)「…仕方ないわね。その心の歪み…私がヨガで矯正してあげるわ」 カチーナとテンザンが戦闘 カチーナ(驚き)「うっとおしい野郎だぜ! ちったあ静かにしやがれ!」 テンザン(怒り)「楽しい時は騒ぐのが俺のモットーだっての! 悪いかよ!?」 カチーナ(怒り)「じゃあ、あたしのモットーを教えてやるよ。気に入らねえ野郎は叩き潰す!」 ラッセルとテンザンが戦闘 テンザン(怒り)「だから言ってるだろ!? 脇役は引っ込んでろっての!」 ラッセル(怒り)「何と言われても、ここで引き下がるわけには…!」 テンザンを撃墜 テンザン(被弾)「チッ、ガーリオンはどうも性に合わねえっての!」 テンザン(被弾)「俺の能力や戦い方を生かすにゃ、もっとゴツい機体じゃねえと…」 キョウスケ「…訓練が足りないんじゃないのか?」 テンザン(笑い)「訓練? ハッ、俺がちゃんと訓練したらてめえらなんざ即死だぜ!」 エクセレン(わお)「その前に早いとこ脱出した方がいいんじゃなぁい?」 テンザン(笑い)「ヘッ、言われなくてもわかってるっての! じゃ、次も楽しもうぜ! あばよ!」 ガーリオン爆発 敵全滅 キョウスケ「…あのパイロット…テンザン・ナカジマだったな」 キョウスケ「あんな奴も駆り出さねばならんのか…この戦争は」 キョウスケ(怒り)(ビアン博士、統合軍…そして隊長…おれ達の知らないところで、何が動いているんだ…?) ギリアム「何とかシャトルは守り切れたか…」 ユン(怒り)「いえ、待って下さい! 高速で接近してくる物体あり!!」 レフィーナ(怒り)「!」 リオン出現 レフィーナ(驚き)「1機だけ…!?」 ???「一意専心、狙いは一つ!」 リオン、シャトル発射台に侵入 ???「もらった!」 キョウスケ(叫び)「!?」 シャトル発射台、爆発 ユン(怒り)「ああっ、シャトルが!!」 ???「これで任務終了だ…」 リオン、マップ端に移動し撤退 レフィーナ(怒り)「撤退した…!? ユン、シャトルの被害状況は!?」 ユン(怒り)「貨物部分の損傷はほぼありませんが、発射台が使用不可能になりました…!」 ショーン「…先程の部隊はオトリ…。いや、違いますな。むしろ、あのAMによる単独行動…」 ショーン「それに、機体が違うとは言え、あの踏み込みの速さ…見覚えがありますな」 レフィーナ(驚き)「えっ…?」 ギリアム(怒り)「そう。相手の一瞬の隙を突くというやり方…あれは…」 キョウスケ(怒り)「ゼンガー隊長……か」 エクセレン(怒り)「…多分ね」 レフィーナ(驚き)「そ、そんな……っ!」 カチーナ(怒り)「やっぱり、少佐はあたし達を裏切りやがったのか!」 ブリット(被弾)「ば…馬鹿な…! 隊長が…寝返るなんて…」 キョウスケ(怒り)「寝返った…とは限らん」 ブリット「少尉…?」 キョウスケ(怒り)(自ら…立ち塞がる者になったとしたら…?) ヒリュウ改艦橋 ギリアム「おかげで助かりました。レフィーナ中佐、ショーン少佐」 ギリアム「正直言って、ヒリュウ改単艦で、ここまで来て頂けるかどうか心配だったのですが…」 レフィーナ「クルー全員の力です。そして、ラングレー基地の…」 ギリアム「話は聞きました。状況は、予想以上に悪化しているようですね」 ギリアム「よもや、あのゼンガーがDC側につこうとは…」 レフィーナ「でも、まだ希望は捨てていません」 ギリアム「その心意気は買えます。…だが、現実は甘くない」 レフィーナ(悲しみ)「はい…。わかっているつもりです…」 キョウスケ「ギリアム少佐…信頼は出来そうだな」 エクセレン「疑い過ぎじゃない? キョウスケ」 キョウスケ「少佐が、隊長と同じ部隊の出身でなければな」 ラーダ「…先入観は時として、明らかな真実さえ覆い隠してしまうものよ?」 キョウスケ「…ん…あなたは?」 ギリアム「紹介しよう。彼女はラーダ・バイラバン…マオ社のスタッフだ」 エクセレン「マオ社って…。あのマオ・インダストリー社?」 ギリアム「そうだ。月でパーソナルトルーパーを開発している企業だ」 ラーダ「私は、マオ社で新型機のマン・マシン・インターフェイスの開発に携わっています」 キョウスケ「新型機…。ならば、あのシャトルの積み荷は、それ関係の?」 ギリアム「いい勘をしているな、キョウスケ・ナンブ少尉」 ギリアム「君が言ったとおり…積み荷は新型機のパーツと、マオ社への補給物資だ」 レフィーナ(悲しみ)「補給物資…。こんな所から打ち上げねばならないとは…」 レフィーナ(悲しみ)「宇宙の状況は、地上以上にひどいのですか?」 ラーダ(悲しみ)「いえ…。スペースコロニーの状態は、地上より遙かに安定していますわ」 ラーダ(悲しみ)「何故なら…宇宙ではコロニー統合軍に逆らう者など、ほとんどいませんもの」 ギリアム「そう…。マオ社や月の連邦軍基地を除いてはな」 エクセレン「な~る…。コロニーに住む人って、元々連邦のことがあんまり好きじゃなかったもんね」 キョウスケ「自分達を守るために戦うコロニー統合軍へ、逆らう理由はない…」 キョウスケ「そして、今の連邦軍にはコロニーを攻撃する力もない…」 ショーン「当然ですな。コロニー統合軍は、連邦宇宙軍を前身としています」 ショーン「そのおかげで、宇宙での純然たる連邦軍戦力は、ほぼ存在していないに等しいのです」 エクセレン(わお)「なるほどねえ…『飼い猫に手をなめられる』わけね。ザラザラしてるのよね」 キョウスケ「…それを言うなら、『飼い犬に手をかまれる』…だ」 ラーダ(悲しみ)「しかし、リン社長は…武力で世界を統一しようとするDCや統合軍に、従う気はありません」 ラーダ(悲しみ)「例え孤立無援になっても、私達は……」 ショーン「なるほど。それで、補給物資をわざわざ地球からマオ社へ送ろうとしていたわけですか」 ギリアム「連邦軍としても、新型PTを開発しているマオ社を、失うわけには行きませんからね」 ギリアム「情報部の人間として、宇宙の情勢を調べるためにも…ラーダに協力をしているというわけです」 レフィーナ「………」 レフィーナ「…ユン、シャトルの貨物部に損害はなかったのですね?」 ユン「え…? は、はい」 レフィーナ「では、中身を全てヒリュウ改に積んで下さい」 ショーン「艦長…?」 レフィーナ「副長、本艦はこれより月に向かいます。積み荷の搭載作業と並行して、発進準備を」 エクセレン(被弾)「ちょ、ちょっと、艦長! 今から月に行くんですか!?」 レフィーナ「ええ、そうです。何か異論が? 少尉」 エクセレン(わお)「いえ、別に…。出来れば、お月見は地上からの方がいいなあ…なんて」 キョウスケ「月へ行けば、好きな時に見られるぞ、エクセレン。…覚悟を決めろ」 ショーン「ま、ラーダ女史を見れば、月のウサギもなかなかのものだということがわかりますが…」 ラーダ「ウサギ?」 ショーン「いえ、こちらの話で。それはともかく…」 ショーン「艦長…宇宙に上がれば、孤立無援になりますが…よろしいので?」 レフィーナ「もちろんです。ジュネーブ本部の指揮系統が、混乱している現状では…」 レフィーナ(悲しみ)「私達自身で判断し、行動しなければなりません。それに、私達の帰るべき所はすでに…」 ギリアム「…わかりました。ご協力に感謝します、艦長」 ショーン「そうと決まれば、ぐずぐずしている時間はありません。作業を開始しましょう」 キョウスケ(怒り)(宇宙、か。さて…どうなるかな) 暗転 アイドネウス島 テンザン(被弾)「…ゼンガーの野郎、人をダシにしやがって!」 テンザン(怒り)「おい! 誰もいねえのか! あのオッサンはどこだっての!?」 ゼンガー「…騒ぐな。整備兵は神経を研ぎ澄ませて作業をしているのだ」 ゼンガー「それを、パイロットが乱して何とするか」 テンザン(怒り)「てめえ、裏切り者のくせになに勝手に仕切ってやがる!」 ゼンガー「ビアン総帥から戦況を見極め、必要とあらば指示を出す権限をもらっている」 ゼンガー「俺はそれを行使したまでだ」 テンザン(怒り)「この野郎…いい気になるなっての!」 ゼンガー「貴様らDCから見れば、俺はただの裏切り者だ」 ゼンガー「命令を実行する以外、何もするつもりはない」 テンザン(被弾)「ちっ、いちいちカッコつけやがってよ…」 エルザム「テンザン」 テンザン(怒り)「エルザム少佐! あんたからも言ってやってくれよ! この野郎、俺をダシに…」 エルザム(微笑)「ゼンガーは最善の策をとっただけだ」 エルザム(微笑)「決して、お前のように打算だけで動く男ではない…。それは私が保証しよう」 テンザン「…ちっ…。教導隊同士でかばうっての?」 テンザン(笑い)「てめえらなんざ所詮ロートルなんだよ。せいぜい、互いの古傷でもなめ合ってな!」 テンザン立ち去る ゼンガー「………」 エルザム「すまん、ゼンガー。口の利き方も知らん子供だ。許してやってくれ」 ゼンガー「…気にしてはいない。ただ…あの男が、ビアン総帥や貴様の考えを理解する…」 ゼンガー「…いや、理解しようとしているかどうかは疑問だがな」 エルザム「理解させるしかない。それは、全人類にも言えることだ」 ゼンガー「…そうだな。では、俺はヒリュウ改を追う」 エルザム「あえて、かつての部下や仲間達と戦うつもりか」 ゼンガー「貴様もそうなのだろう…弟がハガネに乗っていると聞いたが?」 エルザム(微笑)「フ……」 ゼンガー「それに、まだ奴らには教えねばならんこともある…」 エルザム「了解した。これでお互い、戦場は違えることになるが…」 ゼンガー「うむ。命あらば…また会おう、友よ」 →10k『再会、そして巨大なる盾』 10k『再会、そして巨大なる盾』 ヒリュウ改格納庫 タスク(悲しみ)「はあ~。また宇宙に逆戻りか。こないだ地上戦用のセッティングをしたばっかだってのに…」 一般兵「ああ。少しは俺達整備員のことも考えて欲しいよなあ」 タスク「ま、マオ社から美人の姉さんが来たし…それで差し引きトントンってことにしとこうぜ」 エクセレン(被弾)「ぐぎゅっ」 タスク「な、何だ?」 ラーダ(笑い)「違うわよ、エクセレン少尉。ほら、こうやって関節を…」 エクセレン(怒り)「ちょ、タンマタンマ!」 タスク「…何やってんスか、少尉?」 エクセレン(わお)「わお、タスク君。お姉さんのあられもない声…聞かれちゃった…?」 タスク「…何かが踏み潰されたような声は聞こえたッスけど」 エクセレン(笑い)「美容に効くっていう、ヨガのポーズを教えてもらってたのよね」 タスク「ああ、ラーダ姉さんってヨガの達人なんだっけ?」 ラーダ「その言い方が合っているかどうかはわからないけど…効果は確かよ」 エクセレン「いや、もう少し体を柔らかくしてから再トライね」 エクセレン(被弾)「関節と鼻が砕けるかと思ったわよ」 タスク(どんなポーズだったんだ?) エクセレン「ごめんなさいね、ラーダさん。呼び止めちゃって。私も整備に戻るんで」 ラーダ「わかったわ。それから、タスク・シングウジ君…ジガンスクードはどこに?」 タスク「ジガン…! もしかして、あれの出番ッスか!?」 ラーダ「ええ。カザハラ博士から、ジガンのコックピットまわりの換装作業を頼まれていたの」 エクセレン(…ま、あれこれ言ってられる状況じゃないもんね。ボスもDCへ行っちゃったし…) タスク(笑い)「じゃあ、俺、手伝います! あれ…サイズはPTの倍以上あるし、作業が何かと大変ッスから」 ラーダ(笑い)「ありがとう、タスク君。じゃあ、お願いするわね」 エクセレン(わお)「もう、タスク君。美人のお姉さんだと、すぐデレデレするんだから」 エクセレン(わお)「ラーダさん? 変なコトされたら、自慢のヨガで手足ねじ曲げちゃっていいから」 タスク(被弾)「げ! 怖っ!」 ラーダ(驚き)「あ、あの…ヨガはそういうものじゃなくて…」 暗転 ブリーフィングルーム ギリアム「話とは? キョウスケ・ナンブ少尉」 キョウスケ「はい。ATXチームの…元隊長…ゼンガー・ゾンボルトのことです」 ギリアム「やはり、そうか」 キョウスケ「戦況が不利だからと言って、敵に尻尾を振るような男とは思えません…」 キョウスケ「しかし、自分はあの男と出会ってから日が浅い…。ですが…」 キョウスケ(怒り)「あなたなら…同じ教導隊の出身である少佐なら、どう見られますか?」 ギリアム「ゼンガーは信念の男だ。己の信じた道をひたすら突き進む…。生き方は多少不器用だがな」 ギリアム「彼が我々との戦いを望んでいるのなら…私は、それに応えてやることしか出来ないと思っている」 キョウスケ(微笑)「…やはり…そうでしたか。自分もそうとしか考えられません…」 キョウスケ(怒り)(…シャトルの積み荷を叩かなかったのは…あの男の思惑通り…だろうな) キョウスケ(怒り)(となれば…来る…。おれ達が宇宙へ上がった直後に…) 暗転 ヒリュウ改艦橋 ユン「艦長、本艦は成層圏から離脱しました」 レフィーナ「追撃部隊…及び、迎撃部隊はいますか?」 ユン「いえ…反応ありません」 ショーン「敵がいないに越したことはありませんが…念のために再度索敵を」 ユン「了解」 レフィーナ「…副長、ジガンスクードはもう使えるようになったのですか?」 ショーン「一応、出撃は出来ますが…」 レフィーナ「一応…ですか?」 ショーン「ご存じのとおり、ジガンはPTというより、グルンガストのような特機に近い機体です」 ショーン「加えて、操縦方法に少々クセがありまして…現状ではPTのノウハウを生かせないのです」 ショーン「そのため、現在ラーダ女史がPT規格コックピットの換装作業を行っております」 カチーナ「副長、コックピットは今のままでもいい。あたしがジガンを乗りこなしてやるぜ」 ショーン「ジャジャ馬が暴れ馬に乗るのは、あまりお勧め出来ませんなあ」 カチーナ(怒り)「誰がジャジャ馬だって!? まったく…あたしは本気だっての」 レフィーナ「でも…出来れば、ジガンスクードを使うような事態を迎えたくはないのですが…」 カチーナ「そんなわきゃねえな。コルムナを押さえられて、統合軍は好き放題に地球に降りて来てる…」 カチーナ「ってことは…あたしらは見逃されているか…」 レフィーナ「ワナを張られている…と?」 カチーナ(怒り)「…十中八九」 レフィーナ(悲しみ)「………」 カチーナ「ともかく、あたしはこういう中途半端な状態が一番嫌なんだ」 カチーナ「来るなら来る、来ないなら来ないで、ハッキリして欲しいところだぜ」 ラッセル「中尉に落ち着きがないということは…ひょっとしますね」 カチーナ(怒り)「あたしゃナマコか!」 警報 ショーン「ひょっとしたようですな」 ユン(怒り)「敵襲です!」 ラッセル(怒り)「やっぱり…!」 カチーナ(怒り)「ちっ、言ってろ! ラッセル、行くよ!」 暗転 ヒリュウ改艦橋 レフィーナ「…副長」 ショーン「なんです? 艦長」 レフィーナ「地震の前に騒ぐ生き物…ナマズ…ですよね…?」 ショーン「さて…まあ、戦闘には関係ないことですので…」 第10話 再会、そして巨大なる盾 敵味方初期配置出現 ユン(怒り)「識別終了、コロニー統合軍の宙間戦闘機です!」 キョウスケ(怒り)「…妙だな。仕掛けが遅すぎる…」 エクセレン「そうね、こっちはほとんどゲシュちゃんだから…」 エクセレン「大気圏内の方が向こうのAMにとっては有利なはず…」 カチーナ(怒り)「うだうだやってる場合じゃねえだろ! 出撃だ!」 出撃準備 ブリット「やっぱり、そう易々と月まで行かせてくれないようですね」 キョウスケ(怒り)「ここは奴らの庭だからな。番犬も遠慮なく食いついてくる」 ギリアム(怒り)「その割に、飼い主が見当たらないようだ」 カチーナ「そのうち、嫌でも会うことにならあね。よし…やっちまうか!」 ギリアム「地球からの追撃部隊が上がってくる可能性もある。背後にも気を配っておくべきだな」 ラーダ(怒り)「挟み撃ちをされないために…ですね。わかりました」 敵全滅or3ターンEP 敵増援出現 ユーリア「やはり、ヒリュウ改か。…レオナ少尉、新型AMを搭載したシャトルは?」 レオナ「L4宙域方面へ離脱させました」 ユーリア「よし…。シャトルが安全圏へ到達するまでの時間を稼ぐぞ」 レオナ「了解です、隊長」 キョウスケ(怒り)「あれは…ラングレー基地が陥落したあの日…最初に攻めてきた統合軍のアーマードモジュール…!」 ギリアム(怒り)「あのマーキング…トロイエ隊か」 ブリット「トロイエ隊?」 ギリアム「コロニー統合軍の親衛隊…女性のエリートパイロットのみで構成されている部隊だ」 エクセレン(わお)「わお! タスク君が聞いたらソッコーで入隊志願しちゃいそうな部隊ね」 ユーリア「DCの包囲網を突破し、よくここまで来られたものだ…ヒリュウ改」 ユーリア(怒り)「だが、その強運…いつまでも続くと思うな」 カチーナ(怒り)「ハッ! トロイエ隊だがオオトロ隊だか知らねえが…」 カチーナ(怒り)「ラングレーでの借りはきっちりと返してやるぜ!!」 キョウスケ(怒り)(…この中には…いない。いつ仕掛けてくる…? ゼンガー…) キョウスケとユーリアが戦闘 ユーリア「お前達とここで出会うとは思っていなかったぞ」 キョウスケ「同感だ。仇討ちが宇宙になるとは思っていなかった」 ユーリア「戦争をしているのだぞ。感情に流されてどうする?」 キョウスケ(怒り)「関係ない。この戦い…結果的に仇討ちとなるだけだ」 エクセレンとユーリアが戦闘 エクセレン(わお)「女性ばっかの部隊ね。うふ~ん、私もどう?」 ユーリア「…女の私に色仕掛けをしてどうするつもりだ?」 エクセレン(笑い)「あら、そう言やそうね。んじゃま、真面目にやりましょか!」 ギリアムとユーリアが戦闘 ギリアム(怒り)「噂に聞くトロイエ部隊…その実力を試させてもらおう!」 ユーリア(怒り)「奴の動き、戦い方…もしや、エルザム少佐と同じ教導隊の…?」 ブリットとユーリアが戦闘 ブリット(怒り)「例え相手がエリートぞろいの親衛隊でも!」 ユーリア(怒り)「意気込みだけでは敵を倒せんぞ!」 ブリット(怒り)「だが、意気込みなしで敵は倒せない!」 カチーナとユーリアが戦闘 カチーナ(怒り)「ラングレー基地でのこと…きっちりと仕返しさせてもらうぜ!」 ユーリア(怒り)「受けて立とう。…来い…!」 ラッセルとユーリアが戦闘 ラッセル(怒り)「コロニー統合軍の親衛隊…! いきなりこんな強敵と出くわすなんて!」 ユーリア(怒り)「我々と戦った話を土産に…地獄へ行け!」 キョウスケとレオナが戦闘 レオナ(笑い)「ここは我々統合軍のテリトリー…勝てると思って?」 キョウスケ(怒り)「地の利による有利不利はあるだろうが、勝敗を決する要素はそんなものではない…!」 キョウスケ(怒り)「戦いを甘くみないことだ」 レオナ(笑い)「…説教はありがたく承っておくわ」 エクセレンとレオナが戦闘 レオナ(怒り)「この動き…出来る…!」 エクセレン(わお)「ホームのゲームではボロ負けしちゃったけど、アウェーの方は頂いとかないとね!」 レオナ(笑い)「フッ…私にとってはこの宇宙がホームか。ならば、なおさら負けられないわ…!」 ブリットとレオナが戦闘 ブリット(怒り)「こいつ…! やるな!?」 レオナ(笑い)「宇宙では私達の方に分があるわ。無駄死にをしたくなければ、下がることね」 ブリット(怒り)「女にそこまで言われて、引き下がれるかよっ!!」 カチーナとレオナが戦闘 カチーナ(怒り)「ザコはすっこんでな!」 レオナ(怒り)「フッ、勢いだけで勝てるなら苦労はしない。それを思い知らせてあげるわ!」 カチーナ(怒り)「そりゃ楽しみだ! やってみなよ…!」 ユーリアを撃墜 ユーリア「ノーマルのガーリオンでは限界か…。だが、時間稼ぎは出来た」 ユーリア「トロイエ隊、撤退するぞ」 ガーリオン爆発、敵全機撤退 →共通1 レオナを撃墜 レオナ(被弾)「宇宙では私達の方に分があるというのに…!」 リオンF爆発 ユーリア「…時間稼ぎは出来た。トロイエ隊、撤退するぞ」 敵全機撤退 →共通1 共通1 ユン(怒り)「! 地球より超高速で飛来する物体あり!!」 レフィーナ(怒り)「シャトルですか!?」 ユン(怒り)「違います! これは…!!」 グルンガスト零式出現 ブリット(怒り)「あ、あれはっ!?」 カチーナ(被弾)「…間違いねえ、ありゃあ…」 エクセレン(怒り)「ボス…!」 キョウスケ(怒り)「………」 ギリアム(怒り)「単機で大気圏を離脱か。…グルンガスト零式、噂以上だな」 →共通2 6ターンEP ユン(怒り)「! 地球より超高速で飛来する物体あり!!」 レフィーナ(怒り)「シャトルですか!?」 ユン(怒り)「違います! これは…!!」 グルンガスト零式出現 ブリット(怒り)「あ、あれはっ!?」 カチーナ(被弾)「…間違いねえ、ありゃあ…」 エクセレン(怒り)「ボス…!」 キョウスケ(怒り)「………」 ユーリア(驚き)「単機でここまで上がってくるとは。…零式、噂以上の機体だな」 ゼンガー「ユーリア・ハインケル少佐…こちらはゼンガー・ゾンボルトだ」 ゼンガー「そちらの役目、俺が引き継ぐ。輸送機と共にエルピスへ向かえ」 ユーリア「………」 レオナ「隊長、あの男…信用できるのですか?」 ユーリア「彼はエルザム少佐の盟友…。疑う必要はあるまい」 レオナ(怒り)「! エルザム様の…?」 ゼンガー「…マイヤー総司令への土産話が必要だ。この場は俺に任せてもらおうか」 ユーリア「…了解した」 敵初期配置撤退 →共通2 共通2 ギリアム(怒り)「ゼンガー…わけを聞かせてもらおうか」 ゼンガー「ギリアム…我らは互いに戦う運命だった。…ただ、それだけのことだ」 ギリアム「フッ…変わらないな、お前は。我が道を行く…か」 ブリット(被弾)「くっ…。これが現実なのか…? 俺達は隊長と戦わなきゃならないのか…!?」 レフィーナ(怒り)「少佐! 教えてください! 何故、あなたは…!」 ゼンガー(怒り)「問答無…」 キョウスケ(怒り)「…艦長、甘ったれるな」 レフィーナ(驚き)「え…!?」 キョウスケ(真剣)「…すみません。だが、今は戦闘中です。…あの男は敵の増援に過ぎない」 ゼンガー「それでいい。俺はただの裏切り者だ。お前達の…敵だ…!」 キョウスケ(怒り)「この戦い、何らかの意味があるというなら…」 キョウスケ(怒り)「それを信じるぞ…ゼンガー・ゾンボルト」 ゼンガー「そうだ。戦士たる者、ひとたび戦場に身を置けば…」 ゼンガー「眼前の敵を打ち倒すことに専心しろ」 ゼンガー「そうずれば、答えが出る。かつての教導隊が目指していたものが何なのかという…答えがな」 キョウスケ(被弾)「…教導隊が目指していたもの…?」 キョウスケとゼンガーが戦闘 ゼンガー(怒り)「この宇宙で統合軍に抗えば抗うほど、お前達は不利になっていくのだぞ!」 キョウスケ「刀を抜いた以上、それを収める気はない…」 キョウスケ「そして、四の五の言っていられる状況でもない」 ゼンガー「そうだったな、キョウスケ。…お前こそがこの戦いの意味、行き着く先を見ているのかもしれん」 キョウスケ(怒り)「どうかな。今は関係ないことだ…!」 エクセレンとゼンガーが戦闘 エクセレン「ボス、宇宙ではお初ね」 ゼンガー「ここまで来るとは…さすがだな。そうでなければ、意味がない」 エクセレン(悲しみ)「何を考えているのか…教えてはくれないの? ボス」 ゼンガー「…お前達が自分で理解しなければ意味がない」 ゼンガー(怒り)「見事、それを成し遂げてみせろ!」 エクセレン(被弾)「って、クイズ番組でもヒントぐらいは出してくれると思うけど…」 ゼンガー「問答無用! 行くぞ!」 ギリアムとゼンガーが戦闘 ギリアム「教導隊が目指していたもの…と言ったな、ゼンガー?」 ゼンガー「そうだ。かつての我々の目的…そして、ついには叶わなかったもの…」 ゼンガー「それを成さねばならん。それも早急に…人類全体のために」 ギリアム(怒り)「そのために連邦軍を見限ったか、ゼンガー…!」 ブリットとゼンガーが戦闘 ブリット(怒り)「隊長! 自分はあなたと戦いたくありません!」 ゼンガー(怒り)「甘いぞ、ブルックリン! 戦場では戦意を失った者から死んでいく!」 ゼンガー(怒り)「俺と戦うつもりがないのなら…我が斬艦刀で冥府へ送ってやる!」 ブリット(怒り)「!!」 ゼンガー(怒り)「いいか? 俺はもうATXチームの隊長ではない。お前の敵なのだ!!」 ラーダとゼンガーが戦闘 ラーダ(驚き)「…この人、迷いがない…? 初めから敵に回るつもりだったと言うの…?」 ゼンガー「…………」 カチーナとゼンガーが戦闘 カチーナ(被弾)「よりにもよって、あたし達を裏切るなんざ…どういうつもりだ、え!? 隊長さんよ!」 ゼンガー「…その答えは自分で見つけるがいい。…俺を倒すことによってな」 カチーナ(怒り)「ヘッ、裏切り者の末路はだいたい相場が決まってるからな」 ゼンガー「ただの裏切り者ならば、な」 ラッセルとゼンガーが戦闘 ラッセル(怒り)「しょ、少佐と戦うことになるなんて…!」 ゼンガー(怒り)「迷えば、我が斬艦刀に斬られるのみ。相手が誰であろうと、立ちふさがる者は全て倒せ!」 ラッセル(怒り)「あ、あなたはともかく、自分にそんな割り切り方は…!」 レフィーナとゼンガーが戦闘 レフィーナ(怒り)「立ちふさがる者は倒せ…そうおっしゃいましたね、ゼンガー・ゾンボルト少佐…!」 レフィーナ(怒り)「ならば、私はあなたと戦います。皆の命を預かる…このヒリュウ改の艦長として!」 ゼンガー「それでいい、レフィーナ・エンフィールド」 ゼンガーのHP70%以下orゼンガーを撃墜 ゼンガー(怒り)「…少しは腕を上げたな。だが、まだ見極めが甘い!」 キョウスケ(叫び)「何…!? …しまった!」 ゼンガー、ヒリュウ改に隣接 カチーナ(被弾)「! ヒリュウ改を!!」 ブリット(怒り)「狙って!?」 レフィーナ(怒り)「緊急回避を!」 ユン(怒り)「ま、間に合いません!!」 ショーン(驚き)「むうっ! いけませんぞ!! いかにヒリュウ改と言えど…」 ショーン(驚き)「あの斬艦刀をまともに受ければ…!!」 レフィーナ(驚き)「艦体をそらして、少しでもダメージを…!!」 ユン(怒り)「か、艦長! 艦底ハッチが! 艦底ハッチが開かれました!!」 レフィーナ(驚き)「な…!?」 ショーン(驚き)「まさか…!」 ユン(怒り)「ジ、ジガンスクードが…発進態勢に入っていますっ!!」 レフィーナ(驚き)「そ、そんな! いったい、誰が!?」 タスク(怒り)「よし…! ロックボルト、解除!!」 レフィーナ(驚き)「タ、タスク!?」 タスク(怒り)「エレクトロード、セット! テスラ・ドライブ全開!!」 タスク(怒り)「ブースト・オン!! イチバチで行っくぜぇぇぇっ!!」 ジガンスクード出現 ラーダ(驚き)「ジガンスクード!?」 カチーナ(被弾)「だ、誰が乗ってんだ!?」 ラーダ(驚き)「! タスク、止めて!! ジガンはまだ…っ!」 ゼンガー(驚き)「む!? あれは…! 切り札を出したか…!」 ゼンガー(怒り)「だが! 俺の前に立ち塞がるなら、叩き斬るまでッ!!」 タスク(怒り)「させるか! イチバチで勝負だっ!!」 ゼンガー、零式斬艦刀でレフィーナを攻撃、タスク援護防御 ゼンガー(怒り)『我はゼンガー・ゾンボルト! 悪を断つ剣なり!!』 ゼンガー(怒り)『奥義! 斬艦刀・疾風怒濤ッ!!』 タスク(被弾)『ぐあっ! た、耐えろ、ジガンスクード』 タスク(被弾)「う、うぐぐ…っ」 ラーダ(驚き)「タスク!!」 タスク(被弾)「ゲホッ…ア、アバラが…2、3本イッちまった……」 ブリット(怒り)「タスクッ! 大丈夫か!? しっかりしろっ!!」 タスク(悲しみ)「ヘ、ヘヘ…だけど、読み通りだった…ぜ…。防御に徹すれば…俺だって…な」 エクセレン(怒り)「ヒリュウは助かったけど、タスク君がヤバいんじゃない!?」 レフィーナ(怒り)「ジガンスクードの損害状況は!?」 ユン(怒り)「第1次装甲と駆動系が損傷! まともに…動けません!!」 キョウスケ(叫び)「いかん…!」 レフィーナ(怒り)「PT部隊はジガンスクードの援護を…!!」 ゼンガー(怒り)「タスクよ…その意気は良し。だが…!」 タスク(悲しみ)「ヘ、ヘヘヘ…。ゼンガー…少佐、矛盾って言葉…知ってるか?」 ゼンガー(悲しみ)「何…?」 タスク(悲しみ)「…最強の…矛と…最強の盾が…ぶつかると…どうなるか…」 ゼンガー(悲しみ)「……むっ…?」 タスク(悲しみ)「…見てのとおりだ…ぜ…」 ゼンガー「零式斬艦刀が…欠けた、か。フッ…フフフ…見事だ」 カチーナ(怒り)「あいつ…ジガンにトドメを刺さねえのか!?」 ゼンガー「…いいだろう。土産話としては…上出来だ」 タスク(怒り)「な…何だって…?」 ゼンガー「呪われた最強の盾…その機体の背負った業を払うには、勝ち続けなければならん」 ゼンガー「その重さを忘れるな、タスク・シングウジ」 タスク(悲しみ)「…業……重さ…?」 ゼンガー「…お前達とはまた剣を交えることになるだろう。それまで、その命…預けておく」 キョウスケ(怒り)「……!」 ゼンガー(怒り)「さらばだッ!!」 ゼンガー撤退 タスク(悲しみ)「俺を…見逃した…?」 カチーナ(怒り)「あの野郎! 逃がすか!!」 ラーダ(驚き)「待って! 今はジガンスクードとタスクを助けることが先決よ!」 カチーナ(怒り)「くっ…!」 ショーン「直ちにジガンを回収し、この宙域から離脱しますぞ。よろしいですな、艦長?」 レフィーナ(怒り)「は…はい…!」 ブリット(悲しみ)「隊長…。隊長は…本当に俺達の敵に……」 ブリット(悲しみ)「そんなことをして…何の意味があるって言うんですか…」 エクセレン(悲しみ)「私達の戦いには、意味…あるわよね、キョウスケ…」 キョウスケ(怒り)「わからん。意味があるか無いか…決めるのはおれ達自身だ」 医務室 タスク(被弾)「あいった! いてててて!!」 ユン「これぐらい我慢しなさいよ」 タスク(被弾)「だ、だってさ、アバラが折れてんだぜ!?」 ユン「大げさね。ただの打ち身よ。エアバッグのおかげでね」 タスク(悲しみ)「と、とにかく、もうちょっとていねいにさぁ…頼むよ。な?」 カチーナ「情けねえ声上げやがって。あたしの制裁よかマシだろうが?」 タスク(被弾)「そりゃそうッスね…って、いてて!」 タスク(怒り)「ユン、お前、男にウラミでもあるだろ? だまされたとかでさ」 ユン(怒り)「! な、何を言うの…?」 タスク「おろ? 図星?」 ラーダ「タスク君の具合、どう?」 カチーナ「何てこたあねえ。ただの打ち身だよ」 ラーダ「そう…良かった…」 タスク「ちぇっ…。どうせならラーダ姉さんに優しく看護して欲しかったな」 ラーダ(笑い)「じゃあ、整体も兼ねてヨガでもやりましょうか?」 タスク(大笑い)「そ、そりゃご勘弁…」 カチーナ「それより、ラーダ…ジガンの修理は終わったのかよ?」 ラーダ「もう少し時間がかかるわ。コックピットの換装作業も含めてね」 カチーナ「じゃあ、あたしもあいつに乗れるんだな?」 ラーダ(悲しみ)「ええ…。でも、あれをコロニー統合軍相手に使うのは覚悟がいるわよ」 カチーナ「いわくつきの機体だからな。でも、そんなことは言ってられねえ」 カチーナ「使える物は何でも使わねえと生き残れねえ。敵だらけの…この宇宙じゃな」 タスク「いわくつきって…どういうことッスか?」 ユン「あなた、『ホープ事件』のこと…知らないの?」 タスク(悲しみ)「あ、ああ…」 カチーナ「なら、エクセレンにでも聞いてみるんだな」 タスク(悲しみ)(もしかして…その事件がゼンガー少佐の言っていた、業と重さって奴なのか…?) 暗転 ブリーフィングルーム ブリット(悲しみ)「………」 エクセレン(笑い)「ブリット君、浮かない顔してるじゃなぁい? 先生が慰めてあげましょうか?」 ブリット(怒り)「エクセレン少尉、ふざけないで下さいっ!」 エクセレン(わお)「わお、反抗期?」 ブリット(怒り)「少佐は…ゼンガー隊長は…俺達を裏切ったんですよ!?」 ブリット(被弾)「それが…確実になってしまったんですよ!? 何とも思わないんですかっ!?」 エクセレン(悲しみ)「…それが現実。他に何かあって…?」 ブリット(悲しみ)「え…? う、それは…」 キョウスケ(真剣)「お前の負けだ、ブリット。ゼンガー・ゾンボルトはおれ達の敵になった。…それが現実だ」 ブリット(悲しみ)「割り切れませんよ…」 キョウスケ「だが、おれはあの男が『裏切った』とは思わん」 ブリット(怒り)「え!? どういうことですか!?」 エクセレン(悲しみ)「多分、ボスは私達の敵にならざるを得なかったんじゃないかしら?」 ブリット(怒り)「…何のためにです!?」 キョウスケ(真剣)「そこまではわからん。だが、あの男はタスクのジガンにトドメを刺さなかった…」 ブリット(悲しみ)「そ、それは…」 エクセレン(悲しみ)「ブリット君…私も信じたいのよ? ボスのこと」 エクセレン(悲しみ)「何てったって、あなた達よりつきあいは長いんだし」 キョウスケ(真剣)「あの男の真意は不明だ。だが、少なくとも…感情に流され、戦いを放棄することは望んでいまい」 ブリット(悲しみ)「それは…自分にもわかります…」 キョウスケ(怒り)(だが、解せんのは…いくら優秀だといっても、あの男の独断だけで組織が動くとは思えん…) キョウスケ(怒り)(DCのエルザム・V・ブランシュタイン…あの男の言葉からもそれは明らかだ) キョウスケ(怒り)(可能性は…このDC戦争自体が仕組まれたものだとしたら…?) キョウスケ(怒り)(馬鹿げた考えだが…大穴中の大穴…賭ける価値はあるかも知れん…) 暗転 コロニー・エルピス マイヤー「…お前がゼンガー・ゾンボルトか。話はビアンと我が息子から聞いている」 ゼンガー「は…」 マイヤー「どうした…このエルピスに来るのは初めてか?」 ゼンガー「いえ…。自分はDC…そして、統合軍にとって敵だった男です」 ゼンガー「そのような者と総司令が直接会う。あまりにも不用心では?」 リリー「何が言いたいのです? ゼンガー少佐」 ゼンガー「警備の者がいないこの状況…総司令の命を奪うには好機かと」 リリー(驚き)「……!」 マイヤー「ならば…何故、私を手にかけぬ?」 ゼンガー「自分が総司令に試されていると承知しているからです」 ゼンガー「それに…己の死に場所を見極めている者へ刃を向けても意味はない」 マイヤー「フッ…面白い男だ」 マイヤー「ゼンガー・ゾンボルトよ…このエルピスは人類が最初に建造したスペースコロニーだ」 マイヤー「宇宙環境適応手術の失敗、連邦の弾圧、幾多のテロ事件を経てもなお…」 マイヤー「我々が母なる大地として、ここを始めとする10基のコロニーを選んだ理由…それがわかるか?」 ゼンガー「外宇宙という未踏の世界へ踏み出すため…かと」 マイヤー(微笑)「そうだ。そのための試練として、我々は真空と隣り合わせの密閉空間で生き続けている…」 ゼンガー「………」 マイヤー(微笑)「だが、エアロゲイターの出現により、我々の道は閉ざされつつある」 マイヤー(微笑)「今一度、それを切り開くには我々だけでなく…人類全体が大きな試練を乗り越えねばならんのだ」 ゼンガー「そのことを知らしめるためにマイヤー総司令とビアン総帥は行動を起こされた…と認識しております」 マイヤー「フッ…。ならば、これからは我が尖兵となり、大義の剣を振るがいい」 ゼンガー「は…。そのためには、いかなる汚名も甘んじて受ける所存であります」 →11k『月灯りと銃身』 11k『月灯りと銃身』 ヒリュウ改艦橋 キョウスケ「部隊編成を変更…?」 ショーン「ええ。ゼンガー少佐のこともありますし、ジガンスクードも戦列に加わりましたからな」 ショーン「まず、タスク・シングウジ伍長を曹長へ戦時昇任させ…」 ショーン「配置を整備班からカチーナ中尉の小隊へ変更します」 キョウスケ「では、パイロットに?」 ショーン「まあ、彼が適性検査で落ちたのは、体技試験の点が足りなかっただけですからな」 ショーン「それに、前回の戦闘のこともありますし…足りない分は持ち前の勘の良さで補ってもらいます」 キョウスケ(勝負勘に優れているとなれば…パイロット向きか) ショーン「それから、あなたをATXチームの隊長に任命します」 キョウスケ(被弾)「! 自分を…?」 ショーン「ええ。主力部隊の隊長の座が空席のまま…というわけには参りませんので」 キョウスケ(被弾)「待って下さい。指揮官…自分で言うのも何ですが、向いているとは思えません」 ショーン「とは言え…ブルックリン曹長は少々経験が足りませんし…」 ショーン「エクセレン少尉も指揮官の素質はあるのですが、本人が嫌がるでしょうからなあ」 キョウスケ(被弾)(…おれの意思は関係ないらしいな…やれやれ) ショーン「では、こうしましょう。適任者が見つかるまで、少尉には隊長代理を務めて頂くということで」 キョウスケ(微笑)「…どうやら、選択肢はなさそうですね。…了解です」 ショーン「それと…以後、少尉のコードネームはアサルト1に変更します」 キョウスケ「! それは…」 ショーン「コードネームの変更はオペレート上の都合もありますし…」 ショーン「少尉にゼンガー少佐以上の戦士になって頂きたい…という私の個人的な願望も含まれております」 キョウスケ「…自分はあの男を引きずるつもりはありませんが、了解です」 暗転 ヒリュウ改格納庫 カチーナ(怒り)「おらおら、タスク! この程度でへばってどうすんだ!?」 タスク(怒り)「ちょ、ちょっとタンマ! 少し休みましょうよ、中尉」 カチーナ(怒り)「うるせえ! お前はただでさえも訓練時間が足りねえんだ!」 カチーナ(怒り)「いいか? 実戦で死にたくなかったら、あたしとのタイマン、もう10セットだ!!」 タスク(怒り)「じゅ、10セットォ!?」 カチーナ(怒り)「グダグダ言うな! さっさとシミュレーターに入れ!」 タスク「は~い…」 タスク(しょうがねえなぁ…。こうなったら…アノ手でいくか) カチーナ「ラッセル、状況セット! 月面戦、Dパターンで行く!」 ラッセル「あの、中尉…。シミュレーターの中にタスク曹長がいませんが?」 カチーナ(怒り)「何!? さっき確かに中へ…」 ラッセル「ははあ…。彼お得意のトリックでだまされましたね、中尉」 カチーナ(被弾)「なに感心してやがる! さっさとあいつを捕まえてこい! 代わりに200セットやらせるぞ!」 ラッセル(怒り)「は、はいっ!」 暗転 ブリーフィングルーム タスク(悲しみ)「ふう~やれやれ。あのままじゃ、実戦前に訓練で死んじまうぜ…」 エクセレン(わお)「あらん、タスク君…こんな所でくつろいじゃって。訓練中じゃなかったっけ?」 タスク(大笑い)「いや、もう。カチーナ中尉が厳しくて厳しくて。抜け出して、ちょっと一休みッス」 エクセレン(笑い)「あらん、お疲れさま。でも…私は不正とバーゲンは見逃さないわよ?」 タスク「ヘ!?」 エクセレン(わお)「はぁ~い、ラッセル君! 授業を抜け出しちゃった生徒はここにいるわよん?」 タスク(怒り)「ゲ!!」 ラッセル(怒り)「タスク曹長、こんな所に…! カチーナ中尉がカンカンですよ!」 タスク(被弾)「あ、あんまりだ~」 エクセレン「あの女鬼隊長だって、別にあなたをいじめたくてやってるわけじゃないのよ?」 エクセレン(被弾)「ん~………たぶん」 タスク(被弾)「自信ねえんじゃん!」 暗転 ヒリュウ改艦橋 ショーン「艦長、本艦はあと1時間で月周辺宙域に到達します」 レフィーナ(悲しみ)「…わかりました…」 ショーン「…どうしました?」 レフィーナ(悲しみ)「いえ、何でもありません……」 ショーン(無理もありませんな。負傷、死別、裏切り…戦争において避けられぬ陰の部分…) ショーン(それらを全て飲み込むには、彼女はまだ若すぎますか…) ショーン「艦長、ゼンガー少佐のことですが…」 レフィーナ(悲しみ)「わかっています。…駄目ですね、私。すぐ顔に出てしまって…」 レフィーナ(悲しみ)「キョウスケ少尉を見習わないといけませんね…」 通信音 ユン(怒り)「艦長、救難信号を受信しました!」 レフィーナ(驚き)「救難信号!?」 ユン「はい。所属は不明ですが、ARGANというコードで発信されています」 レフィーナ「ARGAN…?」 第11話 月灯りと銃身 敵味方初期配置出現 ヴィレッタ「ヒリュウ改より先に統合軍と接触するとは…」 ジーベル「あの見慣れぬPT…マオ社の新型らしいな」 ジーベル「機密保持のため、単機で逃がしたと見た…。ならば、SRX計画の機体か」 ジーベル「ククク…俺は運がいい。あれを手に入れれば、功績になる」 ジーベル「これでゼンガーなどに大きな顔をさせずに済む…ククク…」 ヴィレッタ「フッ…常務の言う通り、安定性の高いH2で脱出するべきだったわね」 ジーベル「先行しているバレリオンはあのPTを入手せよ。…パイロットは殺しても構わんぞ」 ヴィレッタ「向こうも新型…見た目は砲撃戦用のアーマードモジュール…」 ヴィレッタ「なら、このR-GUNとその新型…一緒に戦闘データを取らせてもらうわ」 ジーベルのHP90%以下or3ターンPP 一般兵「ジーベル少佐! この宙域に連邦軍の戦艦が接近してきます!」 ジーベル「フン、ヒリュウ改か…」 ジーベル「あの艦を沈めるのは、ここでなくとも良い。次の機会を利用するとしよう」 ジーベル「よし、艦隊は月面へ降下する。残りの者はヒリュウ改の相手をしろ」 ジーベル「…仕留め損ねても構わんぞ? 俺の手で沈めた方が、手柄になるからな。クックック…」 ジーベル、ペレグリン撤退 ヴィレッタ(苦悶)「月へ向かった? もしや、あの艦隊の狙いは『ムーンクレイドル』か…?」 ヴィレッタ(苦悶)「しかし、今はこの状況を何とかしないと…」 ヒリュウ改出現 ヴィレッタ「!」 ラーダ(驚き)「やっぱり、ヴィレッタね!? 無茶よ、まだ調整中のR-GUNで戦うなんて…!」 ヴィレッタ(微笑)「フフ…自分でもそう思っていたところよ」 レフィーナ「ラーダさんのお知り合いですか?」 ラーダ「ええ。私と同じマオ社のスタッフです」 タスク「あの姉ちゃん、状況の割にはあんまり焦ってねえなあ」 ヴィレッタ「焦ったところで、敵が手加減してくれるわけでもないわ」 エクセレン(わお)「わお、クールねえ。ちょっとキョウスケ、あなたとキャラ被ってない?」 キョウスケ(怒り)「知らん。だからと言って、全て任せるわけにはいくまい。…出撃する」 出撃準備 ヒリュウ改艦橋 レフィーナ「とりあえず、この場はしのげたようですね…」 ヴィレッタ「いえ、状況は悪化する一方よ」 レフィーナ「えっ…?」 ショーン「確かに、我々と入れ替わるように統合軍の戦艦が月へ降下しましたからな」 ヴィレッタ「そう、彼らの狙いはおそらくムーンクレイドル…」 ラーダ(驚き)「ムーンクレイドルって…! マオ社はどうなったの!?」 ヴィレッタ「…コロニー統合軍に制圧されたわ」 ラーダ(驚き)「そ、そんな…! どうして先にそれを教えてくれなかったの!」 ヴィレッタ「あなた達に、不要な動揺を与えたくなかったからよ」 タスク「ク、クールビューティー…! カチーナ中尉とは正反対だな」 カチーナ(怒り)「何だと、てめえ! 頭カチ割るぞ!!」 タスク「あ、あの~…ビューティーってところに、フォロー入ってるんスけど?」 カチーナ(怒り)「申し訳程度なのが、かえって腹が立つんだよ!」 ラーダ(悲しみ)「…じゃあ、ヴィレッタ。マオ社のみんなは…?」 ヴィレッタ「Mk-Ⅱの試作2号機と引き替えに、社員全員の安全は確保したわ」 ラーダ(驚き)「Mk-Ⅱって、まさか、ヒュッケバインの…?」 カチーナ(怒り)(! ヒュッケバインだって…!?) ヴィレッタ「統合軍もマオ社のノウハウを欲しがっている。しばらくは保つでしょうね」 ラーダ「じゃ、じゃあ…社長と常務は…?」 ヴィレッタ「私とは別に脱出し、ムーンクレイドルへ向かったわ」 ショーン「ならば、マオ社より先に、そこへ向かった方が良さそうですな」 レフィーナ「ええ。行きましょう、ムーンクレイドルへ…!」 →12k『ムーンクレイドル』 12k『ムーンクレイドル』 ヒリュウ改艦橋 レフィーナ「…ムーンクレイドルの様子は?」 ユン「すでにコロニー統合軍の艦隊によって包囲されていますが…攻撃は受けていないようです」 レフィーナ「いくら彼らと言えども、簡単にあの施設を占拠することは…」 ショーン「…出来ない、とは言い切れませんな」 レフィーナ「え…?」 ショーン「ともかく、急ぎましょう。気になることがありますので」 暗転 ヒリュウ改格納庫 ラーダ「ARGAN…いえ、R-GUNは、あのシステムなしでも動かせるようにしたのね?」 ヴィレッタ「イングラムの指示でね。複数のパイロットによって、より多くのデータを取るために、と」 ラーダ「でも、動力源の不安定さはどうにもならないわね」 ラーダ「それに、ヨガ顔負けの変形機構のせいで、フレームが保ちそうにないし…」 ヴィレッタ「ええ。しばらくしたら、分解して再調整をする必要があるわね…」 キョウスケ(怒り)(…ヴィレッタ・バディム…どうも引っ掛かる…) キョウスケ(怒り)(あの男と…ゼンガーと同じような雰囲気を…) エクセレン(わお)「どうしたの? …はは~ん、ああいうのがお好み? もう、私というものがありながら!」 キョウスケ「…お前は何も感じないのか?」 エクセレン「え? そうねえ…なかなかのクールビューティっぷりにメロメロ気分になっちゃいそうねえ」 エクセレン(わお)「いやん、お姉様! そんな! …って感じ?」 キョウスケ「状況がさっぱりわからん」 ギリアム「…二人とも、何をしている? 間もなく出撃だぞ」 キョウスケ「…すみません、少佐」 エクセレン「んじゃ、怒られついでに…『ムーンクレイドル』って何なのか教えてもらえません?」 ギリアム「そうか、君達は知らなかったのだな。あの人工冬眠施設のことを…」 エクセレン(わお)「人工冬眠施設って…もしかして、氷づけの眠れる美女にされちゃうとか?」 ギリアム「…美女はともかくとして、君のいうとおりだ」 キョウスケ「…何のためにそのような施設が?」 ギリアム「人類が滅亡の危機を迎えた時のために…だ」 エクセレン「なるへそ。要はノアの方舟…ってわけね」 ギリアム「そうだ。ムーンクレイドルはヒトという種を保存するための施設なのだ」 エクセレン「でも、何で統合軍はそんなものを狙うのかしら?」 ギリアム「ムーンクレイドルは強固な外殻で守られた地下施設…」 ギリアム「内部には人工冬眠装置やプラントだけでなく、自動防衛システムも設置されている」 キョウスケ(怒り)「自動防衛システム…。では、軍事拠点としても使えると?」 ギリアム「ああ。それに、ムーンクレイドルは未完成だ」 ギリアム「コロニー統合軍はあれを占拠し、完全に要塞として改造する気なのかも知れん」 エクセレン(被弾)「わお、そんなことされたら、ますます面倒なことになっちゃうわね」 ギリアム「…話が長くなったな。機体に搭乗しよう」 キョウスケ「了解です」 キョウスケ(怒り)(それにしても、…種の保存か) キョウスケ(怒り)(ゼンガーが言っていた脅威とは、余程のものらしい…) キョウスケ(怒り)(だが…引っ掛かる。何だ…?) 暗転 ムーンクレイドル リン「常務、統合軍の様子は?」 ユアン「頭上は戦艦に抑えられ、月面にはアーマードモジュールが距離を置いて展開しています」 ユアン「しかし…依然、動きはありません」 リン「妙だな…」 ユアン「単に攻めあぐねているだけなのでは?」 リン「このムーンクレイドルを建設しているのは我が社だが…」 リン「設計はDCの前身…EOTI機関が行っている」 リン「ならば、構造上の欠点や未完成部分の情報は統合軍にも筒抜けのはずだ」 ユアン「た、確かに。ネットワークまわりのシステムにはまだまだ問題が…」 警報 リン(怒り)「!」 オペレーター「侵入警報…。人じゃない…ネズミかしら?」 リン「何を馬鹿な。月にネズミがいるものか」 ユアン「では、月だけにウサギとか…。うん、このジョークは使えるな。今度、リオに会った時にでも…」 リン「つまらん冗談は減俸の対象にするぞ? …ユアン・メイロン常務」 ユアン「す、すみません、社長。ところで、君…何があったのかね?」 オペレーター「何者かがここへ侵入したようですが…誤動作だと思われます」 ユアン「誤動作?」 オペレーター「はい。サイズが小動物程度ですから…」 リン(怒り)「己の技術を過信するな。あのヒュッケバインの事故を忘れたのか?」 リン(怒り)「こちらのシステムのハッキングも念頭に置いて、すぐに再チェックしろ」 オペレーター「は、はい!」 第12話 ムーンクレイドル ヒリュウ改出現 タスク(笑い)「ヒュ~ッ、ドンピシャだぜ! 降下ポイントもバッチリ!」 ブリット「あの慎重なレフィーナ艦長が敵艦隊の中央突破をするなんて…」 エクセレン「何気にカチーナ中尉やキョウスケの影響だったりしてね」 ブリット「…悪影響の間違いでしょ?」 カチーナ(怒り)「うるせえ、ブリット! てめえもタスクと同じ目に遭いたいか!?」 ブリット「い、いえ。遠慮させて頂きます…」 タスク(ど、どんな目に遭わせるつもりだったんだ?) レフィーナ「…何はともあれ、月面への強行降下作戦は成功ですね」 ショーン「見事なご判断でした、艦長。しかし…」 レフィーナ「ええ、わかっています。突破に成功した本当の理由…」 レフィーナ「それは、敵艦が本艦を追撃して来なかったからですね」 ショーン「…はい」 ギリアム(怒り)「…妙だな」 キョウスケ(怒り)「同感です。待ち伏せにしては布陣が素直すぎる」 タスク「へへっ、そんじゃ、どんな策を練ってくるか…逆にお楽しみといきましょかねえ!」 エクセレン(被弾)「気になるわね。何かこう…胸のあたりがモヤモヤするっていうか…」 レフィーナ(怒り)「何もないことを祈ります。各機、出撃してください!」 出撃準備 レフィーナ「ユン伍長、念のためにムーンクレイドルと連絡を取って下さい」 ユン「了解」 ユン「…? 艦長、先方はこちらからの通信を受信していないようです」 レフィーナ(驚き)「……!」 ラーダ「ヴィレッタ、ムーンクレイドルの通信設備は…?」 ヴィレッタ「すでに完成しているはずよ」 タスク「となると…敵さん、何かを企んでるみたいッスねえ」 キョウスケ(怒り)「ならば、それごと踏み倒すしかあるまい。…いくぞ」 ギリアム「フッ…思い切ったな、少尉。…時にはそれもやむなし、か」 ブリット(いつもなんだけどなあ) エクセレン(笑い)(いつも通りなのよね) 敵全滅or2ターンPP ユン(怒り)「敵艦隊が降下を開始しました! 接触まで、あと30秒です!」 タスク(怒り)「やれやれ…敵さん、もうネタ明かしかよ?」 レフィーナ(怒り)「各機、警戒して下さい!」 キョウスケ(怒り)(おれ達が来たにも関わらず、敵機がまだ動かん。…陽動が目的か?) 敵全滅の場合→2ターンEP 敵全滅or2ターンEP 敵増援出現 カチーナ「何だよ、ちょっと期待してみりゃ、中途半端な挟み撃ちじゃないさ」 エクセレン「ヒネリが欲しいわよねえ。7回転半くらい」 キョウスケ「ひねりすぎだ。…というよりも、まだ仕掛け自体が完全ではないと見るべきだろうな」 レフィーナ(怒り)「ユン伍長、通信は?」 ユン「不通のままです」 レフィーナ(怒り)(…クレイドルの中で何かが起きているというの…?) 敵全滅の場合→3ターンPP 敵全滅or3ターンPP ゲシュペンストMk-Ⅱ・M(中立)出現 キョウスケ「ゲシュペンストMk-Ⅱ…クレイドルの中から…?」 ブリット「こっちを助けてくれるんでしょうか!?」 エクセレン「…さあてねえ。でも、誰が乗ってるのかしらん?」 ヴィレッタ「あれはクレイドル防衛用の無人機よ」 ブリット「ってことは、やっぱり味方ですね?」 ヴィレッタ「クレイドル内部との連絡が取れない以上、そう言い切ることは出来ないわ」 タスク(悲しみ)「う~ん…。何かヤな予感がしてきた…」 キョウスケ(怒り)「…作為的なものは感じられるがな」 エクセレン(笑い)「キョウスケもそう思う? んふふ~、やっぱり私達って気が合うと思わない?」 キョウスケ「じゃあ、タスクとも合うな」 エクセレン(わお)「…そう来る? でも、タスク君はいつ帰らぬ人になるかわからないし…遠慮しとくわ」 タスク(怒り)「ちょっと、少尉!? そりゃカチーナ中尉なら本気で…」 カチーナ(怒り)「…あ?」 キョウスケ「ともかく、油断するな」 敵全滅の場合→4ターンPP 4ターンPP ブリット「エクセレン少尉、あの無人機…こちらへは攻撃を仕掛けて来ません」 ブリット(笑い)「やっぱり、味方ですよ!」 エクセレン「う~ん、どうかしら? …捜査の基本は疑うことよ? ブリット君?」 ブリット「そ、捜査って…?」 タスク「俺の第六感も、あいつらは怪しいってささやいてるぜ」 ブリット「でも、俺にはあの無人機がヒリュウ改の護衛に回ってるとしか…」 エクセレン(わお)「! ブリット君、いいとこに気づいたじゃなぁい?」 敵全滅の場合→敵全滅 ブリット「…は?」 エクセレン(んじゃ、もうちょっとだけ様子見といきましょかねえ…) 7ターンPP エクセレン(わお)「読めた!」 ブリット「!? ど、どうしたんです、少尉!?」 →敵全滅 敵全滅 エクセレン(わお)「みんな、無人機のゲシュちゃんは敵よ! しかも、狙いはヒリュウ改…」 エクセレン(わお)「すぐにやっつけちゃって!」 ブリット(怒り)「ちょ、ちょっと待って下さい! どうしてそんなことが言えるんです?」 エクセレン「あのゲシュちゃん、こっちだけじゃなくって、統合軍にも攻撃してなかったもの」 ブリット「それは、ヒリュウ改を護衛するために…」 ギリアム「…なるほど。あの無人機は守るべき相手を間違っているというわけか」 ブリット「え!?」 タスク「つまり、あいつらは敵に操られてるってこった」 ヴィレッタ「クレイドルのシステムが、ネットワームか何かでハッキングされたのかも知れないわね…」 ショーン「そして、回線を封鎖したのはそのことを我々に知らせないために…ということですな」 エクセレン(わお)「大ピンポン! この中でヒリュウ改を沈めて得するのはコロニー統合軍だし…」 キョウスケ(被弾)「数少ないPTを破壊して、損をするのはおれ達というわけか」 エクセレン(笑い)「そそ。見極めるのにちょっと時間がかかっちゃったけど、信じてもらってOKよん?」 キョウスケ「いいだろう。…その賭け、乗った」 エクセレン(被弾)「あらら、賭けって…信用してないってこと?」 キョウスケ(微笑)「さあな。想像に任せる」 カチーナ(怒り)「統合軍め、つまらねえ芝居を打ちやがって…そうと決まれば、遠慮はしねえ!!」 ゲシュペンストMk-II・M、敵ユニットへ変化 敵全滅 カチーナ「ヘッ、これで片づいたか…?」 キョウスケ(怒り)「いや、まだだ。この三文芝居…舞台ソデで見ていた者がいるはずだ」 ヴィレッタ「ええ。クレイドルのシステムにハッキングを仕掛けた張本人がね」 エクセレン「そろそろ出てくるんじゃなぁい?」 エクセレン(笑い)「『策士、先におぼれる』って言うしね」 ヴィレッタ「それを言うなら、『策士、策におぼれる』よ」 エクセレン(わお)「ツッコミ早っ! …いやん、お姉様! そんな…!」 ヴィレッタ「お姉様? …私に妹はいないが…」 エクセレン(笑い)「あらん、ボケも早かったりするのね」 ヴィレッタ「ボケ? 花の名前か?」 カチーナ(怒り)「コントやってる場合か! 敵が来やがったぜ!!」 ペレグリン出現 ジーベル「俺の作戦を見破るとは大したものだ。だが…策は二重三重に張りめぐらせてこそよ」 エクセレン(笑い)「あらら、大した自信ねえ。だけど、役者の演技の方はイチゴ味…って感じだったけど?」 ヴィレッタ「イチゴ?」 キョウスケ「詰めが『甘い』…ということだ」 ヴィレッタ「…なるほど。深いわね」 ブリット「ヴィレッタさん、あまり真に受けない方が…」 ジーベル「フン…これを見てもまだつまらんことが言えるか?」 大型ミサイル出現 レフォーナ(驚き)「あのミサイル…まさか、MAPW!?」 カチーナ(被弾)「ムーンクレイドルごとあたし達を吹き飛ばすつもりか!?」 ジーベル「残念だが、ここで消滅するのはお前達だけだ」 ジーベル「エアロゲイターの攻撃を想定して建造されたクレイドル…」 ジーベル「その外殻は、MAPWの破壊力程度ではビクともせんのでな」 エクセレン「ふ~ん。小手先の作戦が通用しなかったから、最後は力押しってわけ?」 エクセレン(わお)「策士ぶってる割には、考え方がなんかセコいのよねえ~」 ジーベル(驚き)「何だと、貴様…! 女の分際でこの俺を愚ろうするか!」 エクセレン(笑い)「わお、古いわねえ。時代は男女平等…こっちにはたくさんキャリアウーマンがいるしね」 レフィーナ(驚き)「キャリアウーマンって…」 タスク(被弾)「…むしろ古っ」 キョウスケ(怒り)「挑発はそこまでにしろ、エクセレン。今は…」 ???「その必要はない!」 エクセレン(被弾)「!?」 グルンガスト零式出現 ジーベル(驚き)「グルンガスト零式…! ゼンガー・ゾンボルトか!?」 ゼンガー「ジーベル少佐…。この戦いの意味を理解していないようだな」 ジーベル(驚き)「何だと!?」 エクセレン「様子がおかしくない? ボス…もしかして戻って来てくれるとか?」 キョウスケ(怒り)「………」 ジーベル(驚き)「ゼンガー、貴様は今回の作戦と関係がなかったはずだ! 新参者故に手柄を焦っているのか!」 ゼンガー(怒り)「俺の目的はただ一つ!」 ゼンガー、移動し大型ミサイルを撃墜 ユン(怒り)「グルンガスト零式が大型ミサイルを墜落させました!」 レフィーナ(驚き)「!!」 ジーベル(驚き)「貴様…! 所詮は裏切り者、再び寝返ろうというのか!?」 ゼンガー「ムーンクレイドルは未完成だ。至近距離でMAPWを爆発させれば、損害が出る」 ゼンガー「それに、総司令の命令はここの破壊ではなく、占拠だったはず」 ジーベル(驚き)「うぬっ…!」 ゼンガー「にも関わらず、お前はヒリュウ改を沈めるため、MAPWを使った…」 ゼンガー「手柄を焦っているのはお前の方ではないのか?」 ジーベル(驚き)「おのれ、邪魔をしおって! 本艦を月面から離脱させろ!」 ジーベル撤退 エクセレン「どういう風の吹き回し? …ま、ボスが嫌いなタイプだとは思ったけど」 ゼンガー「………」 レフィーナ(怒り)「ゼンガー少佐、どうして私達を助けてくれたのですか…?」 ゼンガー「…さらばだ」 キョウスケ(叫び)「待て、ゼンガー・ゾンボルト」 ゼンガー「今、ここでお前達とやりあうつもりはない」 ゼンガー「そう遠くない未来…ふさわしい場所で決着をつける」 キョウスケ(怒り)「…了解」 エクセレン(被弾)「ちょっとキョウスケ! それにボス! ちょっとってば!」 ゼンガー撤退 キョウスケ(怒り)「………」 ブリット(怒り)「隊長は何のために自分達を…?」 ヴィレッタ「ムーンクレイドルの損傷を食い止めたかっただけかも知れないわね」 レフィーナ(悲しみ)「…少佐は損得勘定だけで動く人ではありません…」 エクセレン(悲しみ)「まあ、ね。キョウスケ、あなたはどう思ってるの?」 キョウスケ(怒り)「何もない。今はな。…結果は近いうちに出る」 キョウスケ(怒り)「…それがどんな結果にせよ、な」 エクセレン(悲しみ)「………」 ユアン「社長、ネットワームの駆除を完了しました! システム、正常に戻ります!」 リン(怒り)「よし、クレイドルの上部ゲートを開け。ヒリュウ改を迎え入れる」 ムーンクレイドル レフィーナ「…では、ネットワームによるハッキングが原因だったのですね?」 ユアン「ええ。そのため、無人機の制御システムと通信システムを統合軍に乗っ取られてしまいました」 リン(悲しみ)「誠に申し訳ない。我々の処置が早ければ、あのような事態には…」 レフィーナ「いえ…。こちらも防衛用のゲシュペンストを破壊してしまいましたから…」 リン「PTは失っても、また作ることが出来る。しかし、人間はそういうわけにはいかない」 エクセレン(わお)「へ~え…。あの人がマオ社のシャッチョーさん?」 キョウスケ「ああ、そうだ」 エクセレン「まだ若いのねえ。ラーダさんと同い年ぐらい?」 キョウスケ「彼女は前社長だった父親の後を継いで間もないからな」 エクセレン「あらん、キョウスケ…あの人のこと、知ってるの?」 エクセレン(被弾)「ヴィレッタさんの時といい、ここんとこ女の人のチェック…細かくない?」 キョウスケ「リン・マオ社長…いや、元中尉はPTXチームのメンバーだった」 エクセレン「PTXチームって、キョウスケが前にいた極東支部お抱えのPT特殊部隊よね?」 エクセレン(わお)「ってことは…わお! あの人って、エリートパイロットさんだったの?」 キョウスケ「ああ。おれがまだ極東支部基地にいた頃から、凄腕として有名だった」 エクセレン(わお)「凄腕パイロット兼、社長…何だかすごくない? 私も目指そうかしら?」 キョウスケ「どこの社長になる気だ」 エクセレン(笑い)「う~ん、そうねえ…」 キョウスケ「………」 キョウスケ(怒り)(今回の戦い、ゼンガーのおかげで勝ったようなものだ…) キョウスケ(怒り)(だが、ムーンクレイドルを守り切ったところで、現状を好転させることは出来まい…) キョウスケ(怒り)(後手後手では勝てん…どこかで大きく賭ける必要がある…) →13k『バニシング・トルーパー』 13k『バニシング・トルーパー』 ヒリュウ改艦橋 ユン「駄目です、艦長…。ハドリー・バレーのセレネ基地、応答ありません」 レフィーナ「そうですか…」 ショーン「すでに制圧されたと見て間違いないですな」 リン(怒り)「セレヴィス・シティの様子は?」 ユン「コロニー統合軍艦隊によって包囲されていますが…攻撃は受けていないようです」 ショーン「ふむ。今となっては、地球からの援軍も絶望的…。我々は完全に孤立しましたな」 レフィーナ「…ええ……」 ショーン「さて、いかがなさいます? このムーンクレイドルでほとぼりが冷めるまで待ちますか?」 ショーン「それとも、玉砕覚悟で統合軍本部があるエルピスへ突撃致しますか?」 レフィーナ(悲しみ)「…少し考えさせて下さい…」 ユン(レフィーナ……) ショーン「………」 リン「ショーン少佐、少し言い過ぎでは?」 ショーン「わかっております。しかし、指揮官に迷いがあっては、全体の士気に影響致します」 ショーン「レフィーナ艦長にはそろそろ本当の意味での覚悟を決めてもらいませんと…」 リン「彼女はまだ若い。荷が重すぎると思うが…」 ショーン「私と前任の艦長、ダイテツ・ミナセ中佐が、かつて体験した航海は今以上の修羅場でした」 ショーン「それに…所詮、ここは地球を目視出来る宙域…言わば、玄関先のようなものです」 ショーン「太陽系外宙域で遭遇する危機に比べれば、今の状況など生やさしいものですな」 リン(そうか…。このヒリュウ改は元々、外宇宙探査計画で建造された艦だったな) ショーン「現状に耐えられぬのなら、レフィーナ艦長はそれまでの人材だった…ということです」 ショーン「代わりの人間を選び出すしかありませんな」 ユン「……!」 ユン「副長、自分は用事がありますので、少し席を外します」 ショーン「は? 任務中に何を…」 ユン「失礼します」 ドア開閉音、ユン退室 ショーン「ユン伍長…。やれやれ」 リン(笑い)(フフ…そう仕向けておいて、よく言う) ドア開閉音 暗転 艦長室 レフィーナ(悲しみ)(…………) レフィーナ(悲しみ)(…今まで何とか頑張って来たつもりだけど……) レフィーナ(悲しみ)(もう無理かも知れない…。艦長を務めるのは……) ユン「艦長…」 レフィーナ「あ、ユン伍長……。ど、どうしたのです?」 ユン「艦長のことが気になって…」 レフィーナ(笑い)「…二人だけの時はそういう呼び方をしなくてもいいですよ」 レフィーナ「あなたは私より1つ年上ですし…航宙士官学校の同期なんですから」 ユン「じゃあ、部下としてではなく、同期生として言わせてもらいます」 ユン「つらいのはわかりますが…逃げるのは卑怯ですよ?」 レフィーナ「……!」 ユン「確かに、この艦のクルーは、自分やあなたを含めて大半が訓練生上がり…」 ユン「でも、今まで何とか頑張って来たじゃないですか」 ユン「だから、ここまで来て…つらいから、無理だからと言って逃げ出すのは卑怯だと思います」 レフィーナ(悲しみ)「………」 ユン「…では、任務に戻ります。差し出がましいことを言って申し訳ありませんでした、艦長」 レフィーナ(悲しみ)「………」 暗転 ムーンクレイドル ギリアム(怒り)「…これがあのヒュッケバインの量産試作型。実物を見るのは初めてだな」 ラーダ「常務、1号機は無事だったんですね?」 ユアン「うむ。2号機は統合軍へ渡したが…この機体だけは何とかここへ運び込むことが出来た」 ラーダ「残りの3号機は…連邦軍のトライアルに回したままですか?」 ユアン「ああ。今となっては無事かどうか…」 ギリアム「見たところ、量産型ゲシュペンストMk-Ⅱのパーツが多く使われているようですね」 ユアン「それを見破るとは…さすがは元教導隊の方ですな」 ギリアム「…理由は量産を踏まえてのコストダウンと、例の暴走事故ですね?」 ユアン「ええ……」 ラーダ(悲しみ)「………」 ユアン「しかし、このMk-ⅡはMk-Ⅰの悲劇を繰り返さぬよう、慎重に検討を重ねて作られた機体であり…」 ユアン「我が社の自信作です。少し扱いづらいのが玉にキズですが」 ラーダ「常務、この機体…出来ればヒリュウ改で使いたいのですが…」 ユアン「しかし、1号機には試験的に例のシステムが取り付けられている。…適格者はいるのかね?」 ラーダ「…素質を持った子はいます」 ラーダ「それに、通常時はリンクを切っておけば、調整次第で私達でも使うことが可能です」 ユアン「わかった。なら、社長に掛け合ってみよう。もっとも、答えは決まっていると思うがね」 キョウスケ「………」 エクセレン(笑い)「んふふ~、キョウスケ…アルトちゃんのライバル機が気になってるご様子ね?」 キョウスケ「ああ。ラドム博士が次期主力PTの座を争っていた相手だ…」 キョウスケ「この目で見ておこうと思ってな」 エクセレン(悲しみ)「…博士達、大丈夫かしら?」 キョウスケ(真剣)「リシュウ顧問も一緒だ。…無事を信じたいが…何とも、な」 ラッセル「皆さん、ここにいたんですか?」 エクセレン「あらん、どうしたの? ラッセル君」 ラッセル「これからのことについて、艦長から発表があるそうです」 キョウスケ「艦長から…?」 暗転 ブリーフィングルーム レフィーナ「…現在の状況は皆さんもご承知のとおりです」 レフィーナ「さらに、セレス基地やマオ社を制圧された以上…本艦だけで統合軍を倒すことは不可能です」 ショーン(………) ギリアム(怒り)(確かに、彼我戦力差は如何ともし難いが…) カチーナ(怒り)(まさか、投降しようなんて言い出すんじゃねえだろうな…) レフィーナ「…ですが、私はこのままムーンクレイドルの中に隠れ続けるつもりはありません」 レフィーナ「本艦の戦力で、出来るだけのことをしようと思っています」 ギリアム「では、何をするというのです?」 レフィーナ「第三次防衛線上の宇宙ステーション『コルムナ』を奪回します」 カチーナ「コルムナだぁ? そんなもん奪い返して何になるってんだ?」 レフィーナ「あそこには通信衛星の予備制御システムがあります」 レフィーナ「それとネットワームを併用すれば、連邦軍の各種衛星の機能を復活させることが出来ます」 ギリアム「なるほど。開戦当初、DCや統合軍に奪われた通信衛星や偵察衛星を奪回する…と?」 レフィーナ「はい。そうすれば、地上の連邦軍は作戦行動を取りやすくなりますので」 ショーン(…お見事、艦長。それがベストの回答です。…成長なされましたな) レフィーナ「ただし、この作戦は無謀かつ非常に危険です」 レフィーナ「敵もコルムナの重要性を承知し、強固な防衛網をしいているはずですから」 タスク「俺達だけで突撃かぁ…。命がいくつあっても足りねえぜ」 ブリット「でも、成功させれば、地上の戦況が好転するかも知れない」 タスク「ああ。ところで…」 タスク「ちょいちょい、エクセ姉さん。…賭けねえッスか?」 エクセレン(笑い)「何を? 私のハート? いやあねえ、お・ま・せ・さ・ん」 タスク(怒り)「むしろいらねえッスよ! 作戦が上手くいくかどうかッスよ!」 キョウスケ(微笑)「乗った。…問題あるまい。いつも通りにやればな」 タスク(悲しみ)「少尉も? さ、参考までに…どっちに賭けるんスか?」 キョウスケ「無論、分の悪い方だ」 タスク(被弾)「や、やっぱり? っちゃ~、こりゃヒデエ目に遭うこと間違いなしだな」 キョウスケ「…どういう意味だ」 レフィーナ「ヴィレッタさん、ラーダさん…あなた方はこのままムーンクレイドルに残って下さい」 ヴィレッタ「いえ、私達も行くわ。戦力は少しでも多い方がいい」 ヴィレッタ「それに…私とラーダなら作戦目的に適したネットワームを作成することも出来る」 レフィーナ「しかし、あなた方は民間人です。これ以上は…」 ラーダ(笑い)「構いませんわ、艦長。この艦に愛着もありますし…」 ラーダ(笑い)「まだ、みんなにヨガの素晴らしさを伝えきれていませんもの」 エクセレン(被弾)「伝えきられたら最後ね…」 ヴィレッタ「…ともかく、私達も作戦に参加するわ」 レフィーナ(悲しみ)「すみません…」 ショーン「感謝致します。これで艦内もより華やいで何よりですなあ」 レフィーナ「…副長?」 ショーン「…ゴホン。では、早速出航準備に取りかかりましょう」 ラーダ「ブリット君、少しいいかしら?」 ブリット(笑い)「す、すみません。俺、体固いんでヨガはちょっと…」 ラーダ(驚き)「あの…そんなに脅えた目をしなくても…」 第13話 バニシング・トルーパー ヒリュウ改出現 ユン「艦体、クレイドルから離脱。主機、補機ともに問題なし」 レフィーナ「わかりました」 ユアン「あの、レフィーナ艦長…お願いしたいことがあるのですが…」 レフィーナ「何でしょう?」 ユナ「コルムナを奪回されましたら、今からお送りするメールを転送して頂きたいのですが…」 レフィーナ「機密文書ですか?」 ユアン「い、いえ…そんな大層な物では。もちろん、余裕があればで結構ですので…」 レフィーナ「わかりました」 リン「リオ宛か? 相変わらず心配性だな」 ユアン「社長こそ…イルムガルト・カザハラ中尉へ何も送らなくていいんですか?」 リン(怒り)「な…? そ、そんな必要はない」 エクセレン(わお)「わお! もしかしてもしかすると…その人ってシャッチョーの恋人さん?」 ユアン「そうですよ」 リン(怒り)「常務!」 ユアン「ただ、イルム中尉が浮気をして…今は断絶状態みたいですけど」 エクセレン(被弾)「…わかりやすいわねえ」 キョウスケ(被弾)「…エクセレン、大事な協力者を怒らせるな」 ユアン「社長も冷たいですねえ…。もう許してあげてもいいのでは?」 リン(怒り)「駄目だ。あの男は…甘やかすとつけ上がる」 ユアン(浮気と言っても…ウチの女性社員とお茶を飲んでいただけなのに…) リン「では、レフィーナ艦長…貴艦の幸運を祈る」 ユアン「ラーダ、ヴィレッタ…君達も気をう(つ)けてな」 ヴィレッタ「ええ」 ラーダ(笑い)「常務達も…ご無事で」 警報 ユン(怒り)「艦長、敵機が降下して来ます!」 レフィーナ(怒り)「こちらの動きに気づいたようですね…!」 敵初期配置出現 レフィーナ(怒り)「各機、出撃して下さい!」 出撃準備 タスク(怒り)「? ブリットの奴はどうしたんだ?」 ラッセル「さあ…? 先程、ラーダさんと何か話していたようですけど」 タスク「そういや、姉さんもいねえな」 エクセレン(わお)「わお、もしかして…戦場のロマンス中?」 カチーナ「あの二人が? …想像できねえ。折り曲げられてるだけじゃねえか?」 ラッセル(困惑)「…そ、そうかも知れませんね…」 ショーン「敵の数と配置…。波状攻撃を仕掛けてくるつもりかも知れませんな」 レフィーナ「ええ。ぐずぐずしていたら、ここから脱出できなくなってしまいます」 レフィーナ(怒り)「本艦はあと6分以内に…」 目的地を指定 レフィーナ(怒り)「ここへ到達し、この宙域から離脱します!」 キョウスケ(怒り)「敵はヒリュウ改の行く手を阻んでくるはずだ。…おれ達で露払いをするぞ」 エクセレン(わお)「オッケ~! んじゃ、行ってみましょか!」 2ターンPP レフィーナ(怒り)「あと5分です!」 敵全滅or2ターンEP 敵増援出現 ショーン「やはり、波状攻撃…。増援はあれだけではないでしょうな」 レフィーナ(怒り)「PTは本艦の前方へ回り、敵機を撃墜して下さい!」 3ターンPP レフィーナ(怒り)「あと4分以内に目標ポイントへの到達を!」 敵全滅or3ターンEP 敵増援出現 タスク(悲しみ)「チッ、まずいな。この調子で敵の数が増えたら、ヒリュウ改がやられちまうぜ」 キョウスケ(被弾)「数の不利は承知だ。…だが、押し切るしかあるまい…!」 4ターンPP レフィーナ(怒り)「あと3分以内に目標ポイントへの到達を!」 敵全滅or4ターンEPorヒリュウ改が目的地に到達 敵増援出現 ユン(怒り)「敵艦出現! 新型です!!」 レフィーナ(驚き)「脱出ポイントを囲まれた…!?」 ショーン「まずいですな。ここで足止めを食らったら、さらなる集中攻撃を受けることになります」 レフィーナ(怒り)「くっ…! なら、一気に敵艦を沈めなければ…」 ユン(怒り)「艦長! カタパルトから発進する機体が!」 レフィーナ(驚き)「!」 ヒュッケバインMk-Ⅱ出現 キョウスケ(叫び)「あれは…ヒュッケバインMk-Ⅱ…!」 エクセレン(わお)「わお! もしかして、乗ってるのはブリット君!?」 キョウスケ(被弾)「…もう使えるのか?」 ブリット(被弾)「うっ…く…! こいつ、押さえ込むだけで精一杯だ…」 ラーダ「テスラ・ドライブは積んでいないけど、ヴァイス並の機動力を持った機体よ」 ラーダ(笑い)「だから、操縦はいつも以上に細かく…。わかったわね?」 ブリット(怒り)「は、はい…!」 エクセレン(被弾)「ヘ? ラーダさんも一緒なの?」 エクセレン(怒り)「ちょ、ちょっと! 不純よ、ブリット君! 先生、そんなの許しませんよ!」 ブリット「え? そ、そんなことを言われても…」 タスク(怒り)「それよか、PTの狭いコックピットに、どうやって二人も乗ってんだ?」 ラッセル(困惑)「も、もしかして…」 ブリット「あ、あの…ラーダさん、その姿勢で大丈夫…ですか?」 ラーダ(笑い)「心配はいらないわ。体の柔らかさには自信があるもの」 ブリット(み、見ててちょっと怖いんだけど…そのポーズ…) ラーダ「それより、ブリット君…。精神を集中させなさい。私も手伝ってあげるから」 ブリット「え? 手伝うって…」 ラーダ(集中)「いいから、心の中で念じるの。自分が機体と一体になるように…」 ラーダ(集中)「そして、感じ取りなさい。敵の存在を…その動きを…」 ブリット(悲しみ)「………」 念動感応 ブリット(悲しみ)「! 何だ、この感じ…?」 ヴィレッタ(…例の力が開花しつつあるようね) ヴィレッタ(タイプTTをATX計画へ送って正解だったわ) ブリット「…何かに手が届きそうな感覚…もしかして、これが敵機の反応…?」 ラーダ(笑い)「そう、その感じを忘れないで。ブリット君」 ブリット(怒り)「わかりました。行きます!」 ヒリュウ改が目的地に到達の場合→敵全滅orヒリュウ改が目的地に到達 5ターンPP レフィーナ(怒り)「あと2分以内に目標ポイントへの到達を! 急いで下さい!」 6ターンPP レフィーナ(怒り)「あと1分しかありません! 早く目標ポイントへ!!」 7ターンPP レフィーナ(驚き)「ああっ、間に合わなかった…!」 →GAME OVER 敵全滅orヒリュウ改が目的地に到達 ショーン「艦長、本艦は目標ポイントへ到達しました」 レフィーナ(怒り)「機関、最大戦速! この宙域から離脱します!」 ヒリュウ改格納庫 タスク「やるじゃねえか、ブリット」 ブリット(笑い)「いや、ラーダさんがいてくれたおかげだよ」 カチーナ「ヘッ、ヒュッケバインには気をつけた方がいいぜ、ブリット」 ブリット「どういう意味です?」 カチーナ「あいつの前の機体…つまり、Mk-Ⅰはな…」 カチーナ「初のEOT搭載型パーソナルトルーパーだった」 タスク「EOTって…メテオ3から発見された、異星人の超技術って奴ッスよね?」 カチーナ「そうさ」 カチーナ「そして、Mk-Ⅰにはそいつを応用した『ブラックホール・エンジン』が組み込まれていた」 ブリット「ブラックホール・エンジン……」 タスク(悲しみ)「何かヤバそうな名前だな」 カチーナ(怒り)「ああ。実際、ヤバかったのさ」 カチーナ(怒り)「ヒュッケバインは起動実験中に暴走事故を起こし…基地一つを吹っ飛ばしやがった」 ブリット(怒り)「!」 カチーナ(怒り)「テストパイロットは大ケガを負っただけで済んだらしいが…」 カチーナ(怒り)「その事故のせいでヒュッケバインについたアダ名が『バニシング・トルーパー』…」 カチーナ「ま、Mk-Ⅱにブラックホール・エンジンは積まれてないようだが…」 カチーナ「用心することに越したことはねえぜ?」 ブリット「………」 カチーナ「ビビッちまったんなら、このあたしが代わってやるぜ? いわく付きの機体…面白れえからな」 タスク(大笑い)「ああ、それなら吹っ飛んでもいいや」 カチーナ(怒り)「何か言ったか? タスク。…お前が消えてみるか?」 タスク(被弾)「聞こえてんじゃないスか!」 ブリット「…カチーナ中尉、自分はヒュッケバインMk-Ⅱを使いこなしてみせます」 ブリット「これからの戦いを生き抜くために…!」 カチーナ「ヘッ、それだけ根性が座ってんならいいだろう。…ま、頑張りな」 ブリット(笑い)「は、はい!」 →14k『ブライアンという男』 14k『ブライアンという男』 コロニー・エルピス ジーベル「マイヤー総司令、折り入ってお聞きしたいことが…」 リリー「少佐、何事です? 私を通さず、総司令にお話とは…由々しき事態でも?」 ジーベル「申し訳ありませんな、中佐。あまりよろしくない話を耳にしたもので」 マイヤー(微笑)「何か? ジーベル少佐」 ジーベル「コロニー統合府大統領…ブライアン・ミッドクリッドが、ら致されたと聞きました」 マイヤー(微笑)「それがどうかしたのか?」 リリー「大統領は、我が統合軍にとって邪魔な存在です。彼の身柄を確保して何の問題があると…」 ジーベル「トロイエ隊はともかく、何故、その任務にゼンガーなどを参加させたのです?」 ジーベル「あの男は元々連邦軍の者。しかも現在、唯一我々の手をわずらわせているヒリュウ改…」 ジーベル「そのクルーだった男です。いつ我々を裏切るか…」 マイヤー「…あの男は、私にとって使い勝手の良い駒だ。少なくとも、お前以上のな」 ジーベル(驚き)「う…。し、しかし…」 リリー「良くも悪くも、ゼンガー少佐は裏表のない人物です」 リリー「彼に二心のないことは、あなたもわかっているのでは?」 ジーベル(チッ…。総司令といい、この女といい…。何故、そこまであの男を買う?) ジーベル「…では、総司令。自分にも、コルムナ防衛任務をお任せ下さい」 ジーベル「必ずや、ゼンガー以上の働きをお見せ致します」 マイヤー「…よかろう」 ジーベル「では…」 ジーベル立ち去る リリー「よろしいのですか、総司令? あの者…己の手柄のためには、手段を選びません」 マイヤー「構わん。大事の前の小事だ」 マイヤー(微笑)「それに、ジーベル・ミステル…惜しい駒ではない」 暗転 ヒリュウ改格納庫 カチーナ(被弾)「ブライアン・ミッドクリッドが捕まっただぁ?」 ラッセル「はい。ブリッジの方で、そういう内容の通信を傍受したそうです」 タスク「誰、それ?」 ラーダ「タスク君、少しはDコンでニュースを見た方がいいわよ?」 タスク(大笑い)「俺、芸能情報ぐらいしか見ねえからなあ…」 ラーダ「…ブライアン・ミッドクリッドという人はね、コロニー統合府の大統領…」 ラーダ「かつての『NID4』…コロニー自治権獲得運動の中心的人物よ」 ラッセル「彼のおかげで、コロニーは地球連邦からの無血独立を成し遂げることが出来たんです」 タスク「ふ~ん。それじゃ、統合軍とはソリが合わなかったから捕まえられたってわけか」 ラーダ「ええ。コロニー内では絶大な支持を受けているし、連邦政府にも影響を与えられる人物だもの…」 ラーダ「あの人の動き次第では、統合軍も足をすくわれかねないわ」 キョウスケ「しかし…開戦後から今まで逃げ切っていたとは…先読みと機転が利く人物のようだな」 タスク(笑い)「しかも、相当な勝負師とみた。会ってみてえなあ」 ラーダ(笑い)「そうね。写真で見たことがあるけど、素敵な紳士だし…。私も会ってみたいわね」 カチーナ「ヘッ、どうせガチガチの堅物に違いねえ。苦手だね、そういうタイプは」 キョウスケ「………」 暗転 ヒリュウ改艦橋 レフィーナ「…ミッドクリッド大統領を救出するのですか?」 キョウスケ「はい。上手く行けば、状況を好転させられるかも知れません」 レフィーナ「しかし、今は一刻も早く、コルムナを奪回しなければなりません」 レフィーナ「大統領を助け出す余裕は、とても…」 ギリアム「艦長、キョウスケ少尉の言うことにも一理あります」 レフィーナ「どういうことですか?」 ギリアム「ミッドクリッド大統領は、統合軍にとって邪魔な存在…」 ギリアム「にも関わらず、ら致したということは…彼らには、大統領を殺せないわけがあるのです」 レフィーナ(驚き)「え…?」 ショーン「ふむ。マイヤー総司令は政治家としても優れた男…」 ショーン「人気者の大統領を殺せば、どういう事態を迎えることになるか、よくわかっているはずですし…」 ショーン「むしろ、生かしておいて利用することを考えるでしょうな」 ギリアム「ええ、おそらく」 レフィーナ「皆さんの言いたいことはわかりました」 レフィーナ「しかし、大統領の居場所がわからないことには…」 ショーン「では…コルムナへ向かう途中で、大統領をら致した部隊に遭遇すれば救出する…」 ショーン「ということでいかがでしょう?」 キョスウケ(微笑)「賭け金はおれ達の命、賞品は…大統領の命か」 ショーン「若い娘だったら、もう少しやる気も出ますがね」 レフィーナ(笑い)「…わかりました。私もその賭けに乗りましょう」 第14話 ブライアンという男 敵初期配置出現 C軍艦長「…総司令から手荒なことはするなと命令されております」 C軍艦長「無論、大統領が抵抗をなさらなければの話…ですが」 ブライアン「………」 一般兵「艦長! 敵艦が接近中です!!」 C軍艦長「来たか…!」 ヒリュウ改出現 レフィーナ「賭けに勝ったかどうか、確認します…各機、出撃を!」 出撃準備 キョウスケ(怒り)「で、どうする?」 カチーナ「どうするもこうするもねえ、いつも通り叩き潰すぜ?」 レフィーナ(怒り)「叩き潰さないで下さい!」 ヴィレッタ「確証は持てないが、あのペレグリン級に大統領が乗っているなら…」 ヴィレッタ「護衛機を片づけつつ、だ捕した方がいいわね」 タスク(大笑い)「開けてビックリ玉手箱。大統領がいたら大当たり!…ってな。ちょっとワクワクして来たぜ」 エクセレン(わお)「私もよ。これって、もしかして…恋?」 ラーダ「関係ないと思うけど…」 キョウスケ(怒り)「とにかく、動きを止めるのが先決か。ペレグリンの航行能力を奪うぞ」 C軍艦長「敵が来るぞ! 最大戦速で、この宙域を離脱しろ!」 キョウスケ(叫び)「アサルト1から各機へ。護衛を潰しつつ、大型艦を狙う。逃がすなよ!」 ペレグリンがマップ西端に到達 ユン(怒り)「ペレグリンがこの宙域から離脱します!」 レフィーナ(驚き)「作戦失敗…!?」 →GAME OVER ペレグリンのHP70%以下 ペレグリン中立ユニットに変化 ユン(怒り)「敵艦、停止しました!」 カチーナ「よし! あとは周りの護衛機を落とすだけだぜ!!」 キョウスケ「…少し簡単すぎる。アサルト1よりヒリュウへ。状況は?」 ユン(怒り)「少尉の予想通りです。敵増援部隊、来ます!」 カチーナ(怒り)「ちっ。ま、これだけ暴れてりゃ仕方ねえか」 エクセレン「むしろ、遅いくらいじゃなぁい?」 敵増援出現 ユーリア「やはり、食いついてきたか…ヒリュウ改」 エクセレン(わお)「わお、それいけ隊のご登場?」 タスク「それ、何にも言葉が引っ掛かってないッスよ?」 エクセレン(笑い)「ん~、ニュアンスでね」 キョウスケ「…親衛隊を出してくるとは厄介な話だな」 レオナ(怒り)「ペレグリンから入電。エンジンブロック破損、航行不能とのことです」 ユーリア「ならば、やるべきことは…わかっているな?」 レオナ(怒り)「はっ。必ずや総司令のご意志どおりに」 レフィーナ(怒り)「各機へ! ペレグリンをだ捕するために、敵機を全滅させて下さい!」 キョウスケ(怒り)「……」 タスク「少尉、気になることでもあるんスか?」 キョウスケ(怒り)「…何でもない」 キョウスケ(怒り)(仮にこれが仕組まれていることだとしたら…あの男…来るか…?) 敵増援後次ターンEP ユン(怒り)「新たに敵影!」 ショーン「やはり、そう簡単にはいきませんか。艦長、敵の規模によっては…」 レフィーナ「ええ、撤退も…考えています」 ユン(怒り)「敵増援…一機です!」 タスク「何だよ、ケチ臭え話だな。一機だけに、一気に蹴散らして…」 グルンガスト零式出現 キョウスケ(怒り)「やはりな、ゼンガー・ゾンボルト…!」 ゼンガー「キョウスケ…大統領を、お前達に渡すわけにはいかん」 エクセレン(笑い)「さぁてどうだか。ねえ、ボス?」 ゼンガー「…撤退するなら、今の内だ。逃げる敵を後ろから斬りはせん」 ギリアム(怒り)「お前らしい台詞だな。だが、背を見せるつもりはない」 ゼンガー(怒り)「ならば、来るがいい! ギリアム・イェーガー!!」 エクセレン「何か盛り上がってるけど…こっちの意見は聞く気なし?」 エクセレン「後ろからなら斬られない…ってことは、横に逃げたら半分斬られるのかしらねえ?」 タスク(怒り)「意見って、そういうのかよ!」 キョウスケ(怒り)「聞かれるまでもない。…ゼンガー、統合府大統領はこちらに渡してもらうぞ」 ゼンガー(怒り)「良かろう! 言ったからには、やってみせろ!」 キョウスケとユーリアが戦闘 キョウスケ「トロイエ隊…出て来るのが遅かったな」 ユーリア「何が言いたい?」 キョウスケ(怒り)「…こちらの動きが読めないほど抜けてはいまい。…ということは…」 ユーリア「知らんな。それに、ここでお前達の始末をつければ問題ない…!」 エクセレンとユーリアが戦闘 エクセレン(わお)「はぁい、特殊部隊のお姉様!」 ユーリア(怒り)「戦場で軽口を叩くなど…!」 エクセレン(笑い)「まあまあ、ちゃんとお相手するから安心してね」 ユーリア(怒り)「…ふん、来い」 ヴィレッタとユーリアが戦闘 ユーリア「クセのある動きをする機体だな…。テストパイロット上がりか?」 ヴィレッタ「…当たらずとも、遠からず…と言ったところね」 ブリットとユーリアが戦闘 ユーリア「ATXチームか…その執念だけは認めてやる」 ブリット(怒り)「だったら、負けも認めてもらうことになる!」 カチーナとユーリアが戦闘 カチーナ「遅えぜ、特殊部隊!」 ユーリア「ならば、待たせた分のことはさせてもらおうか」 カチーナ(怒り)「言うじゃねえか! あたしはその手の冗談は嫌いでな!」 エクセレンとレオナが戦闘 エクセレン(笑い)「こっちは、それいけ隊の子分ちゃんね」 レオナ(怒り)「ふざけたことを…!」 エクセレン(笑い)「まだまだ若いわねえ。これくらいで動じちゃ駄目よん?」 ヴィレッタとレオナが戦闘 ヴィレッタ(微笑)「…実戦経験を積めば、いい素材になりそうね」 レオナ「戦闘中に、品定めをしている余裕があるとでも?」 ヴィレッタ「それも任務の内よ」 タスクとレオナが戦闘 レオナ「…このパイロットはまだ機体の扱いが不慣れなようね。でも、容赦はしなくてよ」 タスク「……!」 レオナ「どうしたの? 怖くて動けないのかしら?」 タスク(…あのパイロット…めっちゃ俺好み…かも……) カチーナとレオナが戦闘 カチーナ(被弾)「ザコはすっこんでな! お呼びじゃねえんだよ!」 レオナ(笑い)「勢いだけで、戦いに勝てるなら…苦労はなくてよ」 カチーナ(怒り)「へっ、タンカの切り方はサマになってるじゃねえか! 面白え…!」 キョウスケとゼンガーが戦闘 キョウスケ(怒り)「ゼンガー…何故、おれ達が有利になるように仕向ける?」 ゼンガー(怒り)「問答無用!」 キョウスケ(叫び)「ならば、大統領はもらっていくぞ」 ゼンガー(怒り)「出来るものならな!」 エクセレンとゼンガーが戦闘 エクセレン「ボス~、大統領ちゃんはいただいていくわよん」 ゼンガー「ならば、相応の覚悟はしてもらうぞ」 エクセレン(笑い)「当然! 戦争も恋も、私はいつでも本気よ」 ヴィレッタとゼンガーが戦闘 ヴィレッタ(苦悶)「グルンガスト零式か…。話には聞いていたが、あれを乗りこなせる者が…」 ヴィレッタ(苦悶)「いえ、あの斬艦刀を扱える者がいたとはね」 ゼンガー(怒り)「ならば、その目にしかと焼き付けるがいい!」 ギリアムとゼンガーが戦闘 ギリアム(怒り)「理由を説明しろ…と言うだけ無駄のようだな」 ゼンガー「お前のことだ、おおよその見当はついているのだろう?」 ギリアム(怒り)「それを確かめるには…お前を倒すしかないという事もな」 ブリットとゼンガーが戦闘 ブリット(怒り)「隊長! 自分は…もう何も言いません! あなたを倒します!」 ゼンガー(怒り)「よくぞ言った。ならば、実行してみせろ!」 タスクとゼンガーが戦闘 タスク「斬るか、斬られるか…ゾクゾクするぜ、この勝負はよ!!」 ゼンガー(怒り)「運だけでは、俺に勝てんぞ!」 タスク(怒り)「百どころか千も承知!」 レフィーナとゼンガーが戦闘 レフィーナ(怒り)「ゼンガー少佐とグルンガスト零式…!」 レフィーナ(怒り)「敵として、ここまで強大な存在になるとは…!」 ゼンガー(怒り)「立ち塞がる敵は、ためらうことなく倒せ!!」 ゼンガー(怒り)「さもなくば、斬艦刀の名のとおり…ヒリュウ改が真っ二つになるぞ!」 ユーリアを撃墜 ユーリア(怒り)「カスタムタイプの力を、見極められなかったのが心残りだが…」 ユーリア(怒り)「今回の任務は終了した。…コルムナへ向かう」 レオナを撃墜 レオナ(被弾)「…ガーリオンを使いこなすには、まだ…!」 ゼンガーの20%以下 ゼンガー(悲しみ)「…む。大統領は…あきらめねばならんか」 キョウスケ(怒り)「…それが望みではないのか?」 ゼンガー「お前もエクセレンも、深読みが好きなようだな」 ゼンガー「だが…つまらぬ期待はせんことだ」 キョウスケ(怒り)「言われるまでもない」 ゼンガー「それでいい。また会おう」 ゼンガー撤退 キョウスケ(怒り)「………」 ゼンガーを撃墜 ゼンガー(悲しみ)「…ぬかったか。大統領は…あきらめねばならんな」 キョウスケ(怒り)「…それが望みではないのか?」 ゼンガー「お前もエクセレンも、深読みが好きなようだな」 ゼンガー「だが…つまらぬ期待はせんことだ」 キョウスケ(怒り)「言われるまでもない」 ゼンガー「それでいい…それでな」 敵全滅 ユン(怒り)「敵艦以外の残存戦力、この宙域から全て撤退しました」 ショーン「では、大統領をお迎えにあがりましょうか」 ショーン「ユン伍長、敵艦に武装解除の勧告を」 ユン「了解です」 カチーナ「敵艦の乗組員はどうする? …これか?」 ラッセル(困惑)「…首かっ切りポーズはやめて下さい、中尉」 レフィーナ「クルーは情報を聞き出した後、敵艦のカッターで脱出させます」 レフィーナ「どのみち、私達がコルムナを目指しているのは気づかれているでしょうから…」 ヒリュウ改艦橋 ブライアン「まさか、連邦軍の戦艦が助けに来てくれるとは…。ありがとう、美しいお嬢さん」 レフィーナ「い、いえ…」 ブライアン「ん? どうかしたのかね?」 レフィーナ「あの…ブライアン・ミッドクリッド大統領でいらっしゃいますよね?」 ブライアン「いかにも。僕がコロニー統合府の大統領だ。紛れもなく本物だよ」 ブライアン「ちょっとしたミスで統合軍に捕まってしまい、格好の悪い所を見せてしまったが…」 ブライアン「ま、自分でも今まで上手く逃げおおせたと思っているよ、ハハハハ」 エクセレン「もう、そのくせに他人んとこの艦長をいきなりナンパ? 調子がいいわねえ」 ブライアン「そりゃそうさ。いきなり難破しかかったからねえ。はっはっは」 エクセレン(わお)「わお! 結構ノリがいいじゃなぁい?」 ブライアン「僕も君が気に入った。どうかな…この戦争が終わったら秘書にでも?」 エクセレン(笑い)「んふふ~、秘書以上のお仕事もOK? もちろん別料金になりますけどね?」 ブライアン「おっと、乗った! 別途料金の件は、契約書に盛り込もうじゃないか、君」 ブリット「…エクセレン少尉と息が合ってる…ある意味凄い…」 カチーナ「ほ~う。あれが名政治家で、素敵な紳士様かよ? そうは見えねえな」 キョウスケ「全く尻尾を出さない…こちらとしてはやりにくいな」 タスク「う~むむむ…。予想に反して、ノリが軽い…」 ラーダ(驚き)「イ、イメージが…何か違うわ」 カチーナ「人気者ってのもうなづけるぜ。ああいうのなら、肩がこらなくていいからな」 ラーダ「そういう理由じゃないわ。…きっと…」 ブライアン「それにしても、この艦は美人が多くていいね。クルーになりたいぐらいだ」 レフィーナ「だ、大統領…?」 ブライアン「ま、それはともかく…助けてもらったお礼に…オトリ役をやらせてもらおうか」 レフィーナ(驚き)「えっ…?」 ブライアン「見たところ…君達の目的は、コルムナの奪回だろう?」 ブライアン「小型艇を貸してくれれば、時間稼ぎぐらいはやってみせるよ」 ブライアン「さしものマイヤーも、君達がすぐに僕を手放すとは思わないだろうからね」 キョウスケ(微笑)「読みは確かか。なるほど、食えない男だ」 エクセレン(笑い)「同感。ところで…秘書の話は本気かしら?」 レフィーナ「大統領…お気持ちは嬉しいのですが、あなたをオトリに使うわけには…」 ブライアン「気にすることはない。僕は戦争が嫌いだが…」 ブライアン「迫り来る脅威を享受するほど、愚かではないんでね」 ブライアン「この戦争を早く終わらせるために、出来るだけのことはやらせてもらうさ」 ショーン「艦長、ここは大統領のご厚意に甘えましょう。我々に手段を選ぶ余裕はありません」 レフィーナ「…わかりました」 ブライアン「では、任せてくれたまえ」 レフィーナ(笑い)「お願い致します、ミッドクリッド大統領」 ブライアン「事が上手く運び、全てが終わったら、食事に誘わせてもらうよ、美しい艦長さん」 レフィーナ「え? あ…は、はい。その時は喜んで……」 →15k『宇宙を貫く柱』 15k『宇宙を貫く柱』 ヒリュウ改艦橋 ラーダ(悲しみ)「大丈夫でしょうか、大統領…」 ギリアム「この艦に乗っているよりは安全だ。それに、私の部下も同行させている…」 ギリアム「いざとなれば、ムーンクレイドルへ行ってもらうさ」 キョウスケ「で、少佐…話とは?」 ギリアム「大統領の動きを知ってか知らずか、コルムナの防衛隊に動きがあった」 キョウスケ「動き?」 ギリアム「ああ。いくつかの部隊がエルピスへ向かったらしい」 ブリット「じゃあ、コルムナが手薄になった…?」 ヴィレッタ「単に、防衛担当の部隊を交代させただけかも知れないわよ」 カチーナ「何にせよ、至れり尽くせりじゃないさ。奇襲かけて、一気にコルムナを…」 エクセレン「まあ…そうは問屋が卸してくれないんじゃなぁい?」 キョウスケ(怒り)「ああ、読まれている可能性が高いな。その情報もダミーかも知れん」 ギリアム「かと言って、それを確かめる時間はない。地上の戦況は悪化する一方だからな」 キョウスケ(怒り)(しかし…解せん。大統領の件といい、うまく行きすぎている…) キョウスケ(怒り)(まるで、そう仕向けられているように、だ) ラーダ「キョウスケ少尉…どうしたの?」 キョウスケ「何でもありません。…どのみち、少佐が言ったとおり、おれ達にそんなに選択肢はない」 ギリアム「そういうことだ。PT小隊は出撃準備を始めてくれ」 暗転 C統合軍戦艦内 レオナ「隊長、ジーベル少佐の部隊がコルムナに到着しました」 ユーリア「相変わらず、嗅覚だけは敏感だな。だが、今回の作戦…奴の方が相応しいのも事実か」 ユーリア「では、我がトロイエ隊は手はずどおりに出撃する」 レオナ「…はっ」 暗転 ヒリュウ改艦橋 ユン(怒り)「コルムナを肉眼で確認! 敵艦隊の反応あり!」 ショーン「敵の防衛ラインが下がっておりますな。しかも、中央が薄い」 レフィーナ「ワナだと…思いますか?」 ショーン「まあ、正攻法ですな」 ショーン「両翼は見当たりませんが、古来の戦法で言うところの鶴翼の陣でしょう」 レフィーナ「つまり、別働隊がいる…と言うことですね。各員に周辺の警戒を怠らぬよう伝えて下さい」 ショーン「はい」 第15話 宇宙を貫く柱 ヒリュウ改出現 キョウスケ「あれが…コルムナか」 ブリット「敵の数が思ったより少ないですね。これはひょっとすると…!」 エクセレン「せっかちさんは女の子に嫌われるわよん、ブリット君。ムードを大切にね?」 ブリット(笑い)「けど、時には情熱的なアプローチも必要でしょ、少尉?」 エクセレン(被弾)「ブ、ブリット君…! …もう私があなたに教えてあげられることは何もないわ…」 タスク(怒り)「もうないのかよ!」 エクセレン「…とまあ、さておき。この前の親衛隊がいないわね」 タスク「ああ、出待ちだな、こりゃ。…へっ、そんならさっさと引きずり出してやろうじゃねえか!」 レフィーナ(怒り)「各機、出撃して下さい!」 出撃準備 ジーベル「単艦で正面から挑んで来るとはいい度胸だ。連邦軍は腰抜けぞろいだと思っていたがな」 キョウスケ「今回は、月面の時のような気の抜けたワナはないのか」 ジーベル(驚き)「気の抜けただと?」 ブリット「さっそく挑発してる…」 ギリアム「それも手だ」 エクセレン「あれは素だと思うけど」 ジーベル「クックック…ムーンクレイドルでの雪辱を晴らさせてもらうぞ」 敵全滅or3ターンPP ユン(怒り)「3時と9時方向から接近して来る敵部隊を感知! 接触は30秒後!」 ショーン「両翼が来ましたな」 レフィーナ(怒り)「各機、警戒を!」 敵全滅の場合→敵全滅 敵全滅 敵増援出現 タスク「また例の親衛隊かよ。大将を放っておいて、俺達なんかの相手をしてていいのかね?」 ヴィレッタ「それだけ私達がマイヤーに注目されているということよ」 タスク(笑い)「ま、美女ぞろいの追っかけってのもなかなか…」 ブリット「美人ばかりとは限らないぞ」 タスク「甘い。甘いねえ、ブリット君。ああいうエリート部隊はな、美形ぞろいだってのがお約束さ」 ブリット「どこのお約束なんだ?」 ユーリア「ジーベル隊…総崩れのようだな」 ユーリア「小手先の作戦が通用する相手ではないか」 レオナ「ジーベル少佐の敗走…当然の事かと思います」 レオナ「ヒリュウ改…やはり正攻法で戦うべきかと」 ユーリア「きれいごとだけでは生き残れんぞ?」 レオナ「…総司令のためにいつでも死ぬ覚悟は出来ています」 レオナ「しかし、わざわざ敵に塩を送るような真似をするのは…」 ユーリア「フッ…潔癖性だな、お前は」 ユーリア「だが、これは戦争だ。ジーベルが撤退した今、ここは我がトロイエ隊で抑えるぞ」 レオナ「了解です」 →共通 3ターンEP 敵増援出現 タスク「また例の親衛隊かよ。大将を放っておいて、俺達なんかの相手をしてていいのかね?」 ヴィレッタ「それだけ私達がマイヤーに注目されているということよ」 タスク(笑い)「ま、美女ぞろいの追っかけってのもなかなか…」 ブリット「美人ばかりとは限らないぞ」 タスク「甘い。甘いねえ、ブリット君。ああいうエリート部隊はな、美形ぞろいだってのがお約束さ」 ブリット「どこのお約束なんだ?」 ユーリア「我がトロイエ隊はジーベル隊のサポートに回る」 レオナ「よろしいのですか?」 ユーリア「ああ。総司令もそのつもりであの男の出撃を許可されたのだろう」 レオナ「………」 ユーリア「どうした、レオナ…?」 レオナ「今回の作戦…私はあまりいい気がしません」 レオナ「彼らと戦うのなら、正攻法で戦うべきかと」 ユーリア「きれいごとだけでは生き残れんぞ?」 レオナ「…総司令のためにいつでも死ぬ覚悟は出来ています」 レオナ「しかし、わざわざ敵に塩を送るような真似をするのは…」 ユーリア「フッ…潔癖性だな、お前は」 ジーベル「チッ、あの女狐共め…。コルムナを空けたのは漁夫の利を狙うためか?」 ジーベル(驚き)「だが、そうはさせん! 手柄は俺一人のものだ!」 →共通 共通 ヒュッケバインMk-Ⅱ出現 エクセレン(わお)「わお! あれってば…」 ブリット(怒り)「ヒュッケバインMk-Ⅱ…!」 ヴィレッタ「コロニー統合軍に渡した試作2号機ね…」 ジーベル(クックック…戦力不足に悩む連中なら、あれを手に入れようとするはず) ジーベル(それすれば、時限式のネットワームが…クックック) キョウスケ(怒り)「切り札のつもりだろうが…切るのが早すぎる。…怪しいな」 ヴィレッタ(怒り)「撃墜して構わないわ。今はコルムナの奪回が最優先事項よ」 ヴィレッタ(怒り)「それに、わざとこちらに回収させる手だという可能性もある。もし、無人機なら…なおさらね」 キョウスケ(怒り)「…了解。気の抜けたワナではないが…面白くもない手だ」 キョウスケとジーベルが戦闘 キョウスケ「今度は何を企んでいる?」 ジーベル「さあて…。俺の策を読めるものなら、読んでみせろ」 キョウスケ(怒り)「策を練っても、おれ達を落とせなければ意味があるまい…!」 エクセレンとジーベルが戦闘 エクセレン「今回は、どんな手が用意されてるのかしら? 興味津々気味よん?」 ジーベル「話して聞かせるほど、俺は親切ではないぞ」 エクセレン(笑い)「わお、そりゃそうよね。さくっと聞けたりしたら、楽だな~…とか思ったんだけどね」 ヴィレッタとジーベルが戦闘 ヴィレッタ「もう少し考えることね」 ジーベル(驚き)「…何だと…!?」 ヴィレッタ「相手をだましたければ、極限まで自然に見せた方がいい。…お前の策はあからさますぎるわ」 ジーベル(驚き)「聞いた風な口を…!」 ギリアムとジーベルが戦闘 ギリアム「フッ…。お前は自分の策に酔う傾向があるようだな」 ジーベル「心理学者気取りか? 悪いが、分析は間に合っているぞ」 ギリアム「なるほど。だからこそ、己の力を見極められないというわけか」 ブリットとジーベルが戦闘 ブリット(怒り)「どんなワナがあっても、俺達は負けない!」 ジーベル(驚き)「若造が! 突撃していれば勝てるほど、戦争は甘くない!」 ブリット(怒り)「策を練っているだけでも勝てないだろうが!!」 タスクとジーベルが戦闘 タスク「スマートじゃないねえ、おっさん」 ジーベル(驚き)「何…?」 タスク「ネタはなんだか知らねえが、それを悟られるのは三流だぜ?」 カチーナとジーベルが戦闘 カチーナ「そろそろカタつけるとしようじゃないさ!」 ジーベル(驚き)「力押ししか能のない奴に、そう簡単にやられはせん!」 カチーナ(怒り)「へっ! どんな方法だろうが、押し切れれば勝ちなんだよ!」 レフィーナとジーベルが戦闘 ジーベル(驚き)「コルムナ奪還を単艦でしようなどと…思い上がるな!」 レフィーナ(怒り)「思い上がりで突入などかけません!」 タスクとレオナが戦闘 タスク「…………」 レオナ(…何なの、このパイロット? 確か、前の戦闘にもいた…) タスク(悲しみ)(…また会っちまった。これって……運命…?) タスク(悲しみ)(…俺達…ひょっとして……) レオナ(怒り)「あなた、どういうつもり? 戦う気がないの?」 タスク(怒り)「そうだった、ラブコメなんかやってる場合じゃねえ!!」 キョウスケ(アルトアイゼン)とヒュッケバインMk-Ⅱが戦闘 キョウスケ(被弾)「こんな形で主力機候補の争いをする羽目になるとはな…」 キョウスケ(アルトアイゼン以外)とヒュッケバインMk-Ⅱが戦闘 キョウスケ(被弾)「ヒュッケバインMk-Ⅱか。なかなか魅力的な機体だが…仕方あるまい」 エクセレンとヒュッケバインMk-Ⅱが戦闘 エクセレン「なかなかハンサムな機体ねえ。…でもまあ、縁がなかったってことで」 ヴィレッタとヒュッケバインMk-Ⅱが戦闘 ヴィレッタ(怒り)「悪いが、その機体の長所や短所は知り尽くしているわ…!」 ブリットとヒュッケバインMk-Ⅱが戦闘 ブリット(怒り)「例えMk-Ⅱの同型機でも、無人ならば…!」 ラーダとヒュッケバインMk-Ⅱが戦闘 ラーダ(怒り)「ごめなさい、Mk-Ⅱ…! あなたを助けてあげられなくて…」 カチーナとヒュッケバインMk-Ⅱが戦闘 カチーナ(怒り)「アダ名どおり、バニシング・トルーパーにしてやるぜ!!」 ユーリアのHP20%以下 ユーリア「…ここまででいいだろう。撤退する」 ユーリア撤退 ユーリアを撃墜 ユーリア「…いいだろう、見極めは終わった」 レオナのHP70%以下 レオナ(被弾)「…命令どおりに撤退する…」 レオナ撤退 レオナを撃墜 レオナ(被弾)「…負け惜しみの台詞を言うつもりはないわ」 ヒュッケバインMk-Ⅱを撃墜(ジーベル撃墜前) ジーベル(驚き)「な…! 奴ら、何のためらいもなく…? こちらの手を読んでいたのか!?」 キョウスケ「さあな。仮に何もなくても、この程度で落ちる機体ならば必要ない…!」 ラーダ(今の台詞を聞いたら、ユアン常務が泣いちゃうわね…) ヒュッケバインMk-Ⅱを撃墜(ジーベル撃墜後) エクセレン(被弾)「あらら、ちょっともったいないような気もするけど…」 キョウスケ(被弾)「あの男のことだ…。何かつまらん仕掛けをしていたに決まっている」 ジーベルのHP25%以下(ヒュッケバインMk-Ⅱ撃墜前) ジーベル(驚き)「うぬっ…! こ、これ以上は……!」 ジーベル(驚き)「だが、まだ仕掛けが残っている…! 最終的に勝てば良いのだ、勝てばな」 ジーベル撤退 ジーベルのHP25%以下(ヒュッケバインMk-Ⅱ撃墜後) ジーベル(驚き)「うぬっ…! こ、これ以上は……!」 ジーベル(驚き)「死んで手柄になるものか! 撤退する!」 ジーベル撤退 ジーベルを撃墜(ヒュッケバインMk-Ⅱ撃墜前) ジーベル(驚き)「ば、馬鹿な…! たかが連邦の一部隊にここまで…!?」 ジーベル(驚き)「だが、まだ仕掛けが残っている…! 最終的に勝てば良いのだ、勝てばな」 ジーベルを撃墜(敵増援出現前orヒュッケバインMk-Ⅱ撃墜後) ジーベル(驚き)「ば、馬鹿な…! たかが連邦の一部隊にここまで…!?」 ジーベル(驚き)「お、おのれ…! 死んで手柄になるものか! 脱出だ!!」 敵全滅 ユン(怒り)「敵部隊、コルムナから撤退しました!」 ショーン「えらくあっさりとお宝を手放しましたな…」 レフィーナ「ええ、気になりますね」 レフィーナ「ギリアム少佐、ラーダさん、ヴィレッタさん…コルムナ内部の調査をお願いします」 ギリアム「了解した、艦長」 ヒリュウ改艦橋 レフィーナ(驚き)「…何も異常がなかったのですか?」 ギリアム「ええ。ステーションの機能のみならず、内部に監禁されていたスタッフも無事です」 ヴィレッタ「それどころか、トラップを仕掛けられている様子もなかったわ」 レフィーナ「………」 ショーン「コルムナは重要な中継ステーション…その名のとおり、コロニーや月を支える『柱』です」 ショーン「統合軍も妙な真似は出来なかった…と思いたいですな」 レフィーナ(…それでも…彼らは、わざとコルムナを私達に明け渡したとしか…?) ギリアム「では、艦長…。早速、ネットワームを使って各種衛星の機能を回復させます」 レフィーナ「わかりました。お願いします」 暗転 C統合軍戦艦内 ジーベル(驚き)「コルムナがヒリュウ改に奪回されたのは、貴様の警備が甘かったせいだ…!」 ユーリア「心外だな。こちらとしては、お前に手柄を立てさせてやるつもりだったのだが?」 ジーベル(驚き)(この女…!) ユーリア「心配するな、コルムナを失った責任は私にある。それに…」 ユーリア「貴様のつまらぬ策で失ったヒュッケバインMk-Ⅱもかろうじて無事だ」 ジーベル(驚き)「何…!?」 ゼンガー「…エルザムがあれに興味が示していたのでな」 ジーベル「!」 ゼンガー「大統領の捜索任務の途中、大破した機体を回収しておいた」 ジーベル(驚き)「と言うことは、ゼンガー…。貴様、あの宙域の近くにいたのか? 何故、俺を助けに来なかった?」 ゼンガー「…お前の邪魔をしては悪いと思ったのでな」 ジーベル「フン、よくもぬけぬけと…」 ジーベル(まあ、いい。貴様らのような者では、ヒリュウ改を倒せぬということを…) ジーベル(総司令にわからせてやる。どんな手を使ってでもな。クックック…) →16k『「呪い」を封じ込めたもの』 16k『「呪い」を封じ込めたもの』 コロニー・エルピス アードラー「何用じゃ、ジーベル少佐? わざわざ特別回線を使いおって…」 ジーベル「実は、副総帥にお願いがあるのです」 アードラー「おめおめとコルムナを奪われておいて、よく言う。おかげで地上の我がDCは迷惑を被っておる」 アードラー「貴様ら統合軍にはさっさと『ジュネーブ降下作戦』を敢行してもらいたいところだ」 ジーベル「…わかっております。ですが、その前に…」 ジーベル「コルムナを再び奪回するため、お力を貸して頂きたいのです」 アードラー「何? …フン、よかろう。話を聞いてやる」 暗転 ブリーフィングルーム エクセレン「何とかなるものねぇ。一時はどうなることかと思ったけど」 キョウスケ「ああ」 ブリット「衛星の機能、取り戻すことが出来たんですか?」 エクセレン「ギリアム少佐達のおかげで半分ぐらいはね」 エクセレン「ま、地上の連邦軍も、少しはDCと戦いやすくなるんじゃなぁい?」 キョウスケ「色々と引っ掛かる点はあるが、タスクとの賭けには勝った」 エクセレン(笑い)「ここんとこ負け続けだったものねえ。…何連敗だっけ?」 キョウスケ「聞くな。ここ一番で勝てればいい」 エクセレン(わお)「通常の100倍の掛け率で勝ったって、その前に100回負けてたら意味ないでしょうに」 キョウスケ「………」 エクセレン「…で。勝負師伝説キョウスケくん? これからのこと…どう思う?」 キョウスケ「今はまだ、宇宙ステーション一基と、衛星機能の半分を取り戻しただけに過ぎん」 キョウスケ「宇宙での戦力的な差は、ほとんど縮まっていない」 ブリット「そうですね。地球から援軍が来るわけでもないし…」 ブリット(笑い)「でも、友軍が有利になるなら良かったじゃないですか」 キョウスケ「だからと言って、このコルムナに止まっていても何にもならん…」 キョウスケ「これまでの統合軍の動き…何らかの目論みがあると見るべきだ」 キョウスケ「ここに至るまで、おれ達を生かしておいた理由…」 キョウスケ「それが、大きな作戦を遂行するためのカムフラージュだとしたら?」 ブリット「…わざと自分達をコルムナへ来させた…ということですか?」 キョウスケ(怒り)「ああ。おれ達をここに足止めさせておき、その隙に…。それならば、ある程度納得がいく」 キョウスケ(怒り)(…あくまでも、ある程度…だがな) エクセレン(わお)「あらん、もうこんな時間。行かなきゃ」 エクセレン(被弾)「そうだ、キョウスケ…もし私が戻って来れなかったら…あとは…よろしくね」 キョウスケ(被弾)「何…? おい、どこへいく気だ」 エクセレン(笑い)「ラーダさんに、美容にいいっていうアサナを習いにいくのよん」 ブリット「び、美容って…」 エクセレン(怒り)「これがまた…ヤバいのよ、骨が」 キョウスケ(被弾)「…それがわかっているのにやる意味があるのか?」 エクセレン(わお)「効果はお墨付きよん? ヴィレッタお姉様とカチーナ中尉も行くんだって」 ブリット「だ、大丈夫なんでしょうね?」 エクセレン(笑い)「さあね? ま、賭ける価値はあるんじゃない? んじゃ、また後で~」 ドア開閉音、エクセレン退室 キョウスケ(真剣)「…女の見栄か。わからん世界だ」 ブリット「う~ん…タスクじゃないけど何か嫌な予感がする…」 暗転 ヒリュウ改艦橋 警報 ユン(怒り)「救援信号をキャッチ! 発信元は連邦軍アビアノ基地所属のT1です!」 レフィーナ「T1…タウゼントフェスラーが?」 ユン(怒り)「はい! アビアノ基地から打ち上げられたと思われる輸送機です!」 ユン「我々への補給物資を搭載し、こちらへ向かっているそうですが…統合軍艦隊の追撃を受けていると」 ショーン「確認は取りましたか?」 ユン「コードは間違いなく連邦軍のものです」 ユン「ただ、ジュネーブ本部から、そのような報告は入っていません」 ショーン「ふむ…怪しいですな」 レフィーナ「でも、ジュネーブとの通信はまだつながっていません。考え過ぎなのでは?」 ショーン「少し手際が良すぎますな。今の連邦軍に我々へ補給艇を送るような余裕があるとは…」 レフィーナ(怒り)「とにかく、T1を助けましょう! 総員、第1戦闘配置!!」 第16話 「呪い」を封じ込めたもの ヒリュウ改出現 タウゼントフェスラー出現 連邦軍兵「こ、こちらT1! だ、駄目だ! 追いつかれた!!」 敵初期配置出現 タウゼントフェスラー被弾 連邦軍兵「う、うあっ、推進装置が!! た、助けてくれ!!」 ユン(怒り)「T1、航行不能です! このままでは…!!」 レフィーナ(怒り)「PT隊を救出に向かわせます! 出撃を!!」 レフィーナ「………」 レフィーナ(驚き)「!? どうしたのです、早く出撃を!」 ユン(怒り)「カチーナ中尉とエクセレン少尉、ラーダさんとヴィレッタさんが出撃できないそうです!」 レフィーナ(驚き)「え、ええっ!?」 ショーン「む…。そのメンバー、まさか…」 レフィーナ(怒り)「とにかく、出撃可能な人だけでも!」 出撃準備 タスク「お、俺達だけで、動けない輸送機とコルムナを守れってぇ!? いくら何でもこの勝負…」 タスク(怒り)「燃えてくるぜ!!」 ラッセル(困惑)「そ、そっちなのか?」 ブリット(怒り)(…何だ…? あの輸送機…何か変だ……) キョウスケ「どうした、ブリット? 任務を遂行するぞ」 ブリット「は、はい」 ブリット(怒り)(…いったい何なんだ…? 妙な感じがする…) ラッセル「し、しかし…これだけ大きなコルムナまでも防衛するとなると…」 ギリアム「輸送機を狙っている敵機を見極め、足の速い機体はそれらを撃墜してくれ」 ギリアム「ただし、敵機をコルムナへ侵入させてはならない。行動はくれぐれも慎重にな」 キョウスケ(怒り)「了解」 ギリアム(怒り)「では、行くぞ!」 コルムナを指定 敵全滅or3ターンEP 敵増援出現 ユン(怒り)「ああっ! 敵の別働隊です!」 ブリット(怒り)「く、くそっ! さっきの部隊はオトリかよ!!」 ジーベル「クックック…俺は運がいい。敵機の数があれだけとはな」 キョウスケ「またお前か。今回はどんな手を見せるつもりだ?」 ジーベル「見てのとおりだ。コルムナは返してもらうぞ?」 キョウスケ(怒り)「やってみろ。出来るならな」 キョウスケ(怒り)(…とは言え、正攻法で来る男ではない。…もう一手あると見るべきだな) ジーベル(驚き)「各機、突撃せよ! コルムナを取り戻すのだ!!」 ラッセル(困惑)「た、多勢に無勢だ…。い、いくら何でもあの数は…!」 味方増援出現 エクセレン(わお)「お待たせ!」 カチーナ(驚き)「いてて…まったく、ひどい目に遭ったぜ」 キョウスケ(叫び)「遅いぞ…! 何をやっていた!」 エクセレン(被弾)「いやいや、ちょ~っと気を失っちゃってて」 エクセレン(被弾)「かなり人には見せられない状態になってたのよね」 ラッセル(怒り)「カチーナ中尉!」 カチーナ「おう、ラッセル。地獄の淵から戻って来たぜ!」 ラッセル(困惑)「じ、地獄って…? いったい何をしていたんです?」 ラーダ(悲しみ)「ご、ごめんなさい…。私がみんなに無理をさせすぎたせいで…」 タスク(怒り)「って…まさか、またヨガ!?」 エクセレン(笑い)「まあまあ。結局はいいタイミングで、コルムナの守りにつけたんだし…」 エクセレン(笑い)「かなりの美肌効果だったってことで、結果オーライじゃない?」 キョウスケ(被弾)「そんなに早く効果のあるものなのか?」 ブリット「そ、そんなことを自分に聞かれても…」 キョウスケ(怒り)「…まあいい。遅れた分の働きはしてもらうぞ」 エクセレン(わお)「はいは~い!」 ヴィレッタ「………」 エクセレン(わお)「さすがお姉様、涼しい顔しちゃって」 ヴィレッタ(苦悶)(しゃべると首に響く…) 敵味方増援後次フェイズ ラーダ(驚き)(! この感じ…!?) タウゼントフェスラーを指定 ラーダ(集中)(…悪意? いえ、違う…何か、別の……) ヴィレッタ「どうした、ラーダ?」 ラーダ(驚き)「い、いえ…何でもないわ」 ヴィレッタ(苦悶)「………」 ブリット(怒り)(…まだ、さっきの感じが治まらない……) ブリット(怒り)(あれを…コルムナに入れちゃいけないような気が…) タウゼントフェスラーが撃墜 連邦軍兵「ば、馬鹿な!! 本気で沈めるなんて……!!」 →GAME OVER 敵がコルムナに侵入 ユン(怒り)「敵機がコルムナへ侵入!!」 レフィーナ(驚き)「そ、そんな…!!」 →GAME OVER ジーベルのHP25%以下 ジーベル「クックック…。ここまでだな」 ジーベル「撤退する。もう奴らと会うこともあるまい。クックック…」 ジーベル、敵全機撤退 →敵撤退or全滅 ジーベルを撃墜 ジーベル「クックック…これで勝ったと思うなよ」 ジーベル「さらばだ。もはや貴様らと会うこともあるまい」 敵撤退or全滅 ユン(怒り)「敵部隊、撤退しました!」 レフィーナ(怒り)「T1は?」 ユン「健在です。回収要請を出して来ています」 ブリット「キョウスケ少尉…」 キョウスケ「あの男…ずいぶんと引き際がいいな」 ラーダ(悲しみ)「………」 キョウスケ(怒り)(引っ掛かる…何かあるな) レフィーナ(怒り)「では、T1を回収します」 ラーダ(怒り)「待って下さい、艦長!」 レフィーナ(驚き)「どうしたのですか?」 ラーダ(怒り)「あの輸送機を…回収してはいけません!」 ブリット(怒り)(! ラーダさんも!?) レフィーナ(驚き)「ど、どういうことです?」 ラーダ(悲しみ)「あれには…何かが…。上手く説明は出来ませんが…回収前に内部の調査をした方が…」 ブリット「じ、自分も…そう思います」 カチーナ「おいおい…。どうしたんだよ、ブリット?」 カチーナ「あの輸送機の中には、補給物資が入ってんだぜ?」 ブリット(悲しみ)「し、しかし…」 タスク「俺もブリットやラーダ姉さんの意見に賛成だな。疑わしきは、まず調べた方がいいんじゃない?」 ギリアム「艦長…敵の動きから鑑みても、T1こそが本命だという可能性はあります」 ギリアム「見極めは…自分とヴィレッタで行いましょう」 レフィーナ「…わかりました。では、ギリアム少佐、ヴィレッタさん…T1の内部調査をお願いします」 輸送機内 連邦軍兵「あ、ありがとうございます。おかげで助かりました」 ギリアム「こちらこそ、補給物資を持って来てもらって感謝している」 連邦軍兵「い、いえ…。…積み荷の確認はされないので?」 ギリアム「危険を顧みず、コルムナまで来てくれた友軍を…疑うような真似はせんよ」 連邦軍兵(…ヘッ、意外とお人好しで助かったぜ。今の内に始末しておくか…) 連邦軍兵(死ね…!!) 銃声 ギリアム「………」 連邦軍兵「こ、こいつ! た、弾を避けやがった!?」 ギリアム(怒り)「…思ったとおりか」 連邦軍兵「く、くそっ! わざと隙を見せていやがったのか!?」 ギリアム「…尋問をする時間が惜しかったのでね」 ギリアム「あえて、そちらの手に乗ってみたのさ」 ヴィレッタ「…ギリアム少佐」 ギリアム「どうだった?」 ヴィレッタ(苦悶)「素敵なプレゼントが積まれていたわ」 暗転 ヒリュウ改艦橋 レフィーナ(驚き)「! BC兵器が…?」 ギリアム「ええ。コンテナの中には、毒ガスの小型タンクが入っていました」 ショーン「外側からの攻撃が駄目なら、内側から…というわけですか」 ショーン「やれやれ…空気の汚染という、宇宙居住者にとって最大のタブーを犯すとは」 ショーン「ラーダ女史が気づいていなければ、今頃我々は全滅していましたな」 ギリアム「…あのT1は、連邦軍から奪取したタウゼントフェスラーを偽装したものでした」 ギリアム「しかも、わざわざ地上から毒ガスごと打ち上げたということは…」 ギリアム「おそらく、統合軍上層部に無断で行った作戦だったのでしょう」 ギリアム「あのジーベルという男の性格から考えて…よほど手柄を焦っていたと思われます」 ショーン「ふむ…。さしもの統合軍も、一枚岩というわけではなさそうですな」 レフィーナ「………」 暗転 コロニー・エルピス ゼンガー(怒り)「貴様ッ!」 殴打音 ジーベル(驚き)「ぐうっ…!」 ゼンガー(怒り)「あんなものに頼らなければ、勝利できんというのか!」 ゼンガー(怒り)「この宇宙で…スペースコロニーで生まれた者が、行っていい作戦か!?」 ジーベル(驚き)「貴様…! よそ者の分際で俺に手を上げるとは…!」 ゼンガー(怒り)「黙れ! 2年前の『エルピス事件』を知らんとは言わせんぞ!!」 ジーベル(驚き)「ぬっ…!」 ゼンガー(怒り)「恥を知れ! 総司令は、そんな勝利など望んでいない!」 ジーベル(驚き)「ゼンガー…貴様…! 絶対に…絶対に許さん……!」 暗転 ブリーフィングルーム ラーダ(悲しみ)「ごめんなさい、エクセレン…」 エクエレン「ううん、ラーダ姉さんのおかげで、みんな助かったんだし…。それでチャラってことで」 エクセレン「それより、どうしてあの輸送機が怪しいってわかったの?」 エクセレン(被弾)「姉さんって、ひょっとして…エスパーか何か?」 ラーダ「そ、そんなことないわ。キョウスケ少尉だって、気づいていたじゃない?」 エクセレン「だとしても、あいつの場合はタダの勘でしょ。でも、そういや、ブリット君も…」 ラーダ(悲しみ)(私の力なんて微々たるもの…。ただ、人より少々勘がいいだけ。…『あの力』じゃないわ) ラーダ(悲しみ)(でも、ブリット君には素質がある……) ブリット(怒り)「! 二人とも、ここにいたんですか!?」 エクセレン(わお)「わお、ブリット君。あ、女同士の密会中だからって…私達、そういうのじゃないからね?」 ブリット「そ、そういうの…?」 ブリット(怒り)「…って、そんなことを言ってる場合じゃありませんよっ!!」 エクセレン「…どうやら、マジみたいね。何があったの?」 ブリット「L4宙域のエルピスから地球へ向けて、コロニー統合軍の主力艦隊が出撃したんです!」 ラーダ(驚き)「!!」 →17k『エルピス、急襲』 17k『エルピス、急襲』 ヒリュウ改艦橋 ユン「…間違いありません。統合軍旗艦『マハト』を中心とした主力艦隊が…」 ユン「L4宙域のコロニー群から、地球へ向けて移動を開始しています」 ショーン「ふむ…。AMの大部隊を総司令部のあるジュネーブ辺りへ降下させるつもりなのでしょうな」 レフィーナ「コロニー統合軍は、一気にこの戦争の勝敗をつけるつもりだというわけですか…?」 ショーン「ええ。地上からDC、宇宙から統合軍の攻撃を受ければ…」 ショーン「総司令部と言えど、ひとたまりもありません」 ギリアム「コロニー統合軍が我々をコルムナへ誘き寄せたのは…」 ギリアム「今回の作戦を邪魔されたくなかった…という理由もあったのだろうな」 タスク「チェッ…。とどのつまり、俺達は相手にされてなかったってことかよ?」 キョウスケ(怒り)(…まだ、そうだと決まったわけではあるまい。ならば…) キョウスケ(怒り)「…仕掛けてみるか」 タスク(悲しみ)「し、仕掛けるって、まさか…」 ユン「どうしたの?」 タスク(悲しみ)「少尉がこういう顔する時って、大抵でかく賭けるときなんだよ」 キョウスケ「当たりだ、タスク。艦長、副長…提案があります」 レフィーナ「エルピスへ急襲を仕掛ける…と言うのですね?」 キョウスケ「! よくおわかりで…」 レフィーナ(笑い)「ふふ、伊達に艦長はやっていませんから」 タスク「でも、キョウスケ少尉…地球へ向かった主力艦隊を攻撃しなくていいんスか?」 キョウスケ「地球近辺の宙域に、統合軍に匹敵する規模の敵はいない。…エアロゲイターを除いてな」 キョウスケ「だからこそ…奴らはこの戦いに決着をつけるため、賭けに出た」 タスク「な~るほど。今、エアロゲイターに攻められちゃ、たまらねえもんな」 キョウスケ(怒り)「…そこに隙がある。手薄になったエルピスを突き、奴らの足下をすくう」 タスク「つまり、後方かく乱ってわけか」 キョウスケ(怒り)「ああ。正攻法ではないが、今の状況…四の五の言ってられん」 ショーン「少佐はどう思われます?」 ギリアム「キョウスケ少尉の意見に賛成です」 ギリアム「エルピスの防衛網は強固でしょうが…主力艦隊を相手にするよりは勝機があるかと」 ショーン「ふむ…」 ギリアム「それに…敵も我々が単艦で突撃を仕掛けてくるとは思っていないでしょう」 ギリアム(怒り)「…一人の男を除いて、ですが」 キョウスケ(怒り)(現状とこちらの性格を考えれば、あの男に読めないはずがない…) キョウスケ(怒り)(ただ…相変わらず敵の動きに作為的なものは感じられるがな) レフィーナ(怒り)「では…これより本艦はエルピスへ向かい、後方の敵部隊をかく乱します!」 暗転 C統合軍旗艦マハト リリー(驚き)「! このマハトから降りると?」 ゼンガー「はい。手薄となったエルピス…。ジーベルだけでは守れぬかと」 リリー(驚き)「少佐のグルンガスト零式は、ジュネーブ降下作戦の中核に組み込まれています。それを…」 マイヤー「…よい、リリー」 リリー(驚き)「し、しかし…総司令」 マイヤー(微笑)「ゼンガーよ…。ヒリュウ改がエルピスへ現れると思っておるのだな?」 ゼンガー「確実に」 リリー「まさか…。たった1艦で我々の本拠地へ乗り込んで来るなど…」 ゼンガー「それどころか、自分の部下はこの主力艦隊にも突撃をしかねません」 リリー「…軍人として無能なのでは?」 ゼンガー「いえ。キョウスケ・ナンブはいかなる状況でも勝機を見出そうとする男です」 ゼンガー「1%でも可能性があれば、そこに全額を賭ける男なのです」 マイヤー「フフフ…。随分と買っているようだな?」 ゼンガー「故にATXチームへ引き入れました。そして、総司令が望まれる人材に育ちつつあるかと」 マイヤー(微笑)「ならば、果たすべき任務はわかっておるな?」 ゼンガー「は。必ずやあの男とヒリュウ改を総司令の御前に…」 ドア開閉音、ゼンガー退室 マイヤー(フッ、これでよい。残されたコロニーの民は、ミッドクリッドが導くであろう) リリー「総司令…。やはり、ヒリュウ改を?」 マイヤー(微笑)「うむ。彼らが間に合わなければ…私とビアンで世界を支配するまでだ」 暗転 ブリーフィングルーム ショーン「本日1130…本艦はPT隊を展開しつつ、敵防衛網を正面突破します」 ショーン「以上が、エルピス急襲作戦の内容です」 カチーナ(被弾)「って、それだけかよ!」 ショーン「ま、クドクドと説明するよりわかりやすさ優先ということで」 ブリット「…遠足でも、もうちょっと説明があると思いますけど」 ラッセル(困惑)「…もっと悲壮な感じのブリーフィングになると思ってたのに…」 ギリアム「フッ、このメンバーではな」 エクセレン(わお)「はぁい、副長! バナナはおやつに入るんですか?」 ショーン「む…。仕方ありませんな、許可しましょう。ただし、3本までですぞ?」 エクセレン(笑い)「了解~。飲み物なんですけど、紅茶はOK?」 キョウスケ「…そこまでにしろ、エクセレン。この作戦…口でいうほど簡単じゃない」 エクセレン「そりゃ、キョウスケが言い出したんだし、当然よねぇ」 カチーナ(怒り)「見てろよ…コロニー統合軍の連中に一泡吹かせてやるぜ!」 ラーダ「ヴィレッタ、私達も頑張りましょう」 ヴィレッタ「ええ」 ショーン「では、艦長…。何か一言お願いします」 レフィーナ(笑い)「皆さん、家に帰るまでが奇襲作戦です」 キョウスケ(被弾)「は?」 レフィーナ「…というのは冗談です」 レフィーナ「…必ず、生きて帰って来て下さい」 キョウスケ(微笑)「…了解」 エクセレン(わお)「あらん、レフィーナ艦長もノリが良くなってきたんじゃなぁい?」 ブリット(笑い)「…エクセレン少尉のせいでしょうね、多分…」 ヴィレッタ(…敵の本拠地へ単独で突入する前だというのに…) ヴィレッタ(微笑)(フッ、これが彼らの強さなのかも知れないわね) 第17話 エルピス、急襲 敵初期配置出現 一般兵「艦長、第3防衛ライン上で戦艦らしき物体の反応あり! 数、1!」 C軍艦長「フン。たった1隻で、この防衛艦隊に挑む馬鹿がいるというのか?」 ヒリュウ改出現 ショーン「ところが、いるんですなあ…その馬鹿が」 一般兵「は、速い!? もう第3防衛ラインを突破した!?」 ショーン「…このヒリュウ改はテスラ・ドライブを搭載した外宇宙航行艦ですからな」 ショーン「統合軍の戦艦より足が速いのは当然です」 レフィーナ(怒り)「各機、出撃して下さい!」 出撃準備 レフィーナ(怒り)「各機へ! 敵防衛艦隊を突破し、エルピスへ向かいます!」 レフィーナ(怒り)「本艦、及び各機はあと8分以内に…」 目的地を指定 レフィーナ(怒り)「このポイントへ到達して下さい! いいですね? 1機たりとも欠けず全員で、です!」 カチーナ(怒り)「よ~し、一気に押し切るぜ!!」 キョウスケ(怒り)「零式が見当たらん…」 エクセレン「さすがのボスも今回の作戦は予想外だったとか?」 ブリット「…そうなんでしょうか?」 キョウスケ(怒り)「可能性は低いだろうな。だが、現時点でいないのは事実だ。短期決戦で行くぞ…!」 C軍艦長「奴らをエルピスへ行かせるな!」 C軍艦長「我らにとって忌むべき存在、ジガンスクードごとここでせん滅しろ!」 レフィーナ(怒り)「突撃開始!」 2ターンPP レフィーナ(怒り)「あと7分です! 全機、目標ポイントを目指して下さい!」 3ターンPP レフィーナ(怒り)「あと6分以内に目標ポイントへの全機到達を!」 4ターンPP レフィーナ(怒り)「あと5分以内に目標ポイントへの全機到達を!」 4ターンEP 敵増援出現 5ターンPP レフィーナ(怒り)「あと4分以内に目標ポイントへの全機到達を!」 6ターンPP レフィーナ(怒り)「あと3分以内に目標ポイントへの全機到達を!」 6ターンEP 敵増援出現 7ターンPP レフィーナ(怒り)「あと2分以内に目標ポイントへの全機到達を! 急いで下さい!」 8ターンPP レフィーナ(怒り)「あと1分しかありません! 何としても目標ポイントへの全機到達を!」 キョウスケが目的地に到達 キョウスケ(怒り)「おれの読み過ぎか…? ゼンガーが現れないとは…」 キョウスケ(怒り)「…それとも、ここから…か?」 キョウスケ撤退 エクセレンが目的地に到達 エクセレン(わお)「到着~! …っていうか、どうも簡単過ぎねえ」 エクセレン「まだまだ前座…ってことかしらね」 エクセレン撤退 ヴィレッタが目的地に到達 ヴィレッタ(微笑)「フッ…どうやら、敵は私達をエルピスへ誘っていると考えた方がいいみたいね」 ヴィレッタ撤退 ギリアムが目的地に到達 ギリアム(怒り)「…現れなかったな。背水の陣をしいて戦う気か、ゼンガー・ゾンボルト…」 ギリアム撤退 ブリットが目的地に到達 ブリット(怒り)「目標ポイントに来たか。だが、ここからが本番だ…!」 ブリット撤退 タスクが目的地に到達 タスク「ヘッ、思ってたよりは楽勝だったな。じゃ、敵の本陣へ突撃するとすっか!」 タスク撤退 ラーダが目的地に到達 ラーダ(怒り)「目標ポイントに到達! この宙域を突破します!」 ラーダ撤退 カチーナが目的地に到達 カチーナ「タッチダウンだぜ! …さてと、玉手箱の中身を拝ませてもらおうじゃないさ」 カチーナ撤退 ラッセルが目的地に到達 ラッセル(怒り)「な、何とか間に合った…!」 ラッセル撤退 レフィーナが目的地に到達 ユン(怒り)「艦長、本艦は目標ポイントに到達しました!」 レフィーナ(怒り)「機関最大戦速! 一気にエルピスまで突入します!」 レフィーナ撤退 →18k『右手に剣、左手に希望』 18k『右手に剣、左手に希望』 コロニー・エルピス 一般兵「ジ、ジーベル少佐! ヒリュウ改が最終防衛ライン上に差し掛かります!!」 ジーベル「うろたえるな。見苦しい」 一般兵「しかし、このままでは! 旗艦艦隊に応援を要請した方が…」 ジーベル「俺には策がある。案ずるな」 ジーベル(…マイヤー総司令…俺をエルピスの防衛に回すとは…捨て駒にする気か) ジーベル(だが、そうはいかん。俺は今度こそヒリュウ改を沈める) ジーベル(誰にも真似出来ん策を使ってな…クックック) 第18話 右手に剣、左手に希望 ヒリュウ改出現 ショーン「…思っていたより、防衛隊の規模が小さいですな」 ユン「敵戦力の底が見えたのかも知れませんね」 レフィーナ「…楽観視は禁物です。こうしている間にも、敵主力は地球へ向かっているのですから」 レフィーナ(怒り)「各機、出撃を!」 出撃準備 ブリット(怒り)「あれが敵の本拠地、エルピス…! 何か緊張してきましたよ」 エクセレン(わお)「あらん、お客さん、若いわねえ」 キョウスケ「何の客だ。…それにしても…ギリアム少佐」 ギリアム「ああ。コロニー内部で敵が待ち受けている…とは考えにくい」 ギリアム「中での戦闘は、彼らにとって自殺行為以外の何ものでもないからな」 ラッセル(困惑)「ワナ…ですか?」 キョウスケ(怒り)「そうだとしても、戦力が少なすぎる…」 キョウスケ(怒り)(まさか、中の民間人を楯に? いや、そんなことをすれば…確実に自滅だ) キョウスケ(怒り)(まるで、ここを突破させることが目的のような…?) キョウスケ(怒り)(マイヤーという男…陰腹を切って地球に向かっているとしたら…) キョウスケ(怒り)(エルピスを陥とされても、奴は動じん) キョウスケ(怒り)(おれ達の選択は…間違っていたのか…?) ギリアム「いずれにせよ、あの防衛隊を敗れば、我々にも勝機が見えてくる」 レフィーナ(怒り)「そのとおりです。コロニーの中に入れば、彼らは手出し出来ない…!」 レフィーナ(怒り)「各機、防衛隊のせん滅を! ただし、コロニー本体への攻撃は一切禁止します!」 ジーベル「クックック…さあ、来い。貴様らには希望ではなく、絶望を与えてやる…」 ジーベルにダメージを与える ジーベル「クックック…やるな。だが、ここまでだ」 ジーベル「ヒリュウ改に告ぐ。私はジーベル・ミステル少佐だ」 キョウスケ(被弾)「! あの男…」 ジーベル「直ちに武装を解除し、我らに投降せよ」 カチーナ(怒り)「何言ってやがる! それはこっちの台詞だぜ!!」 ジーベル「…こちらの要求が受け入れられぬ場合、俺はエルピスに…」 ジーベル「毒ガスを注入する」 レフィーナ(驚き)「!!」 カチーナ(被弾)「何だってぇ!?」 ギリアム(怒り)「あの男……2年前のエルピス事件と同じことをするつもりか…!」 ブリット(怒り)「正気か!? 味方を皆殺しにするというのか!?」 ジーベル「無論、正気だ。だからこそ、コロニーに毒ガスを注入するという真似はしたくない」 ジーベル「後は貴様ら次第だ。クックック…」 レフィーナ(驚き)「ひ、卑怯な…!」 ジーベル「俺にとってはほめ言葉だな。勝つための手段は選ばん」 ブリット(怒り)「い、いくら何でもコロニー内の人間を抹殺するなんて…」 ブリット(怒り)「そんなことをすれば、汚名を被るだけじゃすまない…!」 ギリアム「いや…あの男なら、やりかねん。コルムナのことを忘れたのか?」 ブリット(被弾)「じゃ、じゃあ…どうすれば!?」 キョウスケ(怒り)「………」 ジーベル「ククク…。貴様らが武装を解除せねば、エルピス内部の民間人は毒ガスで全て死ぬぞ?」 キョウスケ(怒り)「…やってみろ」 ジーベル「何…?」 レフィーナ(怒り)「キョウスケ少尉!」 キョウスケ(怒り)「お前にそれだけの覚悟があるならな」 キョウスケ(怒り)「…いや、度胸を…と言っておこうか」 ジーベル(驚き)「き、貴様…!」 ブリット(怒り)「しょ、少尉! 何を言ってるんですか!? あいつが本当に毒ガスを使ったら…」 エクセレン「メリットがなさ過ぎるでしょ?」 エクセレン「…使ったら、そこであいつの楯はなくなっちゃうわけだし…」 エクセレン「だいたい、その行為は統合軍としては致命的。…世界中を敵に回しちゃうし…」 エクセレン(怒り)「何より、この場にいる私達の怒りの方がハンパじゃ済まないしね…!」 ヴィレッタ「…とりあえずは、陳腐なブラフと見て間違いないわね」 ジーベル(驚き)「う…く…!」 キョウスケ(怒り)「どうした? やらんのか?」 ジーベル(驚き)「お、おのれ…! 全機、攻撃を再開しろ!!」 キョウスケ(…賭けはおれの勝ちか) エクセレン(笑い)「ほらね?」 タスク(被弾)「ヒュ~ッ、さすが。さしもの俺も、あんなヤバい賭けは出来ねえよ」 ギリアム「だが、あの男…追い詰められれば切り札を使いかねんぞ?」 キョウスケ「わかっています。一気にカタをつけます」 キョウスケ(怒り)(…ここからが本番だからな) ジーベルを撃墜 ジーベル(驚き)「お、おのれ…!」 ペレグリン爆発 バレリオン・カスタム出現 ジーベル(驚き)「フ、フハハ…! 馬鹿め、毒ガスは本当に用意してあるのだ、本当にな!」 ブリット(怒り)「あ、あいつ! まさか!? キョウスケ少尉!!」 キョウスケ(叫び)「わかっている。ここで詰めだ…奴を一気に落とす!」 ジーベル(驚き)「ククク…貴様らのせいだぞ? 貴様らのせいで、エルピス1万人の民は全滅するのだ!!」 グルンガスト零式出現 ゼンガー(怒り)「そうはさせん!」 ジーベル(驚き)「な!? ゼンガー!?」 ゼンガー(怒り)「成敗ッ!!」 ゼンガー、ジーベルに隣接 ジーベル(驚き)「う、うおおおっ!?」 バレリオン・カスタム爆発 ゼンガー「恥を知れ、と言ったはずだ。ジーベル・ミステル…」 ブリット(怒り)「ゼ、ゼンガー隊長…!」 キョウスケ「やはり、現れたか。今こそ、決着を付けるぞ」 ゼンガー「キョウスケ・ナンブ…ここはその場に相応しくない」 キョウスケ(怒り)「何…?」 ゼンガー「統合軍主力艦隊は間もなく地球へ降下する」 ゼンガー「止められるものなら、止めてみせろ」 ゼンガー撤退 エクセレン(被弾)「あ、あらら…行っちゃった。どうする、キョウスケ? 追いかける?」 キョウスケ(怒り)「………」 ユン(怒り)「艦長! エルピスの統合軍総司令部から入電! こちらに降伏するそうです!!」 レフィーナ(驚き)「えっ!?」 ショーン(驚き)「降伏…ですと?」 レフィーナ(驚き)「ど、どういうことなのです…!?」 タウゼントフェスラー出現 ブライアン「やはり…そういうことだったか」 ユン(怒り)「あれは…ミッドクリッド大統領の小型艇です!」 レフィーナ(笑い)「大統領…! ご無事で…」 ブライアン「やれやれ、まったく…。とんでもない役を押しつけられたものだ」 ブライアン「戦争嫌いの僕に……」 ブライアン「あえて修羅の道を歩めというのだな? マイヤー・V・ブランシュタイン…」 ヒリュウ改艦橋 ブライアン「…コロニー統合軍のことは僕に任せてくれ」 ブライアン「君達は一刻も早く、マイヤーの主力艦隊を追うんだ」 レフィーナ(驚き)「しかし、大統領…いったい、どういうことなのです? 何故、統合軍は降伏を…」 ブライアン「その答えは直接マイヤーから聞いた方がいい。…彼もそれを望んでいる」 レフィーナ(驚き)「………」 ショーン「行きましょう、艦長。どのみち、彼らの地球降下作戦を止められるのは我々しかいません」 ショーン「そして…今こそ、この戦いに終止符を打つのです」 レフィーナ(怒り)「…わかりました。直ちに敵主力艦隊を追撃します!」 キョウスケ(怒り)(ゼンガーは間違いなく…そこだ) キョウスケ(怒り)(おれ達を…待っている) →19k『いつか来るべき日のために』 19k『いつか来るべき日のために』 C統合軍旗艦マハト ビアン「…間もなく、ハガネは我々の目前に姿を現すだろう。そちらの方はどうだ、マイヤー?」 マイヤー「我がコロニー統合軍旗艦艦隊は衛星軌道上で機動部隊の降下準備を進めている…」 マイヤー「降下目標地点は連邦政府本部があるジュネーブだ」 ビアン「ヒリュウ改の動きは?」 マイヤー「我が息子、ライディースが乗るハガネのように…」 マイヤー(微笑)「あの艦もまた、我が旗艦艦隊へ最後の決戦を挑んで来るだろう」 マイヤー(微笑)「そして、私は彼らに最後の試練を与えるため、現在位置で待機するつもりだ」 ビアン「そうか」 マイヤー「フッ…もはや、互いに生きて出会うことはないだろう」 ビアン「うむ。子らの顔を見られぬのが心残りだが…我らは我らの願いを次世代の若者達へ託さねばならん」 マイヤー「ああ。では、しばしの別れだ、ビアン・ゾルダーク…」 ビアン「冥府で会おう、我が友よ」 暗転 C統合軍旗艦マハト レオナ(怒り)「…どういうことです、隊長!? 私にここから逃げろと!?」 ユーリア「そうではない。新たな任務を遂行しろと言っている」 ユーリア「お前はエルピスへ帰り、事後の処理を行え」 レオナ(怒り)「お断りします…! トロイエ隊として、総司令のおそばを離れるわけには…」 ユーリア「フッ…お前はまだ若い。それに、名門ガーシュタイン家の一員でもある」 ユーリア「この戦いを生き延び、エルザム様やライディース様のお力となるのだ」 レオナ(怒り)「エ、エルザム様達の…?」 ユーリア「…ここで生き残ることは死を選ぶより辛いかも知れん。だからこそ、その役目…お前に託す」 レオナ(被弾)「…わ、私に…生き恥をさらせと?」 ユーリア「そうだ」 レオナ(被弾)「………」 ユーリア「いいな? 栄光あるトロイエ隊として…その任務、見事果たしてみせろ」 レオナ(悲しみ)「……了解…です」 暗転 C統合軍旗艦マハト ゼンガー「…総司令。ヒリュウ改がこちらへ接近しております」 マイヤー「来たか。成すべきことはわかっておるな、ゼンガー?」 ゼンガー「は。大義のためならば、この命…惜しくはありません」 マイヤー「フッ…。武人たるもの、己の散り場所を間違ってはならん。私は息子達にもそう教えてきた」 ゼンガー「総司令……」 マイヤー(微笑)「よいか、ゼンガー。お前に最後の命令を与える……」 ゼンガー「最後の……?」 暗転 ヒリュウ改艦橋 ユン(怒り)「まもなく地球衛星軌道上…統合軍旗艦艦隊と接触します!」 レフィーナ(怒り)「では、PT各機は出撃準備を!」 キョウスケ「…了解」 ギリアム「ヴィレッタ、ラーダ…」 ラーダ「何でしょう?」 ギリアム(怒り)「君達は軍人ではない。この戦い…我々が勝利するにせよ、敗北するにせよ…」 ギリアム(怒り)「この戦争の一つの区切りとなるだろう」 ギリアム(怒り)「君達はマオ社に戻り、今後の対策に従事してもらっても構わんが?」 ヴィレッタ「ここまで来て、自分だけ尻尾を巻こうとは思わないわ」 ラーダ「私もです。ここで皆さんを置いて、月へは帰れません…」 エクセレン(わお)「わお、やる気満々ね。…私、今夜は帰りたくないの…って感じ?」 タスク(悲しみ)「意味違うだろ。でも…大丈夫かよ、こんだけの数で」 キョウスケ「断言はできんが…いい勝負になるとは思う」 ブリット「どういうことです?…」 キョウスケ「統合軍の動きには、合点のいかない部分が多い」 キョウスケ「戦争をしている…というよりは、まるでおれ達とだけ戦いたがっているようだ」 カチーナ(怒り)「気のせい…でもねえか。ゼンガー少佐の動きだけ見てもな」 エクセレン「旗艦艦隊…つまり統合軍の親分が率いてる部隊だものね」 エクセレン「ボスもいるだろうし…今度こそ、どういうつもりなのか問い詰めてみないとね」 キョウスケ(怒り)「…ああ。勝負だ」 第19話 いつか来るべき日のために ヒリュウ改出現 出撃準備 マイヤー「来たか。天かける龍…呪われし最強の楯よ」 マイヤー「かつて、外宇宙へ旅立ったヒリュウは、我らの希望の象徴……」 マイヤー(微笑)「そして、ジガンスクードはコロニーの住人にとって忌むべき存在…」 マイヤー(微笑)「その二つが私の前に立ち塞がる…予定どおりとは言え、皮肉な運命よ」 レフィーナ(驚き)「あれが…コロニー統合軍旗艦艦隊…!」 ショーン「さすがの規模…と言いたいところですが、エルピスの防衛に戦力を割いた分…」 ショーン「絶望的な数ではありませんな」 ヴィレッタ「気休めにはなる言葉ね」 エクセレン「それって結構重要よね。病は気から…って言うし」 ブリット「意味が違うような…」 ゼンガー「…相変わらずのようだな、貴様ら。安心したぞ」 キョウスケ(怒り)「…ゼンガー・ゾンボルト。決着をつけに来た。お前の望んだ戦いが…これなのか?」 ゼンガー「…そうだ。我らが通らねばならん道だ」 マイヤー「ゼンガーよ…そこまででよい。答えは己の手でつかむものだ」 ゼンガー「はっ…」 カチーナ(怒り)「ゴタクはどうでもいいぜ! 勝った奴が次も戦う! …それが戦争の真理じゃないさ!」 リリー「乱暴な物言いとはいえ…真理ですね」 マイヤー「うむ、彼らはそれを良く理解しておる。選択は間違っていなかったようだな」 リリー(悲しみ)「…はい……」 マイヤー(微笑)「よいか。この戦いの勝者こそ、地球圏の運命を担うに相応しい者となる」 マイヤー(微笑)「総員奮起せよ! 我らの大義を連邦の者達に示せ!」 キョウスケ(叫び)「来るぞ!」 ヴィレッタ(苦悶)「作戦は?」 ギリアム「…あの艦隊は強力な統率力の下で運用されている」 ギリアム「だが、逆にそれは頭を潰されればもろいということになる」 ギリアム「毎度のことだが、正面突破をかけ、マハトを狙った方がいいかも知れんな」 ブリット(怒り)「了解!」 タスク「んじゃ、最後の大勝負…命がけで挑むとすっか!」 キョウスケ(怒り)「多少、分の悪い方が賭け甲斐がある。行くぞ…!」 ゼンガー(怒り)「応! いざ勝負ッ!!」 キョウスケとゼンガーが戦闘 キョウスケ(叫び)「ゼンガー!」 ゼンガー(怒り)「もはや言葉では語るまい! 俺を倒した先に、お前の求める答えがある…!」 キョウスケ(怒り)「…そんな先のことに興味はない…!」 キョウスケ(怒り)「目の前にいる敵を撃ち貫くのみ…!」 ゼンガー(怒り)「フフ…ハハハハ! そうだ…! それだからこそ、俺はお前を選んだ!」 ゼンガー(怒り)「ここで一度、幕引きをしようぞ、キョウスケ!」 キョウスケ(怒り)「一度だと…!?」 エクセレンとゼンガーが戦闘 エクセレン(笑い)「さて、と。覚悟はよろしくて? ボス」 ゼンガー「そんなものはお前達の敵にまわった時から出来ている」 ゼンガー「お前の方はどうなのだ?」 エクセレン(笑い)「そりゃね。恋する乙女はいつでも陰腹を切ってるものよん」 ゼンガー「腹をくくる、の間違いだ…と言っておく」 エクセレン(わお)「わお、じゃ、いきましょか。もっと話していたいけど、ね」 ゼンガー「ままならんのが戦争だ。行くぞ…!」 ヴィレッタとゼンガーが戦闘 ヴィレッタ「出来れば、これで最後にしておきたいところね」 ゼンガー「ほう…いい動きだ。何者か、俺は知らんが…ATXチームも良い兵を得たな」 ヴィレッタ「………」 ギリアムとゼンガーが戦闘 ギリアム「ここまではお前の…いや、お前達の目論見通りか」 ゼンガー「知らんな…! 昔からお前は深読みをしすぎだ。あのエルザムよりもな」 ギリアム「それが俺をここまで生き残らせてきた」 ゼンガー「…そうだったな。ならば読み切ってみせろ。…俺の真意をな」 ブリットとゼンガーが戦闘 ブリット(怒り)「ゼンガー隊長っ! あなたを倒せば…その先に、あなたがしようとすることが見えると!?」 ゼンガー「…自分自身で確かめろ。俺はそんなに甘くはない」 ブリット(怒り)「なら、俺のことも甘く見ないで下さい! いつまでも泣き言は言いません!」 ブリット(怒り)「あなたを倒し、自分自身の目で確かめる!」 ゼンガー「…その闘志、本物だな。強くなった、ブルックリン…!」 タスクとゼンガーが戦闘 タスク(怒り)「ここでケリをつけさせてもらうぜ!!」 ゼンガー「これは区切りにすぎん。人類はまだ全てを賭けてはおらん」 タスク「そんなの、知ったこっちゃねえが…」 タスク(怒り)「勝負師の端くれとして、この戦い…勝ってみせるっ!!」 ラーダとゼンガーが戦闘 ラーダ(怒り)「この戦いに…この戦いの先に、あなたが示そうとする道が…?」 ゼンガー(怒り)「俺はそれほど優しくはない! 自らその道を切り開こうとする者にのみ、勝利の女神は微笑む!」 カチーナとゼンガーが戦闘 カチーナ「あたしは七面倒くさいことは嫌いでね!」 ゼンガー「兵士とはそういうものだ」 カチーナ「どいつもこいつもガタガタ言いすぎさ。あんたもな」 カチーナ(怒り)「これは戦争。…なめんじゃねえよ!」 ゼンガー「直感的にこの戦争の意味を理解しているようだな。…よかろう、来い…!」 ラッセルとゼンガーが戦闘 ラッセル(怒り)「さすがに…速い…!」 ゼンガー(怒り)「恐れるな! 臆するな! 俺相手にそのザマでは、この先の戦いで勝ち残ることなど出来ん!」 レフィーナとゼンガーが戦闘 レフィーナ(怒り)「ここで勝負です、ゼンガー少佐…!」 ゼンガー「正直、ここまで優秀な艦長になるとは思っていなかったぞ」 レフィーナ(怒り)「ここで負ければ、優秀でも愚かでも…関係ありません。勝ちます!」 ゼンガー(怒り)「良かろう! 来いっ!!」 キョウスケとユーリアが戦闘 ユーリア(怒り)「来い…! トロイエ隊…最後の使命を果たす!」 キョウスケ(怒り)「覚悟を決めているのはお前達だけではない。…立ち塞がるなら倒すのみ…!」 エクセレンとユーリアが戦闘 エクセレン「さあ、親衛隊さん。ここが正念場ねえ」 ユーリア(怒り)「その通りだ。…ここで決着をつける!」 エクセレン「嫌でもそうするしかないみたいね…!」 ヴィレッタとユーリアが戦闘 ヴィレッタ「いい動きをする…! 親衛隊の名は伊達ではないようね」 ユーリア(怒り)「こいつ…独自に新しいモーションパターンを作り出している…?」 ユーリア「フッ、世の中は広い。このようなパイロットがいるとはな」 ヴィレッタ「お前こそ…進むべき道を間違っていなければ、死なずに済むものを」 ユーリア(怒り)「私はマイヤー様の親衛隊だ! 死に場所はここ以外にない!」 ギリアムとユーリアが戦闘 ギリアム「…いい腕だ。もう少し前に生まれていれば、教導隊に選抜されていただろう」 ユーリア「フッ…。過去の栄光など、戦場では何の足しにもならん!」 ギリアム(怒り)「そのとおりだ。だが、俺も教導隊の元メンバーとして…ひけを取るわけにはいかん!」 キョウスケとマイヤーが戦闘 マイヤー(微笑)「お前か。ヒリュウ改をここまで導いたのは」 キョウスケ(怒り)「何? …おれはただ戦っただけだ。ここまで来たのは結果にすぎん」 マイヤー「この戦いの結果…どうなると読む?」 キョウスケ(怒り)「さあな。興味がない。結果は結果だ」 マイヤー(微笑)「フッ…その意気は良し。ならば、自らが望む結果を導き出してみせよ!」 エクセレンとマイヤーが戦闘 エクセレン(わお)「ようやっと親玉ね!」 マイヤー(微笑)「それは違うな。…もっと巨大な敵が待っている」 エクセレン「先はどうか知らないけど、今はあなたが親分でしょ?」 マイヤー「…フフフ…確かにな。だが、お前達の真の戦いは、私を越えた所にあるのだ!」 ヴィレッタとマイヤーが戦闘 ヴィレッタ「…自ら立ちふさがる者となり、人類全体に警告を与え…」 ヴィレッタ「地球圏最強の戦力を見出す。それがあなたの目的ね?」 マイヤー「フフフ…。その答えを出すわけにはいかん。私の命ある限りはな」 ギリアムとマイヤーが戦闘 ギリアム「エルピスの投降、そして…降下作戦の遅延…」 ギリアム「あなたの目的は、俺達の手によって倒されることなのか?」 マイヤー「…ただでは逝かん。最後の試練を見事乗り越えてみせよ」 ギリアム(怒り)「…やはり…この戦い、全ては………!」 ブリットとマイヤーが戦闘 ブリット(怒り)「この艦を沈めれば、俺達にも勝機がある!」 マイヤー「…わずかな可能性を信じ、そこに賭けるか。それが若さ故の暴走でないことを祈ろう」 ブリット(怒り)「暴走じゃない! それが俺達ATXチームの信条なんだっ!!」 タスクとマイヤーが戦闘 タスク(怒り)「胴元の登場かよ…! ここで一気に勝負をつけさせてもらうぜ!!」 マイヤー「来るがいい。勝者には栄光と共に、さらなる使命が与えられよう」 タスク(怒り)「言ってろ! ここ一番の勝負時…俺は負けねえ!」 ラーダとマイヤーが戦闘 ラーダ(怒り)「マイヤー総司令…あなたを倒せば、この戦いは終わる…!」 マイヤー(微笑)「だが、それは新たなる戦いの始まりに過ぎん…」 ラーダ(怒り)「…わかっています。だから、私はここにいるんです!」 カチーナとマイヤーが戦闘 カチーナ「やっとボスのお出ましかよ。…勝負といこうじゃないさ!」 マイヤー「この私を前にして、軽口を叩く余裕があるのか…?」 カチーナ「あたしはいつもそうさ。どんなにヤバかろうが、やせ我慢してでもさ!」 マイヤー「兵士の資質か。よかろう、来るがいい」 ラッセルとマイヤーが戦闘 ラッセル(怒り)「統合軍旗艦…! この艦さえ沈めれば!!」 マイヤー「1機でこのマハトに向かって来るとは見上げた度胸だ」 マイヤー「…これからの戦い、それを忘れてはならんぞ」 ラッセル(怒り)「!?」 レフィーナとマイヤーが戦闘 マイヤー「単艦でここまでやるとはな」 レフィーナ(怒り)「必要に迫られたからです。…それ以外の理由はありません!」 マイヤー「必要でも、できるかできないかは資質が物を言う」 マイヤー「お前達にはその資質があったということだ」 レフィーナ(怒り)(統合軍総司令…私達に何を伝えたいの…!?) ゼンガーのHP30%以下 ゼンガー「俺と真っ向から打ち合い、この結果か。予想以上の成長だ…」 キョウスケ(叫び)「…ゼンガー! 話してもらうぞ! 何故、お前がおれ達を裏切ったのか!」 ゼンガー「答えは一つ。いつか来るべき時のために、だ」 キョウスケ(怒り)「! 来るべき時…? もしや、それは…」 ゼンガー「…俺には、まだ使命が残っている。ここでは死ねん…」 キョウスケ「…逃げる気か?」 ゼンガー「そうだ。例え…裏切り者、臆病者の汚名を受けようとも…」 ゼンガー(怒り)「これがマイヤー総司令から俺に与えられた使命…!」 ゼンガー(怒り)「全ては、いつか来るべき時のために…だ!」 キョウスケ(被弾)「……!」 ゼンガー(怒り)「命あらば、また会おう! さらばだッ!!」 ゼンガー撤退 キョウスケ(真剣)「…ゼンガー…」 ゼンガーを撃墜 ゼンガー「フフフ…この零式を倒したか。予想以上の成長だ…」 キョウスケ(叫び)「…ゼンガー! 話してもらうぞ! 何故、お前がおれ達を裏切ったのか!」 ゼンガー「答えは一つ。いつか来るべき時のために、だ」 キョウスケ(怒り)「! 来るべき時…? もしや、それは…」 ゼンガー「…俺には、まだ使命が残っている。ここでは死ねん…」 キョウスケ(怒り)「…逃げる気か?」 ゼンガー「そうだ。例え…裏切り者、臆病者の汚名を受けようとも…」 ゼンガー「これがマイヤー総司令から俺に与えられた使命…!」 ゼンガー(怒り)「全ては、いつか来るべき時のために…だ!」 キョウスケ(被弾)「……!」 ゼンガー(怒り)「命あらば、また会おう! さらばだッ!!」 グルンガスト零式爆発 キョウスケ(真剣)「…ゼンガー…」 ユーリアを撃墜 ユーリア「フッ…これでいい、これで…」 ユーリア「…我がトロイエ隊はいつまでも総司令のおそばに……」 ユーリア「レオナ…お前は新しいトロイエ隊の隊長となって…」 ユーリア「エルザム様…そして、ライディース様をお助けするのだ…」 マイヤーを撃墜 ユーリアが生存している場合追加 ユーリア「総司令、お一人では逝かせません…」 ユーリア「…レオナ…お前は新しいトロイエ隊の隊長となって…」 ユーリア「エルザム様…そして、ライディース様をお助けするのだ…」 ユーリア撤退 ゼンガーが生存している場合追加 ゼンガー(驚き)「マイヤー総司令……!」 キョウスケ(怒り)「…決着はついた。話してもらうぞ、ゼンガー。何故、お前がおれ達を裏切ったのか…」 ゼンガー「…答えは一つ。いつか来るべき時のために、だ」 キョウスケ(怒り)「来るべき時…? もしや、それは…」 ゼンガー「…俺には、まだ使命が残っている。ここでは死ねん…」 キョウスケ(怒り)「…逃げる気か?」 ゼンガー「そうだ。例え…裏切り者、臆病者の汚名を受けようとも…」 ゼンガー「これがマイヤー総司令から俺に与えられた使命…!」 ゼンガー(怒り)「全ては、いつか来るべき時のために…だ!」 キョウスケ(被弾)「……!」 ゼンガー(怒り)「命あらば、また会おう! さらばだッ!!」 ゼンガー撤退 キョウスケ(真剣)「…ゼンガー…」 マハト爆発 ユン(怒り)「敵旗艦マハト、大気圏内へ落下して行きます!!」 ショーン「…巨星が…落ちましたな」 レフィーナ(悲しみ)「……ええ…」 大気圏内へ場面転換 マハト出現 警報 リリー(悲しみ)「総司令、本艦は大気圏へ再突入しました…。この角度では、もう…」 マイヤー「そうか。では、リリー…生き残っている者を集め、マハトから脱出しろ」 リリー(悲しみ)「いえ、私は最期までお供致します」 マイヤー「お前にもゼンガーと同様、使命を与えているはずだ」 リリー(驚き)「そ、それはわかっております…しかし、総司令を置いては…!」 マイヤー「…私は有能な部下達を、手駒として利用した報いを受ける…」 リリー(悲しみ)「…………」 マイヤー「お前はここから脱出せよ。…散り場所を見誤ってはならん」 リリー(悲しみ)「で、ですが…」 マイヤー「…リリー…今まで、よく私に尽くしてくれた。礼を言う」 リリー(悲しみ)「そ、総司令…」 マイヤー「…私は一足先に我が妻ネルケやカトライアの下へ逝く…」 マイヤー「お前も使命を果たし次第、来るがよい…。皆で待っておるぞ」 リリー(悲しみ)「………」 リリー「…ありがたきお言葉…。では…後ほど参ります…」 タウゼントフェスラー出現、マップ東端へ移動し撤退 マイヤー(微笑)「…フフフ…道化芝居もこれで幕引きか。ビアンよ…我が使命、今こそ果たしたぞ」 マイヤー(微笑)「エルザム…ライディース…。我が息子達よ…お前達にブランシュタイン家を託す…」 マイヤー(微笑)「そして…私とビアンが見出した若き戦士達よ…」 マイヤー(微笑)「お前達が…今後の地球圏の運命を担うのだ…」 マイヤー(微笑)「フッ…我が人生…波乱続きであったが、悔いはない」 マイヤー(微笑)「ここぞ我の散り場所よ。フフフフ……」 マイヤー(微笑)「フハハハハ……!!」 マハト爆発 EOT特別審議会 アルバート「議長! シュトレーゼマン議長!」 カール「騒々しい…何ごとか?」 アルバート「ビアン・ゾルダークがハガネとの戦闘において死亡したそうです」 カール「そうか…。ビアンが死んだか」 アルバート「各地のDC部隊は撤退を開始している模様です」 カール「コロニー統合軍の方は?」 アルバート「総司令のマイヤー・V・ブランシュタインもまた…」 アルバート「衛星軌道上のヒリュウ改との戦闘で戦死しました」 アルバート「これで、我々EOT特別審議会の最大の障害がなくなりました」 カール(…今回の反乱の首謀者がほぼ同時に戦死か…) カール(彼らのことだ、単なる偶然ではあるまい) カール(おそらく、異星人に対抗しうる戦力を連邦軍の中から見出し、育てるために…) カール(まったく、死の間際まで小賢しい連中だ) アルバート「あの二人の戦死でようやくこの戦争が終わりますな」 カール「終わってなどいない。本当の戦争はこれから始まるのだよ、アルバート」 アルバート「…そ、そうでした。我々にはまだ、エアロゲイターという敵が…」 カール「これ以上、地球の情勢を不安定にさせて、異星人共に隙を見せるのは得策ではない」 カール「ノーマンに命じて、連邦軍にDCとコロニー統合軍の残党狩りをさせるのだ」 アルバート「では、安全保障委員会と連邦議会への根回しはいつものように…」 カール「それから…ニブハル・ムブハルとコンタクトを取れ」 アルバート「あの男と? では…」 カール「うむ。先手を打って、彼らとの交渉を再開する…」 →20k『プライベート・アイズ』 20k『プライベート・アイズ』 ヒリュウ改艦橋 ユン「…エルピスのドッキング・ベイへの着艦終了」 ショーン「やれやれ、これで一息つけますな」 ユン「艦長、ミッドクリッド大統領がいらっしゃいました」 ブライアン「やあ、艦長。わざわざエルピスまで来てもらってすまなかったね」 レフィーナ「いえ…」 ブライアン「君達にはしばらくの間、コロニー圏の防衛を担当してもらいたい」 ブライアン「その代わり、ヒリュウ改のアフターケアは万全にやらせてもらうよ」 レフィーナ(笑い)「ありがとうございます。ところで、コロニー内部の様子はどうですか?」 ブライアン「特に混乱はない。他の9基のコロニーもそうだ。ま、僕のおかげかな。ハハハ」 ブライアン「…と、自分で言ってりゃ世話ないね」 ショーン「で、統合軍の方は?」 ブライアン「一時的に武装を解除し、地球連邦軍の処置を待っている」 ブライアン「ただ、一部の残存部隊は、エルピスへの帰還を拒否したみたいだがね」 レフィーナ「コロニー統合軍はこれからどうなるのです?」 ブライアン「昔どおり、地球連邦軍の管轄下、宇宙軍として再編成させることになるだろうね」 ショーン「ふむ…。元のサヤに収まったというわけですな」 ブライアン「ああ。マイヤーは自分が戦死した場合、連邦軍へ投降するよう命令を出していたようだ」 レフィーナ「…結局、あの人は何がしたかったのでしょうか…?」 ブライアン「結論から言えば…」 ブライアン「連邦政府と連邦軍に、危機感を植え付けようとしたんだ」 レフィーナ「ならば、何も反乱という手段を使わなくても良かったのでは?」 ブライアン「いや…政界の黒幕、EOT特別審議会はエアロゲイターの存在をあいまいにするどころか…」 ブライアン「彼らに降伏しようとしたからね」 レフィーナ(驚き)「! それは本当ですか…!?」 ブライアン「ああ。そのための会談が南極で行われようとした」 ショーン「…エアロゲイターへの降伏が目的だったとは…」 ブライアン「表向きは、アルバート・グレイ大使による和平交渉だったのだが…」 ブライアン「僕の目はごまかせない。彼らは軍やEOTI機関を売ってまで身の保全を図ろうとした」 ショーン「なるほど…。それでグランゾンが会談場を破壊し…」 ショーン「EOTI機関が、DCとして反旗を翻すと同時に…」 ショーン「地球連邦軍とエアロゲイターへ、宣戦布告を行ったというわけですな」 ブライアン「ああ。アイドネウス島のメテオ3を研究していたビアン博士は…」 ブライアン「異星人への徹底抗戦派だったし、マイヤーもそれに同調していたからね」 レフィーナ「では、もし南極の会談が成功していれば…」 ショーン「今頃、地球はエアロゲイターに占領されていたかも知れませんな」 ブライアン「そして、マイヤーとビアン博士は、彼らに対抗しうる戦力を見出そうとしていた…」 ブライアン「それが君達と…DCを倒したハガネだったというわけさ」 レフィーナ「では、私達はマイヤー総司令に導かれたも同然で……?」 ブライアン「そうだ。かつては、この艦にいたというゼンガー・ゾンボルト少佐も…」 ブライアン「君達に試練を与えるため、あえて統合軍側についたのかも知れないね」 レフィーナ「…………」 ブライアン「何にせよ、この戦争は当初から作為的だった」 ブライアン「一部の例外を除き、連邦軍の主要施設への損害は最小限に抑えられ……」 ブライアン「主要都市もまた、そのほとんどがDCや統合軍の攻撃を受けていない」 レフィーナ「言われてみれば、月のセレヴィス・シティも……」 ブライアン「ビアン博士とマイヤーは、後に異星人との戦争が控えている事を前提として戦争を引き起こしたのさ」 ブライアン「そして、残る問題は……」 ショーン「そのことを快く思っていなかったDCの残存勢力と…」 ブライアン「未だに具体的な軍事活動を見せていないエアロゲイターだ」 暗転 ブリーフィングルーム タスク「およ? 二人して何やってんスか?」 エクセレン(被弾)「わお! ちょ、ちょっとキョウスケ! 服着て! 服!」 ブリット(被弾)「え!? あ! わわ! す、すみません、失礼しますっ!」 キョウスケ(被弾)「…真に受けるな。どう見ればそういう状況だと?」 エクセレン(笑い)「まあ、ちょっとしたオフィス・ラヴ中…って感じ?」 タスク(悲しみ)「…あながち冗談とは思えないような…」 キョウスケ「…何か言ったか?」 タスク(笑い)「い、いえ! ところでキョウスケ少尉…何やってたんスか?」 キョウスケ「メテオ3について調べていた」 ブリット「それって、アイドネウス島に落ちた…」 キョウスケ「ああ。今回の戦いは、あの隕石が発端となっている…」 キョウスケ「少しでも調べれば、DCがアイドネウス島に本拠地を置いた理由がわかると思ってな」 ブリット「何か不審な点でも?」 キョウスケ(怒り)「南太平洋に存在するあの島は…軍事拠点としては使うには不便すぎる」 タスク「悪の秘密結社のアジトがヘンピな所にあるってのはお約束じゃないッスか?」 ブリット「DCの前身、EOTI機関は元々メテオ3の調査のために作られた組織ですし…」 ブリット「アイドネウス島に本拠地が置かれたのは当然じゃないですか?」 キョウスケ(怒り)「………」 エクセレン「でも、メテオ3関係の情報って、落下当時のニュースぐらいしかないのよね~」 ギリアム「当然だ。あの隕石の情報はEOT特別審議会によって巧妙に隠ぺいされているからな」 ブリット「…ギリアム少佐は何かご存じではないのですか?」 ギリアム「…EOTI機関の数年に渡る調査の結果、メテオ3は人工物であることがわかっている」 タスク(怒り)「人工物ぅ!? ただの岩のかたまりじゃないんスか!?」 ギリアム「確かに、メテオ3の外見は直径約100メートルの岩かいだ」 ギリアム「だが…そのサイズの隕石が、まともに地球へ落下したらどうなると思う?」 キョウスケ(怒り)「…最低でも、南太平洋の沿岸地帯は津波で大きな損害を被る…」 ギリアム(怒り)「だが、7年前…そのような災害は起きなかった」 エクセレン「そうねえ…。隕石が落ちたって、凄い話題になったけど…被害はなかったものね」 ギリアム(怒り)「その理由は…メテオ3が重力制御装置によって、落着寸前に減速したからだ」 タスク(怒り)「げ、減速ぅ!?」 エクセレン(わお)「わお! 気の利いてるったら利いてるメテオさんねえ」 ブリット(怒り)「じゅ、重力制御装置って…。もしかして、それが…EOTの…」 ギリアム「そう。後にエクストラ・オーバー・テクノロジー…EOTと呼ばれる異星人の超技術だ」 ギリアム「他にも『トロニウム』と呼ばれる物質など…メテオ3からは様々なものが発見された」 タスク(悲しみ)「ひょっとして、メテオ3を地球へ送り込んで来たのは……」 ギリアム「現時点ではエアロゲイターだと言われている」 キョウスケ「…少佐、現在のメテオ3の状態は?」 ギリアム「アイドネウス島へたどり着いたハガネのクルーからの報告によれば…」 ギリアム「メテオ3には重力アンカーが仕掛けられていたそうだ。まるで動きを封じるかのようにな」 キョウスケ(怒り)(…封印、というわけか…) キョウスケ(怒り)(もしや、ビアン博士は…メテオ3を『監視』するため…) キョウスケ(怒り)(アイドネウス島にDCの本拠地を置いた…?) 第20話 プライベート・アイズ 味方初期配置出現 ラッセル「こちら、オクト2。L4・B27宙域の偵察終了。特に異常ありません」 カチーナ「…よし、ラッセル。エルピスへ帰るぞ」 ラッセル「了解です」 ラッセル「それにしても、静かですね。この間まで戦争をやっていたなんて思えないぐらいです」 カチーナ(怒り)「…どうも落ち着かないね。胸騒ぎがする」 ラッセル(困惑)「またそんなこと言って…。何か出て来たら、どうするんです?」 カチーナ「決まってるじゃないさ。敵なら倒す…それだけだ」 ラッセル(困惑)「敵って言っても…」 カチーナ「あのな。統合軍とDCの全部が全部、連邦軍に降伏したわけじゃねえんだぞ?」 カチーナ「それに……」 敵初期配置出現 カチーナ(怒り)「ほうら! まだ本命がいるじゃないのさ!」 ラッセル(怒り)「エ、エアロゲイターのバグス…!」 カチーナ(怒り)「戦争中はとんと見かけなかったが…ようやく動き出したってわけかい」 ラッセル(怒り)「ヒリュウ改に救援要請を出します!} カチーナ「ハッ! 助けが来る前に片づけちまうよ!」 敵全滅or2ターンEP 敵増援出現 ラッセル(怒り)「また現れた…! もし、このまま敵の数が増え続けたら…」 カチーナ(怒り)「さっきも言ったろうが? 敵なら倒す!」 ラッセル(困惑)「し、しかし…一度後退し、ヒリュウ改と合流した方が…」 カチーナ(怒り)「何言ってんだ! それじゃ、虫共をエルピスへ誘っちまうだろうが!」 ラッセル(困惑)「! そ、そうか…」 カチーナ(怒り)「いいな? ヒリュウ改が来るまで保たせるぞ!」 ラッセル(怒り)「了解です!」 敵全滅or3ターンPP ヒリュウ改出現 出撃準備 エクセレン(わお)「お待たせ!」 カチーナ(怒り)「遅えぞ!」 タスク「何だよ、たまたま偵察に出てただけじゃん」 カチーナ(怒り)「後で泣くまでヒザ蹴りだ、タスク!」 タスク(大笑い)「じゃ、じゃあ…今、泣いとくッス」 レフィーナ(怒り)「各機、攻撃を開始して下さい!」 5ターンPP ユン(怒り)「艦長、重力震反応あり! 30秒後にエアロゲイターと思われる機体が転移出現します!」 レフィーナ(怒り)「各機、警戒を!」 敵全滅or5ターンEP 敵増援出現 ブリット(怒り)「くそっ、次から次へと!」 タスク(怒り)「こっちはデカい戦争が終わったばかりだってのに…少しは遠慮ぐらいしろってんだ!」 ギリアム(怒り)「…こちらの動きに合わせて来たか」 タスク「? 動きって?」 ショーン「妙ですな…」 レフィーナ「どうしたのです、副長?」 ショーン「敵のことですが…偵察の割には機体の数が多過ぎます」 ショーン「また、我々を倒すには戦力が貧弱過ぎます。かと言って、陽動をしているわけでもない」 キョウスケ(怒り)(…副長とギリアム少佐も気づいているようだな) キョウスケ(怒り)(ただ、確実なのは…奴らのターゲットがおれ達だということだ) ヴィレッタ(私達の力を試しに来たか…あるいは…) ヴィレッタ(どのみち、次の段階に移行しつつあるようね。なら、こちらも急がねば…) 敵全滅 ユン(怒り)「敵機の全滅を確認!」 レフィーナ(怒り)「重力震反応は?」 ユン(怒り)「現時点ではありません」 キョウスケ(怒り)「………」 ブリット「キョウスケ少尉、さっきからどうしたんです?」 エクセレン「無愛想なのはいつものことだけどね」 キョウスケ「………」 レフィーナ「では…しばらくの間、この宙域で様子を見た後、エルピスへ帰還します」 ヒリュウ改通信室 ギリアム(怒り)「…アイドネウス島にも偵察機が現れただと?」 一般兵「はい、そちらとほぼ同時に」 ギリアム「他地区には出現したのか?」 一般兵「いえ。報告によれば、アイドネウス島にいたハガネを狙ってきたそうです」 ギリアム(怒り)「…了解した」 暗転 ヒリュウ改艦橋 レフィーナ「では、ギリアム少佐…本来の任務に戻られるのですね?」 ギリアム「申し訳ありません。DC戦争中はエアロゲイターの情報がほとんど集められなかったので…」 ギリアム「今の内にその分を取り返さねばなりません」 ギリアム「自分勝手な申し出だとは思いますが、どうがご了承を」 ショーン「いえいえ、少佐は情報部の方ですからな。お気になさらずに」 レフィーナ(笑い)「今までありがとうございました、少佐」 ギリアム「こちらこそ。それでは…」 ショーン「ヴィレッタ嬢もマオ社へ戻ると言っていましたし…少し寂しくなりますな」 レフィーナ「そうですね。でも、また会えるような気がします…」 暗転 ヒリュウ改格納庫 タスク(怒り)「ええっ!? ヒリュウから降りるんスか!?」 ギリアム「ああ。色々と調べたいこともあるのでね」 キョウスケ「…エアロゲイターの目的について…ですか?」 ギリアム「やはり、君も気になっていたか」 キョウスケ「ええ、先程の戦闘で」 タスク「あいつらの目的って…地球の征服じゃねえの?」 ギリアム「妥当な線だが…私はそれはカムフラージュではないかと思っている」 タスク「じゃあ、何なんスか? …って、それを調べるために艦を降りるんですよね」 ギリアム「ああ。ゼンガー達のことも気になるが…我々の真の敵はエアロゲイターだからな」 キョウスケ(怒り)「…あの男やDC残党との決着はいずれつけるつもりです。…色々な意味を含めて」 ギリアム「…頼むぞ」 ヴィレッタ「…じゃあ、ラーダ。R-GUNのことは任せるわ」 ラーダ「ええ。フレームの交換とエネルギーバイパスの改良を済ませたら…」 ラーダ「SRX計画のイングラム・プリスケン少佐の下へ送り届けるわ」 エクセレン「もしかして、ヴィレッタお姉様もヒリュウから降りちゃうの?」 ヴィレッタ「そう。マオ社で始まる新プロジェクトへ参加するためにね」 ヴィレッタ「…それに、特別任務もある」 エクセレン「特別任務? もしかしてもしかすると…敵地へ単身潜入とか?」 ヴィレッタ「………」 エクセレン(わお)「いやん、スパイ電撃作戦って感じ? 結構憧れかも」 ラーダ「…あなたは別の意味でスパイには向いてないと思うけど…」 タスク(笑い)「まあ、何かと派手ッスからね、少尉は」 エクセレン「…後で泣くまで言えない事するわよ、タスク君…?」 タスク「も、ものによってはOKッス」 エクセレン(笑い)「ま、それはともかく…また会えるわよね? お姉様」 ヴィレッタ「ええ。…時が来れば…」 キョウスケ(怒り)「………」 →21k『小さな姫君』 21k『小さな姫君』 ヒリュウ改艦橋 キョウスケ「キョウスケ・ナンブ以下、ATXチーム…全員集合しました」 エクセレン「副長、何かご用で?」 ショーン「ええ。先程、極東支部から指令が入りまして」 ブリット「指令…?」 レフィーナ「ATXチームのキョウスケ・ナンブ少尉、エクセレン・ブロウニング少尉…」 レフィーナ「ブルックリン・ラックフィールド曹長…以上の3名は…」 レフィーナ「解体されたR-GUNを極東支部まで輸送して下さい」 エクセレン(被弾)「わお、急ねえ。もしかしてお払い箱? …あの時のことがばれたのかしら…?」 ブリット(被弾)「少尉、それじゃなくて、あのことの方かも…」 キョウスケ(被弾)「何をやってたんだ、お前達は」 エクセレン(わお)「あらん? 自分だけ潔白だなんて顔しないでよね」 エクセレン(わお)「キョウスケだって、タスク君との賭けの担保にアルトを入れてたこと、あったでしょ?」 キョウスケ(怒り)「…あれは勝ったからチャラだ。問題ない」 ショーン「…何を勘違いしているのかはわかりませんが…」 ショーン「皆さんは、タウゼントフェスラーで伊豆の極東支部へ向かって下さい」 レフィーナ(笑い)「先程の悪事は、エンマ帳につけておきますので、ご心配なく」 エクセレン(被弾)(い、意外と古風ね…) キョウスケ「地上行きの件、了解です。…現在の状況は?」 ショーン「ハガネの活躍により、DCは中枢部であるアイドネウス島を失いましたが…」 ショーン「…各地で残存部隊がゲリラ戦を展開しつつあり、戦火はまだまだ続いているようです」 ショーン「また、コロニー統合軍の残存部隊も、彼らと合流しているようですな」 ブリット「まだまだ荒れているみたいですね…」 レフィーナ「現状では、ノーマン・スレイ少将を中心とする地球圏防衛委員会が…」 レフィーナ「軍組織の統率を行っているとのことですが…うまくいっているとは言い難いようです」 キョウスケ(被弾)「うまくいっていない…? EOT特別審議会の横ヤリでも?」 ショーン「その通りです。混乱に乗じ、カール・シュトレーゼマン議長が…」 ショーン「安全保障委員会を通じて、軍上層部の完全な掌握を目論んでいるようで」 ブリット「議長は、異星人と徹底抗戦派のノーマン少将や我々を抑える気なんでしょうか?」 エクセレン「なるほどね、それで私達に暗殺でもしに行け、と…」 キョウスケ「そんなわけあるか。…現状で、エアロゲイターの侵略を受ければ、地球圏はもつまい…」 キョウスケ「だから、シュトレーゼマン議長は独自のパイプを通じ、奴らと交渉を再開する…そう読めるな」 レフィーナ「その絡みで、アイドネウス島はEOT特別審議会の管轄下となることが決定しています」 エクセレン「そんでもって、アイドネウス島開放のお手柄はE特審会のもの…ってとこね」 ショーン「…そうなっておりますな」 キョウスケ(怒り)「ふん。賭けた者たちに見返りはなし、か。…業腹だな」 ショーン「では、R-GUNの輸送任務…よろしくお願いします」 ショーン「くれぐれもエクセレン少尉に航路設定を任せて寄り道などしないように」 キョウスケ「了解です」 暗転 輸送機内 エクセレン「…そろそろ降下プログラムをセットしなくちゃ」 ブリット(って、結局エクセレン少尉が航路設定をやってるし…) エクセレン「ええと…日本の極東支部だったわよね?」 ブリット「極東支部と言えば、伊豆…。魚がうまいんだろうなあ」 キョウスケ(怒り)「………」 エクセレン「あらん、どうしたの? 久々に古巣へ帰るってのに…むっつりしちゃって」 キョウスケ(微笑)「…あそこにはあまりいい思い出がないからな」 通信音 ブリット(怒り)「ん? 何だ…?」 キョウスケ「どうした?」 ブリット(怒り)「SOSです! これは…地上から!?」 エクセレン「ずいぶん遠くからねえ。…いくらコルムナがあるとはいえ、相当な発信施設がないと無理よ?」 ブリット「…なるほど、それくらいの設備はありそうです。発信元はリクセント公国です」 キョウスケ「リクセント公国…?」 エクセレン「もう、教頭センセ、しっかりしてよね? んじゃ、教えてあげましょう」 ブリット(キョウスケ少尉は教頭先生なんだ…) エクセレン(わお)「地中海沿岸にある小さな国だけど、特別独立自治権を持っているの」 エクセレン(わお)「避暑地として結構人気があって…まあ、通好みの観光地ってとこね」 キョウスケ「なるほどな。…で、そこからSOSだと?」 ブリット「…はい、DCの残存部隊の襲撃を受けているようです」 エクセレン「確か、あの国は金鉱山を持ってるから…それ目当てかしら?」 キョウスケ「再興資金目当てか。まるで山賊だな」 ブリット(怒り)「このまま見過ごせません! すぐに助けに行きましょう!」 キョウスケ「駄目だ」 ブリット(怒り)「何故です!? DCの襲撃を受けているんですよ!」 キョウスケ「おれ達にだけ発信されているなら話は別だが、地上部隊が何とかするはずだ」 エクセレン「ま、目標は極東支部。もう航路設定はしちゃったし」 ブリット(怒り)「そ、そんな…!」 キョウスケ「諦めろ。…全ての人間を自分が救えるなどと思うな、ブリット」 ブリット(怒り)(くっ…!) 暗転 リクセント公国 ジョイス「王女! どこにいらっしゃるのですか!?」 ジョイス「シャイン様、どうかお返事を! いい加減になされませんと爺は怒りますぞ!」 シャイン「…慌てすぎです、ジョイス。王族たるもの、いかなる時も堂々と…でございますのよ」 ジョイス「それどころではありません! DCの残党が城を包囲しておるのですぞ!」 ジョイス「早くここからお逃げ下さいませ!」 シャイン(悲しみ)「爺…不届き者の狙いは、この私…そうではございませんか?」 ジョイス「そ、それは…」 シャイン(怒り)「ならば…退けません。お父様の代わりに、この国を守ってみせたりしますわ」 ジョイス「よろしいですか、王女。敵が要求しているのは、わが国の金塊だけではございません」 ジョイス「彼らはあなた様の御身の引き渡しを要求してきているのですぞ」 ジョイス「金塊など彼らにいくらでもくれてやりましょう…ですが、正当な継承者である王女だけは…」 シャイン(怒り)「この程度でビビる…あ、え~と、怖じ気づく私ではございません…!」 シャイン(怒り)「理不尽極まりない侵略に屈するようでは、ハウゼン家の名を名乗れなくなりますもの…!」 ジョイス「ですが、現実は甘くはございませぬ。状況は圧倒的に不利…」 ジョイス「これより防衛隊の面々も決死の覚悟で王女様を脱出させる所存です」 ジョイス「どうか、ハウゼン大公家の血統…あなた様を守ろうとする彼らの決意をくんでやって下さいませ」 シャイン(悲しみ)「…爺。もう一つ…方法がございますわ。私があの者達の下に行きます」 ジョイス「な、何ですと!?」 シャイン(悲しみ)「お父様やお母様が愛したリクセントの街…そこに住む人達を失うわけにはいきませんもの」 ジョイス「………」 ジョイス(シャイン様、よくぞご立派になられました…) ジョイス(と、申し上げたいところですが…敵はそれ程甘くはないでしょう…) シャイン「それに…助けは来ます。そんな予感がしたりするの…!」 ジョイス(! もうお気づきに…。やはり…大公家の血は争えぬか…) ジョイス(…あとは救助要請を出した連邦軍部隊に、気骨を持った者がおることを祈るばかり…!) 第21話 小さな姫君 敵初期配置出現 テンペスト(DC復興のためとはいえ、年端もいかぬ王女を連れ去らねばならんとは…) テンペスト(何故、アードラーはあんな子供を必要としているのだ?) テンペスト(いや…俺には関係のないこと。このような迷いがあったが故に俺はハガネに敗北したのだ) テンペスト(連邦を打ち倒し、妻と子の無念を晴らすために…もはや手段は選んでいられん) DC兵「テンペスト少佐、公国側から通信が入っております」 テンペスト「…ようやく観念したか」 ジョイス「テンペスト・ホーカー少佐…私はシャイン王女の側近、ジョイス・ルダールと申します」 テンペスト「貴様が誰だろうと構わん。王女の返答を聞かせてもらおうか」 ジョイス「王女は、あなた方の要求を受け入れると申されております」 テンペスト「賢明な判断だ」 ジョイス「その代わり、約束は守って頂きますぞ」 テンペスト「ああ、王女の命は保証しよう。だが、この国の歴史は今日で終わりだ」 ジョイス「な、何ですと!?」 テンペスト「我らDCに歯向かうとどんな結末を迎えることになるか…」 テンペスト「今一度、連邦に思い知らせる必要があるからな」 ジョイス「そ、それでは話が違いますぞ!」 テンペスト「悪く思うな。全ては我が復讐のためだ」 C軍兵「少佐! 連邦軍の輸送機が降下してきます!」 テンペスト(怒り)「!」 タウゼントフェスラー出現 キョウスケ(怒り)「………」 ブリット(笑い)「よかった、まだ王宮は無事だ!」 エクセレン(わお)「わお、ロマンチックが止まらない感じじゃなぁい?」 キョウスケ(怒り)「………」 ブリット(笑い)「早く敵を倒しましょう!」 エクセレン「そうね、敵さんも知らない顔じゃなさそうだし」 キョウスケ(怒り)「…エクセレン」 エクセレン「んにゃ?」 キョウスケ(怒り)「どういう事だ。説明しろ。…航路設定をしたのはお前だろう」 エクセレン(笑い)「いやん、航路設定プログラム、バグっちゃってたのかもね?」 キョウスケ(怒り)「…このまま黙って極東支部に向かうわけにもいくまい。…敵を排除するぞ」 ブリット「エクセレン少尉…すみません」 エクセレン(笑い)「んふふ~、まあまあ、いいってことよん」 テンペスト(怒り)「フッ…俺は運がいい。ここで奴らに出会えるとはな。あの時の屈辱を晴らさせてもらう!」 テンペスト(怒り)「ヒリュウのPT隊に告ぐ! シャイン王女、及びリクセント公国国民の命が惜しくば…」 テンペスト(怒り)「直ちに武装を解除し、我らに降伏しろ!」 ブリット(怒り)「あいつ、あの時の…!」 キョウスケ「…元特殊戦技教導隊…テンペスト・ホーカー少佐か」 エクセレン「人質を取るとはねえ。それがあなたの大義ってやつ? ボスが聞いたら何て言うかしらね」 テンペスト(怒り)「前に言ったはずだ。俺の目的は連邦への復讐だとな」 テンペスト(怒り)「そして、そのためには手段を選ばん! 要求に応じねば、王女が死ぬことになるぞ!!」 シャイン(怒り)「嘘をおっしゃってはいけません! もう!」 テンペスト(怒り)「何だと!?」 シャイン(怒り)「手出しできるなら、してごらんなさいな! お尻ペンペンでございますわよ!」 ジョイス「こ、これ、シャイン様! はしたないですぞ!」 シャイン(照れ)「あ、あら…私と致しましたことが」 テンペスト(怒り)「おのれ…!」 キョウスケ「…む。あれが…王女…?」 エクセレン(笑い)「あらら、若いからってはしゃぎすぎねえ」 ブリット「いや、若いというか…子供ですよ!」 キョウスケ(怒り)「…連中、王女には手出し出来ないようだな」 キョウスケ(怒り)「とはいえ…城が攻撃される可能性は大、か」 エクセレン(わお)「みたいね。んじゃま、王女様の救出を最優先にしましょか!」 ブリット「王女がいる場所は…このポイントですね」 目的地を指定 キョウスケ「敵の間をぬって、あそこまで突っ込む。敵機に先を越されるなよ」 エクセレン「ひとっ飛び…って感じで行きたいわねえ」 キョウスケ「アルトでもやれなくはないだろうが…エクセレン、ブリット、頼むぞ」 エクセレン(わお)「はいはいさ~」 ブリット(笑い)「了解です!」 キョウスケ(怒り)「よし、いくぞ…!」 出撃準備 タウゼントフェスラー撤退 味方が目的地に到達orテンペストのHP80%以下 敵増援出現 ブリット(怒り)「敵の増援!?」 テンザン(笑い)「ホ! ありゃヒリュウ改の赤カブトムシじゃねえか!」 テンペスト「テンザンか。ここへ何をしに来た?」 テンザン(被弾)「随分な台詞だな。アードラーの命令であんたを助けに来たっての」 テンペスト「…俺の命令には従ってもらうぞ」 テンザン「へえへえ」 テンペスト(怒り)「よし…。では、敵をせん滅した後。王宮を制圧する!」 テンザン(被弾)(チッ、ロートル風情がつけあがりやがって…。ま、でも奴をダシにするってのはアリだな) ブリット(怒り)「あいつ…生きていたのか!」 エクセレン「ま、簡単に死にそうなタマじゃないしね。コインいっこ入れる…って感じ?」 キョウスケ「どのみち、敵を全て倒さなければ、この国は救えないか…」 キョウスケ(叫び)「エクセレン、ブリット! 城を守りつつ、敵機をせん滅するぞ!」 キョウスケとテンペストが戦闘 キョウスケ「山賊まがいの行為もここまでだ」 テンペスト「ふん、それをたったこれだけの機数で止めに来るとはな」 キョウスケ(怒り)「成り行きだ。だが、来たからには仕事はさせてもらう」 エクセレンとテンペストが戦闘 テンペスト「お前達も相当なお人好しだな。わざわざ宇宙から来るとは」 エクセレン「それくらいしなきゃ、地球を異星人から守る…なんて大きなこと言えないしねえ」 テンペスト「相変わらず軽口を…」 エクセレン「いつでもどこでも、マイペースを貫くのが私の主義なの」 ブリットとテンペストが戦闘 ブリット(怒り)「小さい子供を誘拐するなんて…卑怯な真似を!」 テンペスト「青いな。いかにもゼンガーの部下らしい…」 ブリット(怒り)「! 隊長は…こんな作戦など立てない!」 キョウスケとテンザンが戦闘 キョウスケ「…お前か。アイドネウス島…討ちもらしがあったようだな」 テンザン(笑い)「当たり前だ。そう簡単に死んでたまるかっつーの。楽しいゲームはこれからだぜ!」 キョウスケ(怒り)「まだ終わっていないということには同感だ。…ここで終わりかもしれんがな」 エクセレンとテンザンが戦闘 テンザン(笑い)「ホ! 姉ちゃん、久しぶりだな!」 エクセレン「元気ねえ。でもゲームは一日一時間にしときなさい?」 テンザン(笑い)「ハッハッハ! 最近のゲーム、ヘタすりゃ1時間じゃセーブゾーンまでいけねえっての!」 エクセレン(被弾)「何のことなんだか」 ブリットとテンザンが戦闘 ブリット(怒り)「まだ戦争をゲーム感覚でやってるのか!?」 テンザン(怒り)「当たり前だろ! こんな刺激的なことはねえって、前にも言わなかったかよ!」 ブリット(怒り)「黙れ! DC戦争はもう終わったんだ!」 ブリット(怒り)「今、地球がどんな危機を迎えつつあるか…よく考えろ!!」 テンペストを撃墜 テンペスト(被弾)「な、何ということだ! 王女を手に入れられずに…!」 テンザン撃破を撃墜 テンザン(笑い)「ま、今日のところは手勢も少なかったし…再会記念ってことで花を持たしてやっか」 敵全滅 ブリット(笑い)「敵機、リクセント公国の領土外へ撤退しました!」 キョウスケ「…何とかなったか」 エクセレン(笑い)「ま、私達が本気出せばこんなもんでしょ」 キョウスケ(怒り)「…後で説教だ」 エクセレン(わお)「いやん」 リクセント公国 ジョイス「ありがとうございます、キョウスケ・ナンブ少尉…でしたな。おかげで我が国は救われました」 キョウスケ(微笑)「いえ…シャイン王女がご無事で何よりです」 ジョイス「王女の御身に何かあれば、亡くなられた大公陛下に申し訳が立たないところでした」 ジョイス「本当に、何と御礼を申し上げれば良いやら…」 キョウスケ「いえ…たまたま間に合っただけのことです。…任務中ですので、これで」 エクセレン(わお)「ちょっとキョウスケ! お礼とか、おもてなしとか!」 キョウスケ(怒り)「…なに?」 エクセレン(被弾)「あ、あわわ…あ、そうだ…私達が行ったあと、またDCが来たらどうするの!?」 ブリット「それより、敵はどうして王女を狙っていたんだろう…?」 ジョイス「実は…シャイン様にはある特別なお力が備わっているのでございます」 ブリット「特別な力?」 ジョイス「はい。その力は代々の大公家に脈々と受け継がれ…シャイン様も例外ではなく」 エクセレン(わお)「わお! もしかして、超能力とか霊能力って奴?」 ブリット(ラーダさんと同じような力なんだろうか…?) ジョイス「わかりやすく申しますと…予知能力の一種でございます」 エクセレン(被弾)「い、いやん…それじゃ私のあんなことやこんな秘密が…!?」 キョウスケ「それは予知能力じゃない」 ブリット「す、すみません。…じゃあ、敵は王女の予知能力を狙って…?」 ジョイス「左様で。ただ、予知と申しましても、未来のことが完ぺきにわかるわけではありません…」 ジョイス「しかし、シャイン様のお力は先代よりも遙かにお強いのです」 キョウスケ「…なら、DCはその力を軍事利用するために…?」 エクセレン「その可能性は高いわね。予知能力で敵の動きを先読みしちゃう機動兵器なんて…始末に悪いもの」 キョウスケ「…ならば、さらにその先を読むまでだ」 エクセレン「キョウスケの場合は読みというより勘じゃない」 ブリット「あ、あの…話の腰を折らないで下さいよ」 ジョイス「………」 ジョイス「…お願いでございます。どうかあなた方の手で王女を安全な場所へかくまって頂けませんか?」 ブリット「し、しかし…安全な場所と言っても…」 エクセレン「…そうねえ…」 エクセレン(わお)「! 今から私達が行く極東支部なんてどうかしら?」 キョウスケ(被弾)「なに…?」 エクセレン(わお)「ほら、あそこなら戦力が残ってるし、ハガネもいるし…お魚もおいしいしね」 ブリット(笑い)「それ、名案ですよ、少尉! 魚は関係ないけど」 エクセレン(笑い)「でしょでしょ?」 キョウスケ「………」 暗転 リクセント公国 シャイン(笑い)「…では、日本までの護衛、しっかりとお願い致しますわね」 ブリット「か、かしこまりました」 エクセレン「まあまあ、緊張しない、ブリット君」 キョウスケ「…王女にはキャビンを使ってもらう。エクセレン、案内してやれ」 エクセレン(わお)「あらん、私でいいの? 変なこと、教えちゃうわよ?」 キョウスケ「教えるな。…子供は苦手だ」 シャイン「…ちょっと、あなた」 キョウスケ「ん…何か?」 シャイン(怒り)「子供とは失礼ではなくて? レディと言っていただきたいですわ」 キョウスケ「日本までしばらくかかる。お休みください…レディ。…これで?」 エクセレン(わお)「…何か気持ちがこもってないんじゃない? ねえ、シャインちゃん?」 シャイン(怒り)「まったくでございます。ムカ…いえ、腹立たしいですわ」 キョウスケ(被弾)「…ちゃん付けはいいのか」 暗転 アースクレイドル イーグレット「…ようこそ、我が聖地アースクレイドルへ。アードラー・コッホ副総帥…」 アードラー「挨拶はいい。ここの建設は進んでおるのか?」 イーグレット「地上との連絡口はほぼ完成したが、地中中核部の隔壁は未だ建設中だ」 イーグレット「さらに、メインコンピューター・メイガスの調整作業も終わっていない」 アードラー「予定より遅れておるな。マシンセルは使えるのか?」 イーグレット「ソフィアは実用化まであと1年はかかると言っている」 アードラー「1年後じゃと…? 遅い。そんな時分には異星人がとっくに地球を征服しておるわ」 アードラー「ええい、ワシが直接ソフィアを問い質す。ここへ呼んで来るのじゃ」 イーグレット「彼女はメイガスにかかりきりでな。ここ数週間、中枢ブロックから姿を見せていない」 アードラー(驚き)「構わん。DC副総帥の命令じゃぞ!」 イーグレット「今、ソフィアの手を止めればメイガスに影響が出る」 イーグレット「そうなれば、例の量産機のラインにも問題が発生するが…それでもいいのか?」 アードラー「うぬぬ…。ならば致し方あるまい」 アードラー「あれは王女の力同様、ワシの世界征服計画にとって必要不可欠なものじゃからな」 イーグレット「情けない話だ。小娘の力をあてにするなど…」 アードラー「何とでも言うがいい。それに、王女の行き先が日本だということはわかっておる」 イーグレット「スパイからの情報か」 アードラー「うむ。後は奴の働き次第じゃな」 →22k『銃と拳』 22k『銃と拳』 輸送機内 エクセレン「もうすぐ日本ね。ブリット君、王女様は?」 ブリット「今はキャビンで寝てます」 エクセレン「眠れる森の美少女…ってとこねえ」 通信音 ブリット「ん? 少尉、極東支部から通信が入って来ました」 イングラム「…こちらはSRXチームのイングラム・プリスケン少佐だ。T12、応答せよ」 ブリット「SRXチームって…確か、マリオン・ラドム博士がライバル視してた…」 エクセレン「そそ。EOTを応用した、『Rシリーズ』っていう試作PTのテストを行ってるチーム…」 エクセレン「ウワサじゃ、凄腕が勢ぞろいしてるらしいわよん」 ブリット(笑い)「へえ~。どんな人達なんだろう…」 キョウスケ「…こちらはATXチーム隊長代理、キョウスケ・ナンブ少尉です」 イングラム(微笑)「R-GUNの輸送任務、ご苦労だった」 キョウスケ「いえ…」 イングラム「T12は極東支部基地の第4滑走路に着陸してくれ」 エクセレン「ふ~う、これで私達の旅もようやく終わり…」 イングラム「いや…。お前達にはもう一働きしてもらう」 キョウスケ(怒り)「…何か任務が?」 イングラム「こちらでは今からRシリーズ及びグルンガスト新型機の模擬戦闘訓練を行う予定だ」 キョウスケ(怒り)「…ATXチームはそれに参加しろと?」 イングラム(微笑)「察しがいいな」 キョウスケ「了解。直ちにペイント弾を装填し、出撃します」 イングラム(微笑)「実弾のままで構わん」 キョウスケ「…!」 ブリット(怒り)「イングラム少佐、どういうことなんです!? 味方と本気で戦えと!?」 イングラム(微笑)「そうだ」 エクセレン「ちょっとちょっと! 大事な試作機や新型機を壊してもいいってわけ?」 イングラム「遠慮はいらん。お前達同様、SRXチームの面々もDC戦争を生き抜いて来ている」 イングラム「この程度の試練で死ぬようなら…彼らは所詮そこまでの素材だと言うことだ」 ブリット「そ、素材って…」 キョウスケ(怒り)(…この男……) キョウスケ(怒り)(…いや、明言するだけハンス中佐よりはマシか…) イングラム「今から、Rシリーズ及びグルンガスト新型機のスペックデータを送る」 イングラム「では、お前達の機体の性能と、技量を見せてもらおうか」 キョウスケ(怒り)「…了解」 第22話 銃と拳 中立敵初期配置出現 ハンス「よろしいのですか、司令? 調整段階の機体で、今回のような模擬戦を行うなど…」 レイカー「構わん。RシリーズやGシリーズの運用に関しては、全てイングラム少佐に任せてある」 レイカー「それとも、君は彼がこの基地へ戻って来ることに異論があるのかね?」 ハンス「もちろん…あの男は不幸を呼びますからな。出来れば永久追放処分にしたいところです」 リュウセイ「こちらR-1、各部チェック終了。起動する!」 カーク「ライ、エンジンの出力を25%以下にキープすることを忘れるな」 ライ「了解。R-2、起動する」 オペレーター「R-2の起動を確認しました」 ロバート「とりあえず、動くには動いたか。後は模擬戦闘がまともに出来るかどうか…」 カーク「出力の安定度は低いが、かつてのヒュッケバインよりはマシだ。ライなら大丈夫だろう」 ロバート「他人事のように言うね。それより、弐式のパイロットのことはリュウセイ達に伝えてあるのか?」 イングラム「まだだ」 ロバート(怒り)「な、何だって?」 イングラム「今回の模擬戦は突発的な事態への対処訓練も兼ねているのでな」 ロバート(怒り)「そんな無茶な!」 イングラム「指揮車より各機へ。イレギュラーであるが、模擬戦闘にPTを参加させる」 ライ「イングラム少佐、そのような話はブリーフィングで聞いていませんでしたが」 イングラム(微笑)「だから、イレギュラーだと言った」 ライ(怒り)(臨機応変に対応してみせろということか…) オペレーター「指揮車よりG2へ。マニュアル操作で上体を起こして下さい」 ライ「リュウセイ、グルンガストの新型機が起動するぞ」 リュウセイ「!」 グルンガスト弐式出現 リュウセイ(集中)「あれが…グルンガスト弐式か…!」 オペレーター「G2、上体の揺らぎが大き過ぎます。機体重心位置に注意して下さい」 クスハ(怒り)「は、はいっ!」 リュウセイ(驚き)「ク、クスハ!? あれに乗ってるのはクスハなのか!?」 イングラム「指揮車よりR-1、R-2へ。G2が定位置に付き次第、模擬戦闘訓練を開始する」 リュウセイ(怒り)「どういうことなんだ、教官! 何でクスハが弐式に乗ってるんだ!?」 リュウセイ(怒り)「あいつは看護兵だったはずだろ!!」 イングラム「その質問に答える必要はない」 リュウセイ(怒り)「ふざけんな! 俺にキッチリと説明しろ!!」 クスハ(悲しみ)「やめて、リュウセイ君!」 リュウセイ(集中)「クスハ…!?」 クスハ(困惑)「私は…イングラム少佐に強制されて、このグルンガスト弐式へ乗っているわけじゃないの」 リュウセイ(集中)「何だって…!?」 クスハ(困惑)「だから、心配しないで。私は…自分の意志でここにいるから」 リュウセイ(怒り)「お前、わかってんのか!? グルンガストに乗るってことは、戦争をやるってことなんだぞ!!」 クスハ(困惑)「…わかってるわ。それに私…みんなに守られてるだけなんて…嫌だもの」 リュウセイ(怒り)「何言ってんだ! お前が戦う必要なんてない! 今すぐ、そいつから降りろ!!」 クスハ(悲しみ)「どうして、リュウセイ君は私の気持ちをわかってくれないの!?」 リュウセイ(集中)「!」 クスハ(悲しみ)「…私だって戦うのは怖いし、嫌よ。でも…」 クスハ(悲しみ)「エアロゲイターとの戦いで、死ななくてもいい人達が死ぬのはもっと嫌! だから、私…」 リュウセイ(集中)「お、お前……」 警報 オペレーター「高熱源体、急速接近中! 各機、警戒せよ!!」 リュウセイ(怒り)「何っ、DCか!?」 アルトアイゼン出現 キョウスケ「…あれがRシリーズとグルンガストの新型か」 リュウセイ(怒り)「AMじゃねえ! あれはゲシュペンスト…!?」 ジョナサン「アルトアイゼン!? どうしてキョウスケがこんな所に?」 キョウスケ(怒り)「この間合い…もらった」 キョウスケ、リュウセイに隣接、リボルビング・ステークでリュウセイを攻撃 キョウスケ(怒り)『止められると思うな…! R-1のパイロット!』 リュウセイ(被弾)『うぐっ! こいつ、ただのゲシュペンストじゃねえ!』 キョウスケMAP北部へ移動 リュウセイ(怒り)「こ、こいつ! 何なんだ、いきなり!?」 キョウスケ「データ以上の反応速度…。どうやら、機体の性能に頼っているわけではないらしいな」 リュウセイ(怒り)「何!?」 ライ(怒り)「気を付けろ、リュウセイ! 2時方向から新手が来たぞ!」 ヴァイスリッター出現 ライ(怒り)「識別は007-03C…。ゲシュペンストMk-Ⅱのカスタムタイプだと?」 ヒュッケバインMk-Ⅱ出現 ライ(怒り)「あれはヒュッケバイン…。だが、機体の形状が違う。もしや、新型か?」 リュウセイ(怒り)「何者なんだ、こいつら!?」 ライ(怒り)「…なるほど。そういうことか、イングラム少佐」 リュウセイ(驚き)「そういうことかって…どういうことだ!?」 イングラム「こちらイングラムだ。これより、模擬戦の内容を変更する」 イングラム「全機、実弾を装填した武器を使用し…」 イングラム「R-1はアルトアイゼン、R-2はヴァイスリッター…」 イングラム「グルンガスト弐式はヒュッケバインMk-Ⅱと戦い、これらを撃破せよ。以上だ」 リュウセイ(怒り)「な、何だって!? 冗談じゃねえぞ!!」 エクセレン「当たんなきゃ、大丈夫! フフフ…もしかして、怖くなっちゃったの、ぼ・う・や?」 リュウセイ(驚き)「ぼ、坊やだとぉ!?」 キョウスケ「エクセレン、茶化すな。R-1のパイロット…命が惜しければすぐにその機体から降りろ」 リュウセイ(怒り)「て、てめえ…マジでやり合おうってんだな!?」 キョウスケ(怒り)「こちらはそういう命令を受けている」 リュウセイ(怒り)「だったら、遠慮はしねえ! 行くぜ!!」 ジョナサン「やはり、アルトとヴァイスに乗っているのはあの二人か…!」 ロバート(怒り)「少佐、どういうつもりだ!? ATXチームとSRXチームを戦わせるなんて…!」 イングラム(微笑)「………」 キョウスケとリュウセイが戦闘(1回目・開始前) キョウスケ(怒り)「接近戦でおれのアルトに勝てると思うな」 リュウセイ(怒り)「ヘッ! 所詮は旧型の改造機だろうが!!」 キョウスケとリュウセイが戦闘(1回目・終了後) キョウスケ(怒り)「あの機体…試作機とは言え、よく保つ。対異星人戦用に作られただけのことはあるな」 リュウセイ(怒り)「チッ、何て瞬発力だ! あいつ、ただの改造機じゃねえぞ!」 キョウスケとリュウセイが戦闘(2回目・開始前) キョウスケ(怒り)「おれの間合いから逃げられると思うなよ…!」 リュウセイ(怒り)「ヘッ、そいつは俺の台詞だ!!」 キョウスケとリュウセイが戦闘(2回目・終了後) リュウセイ(集中)「くっ! あの野郎、場慣れしてやがんな!」 キョウスケ「そちらも伊達にDC戦争を生き延びたわけではないらしいな」 エクセレンとリュウセイが戦闘 エクセレン(わお)「あらら、相手を間違ってるわよ、ボク!」 リュウセイ(怒り)「ぼ、僕だとぉ!?」 ブリットとリュウセイが戦闘 リュウセイ(怒り)「クスハには手出しさせねえぞ!!」 ブリット(怒り)「くっ! こうなったら、戦うしかない!」 キョウスケとライが戦闘 キョウスケ(怒り)「おれの相手はお前ではないはずだ…!」 ライ(怒り)「だが、リュウセイではこいつに勝てん…!」 エクセレンとライが戦闘(1回目・開始前) ライ(怒り)「来たか、白騎士!」 エクセレン(笑い)「うふふ…ヴァイスの力、見せてあげる!」 エクセレンとライが戦闘(1回目・終了後) エクセレン(わお)「ふ~ん、R-2は初めての実戦だって聞いてたけど、なかなかやるじゃない」 ライ(怒り)「機動性は向こうの方が上…しかも飛行可能か。だが、それは俺にとって問題ではない」 エクセレン(笑い)「もう、無理しちゃって。やせ我慢は身体に良くないわよ。だから、早めに勝負を付けてあげる」 ライ(怒り)「そう簡単にはやられん。俺に出会った不幸を呪うがいい…!」 エクセレン(わお)「あららん、キメキメじゃない、色男さん。ふふっ、燃えてきちゃった!」 エクセレンとライが戦闘(2回目・開始前) ライ(怒り)(あの女…何も考えていないように見えるが、R-2の欠点を踏まえた攻撃をして来ている…!) エクセレン(わお)「悪いけど、武器の射程はこっちの方が上なのよね!」 ライ(怒り)「ならば、肉を切らせて骨を断つまでだ!」 エクセレン「あらら…クールなタイプと思ってたけど、割と熱血君なのねえ」 エクセレンとライが戦闘(2回目・終了後) ライ「なるほど…装甲を犠牲にし、機動力を重視した機体…それ故のテスラ・ドライブと長射程か」 エクセレン「ふふっ、私のヴァイスが両刃の剣だってこと、もうバレちゃったみたいね」 エクセレン(わお)「んじゃま、さっさと勝負をつけさせてもらうわね」 ライ「茶番はよせ」 エクセレン(被弾)「!」 ライ「お前がわざとR-2の動力源を外しているのはわかっている」 エクセレン(わお)「…なぁんだ、そっちもバレバレだったのね」 ライ「余計なお世話だと言っておこう。それに、手加減をする相手と戦っても実戦データは取れないからな」 エクセレン(わお)「ふ~ん…今回の目的にも気付いてるのね。さっすが、エリート軍人さん!」 エクセレン(わお)「それじゃ、遠慮なくやらせてもらいましょっか!」 ブリットとライが戦闘 ライ(怒り)「ヒュッケバインと戦うことになるとはな…!」 ブリット(怒り)「やられてたまるかよ!!」 クスハとブリットが戦闘(開始前) ブリット(怒り)「グルンガストの量産試作型か! 相手にとって不足はないっ!!」 クスハ(苦悶)「!!」 クスハとブリットが戦闘(終了後)orクスハのHP90%以下or2ターンPP ブリット(怒り)「あのグルンガスト、どうして反撃して来ないんだ!?」 イングラム「クスハ曹長、何をしている? 反撃しろ」 クスハ(苦悶)「み、味方の人に攻撃するなんて…出来ません!」 イングラム「相手を倒さなければ、お前が死ぬだけだぞ」 クスハ(悲しみ)「そ、そんな…!」 ジョナサン「イングラム少佐、今のあの子には無理だ」 ロバート(怒り)「そうだ。こんな馬鹿げた訓練は今すぐやめさせるんだ!」 イングラム「指揮車よりH2へ。G2に再度攻撃を仕掛けろ。大破させても構わん」 ブリット(怒り)「!」 ロバート(怒り)「少佐!!」 イングラム(微笑)「…これは命令だ」 クスハ(悲しみ)「ど、どうして味方の人と戦わなければならないの…!?」 ブリット「しょうがない、悪く思うなよっ!!」 ブリット、クスハに隣接、グルンガスト弐式被弾 クスハ(苦悶)「きゃああっ!!」 ブリット(被弾)「くっ! いくら命令とは言え、一方的に攻撃するなんて…フェアじゃない!」 クスハ(悲しみ)「う、ううっ…!」 ブリット(怒り)「……!」 ブリット(怒り)「こちらH2! 機体に問題発生! よって、戦闘の続行は不可能です!」 クスハ(悲しみ)「えっ…?」 オペレーター「!? こちらでは、異常など確認されていません!」 ブリット(怒り)「以上、通信終わり!」 オペレーター「H2、応答して下さい! H2!」 エクセレン(被弾)「あらら…ブリット君、やっちゃったみたいね。若いんだから、もう」 ブリット、中立ユニットへ変化 ライを撃墜 ライ(怒り)「こいつら…場慣れしている…!?」 リュウセイのHP60%以下or7ターンPP リュウセイ(怒り)「何てしぶとい奴だ。こうなったら、急所狙いの一発勝負にかけるしかねえ!」 リュウセイ(怒り)「残ってるエネルギーを、すべてナックルにブチ込むっ!」 リュウセイ「気合」ラ 2使用 キョウスケ「R-1の右手に高エネルギー反応? 最後の一撃を仕掛けてくるつもりか」 キョウスケ(怒り)「面白い。ならば、おれも切り札を出すとしよう」 ロバート(怒り)「動きを止めただと!? な、何を考えてるんだ、あいつは!」 キョウスケ「気合」ラ 2使用 キョウスケ(怒り)「勝負だ、R-1」 リュウセイ(集中)「ヘッ…大した度胸だ。気に入ったぜ!」 ロバート(怒り)「やめろ、二人とも!!」 エクセレン(笑い)「無理無理。キョウスケってば結構好きなのよね、こういうシチュエーション」 キョウスケ(怒り)「うるさいぞ、エクセレン…」 リュウセイ(怒り)「行くぜ!!」 キョウスケ(怒り)「来い、R-1…!」 リュウセイ、T-LINKナックルでキョウスケを攻撃 リュウセイ(怒り)『一発ブチ込めれば充分だ! くらえっ!!』 リュウセイ(怒り)『T-LINKナッコォッ!!』 キョウスケ(被弾)『ぐうっ! 右腕をもっていかれた…っ!?』 キョウスケ、『切り札』で反撃 キョウスケ(怒り)『全弾持っていけ…!』 キョウスケ(怒り)『これがおれのジョーカーだ…R-1!』 リュウセイ(被弾)『ぐあああっ! 全部叩き込んで来やがった!?』 イングラム「…両者共、そこまでだ。これで模擬戦を終了する」 リュウセイ(集中)「くっ…くっそぉ…相討ちかよ…!」 キョウスケ「…甘く見た。近接戦で不覚をとるとはな」 リュウセイ「ヘ、ヘヘ…あんたもなかなか手強かったぜ。そうそう、名前は何ていうんだ?」 キョウスケ「…キョウスケ・ナンブ少尉だ」 リュウセイ「キョウスケ…? そっか、あんたがイルム中尉の言っていたビルトラプターの…」 キョウスケ(微笑)「…面白い戦いだった。また手合わせ願いたいな」 リュウセイ「ああ、こっちもな」 →共通 リュウセイを撃墜 イングラム「…そこまでだ。これで模擬戦を終了する」 キョウスケ「危なかった。だが、接近戦で不覚をとるわけにはいかんのでな」 リュウセイ(集中)「くそ…なんて無茶苦茶な飛び込み方して来やがる…! あんた…名前は何ていうんだ?」 キョウスケ「…キョウスケ・ナンブ少尉だ」 リュウセイ「キョウスケ…? そっか、あんたがイルム中尉の言っていたビルトラプターの…」 キョウスケ(微笑)「…面白い戦いだった。また手合わせ願いたいな」 リュウセイ(集中)「ああ、だが次はマジだ。今度は手を抜く真似なんてすんなよ」 リュウセイ(集中)「本気のあんたに勝たなきゃ…意味がねえ」 キョウスケ「了解した、リュウセイ・ダテ少尉……」 →共通 共通 カーク「ATX計画の機体をぶつけるとは予想外だったが…良い戦闘データを取得できた」 ジョナサン「マリオンが作り上げたアルトアイゼンはどうだ?」 カーク「彼女らしい極端なコンセプトの機体だが…Mk-Ⅲの名を付けようとしただけのことはある」 ジョナサン「ま、アルトとヴァイスはマリオンが君へ対抗心を燃やして作った物だからな」 カーク「フッ…そのおかげで、R-1とR-2のプラスパーツの改良点に関してヒントが得られたよ」 ロバート「イングラム少佐…今回のやり方には納得出来ないな」 ロバート(怒り)「あんた、リュウセイやクスハ達を何だと思っているんだ?」 イングラム(微笑)「ただの素材…という答えでは不服か?」 ロバート(怒り)「冗談でもそんなことを言うのはよしてくれ」 ロバート(怒り)「俺はあいつらを殺すためにパーソナルトルーパーを開発しているんじゃない」 イングラム(微笑)「そういう甘い考えではエアロゲイターに勝てんぞ」 ロバート(怒り)「甘くて結構。マシンは壊れたら作り直せるが、あいつらはそういうわけにはいかないんだ」 ジョナサン「私としても、テストパイロットはもっと丁重に扱ってもらいたいね。特に女性は」 イングラム(微笑)「フッ…。作業員へ伝達。各機の修理作業を開始する」 ブリーフィングルーム ブリット「………」 エクセレン(わお)「あら、ブリット君。ここに来られたってことは…怒られただけで済んだのね?」 ブリット「ええ。次は重営倉入りだとクギを刺されましたけど」 クスハ(困惑)「あ、あの…もしかして私と戦わなかったせいで…?」 ブリット「い、いや…君のせいじゃないよ。俺が勝手に命令違反をしただけさ」 エクセレン「やれやれ、ブリット君も修行が足りないわねえ。もうちょっと上手く誤魔化したら良かったのに」 ブリット(怒り)「そういう少尉だって、手加減してたのを相手に気付かれてたみたいじゃないですか」 エクセレン(笑い)「いい男には花を持たせるのが私の主義なの」 ライ「余計なお世話だ」 エクセレン「あら、色男さん…いたの?」 ライ「…ヴァイスリッターとの戦闘データだが、使える物になりそうだ」 ライ「あれほどの極端なコンセプトを持つ機体と戦う機会など…滅多にないからな」 エクセレン(被弾)「何だかビミョーに嫌味を言われてるような気もするけど…ま、いいわ」 エクセレン(わお)「じゃ、いいデータを作ってあげたお礼ってことで、私をデートに誘ってくれない?」 ライ(怒り)「!?」 エクセレン(笑い)「うふふ…あわてちゃって。かわゆい所もあるのね。あ、ちなみに冗談だから、そこんとこよろしくね」 ライ「………」 ブリット「やめてくださいよ、少尉。恥ずかしいなあ」 エクセレン(わお)「わお! 一目ボレしちゃったクスハちゃんの前だから?」 クスハ「えっ…?」 ブリット「そそそ、そんなことありませんよ!!」 エクセレン(笑い)「あらら、若いわねぇ。ダメダメ、そんな正直な反応しちゃ」 エクセレン(笑い)「こういう時はジョークで返さなくっちゃ。クスハちゃんにバレバレじゃない」 ブリット「…すみませんね。俺、そういうの下手なんで」 暗転 極東支部基地 イルム「久しぶりだな、キョウスケ。宇宙で活躍してたって話は聞いていたぜ」 キョウスケ(微笑)「イルム中尉こそ…。ハガネに乗ってアイドネウス島攻略作戦へ参加していたそうですね」 イルム「ああ。あの鬼艦長…ダイテツ・ミナセ中佐の下でな」 キョウスケ(ダイテツ中佐…。確か、ヒリュウの前艦長で…ショーン副長の元上官だったな) ジョナサン「…キョウスケ少尉。どうだ、アルトやヴァイスの調子は?」 キョウスケ(微笑)「カザハラ博士…無事にこの基地へたどり着かれたようですね」 イルム「おいおい、親父…機体より先にキョウスケ達の心配をしてやれよ」 ジョナサン「彼らが、そう簡単に死ぬようなタマじゃないことはこの私が良く知っている」 キョウスケ「博士、リシュウ顧問やラドム博士のことですが…」 ジョナサン「…まだ、消息はつかめていない。あの二人のことだ、無事だとは思うが…」 キョウスケ(怒り)(…ゼンガーと同じ、か…) 暗転 極東支部基地 リオ「ねえ、リュウセイ君。リクセント公国の王女様がこの基地に来たって…ホントなの?」 リュウセイ「ああ、ATXチームが連れて来たみたいだぜ」 リオ「ふ~ん。一度会ってみたいな」 リョウト「VIPだから、そう簡単に会えないと思うけど…」 ガーネット「でも、王女様がどんな格好をしてるか興味あるわねえ」 ジャーダ「おいおい…またこないだみたいのラトゥーニみたいに、コスプレさせるんじゃないだろうな?」 ラトゥーニ(眼鏡)「………」 ガーネット(笑い)「ううん、逆。王女様の服を借りて、ラトゥーニに着せるの」 ラトゥーニ(眼鏡)「…だから、そんなことをして何になるの…?」 ガーネット「あのねえ。あんたも年頃の女の子なんだから、もっと可愛いカッコしなきゃダメよ」 ラトゥーニ(眼鏡)「…任務の遂行に何の関係もないと思う…」 リョウト(笑い)「それに、いい加減にしておかないとダイテツ艦長やイングラム少佐に怒られますよ?」 ガーネット「だって、軍服ばかりじゃつまらないじゃない?」 ガーネット(笑い)「リョウトだって、リオのチャイナドレス姿とか見たいでしょ?」 リョウト(笑い)「え? ええ、まあ…」 リオ「…なに納得してるの? リョウト君」 リョウト(悲しみ)「ご、ごめん…」 リュウセイ「まあまあ、たまにはいいんじゃねえの?」 ラトゥーニ(眼鏡)「……リュウセイがそう言うのなら、一度ぐらいは…」 ガーネット「ふ~ん…。リュウセイが言うなら、ねえ」 ラトゥーニ(眼鏡)(驚き)「…べ、別に深い意味があるわけじゃ…」 リュウセイ「深い意味って何だ?」 ジャーダ「おめえにはわからねえことだよ」 ガーネット「そうねえ。あんたの鈍さ…幼なじみのクスハに同情しちゃうわね」 リュウセイ「?」 暗転 極東支部基地 ライ(…ビアン・ゾルダークがエアロゲイターへの対抗戦力を育てるために…) ライ(今回の戦争を仕組んだのだとしたら、父マイヤーも同じ理由で…) ライ(…結局、俺はあの男を超えることも出来ず…手のひらの上で踊っていただけに過ぎんのか) ライ(そして…俺達に地球圏の今後を託したというのか…) ライ(あの男は、いつもそうだった。こちらのことはお構いなしで、自分勝手な都合を押しつける…) シャイン「そこの者」 ライ(怒り)(…カトライア義姉さんが死んだ時もそうだ。だから、俺はあの家を見限ったのだ…) シャイン(怒り)「これ! ちょっと! ねえってば!」 ライ「…む? シャイン王女…何故、こんな所に?」 シャイン(笑い)「珍しいからでございますわ。そうだ…あなた、この基地の中を案内なさいませ」 ライ「自分はまだ仕事が終わっていません。他の者にお頼みください」 シャイン(怒り)「私はあなたがいいと言っているんでございますのよ!?」 ライ(怒り)「王女…何でも自分のおっしゃるとおりになるとは思われないことです」 ライ(怒り)「それがご自分の意志ではなく、家柄や立場から、そういうものだと思っているだけなら…なおさらです」 シャイン(怒り)「な…! 無礼でしょう! あなた! もう!」 ライ「失礼しました。では…」 シャイン(困惑)「お待ちになって! …あなた、あの…お名前は?」 ライ「…ライディース・F・ブランシュタイン少尉です。失言はお許しを、シャイン王女」 シャイン(困惑)「ブランシュタイン…あなた、もしかして…あの?」 ライ「…自分はこれで」 ドア開閉音、ライ退室 シャイン(悲しみ)「………」 シャイン(悲しみ)(お父様と…同じこと…言われちゃった…) 暗転 DC総司令部(極東支部司令部) キョウスケ(微笑)「お久しぶりです、司令。ATXチーム隊長代理、キョウスケ・ナンブ少尉…」 キョウスケ「ATX計画の機体3機とR-GUN…分解状態ですが…確かにこの基地へ届けました」 レイカー「うむ。無理をさせてすまなかったな、少尉」 キョウスケ「いえ。おかげで自分達も貴重な戦闘データを得られました」 レイカー(ふふ…ずいぶんと成長したようだ) キョウスケ「…自分は司令にわびなければならないことがあります」 レイカー「何かね?」 キョウスケ「自分が転任したラングレー基地のグレッグ・パストラル少将…」 キョウスケ「司令のご友人だと聞きました。あの時、自分達に力があれば…」 レイカー「…気にすることはない。あの男はお前達に未来を託して死んだはず…」 レイカー「…おそらく、それが本望だったのだろう…」 キョウスケ「………」 レイカー「少尉…彼の遺志を受け継いでやってくれ」 キョウスケ「…了解です」 レイカー「では、お前達の機体の修理は最優先でさせる。他に何か必要な物があったら言ってくれ」 キョウスケ「ご配慮感謝します」 ハンス「…久しぶりだな、キョウスケ・ナンブ少尉。古巣へ戻って来た気分はどうだ?」 キョウスケ「………」 ハンス「フン…。相変わらず悪運だけは強いようだな」 キョウスケ「…それだけで生き残ってきたつもりはありません」 ハンス「そういう生意気な態度も相変わらずで結構だ」 ハンス「まあ、いい。ヒリュウ改では好きにやっていたのかも知れんが…」 ハンス「私の下へ戻って来た以上、そうはいかんぞ」 レイカー「ハンス中佐…ATXチームは、しばらくの間ハガネに所属させる」 ハンス(怒り)「な、何ですって? それは危険です!」 レイカー「ほう…何故かね?」 ハンス「彼らは連邦軍を裏切り、DC側についたゼンガー・ゾンボルト少佐の部下だった連中です」 ハンス「いつ何時、あの男と通じて我々から離反するかわかりませんぞ」 レイカー「だが、彼らが所属していたヒリュウ改のレフィーナ艦長から、特にそういう報告は受けていない」 ハンス「しかし…」 レイカー「今は少しでも戦力が欲しい時だ。君の申し出は却下する」 ハンス「…司令のご命令とあらば…」 警報 レイカー「む…?」 キョウスケ(怒り)(AAAクラスの警報…? いや、それよりもグレードが高い…) レイカー「何ごとか?」 サカエ「司令! 宇宙ステーションのコルムナからL5宙域に重力震発生との報告が!」 レイカー「!」 暗転 L5宙域 SF-29ランゼン出現 連邦軍兵「キャメルE1よりソッピース7! キャメルE1よりソッピース7へ!!」 連邦軍兵「ラグランジュ5宙域に超巨大質量の物体出現!」 連邦軍兵「繰り返す、ラグランジュ5宙域に超巨大質量の物体出現! コルムナでも探知出来るだろう!?」 ネビーイームを指定 連邦軍兵「あれはスペースデブリなんかじゃない! コロニー並に大きい! それに、明らかに人工物だ!!」 連邦軍兵「…本当だ! 今、映像を送る! まず、それを見てから…」 連邦軍兵の周囲にイルメヤ出現 連邦軍兵「! こ、こいつらは…エアロゲイターの…!?」 連邦軍兵「う、うわああああっ!!」 SF-29ランゼン爆発 暗転 自動惑星ネビーイーム アタッド「レビ様、自動惑星ネビーイーム…予定どおり空間転移を完了しました」 レビ「…あれが地球か…」 ガルイン「………」 アタッド「これであたし達の長い旅がようやく終わるってもんさね。ウフフフ…」 ガルイン「…チ…キュ…ウ…」 レビ(冷笑)「地球人類よ…審判の時は来た」 レビ(冷笑)「これより…この私、レビ・トーラーがお前達に最終地獄を見せてやる」 →23『ネビーイーム出現』 23『ネビーイーム出現』 第23話 ネビーイーム出現 ヒリュウ改出現 ショーン「レフィーナ艦長、本艦は偵察機が消息を絶ったホワイトスター宙域に到達しました」 レフィーナ「ホワイトスター?」 ショーン「あの巨大物体に付けられたコードネームです。先程、連邦軍の参謀本部から通達がありました」 ネビーイームを指定 レフィーナ「なるほど…わかりやすくて良いコードネームですね」 レフィーナ「では、ユン…。消息を絶った偵察機の探索を開始して下さい」 ユン「了解です、艦長」 警報 レフィーナ(驚き)「何です!?」 ユン「ホワイトスター方面より、本艦へ急速接近する物体を感知! 照合するデータ、なし!」 レフィーナ(驚き)「えっ…!?」 敵初期配置出現 レフィーナ(怒り)「あれは…!?」 ショーン「AGX-02、スパイダーですな。前の航海でも遭遇したことがあります」 レフィーナ(驚き)「なら、ホワイトスターは彼らの要塞…?」 ショーン「おそらくは。そして、偵察機は彼らによって撃墜されたと思われます」 レフィーナ(驚き)「……!」 ショーン「では、艦長…いかがなさいますか?」 レフィーナ(怒り)「総員、第1種戦闘配置! カチーナ小隊とジガンスクードに出撃命令を出して下さい!」 レフィーナ(怒り)「ただし、命令あるまで交戦は禁止します!」 ショーン「賢明なご判断です、艦長」 味方初期配置出現 タスク「やれやれ…。いきなり敵さんの本拠地へブチ込まれるたあツイてねえな」 カチーナ「へっ、怖じ気づいたのか? だったらジガンスクードから降りな。代わりにあたしが乗ってやるさ」 タスク「別にビビってるわけじゃねえッスよ。運試しにゃちょうどいいって思ってるくらいだし…」 タスク「ジガンの操縦は俺に一日の長がありますからね」 タスク「それに、中尉には専用カラー機があるじゃないスか。しかも、エース御用達のカラー機」 タスク(笑い)「あ~、う~らやまし~、専用カラ~」 カチーナ(怒り)「…てめえの血でジガンをあたし専用カラーに塗る」 ラッセル(困惑)「ま、また滅茶苦茶言ってる……」 カチーナ(怒り)「オクト1より各機へ! 今からあたしが突破口を開く!」 カチーナ(怒り)「残った敵の始末はお前達に任せるぜ!」 ラッセル(怒り)「ちゅ、中尉! そんな命令は艦長から出ていません!」 カチーナ(怒り)「うるせえ、現場の判断だ! ガタガタ言うと、ジガン塗るのにてめえの血も使うぞ、ラッセル!」 タスク(被弾)「ほ、本気だったのかよ!」 ラッセル(怒り)「し、しかし、カチーナ中尉!」 カチーナ(怒り)「先手必勝! グダグダやってて、後手に回るのは面白くねえだろうが!」 ラーダ「カチーナ、私達の任務は敵データの収集よ」 ラーダ「それに、今はヴィレッタ達だけでなく、キョウスケやエクセレン達もいないんだから…」 カチーナ「だからこそだ。少ない戦力を補うためにゃ、これしか手がないじゃないのさ!」 ラーダ「敵の詳細な戦力は依然不明なままよ。どんな攻撃があるかもわからないのよ?」 ラーダ「だから、データを集めつつ相手の出方を見た方が…」 ラッセル「自分もラーダさんの言うとおりだと思いますけど…」 タスク「人数少なくなって気合入ってるのはいいけど、ちょっと入り過ぎじゃあ…」 カチーナ(怒り)「根性入れずに戦って勝てる相手じゃねえ! 連中はエアロゲイターなんだぜ!?」 タスク(怒り)「でも、がむしゃらに突っ込んだって勝ち目はねえッスよ!」 ラーダ(笑い)「そうだわ、カチーナ…。こんな時に気持ちが落ち着くいい方法を教えてあげる」 タスク「い、いい方法って…まさか、ヨ、ヨガ?」 ラーダ(笑い)「ええ、そうよ。水魚のアサナって言ってね…精神統一にとても効果があるの」 カチーナ(怒り)「あたし達を戦闘不能にする気かよ! おら、行くぜ!」 カチーナ敵陣へ移動 ラーダ(驚き)「待って、カチーナ!」 タスク「止めたって無駄ッスよ、ラーダ姉さん」 ラーダ「そうねえ。いつものことだし…。じゃあ、私達も行きましょうか」 タスク(怒り)「合点承知!」 レフィーナ(悲しみ)「だ、大丈夫かしら…?」 ショーン「…ふむ。まあ、いつものことですから…後は任せましょう」 敵全滅or3ターンEP 敵増援出現 ユン(怒り)「敵の増援部隊が現れました!」 レフィーナ「このままでは偵察機の二の舞になります。副長、この宙域から撤退しましょう」 ショーン「ですが、現在の位置では味方機の回収が不可能です」 ショーン「それに、敵機を他宙域へ導いてしまう可能性もあります」 レフィーナ(悲しみ)「ど、どうすれば…」 ショーン「それは艦長がお決めになることです」 レフィーナ「………」 レフィーナ「…では、戦闘を続行し、敵の波状攻撃が途切れた所で一気にこの宙域から離脱します」 ショーン「賢明なご判断です、艦長」 ショーン「まあ、いつもどおりですが」 レフィーナ「ユン、カチーナ少尉に本艦の位置まで後退するよう伝えて下さい」 ユン「了解。ヒリュウ改よりオクト1へ! 本艦まで後退して下さい!」 カチーナ(怒り)「冗談だろ!? 敵はまだ残ってるじゃないのさ!」 ユン(怒り)「これは艦長命令です!」 カチーナ(怒り)「現れた敵は全て撃墜する! 結果的にヒリュウ改を守ることにもなるってもんさ! 以上!!」 ユン(怒り)「ちょ、ちょっと、中尉! 艦長、どうします!?」 レフィーナ(悲しみ)「………」 ショーン「仕方ありませんな。こちらからカチーナ中尉を迎えに行くしかないでしょう」 レフィーナ(悲しみ)「はあ…そのようですね」 敵全滅or5ターンEP 敵増援出現 タスク(怒り)「また増援かよ!」 ラーダ(怒り)「敵の本拠地近くだから、しょうがないけど…」 タスク(怒り)「姉さん、そんなノンキなこと言ってる場合じゃねえって。数で押し切られたらヤバイぜ、俺達!」 ラッセル(怒り)「カチーナ中尉、これ以上は無理です! ヒリュウに戻りましょう!」 カチーナ(怒り)「まだだ! まだ戦えるぜ!」 タスク(怒り)「だから、そんなこと言ってる場合じゃねえッスよ!」 カチーナ(怒り)「ここで下がったら、不完全燃焼でストレス溜めるだけだ。下がりたきゃ、お前達だけ下がれ!」 タスク(悲しみ)「やれやれ、こんな時にキョウスケさんやヴィレッタさんがいてくれりゃあ…」 念動感応 タスク(被弾)「う…!?」 ラーダ(集中)「これは…? タスク、あなたも感じた?」 タスク(怒り)「あ、ああ。何かモーレツにヤな予感がする…!」 ユン(怒り)「艦長! 重力震反応を感知しました!!」 レフィーナ(怒り)「敵の増援ですか!?」 ユン(怒り)「いえ、違います! これは…!」 グランゾン出現 レフィーナ(驚き)「! あれは…!!」 レフィーナ(驚き)「ハガネからの報告書にあった、DCのグランゾン…!」 ユン(怒り)「どうしてこんな所に!?」 ショーン「むう…」 タスク(悲しみ)「やれやれ…。嫌な予感、大当たりだぜ…」 カチーナ(怒り)「ヘッ、DCならあたし達の敵! 攻撃を続行するぜ!!」 シュウ「おやおや、勘違いをされては困りますね」 カチーナ(怒り)「勘違いだと? もうDCとは関係ないとか言うんじゃないだろうな!?」 シュウ「ええ」 カチーナ「…ふざけるな。もう少しマシな嘘をつけよ」 カチーナ(怒り)「ビアンかマイヤーの仇討ちだ…ぐらいがわかりやすくてオススメだぜ?」 シュウ「やれやれ…。やはり、地上にはこの手の人種が多いようですね」 シュウ「いいですか? 私はあの二人よって選ばれた戦力であるあなた方を助けに来たのです」 カチーナ(怒り)「助けだぁ? はい、ありがとうございます…とでも言って欲しいのかよ!」 ショーン「いや、あながち嘘とは言えませんな」 カチーナ(被弾)「!?」 ショーン「ですが、本当の目的はホワイトスターの様子見…とまあ、そんなところでしょう」 シュウ(冷笑)「さすがはダイテツ・ミナセ中佐の右腕と呼ばれたお方…理解が早くて、助かります」 ショーン「いえいえ。どうか我々などお気になさらず、そちらの目的を果たして下さい」 カチーナ(被弾)「おいおい、副長! タンカ切ったあたしの立場も考えてくれよ!」 ショーン「まあまあ。立場を気にして戦争をしているわけではありませんので」 ショーン「ただし、シュウ・シラカワ博士…」 ショーン「我々と一戦を交えるおつもりなら、それ相応の覚悟をして頂くことになりますが」 シュウ「…いいでしょう」 シュウ(怒り)(では、確かめるとしましょうか…) シュウ(怒り)(あのホワイトスターにいる異星人達が…) シュウ(怒り)(…どこの世界から来た者であるかということを……) グランゾン出現後のEPまでに敵全滅 ユン(怒り)「敵機、撤退しました!」 ショーン「こちらも撤退するなら今の内ですな」 レフィーナ「でも、グランゾンが…」 ユン(怒り)「艦長、この宙域に接近して来る機体を探知! 凄まじいスピードですっ!!」 レフィーナ(驚き)「!」 シュウ(冷笑)「フッ…やはり現れましたね」 サイバスター出現 レフィーナ(驚き)「あ、あの機体は…!」 マサキ(怒り)「ようやく見つけたぜ、シュウ! 今日こそ決着をつけてやる!!」 シュウ「マサキ…あなたは本当に成長しない人ですね」 マサキ(怒り)「うるせえ! 行くぜ!!」 シュウ「せっかくですが、あなたと戦うつもりはありません。それに、目的も達成しましたのでね」 マサキ(怒り)「てめえの都合なんざ知るか!」 シュウ「やれやれ…そういうところも相変わらずですね」 シュウ「目の前の事柄にばかり気を取られて、大局を見ようとしない…」 シュウ「それでよく魔装機神の操者が務まるものです」 マサキ(怒り)「てめえにそんなことを言われる覚えはねえ!!」 レフィーナ(驚き)「待って下さい! マサキさん、私の話を聞いて下さい!」 マサキ(驚き)「!? 何だ、あんたは!?」 レフィーナ「ヒリュウ改艦長、レフィーナ・エンフィールドです」 レフィーナ「マサキさん、あなたとシュウ・シラカワ博士の間に何があったか知りませんが…」 マサキ(怒り)「だったら、口をはさまないでくれ!!」 レフィーナ(悲しみ)「す、すみません…!」 レフィーナ(悲しみ)「で、でも…今は地球人同士で争っている場合ではないのです…!」 マサキ(被弾)「………!」 レフィーナ(悲しみ)「見てのとおり、エアロゲイターが本格的な地球侵攻を開始しつつあるのです」 レフィーナ(悲しみ)「彼らから地球を守るために…今は我々で力を合わせなければならないのです」 マサキ(怒り)「もっともなご高説だけどよ、シュウはいつ俺達を裏切るかわからねえんだぞ!」 マサキ(怒り)「あんた達、俺のことを知ってんなら、南極事件の話だって聞いてんだろうが!」 レフィーナ(悲しみ)「…それでも、今は…!」 シロ「マサキ、気持ちはわかるけど…あの艦長さんの言うとおりだニャ」 クロ「そうよ。地上でニャにかあったらラ・ギアスにも影響が出るかも…」 マサキ(被弾)「くっ…!」 シュウ「心配はいりませんよ、マサキ。とりあえず、私の今回の目的は果たしましたから」 マサキ(驚き)「何っ!?」 シュウ「それに…しばらくの間、行動を起こすつもりもありません」 シュウ(冷笑)「もっとも、私の言葉を信じるかどうかはあなた次第ですがね、ククク…」 マサキ(怒り)「て、てめえ…!」 シュウ「それでは、ごきげんよう…」 シュウ撤退 マサキ(怒り)「待ちやがれっ!!」 シロ(怒り)「ダメだニャ、マサキ! 追跡不可能だニャ!」 マサキ(被弾)「く…!」 マサキ(被弾)「あの野郎…一体どういうつもりだ…!?」 グランゾン出現後、次ターンPP ユン(怒り)「艦長、この宙域に接近して来る機体を探知! 凄まじいスピードですっ!!」 レフィーナ(驚き)「!」 シュウ(冷笑)「フッ…やはり現れましたね」 サイバスター出現 レフィーナ(驚き)「あ、あの機体は…!」 マサキ(怒り)「ようやく見つけたぜ、シュウ! 今日こそ決着をつけてやる!!」 シュウ「マサキ…あなたは本当に成長しない人ですね」 マサキ(怒り)「うるせえ! 行くぜ!!」 シュウ「そんなことをしている場合ではありませんよ。周りの状況を良く見たらどうです?」 マサキ(怒り)「俺にとっちゃ、てめえは異星人以上に油断のならねえ奴なんだよ!!」 シュウ「やれやれ…そういうところも相変わらずですね」 シュウ「目の前の事柄にばかり気を取られて、大局を見ようとしない…」 シュウ「それでよく魔装機神の操者が務まるものです」 マサキ(怒り)「てめえにそんなことを言われる覚えはねえっ!!」 シュウ「仕方ありませんね。あなたと戦う気はなかったのですが…」 レフィーナ(驚き)「待って下さい! マサキさん、私の話を聞いて下さい!」 マサキ(驚き)「!? 何だ、あんたは!?」 レフィーナ「ヒリュウ改艦長、レフィーナ・エンフィールドです」 レフィーナ「マサキさん、あなたとシュウ・シラカワ博士の間に何があったか知りませんが…」 マサキ(怒り)「だったら、口をはさまないでくれ!!」 レフィーナ(悲しみ)「す、すみません…!」 レフィーナ(悲しみ)「で、でも…今は地球人同士で争っている場合ではないのです…!」 マサキ(被弾)「………!」 レフィーナ(悲しみ)「見てのとおり、エアロゲイターが本格的な地球侵攻を開始しつつあるのです」 レフィーナ(悲しみ)「彼らから地球を守るために…今は我々で力を合わせなければならないのです」 マサキ(怒り)「もっともなご高説だけどよ、シュウはいつ俺達を裏切るかわからねえんだぞ!」 マサキ(怒り)「あんた達、俺のことを知ってんなら、南極事件の話だって聞いてんだろうが!」 レフィーナ(悲しみ)「…それでも、今は…!」 シロ「マサキ、気持ちはわかるけど…あの艦長さんの言うとおりだニャ」 クロ「そうよ。地上でニャにかあったらラ・ギアスにも影響が出るかも…」 マサキ(被弾)「くっ…!」 シュウ「どうするのです? マサキ…」 マサキ(怒り)「俺は…てめえを信用することは出来ねえ…!」 マサキ(怒り)「だが、あのレフィーナって艦長の言ってることは事実だ…」 シュウ「………」 マサキ(怒り)「いいか! 少しでも妙な真似をしやがったら…」 マサキ(怒り)「その時は俺の全てをかけて、てめえを倒す!!」 シュウ(怒り)「…覚えておきましょう」 サイバスター出現後、敵全滅 ユン(怒り)「敵機、撤退しました!」 ショーン「こちらも撤退するなら今の内ですな」 レフィーナ(怒り)「そうですね…。PT各機は直ちに帰艦。本艦はこの宙域より離脱します!」 シュウ「私の出番はここまでですね。後は選ばれた彼らに任せましょう」 マサキ(怒り)「どういう意味だ、シュウ!?」 シュウ「マサキ、これ以上私を追っても無駄ですよ」 マサキ(驚き)「何だと!?」 シュウ「少なくとも…しばらくの間、行動を起こすつもりはありません」 シュウ(冷笑)「もっとも、私の言葉を信じるかどうかはあなた次第ですがね、ククク…」 マサキ(怒り)「て、てめえ…!」 シュウ「それでは、ごきげんよう…」 シュウ撤退 マサキ(怒り)「待ちやがれっ!!」 シロ(怒り)「ダメだニャ、マサキ! 追跡不可能だニャ!」 マサキ(被弾)「く…!」 マサキ(被弾)「あの野郎…一体どういうつもりだ…!?」 ヒリュウ改艦橋 ユン「本艦はホワイトスター宙域からの離脱に成功しました」 レフィーナ「敵の動きは?」 ユン「いえ、沈黙しています」 レフィーナ「とりあえずは無事に逃げられた…というところですね」 ショーン「まだ油断はなりませんぞ。この辺りにはコロニー統合軍の残存部隊もおりますからな」 レフィーナ「ええ…。総員、第3種戦闘配備のまま待機して下さい」 ショーン「了解です」 レフィーナ「それから…マサキさんはこちらの呼びかけに応えてくれたのですか?」 ユン「はい。間もなくサイバスターは着艦コースに入ります」 レフィーナ「では…着艦後、彼をブリッジに通して下さい」 ユン「了解です」 暗転 ヒリュウ改格納庫 カチーナ(怒り)「ラッセル、どうしてあの時、あたしの命令に従わなかった?」 ラッセル(怒り)「そ、それは…」 カチーナ(怒り)「お前の仕事はあたしの後ろを守ることだろうが! それを…」 ラッセル(怒り)「し、しかし…」 タスク「そりゃあんまりッスよ。それに、中尉だって艦長の命令に違反してたじゃないッスか」 カチーナ「…後で百…いや、千叩きだ」 タスク(被弾)「ゲ! そ、そんなに!?」 ラーダ「ねえ、カチーナ。キョウスケのATXチームやヴィレッタがいるならともかく…」 ラーダ「私達だけじゃ、出来ることは限られてるわ」 カチーナ(怒り)「だからこそ、あたし達がやらなきゃならないんだろうが!」 タスク「わかったッスよ。…まったく、キョウスケ少尉達が抜けた途端に、どうしたんだ?」 ラッセル(困惑)(中尉…) 暗転 ヒリュウ改艦橋 レフィーナ「…あなたのことはハガネの報告書で知っています」 レフィーナ「それに…一度地上でお会いしましたよね?」 マサキ「さあな。前置きはいらねえ…何が言いたいんだ?」 レフィーナ「報告書の中で、ハガネのダイテツ・ミナセ艦長はこうお書きになられていました…」 レフィーナ「魔装機神サイバスターとマサキ・アンドーは、我々にとって非常に心強い味方だと…」 マサキ(ちぇっ…あのオッサン、ゴツい面に似合わず、そんなこと書いてやがったのかよ) レフィーナ「ここでお会いしたのも何かの縁です。マサキさん…どうか私達に力を貸して頂けませんか?」 マサキ「ああ、いいぜ」 レフィーナ(驚き)「え………」 マサキ「どうしたんだよ? 驚いた顔をして」 レフィーナ(驚き)「い、いえ…。そんな簡単にお返事をもらえるとは思っていなかったので…」 マサキ「ま、あんたがさっき言ったとおり、異星人がマジで攻めて来たとなると…」 マサキ「地球人同士で戦ってる場合じゃねえってことぐらいわかってるぜ」 マサキ「それによ…しばらくはシュウの野郎も動きを見せなさそうだしな」 ショーン「あの口振りでは、事の成り行きを静観するような感じでしたからな」 マサキ「ああ。奴の本当の目的が何なのか気にはなるが、今は地球を守ることが先決だ」 マサキ「だから、あんた達に協力するぜ」 レフィーナ(笑い)「ありがとうございます、マサキさん…」 ユン「艦長、参謀本部のノーマン・スレイ少将より暗号電文が入っています」 レフィーナ「内容は?」 ユン「ヒリュウ改は第4次防衛ラインまで後退し…ハガネと合流せよ、です」 レフィーナ「わかりました」 マサキ(ハガネか…。あいつらと会うのは半年ぶりくらいだな) 暗転 極東支部司令部 ダイテツ「エアロゲイターめ…ついに動き始めたか」 レイカー「今から38分前、ヒリュウ改がホワイトスターから現れた敵部隊と接触した」 ダイテツ「無事なのか?」 レイカー「無論だ。レフィーナ中佐はまだ経験が浅いが、優秀な艦長だ」 レイカー「それに、彼女にはかつて君の副官だったショーン・ウェブリーがついている」 ダイテツ「…自分は艦長にならず、若手を推したか。奴らしいな。それで、我々の任務は?」 レイカー「衛星軌道上からのホワイトスター監視だ」 レイカー「ハガネは直ちに宇宙へ上がり、ヒリュウ改と合流してくれ」 ダイテツ「了解した」 暗転 SRX計画ラボ カーク「R-GUNの組み立て作業は終わったか…」 ロバート「しかし、どうしてラーダとヴィレッタは…」 ロバート「T-LINKシステムなしでメタルジェノサイダーを撃てるように調整したんだろう?」 カーク「イングラムの指示だそうだ。複数のパイロットによって、より多くのデータを取るためにな」 カーク「その代わり、威力は低下し…SRXへの接続も出来ん」 ロバート「R-GUN用のプラスパーツが間に合わない以上、その方がまだマシか…」 ロバート「よし、次はヒュッケバインMk-Ⅱの仕上げだ。ブリットを呼んで来よう」 イルム「あいつならいないぜ」 ロバート「ハガネの打ち上げまで時間がないってのに…一体どこへ行ったんだ?」 イルム「多分、弐式のクスハの所じゃないか?」 ロバート(怒り)「な、何!? まったくもう…これだから若い連中は…」 イルム(笑い)「まあいいんじゃないの。これからは修羅場なんだからさ。束の間の青春って奴だよ」 ロバート「…じゃあ、代わりにMk-Ⅱの調整作業をやってくれ」 イルム(被弾)「うっ…。ヤブヘビだったか」 暗転 極東支部基地 エクセレン(わお)「ふんふん、なるほど…。んふふ~、面白そうじゃなぁい? これからどうする気?」 ガーネット「どっちも応援したいんだけどさ…あの子、見た目以上に鈍感だから」 エクセレン「そうみたいねえ」 ガーネット「正直、どうしようかなあ…って思ってんの」 エクセレン「う~ん…。とりあえずは見守るしかないんじゃない?」 エクセレン(笑い)「結局は本人次第だしね。タイミングってのもあるから、そこを見計らって、ズバッと…!」 ガーネット(笑い)「解決しちゃうわけね? あたし達で」 エクセレン「だから、そこは本人達に任せなきゃ、意味ないって」 ガーネット「ごめんごめん。あたしって、早とちりだから…」 エクセレン「まあ、でも…任せっ放しじゃ、何の進展もないのは事実だけど」 ガーネット「そうねえ。お酒の勢いで押し倒す…なんてあの子達には無理だもんねえ」 エクセレン(笑い)「あらん、もしかして…結構イケるクチ?」 ガーネット(笑い)「自慢じゃないけど、かなりウワズミ…じゃなかった、ウワバミよ」 エクセレン(笑い)「わお! じゃ、今度…飲み比べしましょっか!」 リュウセイ「…あの二人、さっきから何を話し込んでんだ?」 ジャーダ「さあな。女同士で意気投合でもしてんだろ。それよか、そろそろ集合時間だぜ」 リュウセイ「ああ。ところで、アヤがどこへ行ったか知らないか?」 ジャーダ「いや。大尉はまだ基地に帰って来てないのか?」 リュウセイ(集中)(あいつ…一体何をやってんだろう…?) →24『リューネ、そしてヴァルシオーネ』 24『リューネ、そしてヴァルシオーネ』 極東支部基地 ケンゾウ「久しぶりだな、アヤ」 アヤ「ええ、お父様…」 ケンゾウ「ハガネで行っていたT-LINKテストのレポートを読ませてもらった」 ケンゾウ「現状のままでは、R-3の完成が予定より大幅に遅れてしまう」 アヤ(悲しみ)「すみません…。でも、私は今以上の力を出すことは…」 ケンゾウ「R-1の物とは違って、R-3のT-LINKシステムは特別製だ。お前にしか扱えん」 アヤ(悲しみ)「私には無理です…。リンク中にどうしても昔のことを思い出してしまうんです」 アヤ(悲しみ)「あの事故で亡くなってしまったお母様やマイのことを…」 ケンゾウ「あれはお前のせいではない。マイが実験中に力を暴走させ、研究所を吹き飛ばしたのだ」 アヤ(悲しみ)「私達はそうまでしてT-LINKシステムを完成させなければならないのですか?」 ケンゾウ「…すでに異星人の巨大要塞がL5宙域に現れている。あのような物体を破壊するにはSRXが必要だ」 ケンゾウ「そして、SRXが力を発揮するためには…」 アヤ(悲しみ)「…わかっています…」 ケンゾウ「なら、いい。今日より、念動力補助システムを使用してR-3の調整作業を行う」 アヤ「補助システムには誰のデータが?」 ケンゾウ「…お前が生まれる前、特殊脳医学研究所にいた人間だ。ここに資料がある」 アヤ「…サンプル名、ユキコ・ダテ…」 アヤ(驚き)「ダテ? も、もしかして…リュウセイの…!?」 ケンゾウ「………」 暗転 極東支部司令部 オペレーター「ハガネの打ち上げ終了。5分4秒後に大気圏から離脱します」 レイカー「ヒリュウ改は?」 オペレーター「ハガネとの合流ポイントへ移動中です」 サカエ「レイカー司令、参謀本部より暗号電文が入っています」 レイカー「内容は?」 サカエ「最重要機密指定ですので、司令以外の人間には読めません」 レイカー「…穏やかではないな。こちらへ回してくれ」 サカエ「はっ」 レイカー「…………」 レイカー(! 何と…) ハンス(参謀本部からの最重要機密事項か…一体、何だ?) レイカー「すぐに特別機と護衛機の用意をしてくれたまえ。今から私はジュネーブへ行く」 サカエ「連邦軍総司令部へ?」 レイカー「うむ。地球圏防衛会議が急きょ開かれることになった」 レイカー「私はしばらくこの基地を空けることになる。後のこととシャイン王女は君達に任せるぞ」 サカエ「了解です」 ハンス(…司令やハガネが不在…。これはチャンスかも知れんな) 第24話 リューネ、そしてヴァルシオーネ ハガネ出現 テツヤ「艦長、本艦は大気圏を離脱しました」 ダイテツ「機関停止。ここでヒリュウ改を待つ」 テツヤ「了解です」 エイタ「ホワイトスターの映像をキャッチしました。メインモニターに回します」 キョウスケ「直径約40キロの球状要塞か…スペースコロニーの倍以上の大きさだな」 リュウセイ「あいつら、あんな物を隠し持ってやがったのか…」 エクセレン(わお)「まさに『隠し球』って感じ?」 リュウセイ(大笑い)「上手い! 座布団一枚!」 エクセレン(笑い)「わお! もう一声!」 キョウスケ「つまらんことを言ってる場合じゃないぞ、二人とも」 ライ「そのとおりだ」 エクセレン(わお)「あらら…お互い相方のツッコミが厳しくて大変ねえ」 リュウセイ(トホホ)「まったくだぜ」 ライ「…誰が相方だ」 ダイテツ「エイタ、敵の動きは?」 エイタ「いえ、ありません」 ダイテツ「そうか…」 テツヤ「妙ですね。奴らは間髪入れず総攻撃を仕掛けて来るものだと思っていましたが…」 ダイテツ「うむ。地球圏の偵察なら、今までバグスやスパイダーで充分にしておったはずだからな」 キョウスケ「エアロゲイターには何か別の目的があるのでしょうか?」 テツヤ「それを調べるのが俺達の任務だ」 エイタ「艦長、ヒリュウ改が来ました」 ヒリュウ改、サイバスター出現 レフィーナ「お待たせしました。自分はヒリュウ改艦長、レフィーナ・エンフィールド中佐であります」 ダイテツ「ハガネ艦長、ダイテツ・ミナセだ」 ショーン「お久しぶりです。やはり、艦長は宇宙の方がお似合いですな」 ダイテツ「そちらも元気そうで何よりだ」 ショーン「聞いた話では、ハガネの方も美人揃いだとか」 ショーン「いやまったく、お互い環境には恵まれているようで何よりですなあ」 レフィーナ「あの…副長、何を…?」 ショーン「いやいや、こちらの話です」 ダイテツ「…そういう所も相変わらずだな、ショーン」 リュウセイ「なあ、おい…あれってサイバスターじゃねえか?」 エイタ(驚き)「ホ、ホントだ!」 マサキ(余裕)「よう! 久しぶりだな、リュウセイ」 リュウセイ(驚き)「お、お前…なんでそんな所にいるんだ!? もしかして、また迷ったのか?」 マサキ「お前な…俺がしょっちゅう迷子になってると思ってるだろ?」 リュウセイ「違うの?」 マサキ(被弾)「あ、あのなぁ…」 警報 テツヤ(怒り)「何だ!?」 エイタ(驚き)「高速で接近する物体あり!」 テツヤ(怒り)「エアロゲイターか!?」 エイタ(驚き)「ち、違います! 識別はDC! 1機で正面から突っ込んで来ます!」 ダイテツ(怒り)「総員、第1種戦闘配置!」 レフィーナ(怒り)「PT部隊、直ちに出撃して下さい!」 出撃準備 クロ「それにしても、正面から1機で突っ込んで来るニャんて…」 シロ「まるでマサキみたいだニャ」 マサキ「思い切りが良くていいじゃねえか」 マサキ「それぐらいの度胸を持った奴なら、案外DCのお偉いさんかも知れねえな」 ライ(怒り)(もしや、エルザムか…?) ユン(怒り)「DC機、来ます!」 ヴァルシオーネ出現 イルム(被弾)「な…何だ、ありゃ!?」 ブリット(怒り)「キョウスケ少尉! あの機体、女の子の姿をしてますよ!」 キョウスケ「こちらでも確認した。PTやAMではなさそうだな」 エクセレン(わお)「わお、いいんじゃなぁい? 外装だけ引っぺがしてヴァイスちゃんに被せようかしら?」 ライ「…顔が尖るぞ」 イルム「やれやれ…どこのどいつがあんな趣味的なモンを作ったんだ?」 タスク「う~ん…。フィギュアにしたら売れるかも」 リュウセイ(喜び)「か……」 ガーネット(驚き)「カ? また刺されちゃったの?」 リュウセイ(喜び)「可愛い…!」 ガーネット(驚き)「あ、あんたねえ…生身の女の子には興味を示さないクセに…」 エイタ(驚き)「艦長! DC機から通信が入っています!」 ダイテツ「受信しろ」 リューネ(怒り)「ようやく会えたわ、ハガネ!!」 リオ(怒り)「女の子の声!?」 マサキ「誰だ、お前?」 リューネ(怒り)「あたしの名前はリューネ・ゾルダーク! あんた達に殺されたビアン・ゾルダークの娘よ!!」 リョウト(怒り)「! ビアン博士の!?」 マサキ「そういや、あのオッサンは娘がいると言ってやがったな…」 リューネ(怒り)「あんたらにとっては敵だったんだろうけど…」 リューネ(怒り)「あたしにとっては、たった一人の親父だったんだ!」 マサキ(怒り)「!」 リューネ(怒り)「そりゃ、お世辞にもいい親父とは言えなかったさ」 リューネ(怒り)「でもね……カタはつけさせてもらうよ!!」 リョウト(怒り)「そんなことをしたって、何にもならない! 復讐は復讐を呼ぶだけだよ!!」 リューネ(怒り)「知ったようなことをっ!!」 マサキ「へえ、あのビアンのおっさんの娘っていうから、どんないかつい顔の女かと思ってたけど…」 マサキ「お前、結構可愛いじゃないの」 リューネ(驚き)「な……何を言ってる!!」 マサキ(おや、こいつ…意外と純情なんだな) マサキ「ところで…ちょいと聞きたいんだがよ」 リューネ(怒り)「何だ!?」 マサキ「お前、DCのメンバーなのか?」 リューネ(怒り)「…今のDCは親父の作ったものとは違う! あたしはあんなものとは一切関係ない!」 マサキ「だったら、今そこに出現しようとしているのは何だ?」 リューネ(驚き)「えっ!?」 敵初期配置出現 リューネ(怒り)「! あいつらは…」 キョウスケ(怒り)「コロニー統合軍の残存部隊か…!」 カチーナ(怒り)「あのDCの女…! あたし達をワナにはめたのか!!」 キョウスケ「まだそうと決まったわけじゃないが…どうなっている?」 ジーベル「クックック…ここでヒリュウ改とハガネを沈めれば…俺の立場は絶対的なものとなる」 ジーベル「そうなれば、あのゼンガー・ゾンボルトに大きな顔をさせずにすむ」 エクセレン「あらら、ジーベル・ミステル…生きてたのね」 ガーネット「知ってんの?」 エクセレン「まあね。使う手はセコいわ、しつこいわで…女には嫌われるタイプの男って感じ」 ジーベル「リューネ・ゾルダーク、お前がビアン総帥の娘なら、志を共にした我々へ手を貸せ!」 ジーベル「ここでハガネとヒリュウ改を沈め、連邦を倒し…」 ジーベル「我らコロニー統合軍とDCで世界を再統一するのだ!!」 リューネ(怒り)「………」 マサキ「お前、本当にDCと関係ないのか?」 リューネ(怒り)「くどい!! それほど言うんなら証拠を見せてやるよ!」 リューネ、サイコブラスターでSF-29ランゼンを撃墜 ジーベル(驚き)「何!? 貴様、我々を裏切ったか!?」 リューネ(怒り)「裏切りだって!? 裏切ったのはあんただろ!」 リューネ(怒り)「親父の作ったDCやマイヤー総司令のコロニー統合軍は…」 リューネ(怒り)「毒ガスなんて使おうとしなかったはずだよ!」 ジーベル「…何のことだ?」 リューネ(怒り)「とぼけたって無駄さ」 リューネ(怒り)「あんたが毒ガスを使ってコルムナを手に入れようとしたことは知ってるんだからね!」 ライ(怒り)「彼女の話は本当なのか?」 ラーダ(怒り)「ええ…。私達が何とか食い止めたおかげでコルムナは無事だったけど…」 リオ(怒り)「な…何て奴なの! 宇宙ステーションで毒ガスを使うなんて最低よ! 許せない!」 リューネ(怒り)「さあ、どう言い訳するつもりなのさ!?」 ジーベル「フン…。マイヤーやビアンは非情に徹し切れなかったからこそ戦争に敗れて死んだのだ」 ジーベル「だが、俺は違う! 目的のためには手段を選ばん!」 タスク「あらら…こりゃまた悪役お決まりの台詞だな」 エクセレン「なりふりの構わなさなら負けないつもりだけどね」 リューネ(怒り)「あんた達、邪魔するんじゃないよ!」 リューネ(怒り)「あいつらはあたしが仕留めるんだ! あんたらの相手は後でやってやる!」 ジーベル「全機、攻撃開始!」 ジーベル「レオナ・ガーシュタイン少尉、お前は俺の艦を防衛しろ。いいな?」 レオナ(悲しみ)「………」 タスク(怒り)「! あの機体、もしかして……トロイエ隊の隊長にくっついてた…」 エクセレン「そう言えば…統合軍旗艦艦隊との決戦の時、あの子はいなかったわねえ」 タスク(……そうか…。生きてたんだ、あの子……) ライ(怒り)(…レオナ…親衛隊の一員であるお前は、我が父マイヤーの真意を知ったはずだ…) ライ(怒り)(…それでもなお、コロニー統合軍に残るというのか…?) レオナ(悲しみ)(…………) レオナ(悲しみ)(…今のコロニー統合軍に…マイヤー総司令の遺志は存在しない) レオナ(悲しみ)(ユーリア隊長…エルザム少佐…私はどうすればいいのですか…?) 1ターンEP ジーベル「貴様ら、何をしている! さっさと奴らを始末しろ!」 レオナ「………」 レオナ(…あんな男を守るぐらいなら、私はユーリア隊長のように戦って死ぬことを選ぶ) レオナ移動 ジーベル(驚き)「レオナ少尉、どこへ行く!? 貴様の任務は俺を守ることだぞ!」 レオナ「私が命をかけて守る対象はマイヤー・V・ブランシュタイン総司令ただ一人…」 ジーベル(驚き)「何だと!? 上官の命令に逆らう気か!」 レオナ「ええ。このまま生き恥をさらすつもりはなくてよ」 レオナ「私はトロイエ隊の名を汚さぬためにも…ここで戦って死ぬ」 ジーベル(驚き)「き、貴様…!」 レオナ(怒り)「ヒリュウ改、そしてハガネ…私の最期の意地を見せてあげる!」 タスク(怒り)「!!」 ライ(怒り)「レオナ…死ぬ気か…!?」 リューネのHP30%以下 リューネ(被弾)「くっ! こんな所でやられるもんか!」 リューネ「ド根性」使用 レオナを撃墜 レオナ(被弾)「…ここまでのようね。マイヤー総司令、ユーリア隊長…私もそちらへいきます…」 脱出装置作動音 レオナ(怒り)「!? 脱出装置が…! また私だけ生き残るというの…?」 レオナ(被弾)「これが私の運命だというの…?」 ライがレオナを撃墜 レオナ「フッ、最後の相手がライ…あなただとは。皮肉ね」 ライ「俺はお前を殺す気はない」 レオナ(怒り)「! 情けをかけるつもり!?」 ライ「我が父マイヤー亡き今…ここでお前が死ぬ意味はない」 レオナ(怒り)「余計なお世話よ! 私をマイヤー総司令の所へ行かせて!」 ライ(怒り)「あの男がビアンと同じことを考えていたのなら…そんなことは望んでいないはずだ」 レオナ(怒り)「!」 ライ(怒り)「…コックピットブロックを外から強制排除するぞ」 タスクがレオナを撃墜 レオナ(被弾)「…ここまでね。さあ、トドメを刺しなさい」 タスク「悪いけど、負けを悟った奴をなぶり殺す趣味はないんでね」 レオナ(怒り)「! 情けをかけるつもり!?」 タスク「そういうわけじゃないけど、こんな所で死ぬなんてもったいねえぜ?」 レオナ(怒り)「どういう意味!?」 タスク「あんた、運が良かったんだ。でなきゃ、あの戦いで生き残れねえよ」 レオナ(怒り)「私は…ヒリュウ改との最終決戦に参加していなかっただけで…!」 タスク「だから、それも運なのさ。それを無駄にするなんて…もったいねえぜ」 レオナ(怒り)「な、何を…!」 タスク「ま、いいからいいから。コックピットブロックを外から強制排除するぜ」 ジーベルのHP30%以下 ジーベル(驚き)「お、おのれ! 撤退だ! 艦を後退させろっ!!」 ジーベル撤退 ジーベルを撃墜 ジーベル(驚き)「だ、脱出する! 俺の退路を確保させろっ!!」 敵全滅 リューネ「ド根性」使用、中立ユニットから敵ユニットに変化 リューネ(怒り)「さあ、これで邪魔者はいなくなった。ケリをつけさせてもらうよ!!」 マサキ(怒り)「聞け、リューネ! お前の親父は俺達に地球の未来を託したんだ!」 リューネ(怒り)「そんな戯れ言っ!」 マサキ(怒り)「だが! やつの予言どおり異星人が現れた以上、俺達が戦ってる場合じゃねえだろうが!」 リューネ(怒り)「うるさいっ!」 マサキ(怒り)「しょうがねえ! 口で言ってもわからねえのなら!」 リューネを撃墜 リューネ(被弾)「………」 リューネ(笑い)「アハハハ…やっぱり勝てなかったか。でも、これでスッキリした」 リューネ「親父は親父、あたしはあたし。あたし、あんた達が気に入ったよ」 マサキ「リューネ…」 リューネ(ウインク)「特にマサキ、あんた…結構いい男だしね」 リューネ(ウインク)「あたしに可愛いなんて言ってくれたのはあんたが初めてだよ」 マサキ(驚き)「な…何言ってんだ」 リュウセイ「あ、あのさ。一応、俺も…」 ライ「お前が可愛いと言ったのは彼女の機体の方だろうが」 リュウセイ(トホホ)「相変わらずツッコミが厳しいねぇ」 リューネ(ウインク)「ま、あんたらと一緒にいた方が面白そうだしね」 リューネ「それに、あたしも異星人と戦うつもりで木星から帰って来たし…」 リューネ「どう? あたしもハガネに乗せてくれないかな?」 マサキ(驚き)「おいおい、強引な奴だな」 イルム「イングラム少佐…どうします?」 イングラム「いいだろう。今は少しでも戦力が欲しい時だからな。艦長には俺の方から話しておく」 リューネ(ウインク)「さすが、話がわかるね。じゃ、よろしく頼むよ」 ライorタスク以外がレオナを撃墜した場合追加 エイタ「大尉、敵AMから射出されたと思われる脱出用ポッドを発見しました」 テツヤ「パイロットは生存しているのか?」 エイタ「はい」 ダイテツ「回収しろ」 エイタ「了解です」 ブリーフィングルーム タスクがレオナを撃墜した場合 イルム「タスク、お前が救出した敵のパイロット、すごい美人だってな」 タスク「チェック早いッスね。実はそうなんですよ」 タスク(笑い)「あ、でも一番最初に彼女をお茶に誘う権利は俺がもらいますよ」 イルム「ちぇっ、だったら俺が助けときゃ良かったな」 ブリット「タスク…もしかして、彼女が美人だったから助けたのか?」 タスク「んなワケねえよ。でも、そういうことをブリット君には言われたかないねえ」 →共通 タスク以外がレオナを撃墜した場合 イルム「例の敵パイロット、すごい美人だってな」 タスク「チェック早いッスね。実はそうなんですよ」 タスク(笑い)「あ、でも一番最初に彼女をお茶に誘う権利はもらいますよ。先に目を付けたのは俺ッスから」 イルム「ちぇっ、だったら俺が助けときゃ良かったな」 ブリット「あの、そういう問題じゃ…」 タスク「おやおや。ブリット君、他人のことが言えるのかな?」 →共通 共通 ブリット「どういう意味だよ?」 タスク「エクセレン少尉から聞いたぜ。お前、ハガネにいる可愛い子ちゃんを口説いてるんだってな」 ブリット「! そ、そそそ、それは…」 イルム「そういや、ブリット…グルンガスト弐式の調整作業の時もクスハに付きっきりだったよな」 イルム「おかげで俺がヒュッケバインMk-Ⅱの調整を手伝わされたんだぜ?」 ブリット「す、すみません、中尉。でも、自分はそんなつもりじゃ…」 エクセレン(笑い)「んふふ~、別に隠すことないんじゃなぁい?」 ブリット「しょ、少尉!」 エクセレン(わお)「おカタいブリット君も女の子に興味があったのねって、先生、安心してるんだから」 ブリット「先生! お願いですから、他の人に変なこと言わないで下さいよ」 イルム(先生だ?) ブリット「まったく…。捕虜にした女性パイロットの話じゃなかったんですか?」 エクセレン「はいはい。あ、そうそう…そのパイロットって色男さんの従姉妹らしいわよ」 タスク「色男さんって…ああ、SRXチームのライ少尉のことか」 エクセレン「大ピンポンよん。彼、かの有名なブランシュタイン家出身のエリートさんなの」 ブリット(ブランシュタインって…俺達が戦ったコロニー統合軍の総司令官と同じ…?) イルム「ライの従姉妹ってことはきっとドエライ堅物なんだろうなあ。でも、そういうトコがまた…」 エクセレン「あらら…そんなこと言っちゃって大丈夫、中尉? リンさんにバレたら大変ですよぉ」 イルム「お前…あいつのこと知ってんのか?」 エクセレン「モチのロン。天下のマオ社シャッチョーさん、月で会いましたからね」 イルム「あいつ…俺のこと何か言ってなかったか?」 エクセレン「う~ん…。聞かない方がいいかも」 イルム(怒り)「お、おい! そりゃどういう意味だ!?」 タスク(…それにしても、あの子がライ少尉の従姉妹ってことは…いいトコのお嬢様に違いねえな) タスク(う~ん、ますます俺好み…) 暗転 ハガネ艦橋 レオナ「…私を尋問しても無駄です。このまま捕虜になり、生き恥をさらすつもりは毛頭ありません」 レオナ「煮るなり焼くなり、私の処分はお好きにどうぞ」 ダイテツ「…ならば、我々に協力してもらおうか」 レオナ「! 協力…?」 レフィーナ「ええ。ホワイトスターが現れた以上、もはや地球人同士で争っている場合ではありません」 レフィーナ「今こそ連邦軍やDC、コロニー統合軍が力を合わせて地球を防衛しなければならないのです」 レオナ「…甘い考えですね」 レオナ「今のコロニー統合軍やDCの中に、そのようなことを考えている者はほとんどいませんよ」 レオナ(悲しみ)(そう…リリー中佐やエルザム少佐、ゼンガー少佐を除いては…) レフィーナ「では、あなたはどう思っているのです?」 レオナ(悲しみ)「………」 ダイテツ「ビアンやマイヤーの言葉を信じるならば…」 ダイテツ「あの二人を倒した我々は、彼らによって選ばれ、育てられた戦力だと言うことになる」 レフィーナ「そう…。私達はエアロゲイターを倒すための戦力として選抜された…」 レフィーナ「おそらく、総司令部は最終的に私達へホワイトスターの破壊命令を下すことでしょう」 ダイテツ「だからこそ、我々は少しでも多くの戦力を必要としている」 レフィーナ「ですから、コロニー統合軍親衛隊・トロイエ隊の出身であるあなたに力を貸して頂きたいのです」 レオナ「どうせ死ぬなら、異星人と戦って死ね…と?」 ダイテツ「そう受け取ってもらっても構わん」 レオナ「…敵である私を信用できるのですか?」 ダイテツ「ああ。ライディース少尉の口添えもあるのでな」 レオナ(…あの人が…) レオナ「…わかりました。一度は捨てたこの命です。好きに使って下さい」 暗転 ハガネ格納庫 リュウセイ「う~むむむ。見れば見るほど可愛い…。とてもロボットとは思えねえ」 リョウト「この機体…もしかしたら、ヴァルシオンの系列機か何かじゃないかな」 リュウセイ(驚き)「マジかよ!?」 リョウト「うん。サイズは全然違うけど似たような武器を持っているし…」 リューネ(ウインク)「あんたのいうとおりだよ。ヴァルシオーネはヴァルシオンの2号機みたいなものなんだ」 マサキ「だったら、何であんな姿をしてんだ?」 リューネ「あたしが親父に頼んだのさ。でなきゃ、ヴァルシオンに乗せられるところだったからね」 マサキ「別にあれでもいいじゃねえか」 リューネ「だって…あのデザイン、あたしの趣味じゃないもん」 マサキ(だからって、女の子の姿ってのもどうかと思うけどな…) リュウセイ「ふ~ん…親父さんの作ったロボットか」 リューネ「今は形見になっちゃったけどね」 マサキ(悲しみ)「リューネ…」 リューネ「そういう湿っぽいのはなし。親父は親父、あたしはあたしだって言ったでしょ」 マサキ「ああ」 リューネ「それにさ、あんた達に親父を止めてもらって良かったとも思ってるんだ」 リョウト「…どうして?」 リューネ(悲しみ)「力におぼれてしまった人間のたどる道は決まってるからね」 リョウト(悲しみ)「………」 リューネ「あ、ごめんごめん。結局湿っぽくなっちゃったね」 リューネ(ウインク)「そうだ、マサキ…ハガネの中を案内してよ」 マサキ(余裕)「ああ、任せな」 ドア開閉音、マサキ退室 ドア開閉音、リューネ退室 リュウセイ(集中)(…力におぼれた連中のたどる道、か…) リュウセイ(集中)(俺達も下手すりゃ、いずれはビアンみたいに…) リョウト「あのさ、リュウセイ君。あの二人…あのまま行かせて良かったのかな?」 リュウセイ「何で?」 リョウト「だって、マサキ君は…」 リュウセイ(驚き)「そうだった! このままじゃ、迷子が二人になっちまう! 早く追いかけなきゃ!」 暗転 ブリーフィングルーム イングラム「Rシリーズのテストパイロットになりたいだと?」 カチーナ「はい。必ず乗りこなしてみせます」 イングラム「悪いが間に合っている」 カチーナ「しかし、R-2のライディース少尉は別として…」 カチーナ「R-1とR-3のテストパイロットは実戦経験の浅い、素人同然の者だと聞いています」 イングラム「あの2機はそれぞれリュウセイ曹長とアヤ大尉用に調整されている」 カチーナ「ならば、新型のR-GUNを自分に!」 イングラム「…いいだろう。自信があるのなら、いずれ機会を与える」 カチーナ「ありがとうございます。では、失礼します!」 ドア開閉音、カチーナ退室 ラーダ「いいのですか、少佐…」 イングラム「構わん。R-GUNは俺専用の機体として作られたわけではないからな」 ラーダ「そうではなく、カチーナ・タラスク中尉のことなんですが…」 イングラム「見たところ、試作機に執着があるようだな」 ラーダ「ええ…」 ラーダ「腕は確かなのですが、少し協調性に欠け、無鉄砲なところも…。根は悪い人ではないのですが…」 イングラム「そういう人種の扱いは、お前が最も得意とすることだろう?」 ラーダ「それが…最近、私がヨガを教えようとするとみんな逃げるんです」 イングラム「無理なポーズをさせ過ぎたからだろう。ヴィレッタから話は聞いているぞ」 ラーダ(笑い)「あら、そんなことはありませんわ。いつも簡単なアサナしか教えてませんのに…」 ラーダ(笑い)「ほら、こんな感じで。少佐ほどのお方なら、きっと出来ますわ。お試しあれ」 イングラム「悪いが、遠慮しておく」 ラーダ(笑い)「ヴィレッタは、ちゃんとこのアサナをこなしましたわよ?」 イングラム「ヴィレッタが?」 イングラム「ならば……」 ラーダ(笑い)「そうです、そこで足を曲げて…そう…」 イングラム(被弾)「む……これ以上は…」 ラーダ(笑い)「あら、少佐…。意外にお体が固いんですのね」 イングラム「…まあいい。それより、ヴィレッタは月に残ったのか?」 ラーダ「はい。彼女は特別任務があると言って…」 イングラム「そうか…」 イングラム(微笑)(ならば、俺も急がねばならんな…) 暗転 ハガネ艦橋 ダイテツ「極東支部への帰還命令が出ただと?」 テツヤ「はい。先程、連邦軍総司令部から暗号電文が入りました」 ダイテツ「総司令部だと? 発信者は誰だ?」 テツヤ「記述されていません。しかし、コードは間違いなく総司令部のものです」 ダイテツ「ホワイトスターを放っておいて帰還しろと言うのか…」 ショーン「ふむ…。政府筋か、EOT特別審議会の横槍が上層部に入ったのかも知れませんな」 ダイテツ「テツヤ、極東支部のレイカーに確認を取ってくれ」 テツヤ「それが…司令はジュネーブの総司令部へ出向かれているようです」 ダイテツ「………」 レフィーナ「確か、レイカー司令は地球圏防衛委員会のメンバーのお一人ですよね?」 ダイテツ「そうだ」 レフィーナ「あの方がジュネーブへ向かわれたとなると…上層部で何か大きな動きがあったのでは?」 ダイテツ「………」 ショーン「ここは命令に従っておいた方が得策でしょうな」 レフィーナ「うむ。レフィーナ艦長、すぐに極東支部へ帰還するぞ」 レフィーナ「わかりました」 暗転 南米ペルー沖 一般兵「戻られましたか、エルザム少佐。陸はどうでしたか?」 エルザム(微笑)「いい食材を手に入れることが出来た」 エルザム(微笑)「後で調理場を空けるように言ってくれ。新しいメニューを思いついたのでな」 一般兵「はっ。兵達も喜びます」 暗転 クロガネ艦橋 エルザム「それで…連邦軍の動きは?」 一般兵「ハガネとヒリュウ改が地球へ再突入しましたが…」 一般兵「我々のクロガネや、アースクレイドルの所在地に気付いたわけではないようです」 エルザム「そうか」 一般兵「それから、例の声明の整音作業が終了しました。お聞きになりますか?」 エルザム「頼む」 通信音 ???「…レビ・トーラーの名の下、地球人類に告げる…」 ???「現時刻より30日以内に全ての武装を解除し……」 ???「我らに降伏せよ……」 エルザム(驚き)「女の声…しかも、我々の言語で降伏勧告か」 エルザム(被弾)「単純明快な内容からみて、彼らの自信の程がうかがえるな」 一般兵「…エアロゲイターは、我々と同じ様な人間タイプの生命体なのでしょうか?」 エルザム「今までの調査では、そうだと言われている」 エルザム「だからこそ、EOT特別審議会のカール・シュトレーゼマン議長は…」 エルザム「南極コーツランド基地で彼らと極秘裏に会見、そして和平交渉を行おうとしたのだろう」 一般兵「何という愚かな真似を…! EOT特別審議会は地球を異星人に明け渡すつもりだったのですか!?」 エルザム(被弾)「それもまた、人類が生き残る術の一つだ。私は認めんがな」 一般兵「我々も他の残存部隊と合流するか、アースクレイドルへ向かった方がよろしいのでは?」 エルザム「今のDCに、ビアン総帥や我が父の遺志は存在せん。よって、クロガネはこのまま単独行動を取る」 一般兵「………」 エルザム「これより、我らは孤立無援の戦いの中へ身を投じることになる」 エルザム「私の決定に異議のある者は艦から立ち去らせろ」 一般兵「いえ…。このクロガネにそのような者はおりません。皆、少佐にお供する所存です」 エルザム「…すまんな。では、私は調理場へ行く。後は任せるぞ」 一般兵「はっ」 →25『毒蛇の牙』 25『毒蛇の牙』 ジュネーブ ノーマン「ジュネーブまで遠路はるばるご苦労だったな、レイカー・ランドルフ」 レイカー「私までが呼ばれるとは…余程厄介な事態が起きたようですな」 ノーマン「うむ。エアロゲイターの降伏勧告を重く見た連邦政府は…」 ノーマン「今回の件に関する全権をEOT特別審議会に委ねたのだ」 レイカー「何ですと? では、今回の地球圏防衛会議の主催者は…」 ノーマン「EOT特別審議会のアルバート・グレイ大使だ」 レイカー(ならば、すでに抗戦派の我々は不利だということか) ノーマン「それから、コロニー統合府のブライアン・ミッドクリッド大統領もこのジュネーブに来ている」 レイカー「ほう、あの名政治家が…」 ノーマン「コロニー統合軍によってら致され、ヒリュウ改に救助されたミッドクリッド大統領なら…」 ノーマン「我々の目的に理解を示してくれるかも知れん」 レイカー(それはどうか…。彼は食えない男と言われているからな) 暗転 ジュネーブ アルバート「君達は事の重大さがわかっているのか!?」 アルバート「敵は戦力・技術力共に未知数な異星人なのだぞ。戦って勝てる見込みはあるのかね!?」 ノーマン「我々地球圏防衛委員会は以前より今回のような状況を想定し、準備を進めてきている」 アルバート「話にならん! 君達の無謀な賭けに地球人類を付き合わせるわけにいくか!」 ノーマン「ならば、降伏後の地球人類の人権は保証されているのか?」 アルバート「それはこれからの交渉次第だ」 レイカー「彼らの要求は我々の武装解除と降伏のみです」 レイカー「人権どころか、交渉の場さえ用意される保証はありませんよ?」 アルバート「我々には実績がある。彼らと交渉を行い、南極会談までこぎつけたという実績がな」 アルバート「あの時に会談が中断されなければ今回のような事態を招かずに済んだのかも知れんのだ」 ノーマン「直轄組織のEOTI機関の暴走を許しておいて、よく言う…!」 ブライアン「…悪いけど、僕はここで責任のなすりつけ合いをしても、何の解決にもならないと思うね」 アルバート「ミッドクリッド大統領…」 ブライアン「大使にお聞きしよう。そもそも、エアロゲイターが地球へ来た目的は何かな?」 アルバート「…不明だ。それを知るための南極会談がDCの反乱によって中断されたおかげでな」 ブライアン「なら、僕はコロニー統合府大統領として…」 ブライアン「現時点での降伏勧告の受け入れに反対させてもらうよ」 アルバート「ほう…。コロニーのノド元へホワイトスターという刃が突きつけられているというのにか?」 ブライアン「確かに…降伏という言葉は、強大な軍事力に裏付けされているものだ」 ブライアン「DCとコロニー統合軍の戦力が残っているならともかく…」 ブライアン「今の地球連邦軍の戦力で、エアロゲイターに勝てる可能性は低いだろうね」 アルバート「ならば、彼らとの戦争には反対ということでいいのだな?」 ブライアン「今のところは。ただでさえもDC戦争によって地球圏は疲へいしているからね」 ブライアン「これ以上の戦争行為は、地球圏と人類の滅亡につながりかねない…」 ノーマン「…では、大統領は異星人に地球圏を明け渡しても良いとお考えなのか?」 ブライアン「そうじゃない。エアロゲイターに関する情報が少ない現状で…」 ブライアン「彼らの降伏勧告を受け入れるのに反対しているだけさ」 アルバート「だが、勧告を受け入れねば、我々は彼らの総攻撃を受けるのだぞ?」 ブライアン「それはどうかな? レビ・トーラーという人物は、そのような表明をしていない」 アルバート「!」 ブライアン「普通、降伏勧告というものは、相手側にある程度の損害を与えてから出される」 ブライアン「けど、エアロゲイターから受けた損害はまだ微々たるもの…」 ブライアン「なのに、どうしてレビは降伏という言葉を使ったのだろう?」 アルバート「それは…彼らが絶大な軍事力を持っているからだ」 ブライアン「だったら、何故、彼らはすぐに総攻撃を仕掛けて来ない?」 ブライアン「何故、僕達が降伏勧告を無視した場合の報復手段を言明していない?」 アルバート「そ、それは……」 ブライアン「疑問点はまだある。彼らが僕達に与えた30日間という猶予…」 ブライアン「こちらが降伏勧告を受け入れるかどうか検討するには、長すぎる時間だと思わないか?」 アルバート「き…君は何が言いたいのかね?」 ブライアン「…ノーマン少将、連邦軍が残存戦力を結集し、ホワイトスターへ攻撃を仕掛けるまでの時間は?」 ノーマン「…対ホワイトスター用の新型兵器の調整期間を含めて、20日ほどだ」 ブライアン「では、30日という時間は、僕達が彼らとの戦いの準備を行うのに充分だね」 アルバート「ま、まさか…君は、エアロゲイターが我々に反撃の機会を与えているというのか?」 ブライアン「多分ね」 アルバート「ハッ、馬鹿な。そんなことをして彼らに何のメリットがある!?」 アルバート「30日間の猶予は、我々に検討と交渉の準備をさせるためのものに決まっておる!」 ブライアン「グレイ大使…彼らは地球人じゃない。僕達と同じ尺にあてはめるのは危険過ぎる」 ブライアン「だから…まず彼らの真意を探り、それが判明してから対処方法を練るべきだ」 ブライアン「幸い、それを行うだけの時間もあるようだしね」 アルバート「わ、わかっておる。我々が持つパイプを使い、彼らとの事前交渉を試みる」 ノーマン「………」 アルバート「しかし、この件に関する全権は、我々EOT特別審議会に委ねられていることを忘れるなよ」 アルバート「特にノーマン少将…猶予期間中、エアロゲイターと戦闘を行うことは禁止する」 ノーマン「な…! 彼らから攻撃を受けた場合でもですか?」 アルバート「無論だ。命令に違反した場合、君には相応の責任を取ってもらうぞ」 ノーマン「………」 アルバート「それから、君の指揮下にあるハガネとヒリュウ改にはこのジュネーブの防衛任務を命ずる」 レイカー(あの2艦の監視を直接行うつもりか…) アルバート「では、今回の会議はこれで終了する」 暗転 EOT特別審議会 カール「フン…やはり、アルバートでは荷が重かったようだな」 ニブハル「ブライアン・ミッドクリッドという男…なかなかの人物のようですね」 カール「奴は連邦政府と渡り合って、スペースコロニーの独立自治権を獲得した男だからな」 ニブハル「ほう…。コロニー統合府の大統領にしておくには惜しい人物ですな」 カール「私にとっては、コロニーの住民共を抑えるための駒に過ぎん」 ニブハル(…いずれは、地球の主権を握る人物になるかも知れません…) ニブハル(シュウ・シラカワ同様、こちらでもマークしておいた方が良さそうですね) カール「それよりも、交渉の方は大丈夫なのだろうな?」 ニブハル「それはもちろん…。セッティングは私にお任せ下さい」 カール「だが、レビ・トーラーという女はお前達のリストに載っていなかったぞ」 カール「彼らとお前の『国』は、本当につながりがあるのか?」 ニブハル「その点はご容赦を。私達の世界も一枚岩ではないのです。あなた方同様にね…」 カール「フン…」 ニブハル(さて…しばらくはあの哀れな放浪者達の様子見といきますか…) 暗転 ハガネ格納庫 イルム「…で、結局、レオナ嬢には全然相手にされてないって?」 タスク「ええ、まあ。取り付く島もないって感じで…」 イルム「あの手の女を口説くのは大変だからなあ」 タスク「何か実感こもってますね」 イルム「…もっと大変なのは口説いてからだったりするけどな」 キョウスケ「………」 タスク「あれ? こんな所で何やってんスか、キョウスケ少尉。アルトの整備は終わったんでしょ」 キョウスケ「ああ」 イルム「ビルトラプターが気になるんだろう?」 キョウスケ「ええ。一度はこの身を預けた機体ですから…」 タスク「へ~え。キョウスケ少尉がこんなもろそうな機体にねえ…。アルトとは大違いだな」 イルム「もろいどころか、分解したことだってあるんだぜ」 タスク「へ!?」 イルム「しかも…キョウスケがテストをしていた時にな」 タスク「そ、それでよく無事だったもんだ…」 タスク(笑い)「少尉、奇跡の大脱出ショーで客を呼べるかも知れねえッスよ」 キョウスケ「あいにく、人前に出るのは苦手でな」 タスク「残念だなあ。エクセレン少尉をアシスタントにして、バニーちゃんのカッコをさせればウケそうなのに…」 イルム(笑い)「それ、名案だな」 キョウスケ「…やめて下さい。あいつのことだ、そのために脱出ショーをやらされかねん」 イルム「ま、ともかく…キョウスケの悪運の強さは昔から半端じゃなくてな」 イルム「何せ、こいつは士官学校時代にシャトル墜落事故から生還したぐらいだからな」 キョウスケ「…昔の話です」 イルム「ま、そう言うなよ。あの事故、エクセレンも居合わせてたって知ってたか?」 キョウスケ「…は?」 イルム「お前は病院送りになってたから知らないか。悪運の強い者同士…ってわけだ」 キョウスケ(…まさか…エクセレン…あいつは…あの時の…?) タスク「なかなか感慨深いっつーか、縁があるッスねえ」 キョウスケ「そうかも知れんな。…そうだ、イルム中尉…ラプターの問題点は改善されているのですか?」 イルム「ああ」 キョウスケ(微笑)「…どうやら、おれの失策は無駄ではなかったようですね」 イルム「あれはどう考えたって無茶な緊急時変形の命令を出したハンスのせいだ」 キョウスケ「いえ。おれの腕が未熟だったせいです。予測さえしていれば…」 イルム「未熟な奴がアルトみたいにピーキーな機体を乗りこなせるかよ」 キョウスケ(微笑)「フッ…単に欠陥機と縁があるだけです」 タスク「俺はそんな縁より、レオナちゃんとの縁が欲しいッスよ。少尉達みたいな感じがベストかなあ」 イルム「そうだ、キョウスケ…俺と賭けをしないか?」 キョウスケ「賭け…?」 イルム「ああ。タスクがレオナを口説けるかどうか…。負けた方が飲みをおごるってことで」 タスク(被弾)「な…何だそりゃ!?」 キョウスケ「ならば、おれは成功する方で。…頼むぞ、タスク」 イルム「相変わらず分の悪い方に賭けるんだな、お前は。じゃ、俺は失敗する方だ」 タスク「ちぇっ。賭けるんだったら、ブリットがクスハを口説けるかどうかにしてくれりゃあいいのに…」 イルム「ん? 噂をすれば何とやらだ。賭けの対象のご登場だぜ」 レオナ「ライディース…。一応、あなたにお礼を言っておくわ」 ライ「何のことだ?」 レオナ「ダイテツ艦長に口添えをしてくれたのでしょう?」 ライ「お前の腕が、俺達の部隊に必要だと判断しただけだ」 レオナ(笑い)「フフ…素っ気ない所はエルザム少佐にそっくりね。本家の血筋かしら?」 ライ(怒り)「…あの男と同じにするな」 レオナ「…エルザム少佐のこと、まだ許す気になれないの?」 ライ(怒り)「………」 レオナ「………」 ライ(悲しみ)「…奴が『エルピス事件』で義姉上を殺したのは、紛れもない事実だ」 レオナ(悲しみ)「…あの時は…そうする以外に方法がなかったのよ」 レオナ(悲しみ)「少佐がテロリストに占拠されたスペースコロニー・エルピスのドッキングベイを破壊しなければ…」 レオナ(悲しみ)「私達は皆死んでいたわ」 ライ(怒り)「あの男ほどの腕前があれば、人質にされた義姉上を助けることが出来たはずだ!」 レオナ(悲しみ)「ライディース…」 ライ(怒り)「なのに、奴は義姉上ごとドッキングベイを撃ち抜いたのだ!」 レオナ(悲しみ)「…時間がなかったのよ…。少佐がああしなければ、エルピスはBC兵器で全滅していたわ」 ライ(怒り)「俺は、大義のために自分の妻を手にかけたエルザムを許すことは出来ん!」 ライ(怒り)「そして…そのことをとがめなかった父もな!」 レオナ(悲しみ)「あなたは…カトライア様を撃たなければならなかった少佐の気持ちを…考えたことがあるの?」 ライ(怒り)「何…!?」 レオナ(悲しみ)「あの人は、私達を含むコロニー内の住民の命を救うため、苦渋の決断をしたのよ」 レオナ(悲しみ)「その時のエルザム様の気持ちを…」 レオナ(悲しみ)「愛する人を、自分の手で撃たなければならなかった気持ちを…理解しようとしたことがあるの?」 ライ(悲しみ)「………」 レオナ(怒り)「それが出来ないあなたに、ブランシュタインの名を名乗る資格はなくてよ…!」 ドア開閉音、レオナ退室 ライ(悲しみ)「………」 イルム「…どうやら、まずい話を聞いちまったみたいだな」 タスク(悲しみ)(…もしかして、レオナはエルザムって奴のことを…?) タスク(悲しみ)(だとすりゃ、ライバル出現ってワケか…) 暗転 極東支部基地 ジョイス「王女を別の場所へ移動させる…?」 ハンス「そうだ。この極東支部も安全な場所とは言えなくなって来たのでな」 ジョイス「はて…。レイカー様からそのようなお話は聞いておりませんが?」 ハンス「時間がない。急いでもらおうか、ルダール公」 シャイン「…そのお話、本当なのでございますか?」 ジョイス「シャイン様…?」 シャイン(悲しみ)「爺、とても嫌な予感がする。そこへ行ったら…私は…」 ハンス(フン…。あの男が言ったとおり、優れた予知能力を持っているようだな) ジョイス「ハンス様、どういうことなのです?」 ハンス「ハハハ。何をおっしゃいます、王女」 シャイン(悲しみ)「行くなら、ライディ様も一緒に…!」 ハガネ「まだハガネはこの伊豆基地へ向かっている途中です。さあ…早くご用意を」 ハンス「あなたを必要としている者達の所へ行くために…」 シャイン(悲しみ)「えっ…?」 ジョイス「…レイカー様に確認をさせて頂けませんか?」 ハンス「くどい。…時間がないと言ったはずだ」 銃を持ち上げる音 ジョイス「! あ、あなたは…!」 暗転 極東支部司令部 サカエ「何故、警戒レベルがDまで落ちているのだ!? これでは敵の接近を感知出来んぞ!」 一般兵「し、しかし、先程、ハンス中佐からの命令でそうするようにと…」 サカエ「中佐が!?」 オペレーター「T5、応答して下さい! 発進の許可は出ていません!」 オペレーター「…え? ハンス中佐からの特命!? そんな話は聞いていません!」 サカエ「何ごとだ!?」 オペレーター「T5が発進態勢に入っています!」 オペレーター「ハンス中佐の命令とのことですが、こちらに連絡は回って来ていません!」 サカエ「!!」 第25話 毒蛇の牙 タウゼントフェスラー出現 サカエ「ハンス中佐! 何をなさるつもりなのです!?」 ハンス「お前に説明する必要はない」 サカエ「な…!」 ハンス「機体を発進させろ」 一般兵「了解です」 タウゼントフェスラー移動 サカエ「や、やむをえん…。輸送機を取り押さえさせろ!」 オペレーター「りょ、了解!」 味方初期配置出現 カイ(怒り)「T5へ! 直ちに機体を着陸させろ! 命令に従わない場合は攻撃を行う!」 ハンス「カイ、私に手出しすると、人質の安全は保証せんぞ」 カイ(被弾)「人質だと!?」 シャイン(怒り)「降ろして! 私をどこへ連れて行くつもりなの!? ライディ様ぁっ!!」 サカエ「シャ、シャイン王女!!」 カイ(怒り)「ハンス中佐、何の真似だ!?」 ハンス「フン…。貴様の暑苦しい面も今日で見納めだということだ」 カイ(怒り)「どういう意味だっ!?」 オペレーター「さ、参謀! 所属不明機が基地に接近中です!!」 サカエ「何っ!?」 ハンス「迎えが来たようだな…」 F-28メッサー撃墜、格納庫爆発 カイ(被弾)「ぬうっ!!」 オペレーター「格納庫、大破! 迎撃機が発進出来ません!!」 サカエ「な、何だと!?」 敵初期配置出現 サカエ「あ、あれは…DC残存部隊! すると、ハンス中佐が警戒レベルのランクを下げさせた理由は…」 カイ(怒り)「奴らをこの基地へ導くためか! おのれ、よりにもよってDCと内通していたとは…許せん!!」 トーマス「首尾はどうだい? ハンス・ヴィーパー」 ハンス「アードラーの依頼どおり、シャイン王女の身柄を確保した」 トーマス「グッド! これで例のお宝は頂きだな」 ハンス「…トーマス・プラット少佐だったな? 上官に対しては敬語を使ってもらおうか」 トーマス「スパイ風情が偉そうな口を利くんじゃねえよ」 トーマス「こっちはわざわざ日本くんだりまで迎えに来てやってんだ」 トーマス「プリンセスさえ手に入れば、あんたなんざどうなったっていいんだぜ?」 ハンス(怒り)「貴様…!」 トーマス「まあいい。あんたの逃げ道だけは確保してやる」 サカエ「カイ少佐、間もなくハガネとヒリュウ改が基地へ帰還してくる! それまで何とか保たせてくれ!」 カイ(怒り)「了解だ!!」 2ターンNP ハンス「これより本機はこの空域から離脱する」 ハンス撤退 カイ(怒り)「おのれ、ハンス! 裏切り者めがっ!!」 トーマス(よし…これで今回の俺のビジネスは終わりとするか) トーマス(今の戦力でハガネやヒリュウ改と戦うのはナンセンスだからな) トーマス(怒り)「いいか、てめえらは残って極東支部を破壊しろ!」 トーマス撤退 3ターンEP ハガネ、ヒリュウ改出現 オペレーター「ハガネとヒリュウ改が来ました!」 ダイテツ(怒り)「参謀、シャイン王女は?」 サカエ「も、申し訳ありません…。ハンスに連れ去られました…」 レフィーナ(驚き)「そ、そんな…! 間に合わなかったのですね…」 ライ(怒り)「くっ…!」 リュウセイ(怒り)「あ、あの野郎! DCのスパイだったのかよ!!」 リューネ(怒り)「その上、女の子を誘拐するなんて…DCも地に堕ちたもんだね!」 カチーナ(怒り)「よし、裏切り者と王女を追いかけるぜ!」 キョウスケ「いや…。今はDC部隊を撃滅させるべきだ」 カチーナ(被弾)「おいおい、今なら王女を助けられるだろうが!」 リュウセイ(怒り)「このままハンスの野郎を見逃していいってのかよ!?」 タスク(怒り)「そうッスよ、少尉! 奴にひどい目に遭わされたんだろ!?」 カチーナ(怒り)「裏切り者には制裁が必要だろうが!」 キョウスケ「優先順位をはき違えるわけにはいかん…今なすべきことは敵機のせん滅と基地の防衛だ」 ライ(怒り)「今はまだ…奴らは王女の身に危害を加えない…。そういうことか?」 キョウスケ「ああ。それに、ここで伊豆基地を失うわけにはいかないだろう? 少尉」 ライ(怒り)「…了解した」 カチーナ(驚き)「…よくもまあ、そこまで割り切れるもんだぜ」 エクセレン「割り切ってないわよぉ…多分、ね。キョウスケ、根に持つタイプだし」 キョウスケ(怒り)「…ハンス・ヴィーパー…あの男とのケリは必ずつける」 キョウスケ(怒り)「おれなりの流儀でな…!」 エクセレン「ほら、ね」 テツヤ(怒り)「各機、発進! 敵部隊を撃滅しろ!!」 出撃準備 カチーナ(R-GUN)が出撃した場合追加 カチーナ(見ていろ、キョウスケ。あたしは必ずこのR-GUNを乗りこなす…) カチーナ(怒り)(そして、お前を超えてやるさ!) ブリーフィングルーム リュウセイ(怒り)「教官! ハンスとシャイン王女を乗せた輸送機はどこへ向かっているんだ!?」 イングラム「不明だ。彼らはこちらの警戒網を突破し、行方をくらませたからな」 ライ(怒り)「ならば、ハンス中佐達の追撃は困難ですね」 イングラム「ああ。彼は連邦軍側のレーダーサイトの位置を知っているからな」 リュウセイ(怒り)「だからって、放っとくわけにはいかねえだろ!?」 リオ(怒り)「そうですよ! 何とかして王女を助けなきゃ!」 ライ「今の状況で、うかつに動くのは危険だ」 リオ(怒り)「ライ少尉って、ホントにクールなんですね」 リオ(怒り)「一国の王女とはいえ、まだ年端もいかない女の子がさらわれちゃったんですよ」 リオ(怒り)「私達以外に、誰があの子を助けてあげられるって言うんです?」 ライ「だが、王女が連れ去られた先はおろか、DC残存部隊の本拠地すら判明していない」 ライ「それと…俺達の頭上にはホワイトスターが鎮座していることを忘れるな」 リオ(怒り)「より巨大な敵を倒すために、シャイン王女を見殺しにするっていうんですか!?」 ライ「……!」 ライ(悲しみ)(…まるで同じだな。カトライア義姉さんの時と…) クスハ(困惑)「リオ…言い過ぎよ。ライ少尉だって、シャイン王女のことを心配して…」 リオ(悲しみ)「! ご、ごめんなさい…」 ライ「…気にするな。連れ去られた者は取り返せばいい。彼女はまだ生きているのだからな」 リオ(怒り)「はい…!」 イングラム「今後の作戦は、レイカー司令が極東支部に戻り次第決定される」 イングラム「それまで、勝手な行動は許さん。いいな?」 ライ「…了解です」 イングラム「それから、お前とリュウセイに伝えておくことがある」 リュウセイ(集中)「何だよ、教官?」 イングラム「アヤが戻り次第、お前達は特別訓練に入ってもらうことになる」 リュウセイ(集中)「特別訓練って…何をやるんだ?」 イングラム「それについては…後ほど説明する」 暗転 極東支部基地 マサキ「ったく…。この基地の戦闘指揮官が敵のスパイだったなんてとんでもねえ話だぜ」 ジャーダ「そういうな。こっちだって、驚いてんだからよ」 イルム「今となっちゃ後の祭りだが…今回の戦争じゃ、よくある話だ」 イルム「最初、DCが勢いづいたのも連邦側からの裏切り者がゾロゾロ出てきたせいだって言うからな」 ブリット「裏切りっていうより…ビアン博士やマイヤー総司令の考えに賛同した軍人が多かったんです」 イルム「ゼンガー・ゾンボルト少佐やエルザム・V・ブランシュタイン少佐のようにか?」 ブリット「ええ…」 マサキ「ゼンガー? 誰だ、そいつ?」 タスク「先生、質問みたいッスよ?」 エクセレン「はいは~い、新入生のマサキ・アンドー君ね? 説明しましょう!」 エクセレン「ゼンガー・ゾンボルト…私達ATXチームの元隊長で…」 エクセレン「キョウスケやブリット君のお師匠様…ってとこね。わかった? マーサ?」 マサキ(怒り)「変なアダ名つけるな!」 ブリット(うわぁ…ペースに巻き込まれてるなあ…) イルム「そういや、ゼンガー少佐はライの兄貴やカイ少佐と同じで、元教導隊のメンバーだったな」 ブリット「…はい」 イルム「…俺達の方は、身近な人間が裏切らなかっただけマシだったってことか」 ブリット「お言葉ですが…中尉。自分は、ゼンガー隊長が裏切ったとは思っていません」 ブリット「あの人は自分達を地球圏防衛の戦力として鍛え上げるために…あえて敵側に回ったんです」 マサキ「じゃあ、ハンスもそうだってのかよ?」 ジャーダ「あの野郎がそんなに殊勝なタマか。どうせ金か権力目当てで裏切ったに決まってるぜ」 イルム「ま、これでハンスがビルトラプターをテスト飛行中に壊そうとした理由もわかったぜ」 エクセレン(被弾)「え?」 イルム「奴は連邦軍側に飛行が可能なPTを作らせたくなかったんだろう」 イルム「あの当時、空を飛べる人型機動兵器は奴らのAMぐらいしかなかったからな」 エクセレン「あらん、キョウスケはそれのとばっちりで大墜落…ってわけね」 イルム「ま、そういうことになるな」 ブリット(怒り)「フェアじゃないやり方ですね。男だったら正々堂々と行動すべきだ」 ジャーダ「何言ってんだ。正々堂々としたスパイなんているか」 ブリット「そ、それもそうですね…」 エクセレン「でも、私はちょっとだけハンス中佐に同情しちゃうけどね」 マサキ「同情? 何でだよ?」 エクセレン「だって、キョウスケを本気で怒らせちゃったんだもの」 ガーネット(驚き)「そ、そんなに怖いの? まあ…確かにいつもムスッとしてて、コワモテだけど…」 エクセレン「根が暗いからねえ。ああいうのって、危ないんだから」 イルム「散々だな、キョウスケの奴」 エクセレン(でも、ハンス中佐より気になるのはお姫様のことなのよね…) エクセレン(DCの連中はどうしてあの子を狙うのかしら…?) エクセレン(まさか、自分達のお姫様にするために…って、そんなわけないわよねえ) 暗転 極東支部司令部 サカエ「戻られましたか、レイカー司令…」 レイカー「報告書は読ませてもらった。私の留守中に色々とあったそうだな」 サカエ「申し訳ございません。全て自分の責任であります…。かくなる上はいかなる処分も…」 レイカー「いや、お前のせいではない。責任は私にある」 レイカー「それより、ハガネとヒリュウ改の主要メンバーを大至急招集してくれたまえ」 サカエ「わ、わかりました」 暗転 極東支部司令部 ダイテツ「30日?」 レイカー「そう…。それが我々に与えられた猶予の期間だ」 ダイテツ「解せんな…。何故、エアロゲイターは一気に地球へ攻めてこんのだ?」 テツヤ「彼らの目的は地球圏の征服ではないのでしょうか…?」 ショーン「観光が目的だとすれば、あのホワイトスターはいささか物騒な乗り物ですな」 ショーン「ところで、司令…。レビ・トーラーという女性の映像は送られて来ていなかったのですか?」 レイカー「ああ、音声のみだ」 ショーン「それは残念ですな。個人的には異星人の女性に興味があったのですが…」 ダイテツ「そういう所は、本当に相変わらずだな、ショーン」 レイカー「いずれにせよ、我々以上の技術力を有する彼らが総攻撃を開始すれば…」 レイカー「地球全土が焦土と化すのに3日とかかるまい」 テツヤ(驚き)「3日ですって!? いくら何でもそんなことは…」 ダイテツ「奴らは長年の偵察によって、こちらの軍事力や技術力、地球各地の主要拠点をほぼ知っているはずだ」 ショーン「それに加え、地球側にはない空間跳躍技術と未知の兵器を用いた奇襲攻撃…」 ショーン「3日どころか、3時間で充分かも知れませんな」 テツヤ(驚き)「さ、3時間…」 ショーン「さらに、あのホワイトスター自体が惑星破壊用大型爆弾であるとも考えられます」 テツヤ「で、では…エアロゲイターの目的は地球そのものの破壊…?」 ショーン「あるいは、太陽系の全てを滅ぼすつもりかも知れませんなあ」 テツヤ(驚き)「……!」 レフィーナ「副長、テツヤ大尉をからかうのはやめて下さい」 テツヤ(驚き)「レ、レフィーナ艦長…」 レフィーナ「エアロゲイターの目的が地球の早急な破壊なら、とうの昔にそれは達成されているはずです」 レフィーナ「何も私達の前に姿を現し、降伏勧告を行う必要はありません」 テツヤ「そ、そうか…」 ショーン「フフフ…テツヤ大尉は少々修行が足りないようですな」 ショーン「それではダイテツ中佐の補佐は務まりませんぞ?」 テツヤ「で、ですが、地球を破壊される…あるいは…」 テツヤ「それと同等の危機が発生するという可能性は、決してなくならないと思います」 ショーン「ほう。何故です?」 テツヤ「レビ・トーラーは猶予期間が過ぎた後の報復手段について、何も言明していません」 テツヤ「つまり、彼らが30日後に何をするつもりなのか…現時点ではわからないのです」 テツヤ「よって、最悪の事態は常に念頭に置いておく必要があると思われます」 ショーン「ふむ…。どうやら前言を撤回する必要があるようですな」 ダイテツ「当たり前だ。ワシが見込んで育てている男だぞ。ただ…酒はからきし駄目だがな」 ショーン「それはもったいない。人生の半分は損しておりますな」 テツヤ(や、やっぱり、からかわれてるだけなのか…?) レイカー「私やノーマン少将の見解もテツヤ大尉と同じだ」 レイカー「カール・シュトレーゼマンのEOT特別審議会は異星人との交渉の準備に入っているが…」 レイカー「我々軍人は最悪の事態に備えて行動せねばならん」 ダイテツ「連邦軍はホワイトスターへの反撃態勢に移るのか?」 レイカー「いや…カール議長の政治工作で今回の件の全権はEOT特別審議会に委ねられた」 ダイテツ(驚き)「何だと…!」 レイカー「そして、連邦軍にはエアロゲイターとの戦闘禁止命令が出された」 レフィーナ(驚き)「そんな! 彼らが30日の間、大人しくしている保証なんてないのですよ!?」 ショーン「専守防衛の上、反撃は厳禁というわけですか。それは困りましたな…」 ダイテツ「ふん…。いざとなれば現場の判断で行動するまでだ」 ショーン「ええ。それが昔からの私達のやり方ですからね」 ショーン「もっとも、そのおかげでお互い出世とは縁が遠くなってしまいましたが」 レイカー「いや…そうも言っていられんぞ」 ダイテツ「どういうことだ?」 レイカー「ハガネとヒリュウ改には、ジュネーブの防衛任務命令が出されている」 ショーン「ふむ…。EOT特別審議会は我々に鈴を付ける気ですな」 レイカー「この命令に従わなければ、私やノーマン少将は更迭され…」 レイカー「お前達は、艦や機体を徴集されることになるだろう」 レイカー「さらに、最悪の場合は反逆者の扱いを受けるかも知れん」 ショーン「なるほど。我々が命令に違反すれば…」 ショーン「抗戦派である地球圏防衛委員会を軍から一掃するきっかけを与えることになりますな」 ダイテツ(怒り)「………」 レイカー「今、軍内部で事を荒立てるのは得策ではない」 レイカー「すまんが、とりあえずお前達はジュネーブへ向かってくれ」 ダイテツ「………」 暗転 ハガネ格納庫 マサキ「よう、リューネ。ヴァルシオーネのコックピットで何やってんだ?」 リューネ「ラーダとリョウトにコンピューターのメモリーを調べてもらってんの」 マサキ「メモリーを? 何のために?」 リューネ「ヴァルシオーネは親父が造った機体だから…」 リューネ「メモリーにDCの情報が入ってるんじゃないかと思ってね」 クロ「DCの情報?」 リューネ「うん。もしかしたら、残存部隊が拠点にしている秘密基地の位置なんかがわかるかも知れないし」 クロ「ニャるほどね。そしたら、例の王女様が連れ去られた場所も見つけられるかも知れニャいニャ」 リューネ「ちょっとセコいやり方だけど、今のDCをこのままほっとくわけにはいかないからね」 リューネ「ところで、二人とも…どう? 何かわかった?」 リョウト「シークレットデータのファイルらしき物は見つけたけど…」 ラーダ「プロテクトがあと一歩の所で解除できないの」 リューネ「ふ~ん…」 リョウト「ここに表示されてるパスワードの続きさえわかればいいんだけど…」 ラーダ(笑い)「! そうだわ…」 リョウト(笑い)「答えがわかったんですか!?」 ラーダ(笑い)「そうじゃないけど…こんな時に効果があるヨガのアサナを教えてあげるわ」 リョウト(悲しみ)「え…遠慮しときます」 ラーダ(笑い)「じゃ、クロちゃんとシロちゃんはどう?」 シロ「か、勘弁してくれニャ~」 マサキ(驚き)(猫にも出来るヨガのポーズなんてあンのか?) リューネ「ねえ、リョウト。表示されてるパスワードってどんなの?」 リョウト「『のさばる悪を何とする』。この後に続く言葉があるらしいんだけど…」 リューネ(ウインク)「何だ、そんなの簡単よ。続きに『天の裁きは待ってはおれぬ』って入れてみてよ」 リョウト「う、うん…」 プロテクト解除音 ラーダ(驚き)「! プロテクトが解けたわ!」 リューネ(笑い)「でしょ?」 マサキ「…さっきのパスワードって何なんだよ?」 リューネ(ウインク)「あれ、あたしの好きな古い日本の時代劇のオープニングナレーションなんだ」 マサキ「へ~え…。お前って、結構物知りなんだな。ちょっと見直したぜ」 リューネ(照れ)「え? あたしを?」 マサキ「ああ」 リューネ(笑い)「ありがと。お世辞でもうれしいよ」 クロ(呆れ)(…ただのツッコミだと思うけどニャ) ラーダ(驚き)「あら、何か映像が出てきたわ」 リューネ「映像?」 ラーダ「ええ。データに添付されていたみたいね」 通信音 ビアン「…リューネよ、我が娘よ…」 リューネ(驚き)「! 親父…!?」 ビアン「…お前がこの映像を見ている頃、私はこの世にいないだろう」 ビアン「…私の死後、予想されうる状況に対処できるよう、このデータをヴァルシオーネに残しておく」 ビアン「これをどう使うかはお前の望むようにするがいい…」 リューネ(悲しみ)「………」 リョウト「! ラーダさん、このデータを見て下さい!」 ラーダ「DCの各種計画書、EOTのデータ、エアロゲイターのデータ…」 ラーダ「どれも重要度の高い情報ね」 リョウト「これなら、DCの残存部隊の本拠地の位置をしぼり込むことが出来るかも知れませんよ」 マサキ(余裕)「それ、すげえじゃねえか!」 シロ(喜び)「ホントだニャ!」 リューネ(悲しみ)(…親父……) リューネ(悲しみ)(…後のことも色々と考えてくれてたんだね……) 暗転 艦内個室 アヤ「イングラム少佐…ただいま戻りました」 イングラム「ご苦労だったな。R-3の方はどうだ?」 アヤ「何とか戦闘で使用できる状態にはなりました。次からの実戦に参加するつもりです」 イングラム「そうか。コバヤシ博士の下で調整を行ったのが功を奏したようだな」 アヤ「ええ」 イングラム「R-2とR-3のプラスパーツが完成するまで、まだ少しの時間がある」 イングラム「それまでにT-LINKシステムを完全に使いこなせるようになっておけ」 アヤ「はい。ところで、少佐…一つ質問をしてもよろしいでしょうか?」 イングラム「何だ?」 アヤ「少佐は、リュウの母親が父の特殊脳医学研究所にいたことをご存じだったんですか?」 イングラム(微笑)「…ああ」 アヤ(驚き)「まさか、それであの子をSRX計画に?」 イングラム「いや、彼女に息子がいることは、特脳研のデータを見て知っていたが…」 イングラム「あの日、リュウセイがゲーム大会へ参加したのは、偶然だった」 イングラム「おかげで、運命の巡り合わせというものを少しは信じる気になったよ」 アヤ(悲しみ)「………」 イングラム「…間もなく、次の作戦命令が出る。持ち場に戻れ」 アヤ(悲しみ)「…了解です。では、失礼します」 ドア開閉音、アヤ退室 イングラム(…リュウセイの母親、ユキコ・ダテ…) イングラム(微笑)(彼女が力を失っていなければ…) イングラム(微笑)(あの少女は選ばれなかったかも知れんな) 暗転 ブリーフィングルーム ラーダ「リューネが提供してくれたデータで…」 ラーダ「DC残存部隊が集結している可能性の高い場所が判明しました」 レフィーナ「その場所とは?」 ラーダ「アフリカのケニア周辺地下に建設されている巨大人工冬眠施設、『アースクレイドル』です」 レイカー「やはり、アースクレイドルは実在していたか」 ラーダ「計画書では建設が中断されていることになっていますが…」 ラーダ「今までのDC残存部隊の活動範囲から判断して…」 ラーダ「何らかの形で建設が続行され、現在は戦力拠点として使用されている可能性が高いと思われます」 テツヤ「しかし、アースクレイドルはプロジェクト・アークに基づいた人工冬眠施設のはずでは?」 ショーン「いえ…ムーンクレイドルには機動兵器のプラントや整備施設が併設されておりましたからな」 ショーン「アースクレイドルがあれと同規模の施設だと仮定すれば…」 ショーン「DC残存部隊にとってこの上ない地下秘密基地となります」 レフィーナ「そして、シャイン王女もそこへ連れ去られた可能性が高いということですね…」 ダイテツ「………」 ショーン「いかが致しますか、艦長? これでDC残存部隊の拠点の目処がついたわけですが…」 ダイテツ「…とりあえず、上層部からの命令通りにジュネーブへ向かう」 ショーン「とりあえずと言いますと?」 ダイテツ「おそらく、DC残存部隊は現状の巻き返しを図るために…」 ダイテツ「突出した戦力を持つ我々へ、攻撃を仕掛けてくるはずだ」 ダイテツ「もしくは、連邦側の中枢を潰すべくジュネーブへ戦力を送り込んで来るかも知れん」 ショーン「なるほど。相手が仕掛けて来るのを待つというわけですな」 ダイテツ「消極的な作戦だが、現状では仕方あるまい」 ダイテツ「では、レフィーナ艦長、テツヤ大尉…直ちにヒリュウ改とハガネの出撃準備を」 レフィーナ「わかりました」 →26『その男の真意』 26『その男の真意』 ハガネ格納庫 リュウセイ「お? あのPTって…もしかしてR-3じゃねえか?」 ライ「ようやく完成したらしいな」 アヤ「二人とも、長い間留守にしててごめんね」 ライ「ご苦労様です、大尉。R-3の調整は終わったのですか?」 アヤ「ええ、何とかね」 リュウセイ「………」 アヤ「…どうしたの、リュウ?」 リュウセイ「いや、何となく元気がねえなと思ってさ。何かあったのか?」 アヤ(驚き)「だ……大丈夫よ」 リュウセイ「? だったら、いいんだけどさ」 アヤ「そ、それより…あなたにそんなことを言われるなんて、明日は雨かしらね?」 リュウセイ(トホホ)「何だよ。人が珍しく心配してやってんのにさ」 アヤ「珍しくって…。そういうの、自分で言っちゃ何にもなんないわよ」 リュウセイ「そりゃそうだ。ま、何にしてもこれでRシリーズがようやく勢揃いってわけだ」 アヤ「ええ。私も今まで休んでいた分、一気に取り返すわよ」 リュウセイ「そうこなくっちゃ!」 ライ(怒り)(…………) ライ(怒り)(やはり…大尉に何かあったのか…?) 暗転 ブリーフィングルーム イングラム「…これより、我々は連邦本部防衛任務のため、ジュネーブに向かう」 イングラム「いつDC残存部隊が仕掛けてくるかわからん。各員、機体の整備を怠るな」 イングラム「他に何か質問は?」 キョウスケ「イングラム少佐、アースクレイドル…そこが、敵の本拠地だという話を聞きましたが?」 イングラム「耳が早いな、少尉。その通りだ。リューネのおかげで判明した」 リューネ「正確には、あたしの親父が遺してくれたデータおかげだけどね」 リューネ「…って、少佐。せっかくわかったってのに、何で行かないの!?」 カチーナ「そうだぜ。あたし達らしくないじゃないさ」 タスク「…普段、突撃しすぎッスよ」 イングラム「お前達の気持ちはわからんでもないが、これは艦長命令だ」 イングラム「それに現状、EOT特別審議会が裏で動いている。…下手な動きはとれん」 ジャーダ「盛り下がる話だねえ」 キョウスケ「仕方あるまい。…それに、DCとの決着は、意外に早く訪れるかもしれん」 エクセレン「そうねえ…向こうも条件は同じだし」 ブリット「条件…? 何の条件ですか?」 エクセレン「んもう、鈍いわねえ。30日…この条件は同じでしょ?」 27『ゲイム・システム』 アースクレイドル シャイン(洗脳)「…………」 一般兵「被験体とゲイム・システムのリンク率、3.5%低下しました」 アードラー「構わん。強制リンクを続けるのじゃ」 一般兵「し、しかし…これ以上は」 アードラー「…わかっておるのか、王女? ワシらの言うことに従わねば…侍従が死ぬぞ?」 シャイン(洗脳)「う…うう…」 アードラー「強情じゃのう。ラトゥーニ・スゥボータと同じじゃ」 アードラー「ヒッヒッヒ…ならば、同様の手を使うしかないのう。…誘発剤を強制投与するのじゃ」 一般兵「そ、それでは副作用が…! 実験に支障が出ます!」 アードラー「構わん。ワシらには未来があるでの。それに…」 アードラー「先に出撃したテンペストもおる。実験データには困らんわ」 アードラー「王女の調整は時間をかけてゆっくりとやる。ゆっくりと、な。フヒヒヒ…」 シャイン(洗脳)「…わ、私には見えますわ……あなた達に…未来など…」 アードラー「フン、生意気な小娘め…予言でもしておるつもりか。誘発剤を強制投与せい!」 シャイン(洗脳)(…ライ…ディ様………ラトゥーニ…みんな……。もう……ダ…メ……) テンザン(笑い)「お~お~、やってるねえ。なかなか刺激的な光景じゃねえの」 アードラー「テンザンか? ここは関係者以外立ち入り禁止じゃぞ」 テンザン(笑い)「おいおい。例の3号機のパイロットになったからにゃ、俺も関係者だっての」 テンザン「それより、何やってんだ? こんな子供使ってよ」 アードラー「あの機体をより強化するために必要な実験じゃ」 テンザン「そういや、あんたはこっち方面が専門だったな。けど、こんな実験なんざ無駄だっての」 アードラー「何じゃと…?」 テンザン「テンペストなんかより、俺を3号機で出撃させてくれりゃあ…ハガネとヒリュウ改を片づけてやる」 アードラー(フン…ゲイム・システムの再調整は、テンペストの結果を見てからでも遅くはないが…) アードラー「良かろう。ただし、貴様の3号機は、まだ調整に時間がかかる」 アードラー「次の作戦には間に合わんが、ジュネーブを攻める時には、あれに乗るがよい」 テンザン(笑い)「よっしゃ、任せろっての!」 アードラー(フヒヒ…。さて、テンペストは無事に帰って来るかのう…?) 暗転 ハガネ艦橋 エイタ(驚き)「艦長! 黒海沿岸のセバストポリ基地から入電!」 エイタ(驚き)「DC残存部隊の襲撃を受けているようです!」 ダイテツ(驚き)「何…!」 テツヤ(怒り)「艦長、セバストポリは本艦の航路上です!」 ダイテツ(怒り)(こちらの動きに合わせておるのか…?) ダイテツ(怒り)(となれば、その敵部隊はワシらの足止め…う回しても、奴らの目的は達成される) ダイテツ(怒り)「やむをえん。直ちに急行し、敵を撃破する!」 第27話 ゲイム・システム 母艦選択 テンペスト「フフフ…この時を待っていたぞ!」 マサキ(驚き)「あ、あのロボットは!!」 リューネ(驚き)「親父のヴァルシオン!?」 タスク(怒り)「って、何だ?」 ジャーダ(被弾)「DC総帥のビアンが乗ってたロボットだ。前の作戦じゃ、かなり苦戦させられたぜ」 テンペスト(怒り)「…そうだ。俺はこのヴァルシオンによって…16年前の復讐を果たす!」 キョウスケ(怒り)「あの声…テンペスト・ホーカー少佐か」 リューネ(怒り)「…くっ!」 マサキ(驚き)「ん!? おい、リューネ! 待てよ!」 シロ(怒り)「マサキ!?」 マサキ(怒り)「シロ! クロ! 出るぞ!」 サイバスター、ヴァルシオーネ出現 マサキ(怒り)「リューネ! 勝手に飛び出すんじゃねえ!」 シロ(って、マサキも飛び出しちゃったじゃニャいか…) シロ(呆れ)(シロ、そんニャこと言ってる場合じゃニャいわよ) マサキ(怒り)「リューネ!」 テンペスト「ビアン総帥の娘…。木星圏から戻って来ていたのか」 リューネ(怒り)「…あんたの復讐になんかに興味はないけどさ!」 リューネ(怒り)「そのためにヴァルシオンを使おうなんて、あたしは許さないよ!」 テンペスト「お前に許しを乞う気などない。俺の悲願を達成するために必要だっただけだ……」 テンペスト(怒り)「そう、このヴァルシオンの量産改良型…ヴァルシオン改がな!」 マサキ(驚き)「量産改良型…? 量産…だと!?」 テンペスト(怒り)「そのとおり。この機体の量産が成功すれば、連邦を倒すことなど容易い!」 リューネ(怒り)「要はヴァルシオンのデッドコピーってわけ?」 リューネ(怒り)「そんなもの、あたし達が全部叩き壊してやるよ!」 テンペスト(怒り)「我が妻や娘への手向けだ…貴様らを地獄へ送ってやる!」 ジャーダ(被弾)「教導隊のエリートが、ただの復讐鬼に成り下がったのかよ!?」 テンペスト「復讐鬼? そうだとも…」 テンペスト「俺は……16年前、ジガンスクードを奪ったテロリストごと…」 テンペスト(怒り)「スペースコロニー『ホープ』の隔壁を破壊した者達を……決して許しはせん!」 タスク(怒り)「! ジガンが!? どういうこった!?」 レオナ「本来、ジガンスクードは…」 レオナ「当時、コロニーで盛んだった独立自治権獲得運動を牽制するため……」 レオナ「連邦軍が造った超大型砲台。つまり、宇宙の番人…その存在はコロニー民の反発を招いたわ」 タスク(怒り)「……!」 レオナ(悲しみ)「そして、ジガンはコロニー側のテロリストに奪われ…」 レオナ(悲しみ)「あれが自分達の手から離れることを恐れた連邦軍は、地上から特殊部隊を派遣し……」 レオナ(悲しみ)「テロリストが立てこもったコロニーの隔壁ごとジガンを破壊した。それが『ホープ事件』…」 レオナ(悲しみ)「2年前の『エルピス事件』と並んで、コロニーの住人にとっては呪われた記憶よ…」 ライ(怒り)(…………) タスク(悲しみ)「じゃ、じゃあ…ゼンガー少佐が言ってたジガンの業って…そのことだったのか…」 テンペスト「そうだ。そして、我が妻や娘は…その時に死んだ」 テンペスト(怒り)「連邦の無能共の愚か極まりない策によってな!!」 タスク(悲しみ)「あんたの気持ちはわからんでもねえがな…」 タスク(怒り)「復讐するなら、時と場所を選びやがれ!」 タスク(怒り)「今は地球人同士でつまらねえことやってる場合じゃねえんだぞ!!」 テンペスト(怒り)「黙れ! 俺は待ったのだ…16年間も! この手で連邦に復讐する機会を!」 テンペスト(怒り)「それを貴様らなどに邪魔させてたまるものか!!」 ラトゥーニ(眼鏡)(…悲しい人…昔の私みたいに、過去に囚われて…) タスク(怒り)「て、てめえ…」 キョウスケ「聞く耳を持つな、タスク。戦う理由は、人それぞれ違う。…おれ達の戦いもだ」 タスク(怒り)「了解…。あいつに見せてやるッスよ、俺達の戦う理由って奴を…!」 キョウスケ(怒り)「出撃するぞ…!」 出撃準備 イングラム「各機へ。敵があれだけの数で基地を攻撃していたとは思えん」 イングラム「伏兵に気を付けろ」 キョウスケ「了解」 ジガンスクードとテンペストが戦闘 テンペスト(怒り)「ジガンスクード…! その機体さえなければ、俺の妻子は…!」 テンペスト(怒り)「許さん! 絶対に破壊してやる!!」 タスク(ジガンスクード)とテンペストが戦闘 テンペスト(怒り)「ジガンスクード…! その機体さえなければ、俺の妻子は…!」 テンペスト(怒り)「許さん! 絶対に破壊してやる!!」 タスク(怒り)「お門違いだってんだよ! あんたの復讐はよ!!」 ラトゥーニ(ジガンスクード)とテンペストが戦闘 テンペスト(怒り)「ジガンスクード…! その機体さえなければ、俺の妻子は…!」 テンペスト(怒り)「許さん! 絶対に破壊してやる!!」 →ラトゥーニとテンペストが戦闘 ラトゥーニとテンペストが戦闘 ラトゥーニ(眼鏡)(被弾)「…こんなことをしても、死んだ人は帰って来ない…」 テンペスト(怒り)「百も承知だ! だからこそ、貴様らを倒す!」 テンペスト(怒り)「一人でも多く、連邦に与する者を地獄へ送る!」 テンペストのHP60%以下 テンペスト(怒り)「フン、慣らしは終わった。総帥が基本設計をし、副総帥が改良したこのヴァルシオン改なら…」 テンペスト(怒り)「奴らと連邦を倒せる! 戦いはこれからが本番…」 システム起動音 テンペスト(被弾)「う!? な、何だ? このシステムは…!」 敵増援出現 ハンス「さしものヴァルシオンとは言え…手こずっているようだな、テンペスト・ホーカー少佐」 テンペスト(被弾)「う…うう…うお…」 ハンス(む…? まだ致命傷には見えんが…) キョウスケ(怒り)「ハンス…!」 ハンス「ほう、まだ生きていたか、キョウスケ・ナンブ。さすがにしぶといな」 キョウスケ(怒り)「………」 母艦がハガネの場合 ダイテツ「ハンス・ヴィーパー中佐…お前がDC側についた理由を聞かせてもらおう」 ハンス「…私は地球連邦軍では異星人に勝てないと判断しただけだ」 ダイテツ「しかし、DCやコロニー統合軍はその連邦軍に敗北したのだぞ」 ハンス「結果的にはな。だが、問題は保有戦力の差ではなく、いかにして異星人との戦いに生き残るか、だ」 ハンス「例え地球の全戦力を結集したとしても、我々より高度な技術を持つ彼らを倒すことなど不可能だからな」 ダイテツ「そうか…。お前の目的はDCが建設したアースクレイドルとムーンクレイドルか」 ハンス「ああ。あの強固な外殻と防衛機能を備えた地下人工冬眠施設は…」 ハンス「連邦政府とEOT特別審議会が進めていた『地球脱出計画』より確実に…」 ハンス「ヒトという種を未来へ残すことが出来る。だから、私は生き延びるためにDC側へついたのだ」 ダイテツ「自分の保身のために連邦軍を裏切ったか」 ハンス「そうだ。貴様らもDCなど相手にせず、さっさとホワイトスターへ向かったらどうだ?」 ダイテツ(怒り)「そうはいかん。お前達には世界を混乱へ導いた責任を取ってもらう」 ダイテツ(怒り)「それに、お前達へ人類の未来を託すつもりもないのでな」 ハンス「貴様らしいな、ダイテツ。あえて絶望の戦いに身を投じるか」 →共通 母艦がヒリュウ改の場合 ショーン「ハンス・ヴィーパー中佐…あなたがDC側についた理由を聞かせては頂けませんか?」 ハンス「…私は地球連邦軍では異星人に勝てないと判断しただけだ」 ショーン「しかし、DCやコロニー統合軍はその連邦軍に敗北したのですよ?」 ハンス「結果的にはな。だが、問題は保有戦力の差ではなく、いかにして異星人との戦いに生き残るか、だ」 ハンス「例え地球の全戦力を結集したとしても、我々より高度な技術を持つ彼らを倒すことなど不可能だからな」 ショーン「なるほど。あなたの目的はDCが建設したアースクレイドルとムーンクレイドルですか」 ハンス「ああ。あの強固な外殻と防衛機能を備えた地下人工冬眠施設は…」 ハンス「連邦政府とEOT特別審議会が進めていた『地球脱出計画』より確実に…」 ハンス「ヒトという種を未来へ残すことが出来る。だから、私は生き延びるためにDC側へついたのだ」 レフィーナ(驚き)「あなたは自分の保身のために連邦軍を裏切ったというわけですか?」 ハンス「そうだ。貴様らもDCなど相手にせず、さっさとホワイトスターへ向かったらどうだ?」 ショーン「そうはいきません。あなた達には世界を混乱へ導いた責任を取ってもらいます」 レフィーナ(怒り)「それに、あなた達へ人類の未来を託すつもりもありません!」 ハンス「フン…あえて絶望の戦いに身を投じるか」 →共通 共通 ハンス「ならば、ここでエアロゲイターの代わりにお前達の戦いに終止符を打ってやる」 ハンス「それがかつて味方だった者に対するせめてもの情けだ」 キョウスケ(怒り)「おれなりのやり方でケリをつけさせてもらうぞ、ハンス・ヴィーパー…!」 ハンス「生意気な口を。誰のおかげであの時、死なずに済んだと思っている? あ?」 イルム(被弾)「よく言うぜ…」 ハンス「こんなことなら、あの時、ビルトラプターごと爆破しておくべきだったな」 キョウスケ(怒り)「残念だったな。…だが、おれは甘くない。ここで確実にとらせてもらう」 エクセレン「わお…あんまし熱くならないでよ? キョウスケ」 ブリット「たぶん…無理ですね」 ハンス「楽しみにしよう。…攻撃開始だ、テンペスト少佐」 テンペスト(被弾)「うぐ…ぐ…そ、そうだ…復讐…だ…復讐…」 ハンス「何をしている、少佐? ヴァルシオン改に異常でもあったのか?」 テンペスト(GS)「ふ、ふ…ふ…ふ…」 リュウセイ(集中)「あいつ…様子が変だぜ!?」 ラーダ(驚き)「もしかして…?」 テンペスト撤退、ヴァルシオン改(テンペスト(GS))出現 テンペスト(GS)「ふ、ふふふ、復讐だ…復讐…連邦に復讐を…復讐…」 ハンス(怒り)「どうした、テンペスト!?」 テンペスト(GS)「潰す…連邦を潰す…レイラとアンナを殺した奴は皆潰す…粉々に潰す…粉々に…」 エクセレン(怒り)「何か…ヤバい感じじゃなぁい?」 ラトゥーニ(眼鏡)(驚き)「………」 ラーダ(悲しみ)「おそらく、ヴァルシオン改に取り付けられているマン・マシン・インターフェイスが…」 ラーダ(悲しみ)「機能向上と引き替えに、彼の精神へ異常な影響を与えているのだと思うわ」 リュウセイ(集中)「何だって…!?」 ブリット(怒り)「今までは大丈夫だったじゃないですか!」 キョウスケ「誤作動か…機体の損傷率に応じて発動する仕掛けだったのかもしれん」 ラトゥーニ(眼鏡)(被弾)「あれは…崩壊しかかった精神がかろうじて肉体に張り付いている状態…」 ラトゥーニ(眼鏡)(被弾)「私…あの人達と同じ様な状態になった人をアードラーのスクールで見た…」 ラトゥーニ(眼鏡)(被弾)「…ああなったら、…もう終わらせてあげるしかない…」 ハンス(怒り)(アードラーめ…あれでは欠陥品ではないか!) ハンス(やむをえん。いざとなったらテンペストを犠牲にしてでも…) イングラム「各機へ。敵を撃破し、この区域を突破するぞ」 キョウスケ「了解…!」 ハンス「予定外のイベントが起こったが、キョウスケ・ナンブ…。お前達を潰すことに変更はない」 キョウスケ(怒り)「おれにもだ。お前に死んでもらうことに変わりはない」 ハンス「フン…。貴様らのデータは全てこちらにある。我々に勝てると思うなよ」 ライ(怒り)「ハンス中佐、最後に聞こう。…シャイン王女の行方は?」 ハンス「王女? …そういえばいたな、そんな娘が。さて、な」 ハンス「今頃、アードラーの手によってどのような目に遭っているのかな? 私も胸が痛むよ、フフフ」 ライ(怒り)「貴様…!」 エクセレン(わお)「はいはい、そこまで。性悪おじさんの口車に乗っちゃ駄目よん、色男さん?」 ライ(怒り)「こんな時までふざけるな…!」 エクセレン「…怒るだけでここにいない王女が助けられるなら、私も一緒に怒ってあげるけどね」 ライ(怒り)「何…!?」 アヤ「ライ、落ち着いて。ここで焦ったって、何にもならないわ」 リュウセイ「そうだぜ。王女が生きているってわかっただけでもめっけモンだ」 リュウセイ「連れ去られた者は取り戻せばいい…そう言ってたのはお前だろ?」 ライ「…そうだったな。すまなかった、エクセレン少尉」 エクセレン「どういたしまして。相方が相方だから、こういう突っ込みって珍しいのよ?」 キョウスケ「誰のことだ。…よし、攻撃を開始するぞ」 イングラムとハンスが戦闘 イングラム「なかなかの芝居だったが、詰めが甘かったようだな」 ハンス「何…?」 イングラム「俺達を倒すつもりなら、あの時…極東基地で一気に攻撃を仕掛けるべきだった」 ハンス「フン…。まるで貴様も私と同じようなことを考えているような言い方だな?」 イングラム(微笑)「フッ…」 キョウスケとハンスが戦闘 キョウスケ(怒り)「裏切りの代償は払ってもらうぞ…!」 ハンス「戦況もわからぬ愚か者が…! 貴様らがいくら…」 キョウスケ(怒り)「聞く耳は持たん…! 覚悟してもらうぞ」 アルトアイゼン搭乗の場合追加 ハンス「フン、そんな欠陥機で何が出来る?」 キョウスケ(怒り)「…貴様を撃ち貫くことは出来る…!」 マサキとハンスが戦闘 マサキ(怒り)「さあ、進退極まったぜ! ここいらで覚悟を決めな!」 ハンス「戦いの先に未来があると信じ込んでおる愚か者が…。ビアンと同じ運命をたどるがいい」 マサキ(怒り)「わりぃな。俺はてめえみてえに要領も良くなけりゃ、臆病者でもねえんだよ!!」 リューネとハンスが戦闘 ハンス「DCを倒しても、異星人を倒すことは出来んぞ、リューネ・ゾルダーク…」 リューネ(怒り)「ハッ! あんたは親父の遺産を利用して、自分だけが生き残りたいだけなんだろう?」 リューネ(怒り)「そんな奴にあたし達の未来を語って欲しくないね!」 イルムとハンスが戦闘 イルム「いつかはこの手であんたをブン殴ってやろうと思ってたんでな。この機会を利用させてもらうぜ」 ハンス「ならば、こちらもキョウスケ・ナンブ同様…目障りだった存在の貴様を始末するとしよう」 イルム「そうかい。己の保身を第一に考えるなら…さっさとここから逃げ出した方が得策だぜ?」 イルム「…逃げられるものならな」 ラトゥーニとハンスが戦闘 ハンス「スクール上がりの子供か。お前もアードラーの下に帰り、再調整されるがいい」 ラトゥーニ(眼鏡)(怒り)「過去には囚われない…」 ラトゥーニ(眼鏡)(怒り)「…あなたを倒し、必ずシャイン王女を助け出す…!」 キョウスケ(アルトアイゼン以外)がハンスを撃墜 キョウスケ(怒り)「…終わりだ、ハンス…!」 ハンス(怒り)「ば、馬鹿な! 貴様…!」 キョウスケ(怒り)「…運がなかったな」 ハンス(怒り)「こ、この私が…こんな…こんな所で!!」 キョウスケ(怒り)「先に地獄で待っていろ…!」 ハンス(怒り)「だ、だが…戦うことしか能のない貴様らの…」 ハンス(怒り)「貴様らの運命も私と同じだ!」 ハンス(怒り)「い、異星人相手に、勝ち目のない戦いを挑んで死ぬがいい!!」 ハンス(怒り)「そ、それを…忘れ……ぐおああああっ!!」 キョウスケ(アルトアイゼン)がハンスを撃墜 キョウスケ(怒り)「…とった…!」 ハンス(怒り)「ば、馬鹿な! 貴様…!」 キョウスケ(怒り)「撃ち貫くと言ったぞ…!」 ハンス(怒り)「おのれ…貴様などに! あの時、確実に始末していれば…!」 キョウスケ(怒り)「ジョーカーが切られていないのに、勝負を焦ったお前の負けだ…!」 →ハンスを撃墜 ハンスを撃墜 ハンス(怒り)「お、愚か者め…! じ、人類が生き延びる術はアースクレイドルしか…!」 ハンス(怒り)「だ、だが…戦うことしか能のない貴様らの…」 ハンス(怒り)「貴様らの運命も私と同じだ!」 ハンス(怒り)「い、異星人相手に、勝ち目のない戦いを挑んで死ぬがいい!!」 ハンス(怒り)「そ、それを…忘れ……ぐおああああっ!!」 テンペスト(GS)を撃墜 テンペスト(GS)「復讐だ、俺は復讐の、復讐のために、復讐を誓う故に…」 ラトゥーニ(眼鏡)「…死んだ人の意志を確認することなんて…出来ない」 ラトゥーニ(眼鏡)「…あなたは進むべき道を間違えたの…」 ラトゥーニ(眼鏡)「だから…もう家族の所へ帰ってあげて…」 ラトゥーニ(眼鏡)「あなたの戦いは…16年前に終わっているのだから…」 テンペスト(被弾)「!!」 リューネがテンペスト(GS)を撃墜 テンペスト(GS)「復讐だ、俺は復讐の、復讐のために、復讐を誓う故に…」 リューネ(怒り)「これで終わり…! 親父のヴァルシオン…返してもらうよ!」 テンペスト(GS)「アンナ、レイラ…俺はお前達の復讐を、お前達が望む復讐の、復讐のために…」 ラトゥーニ(眼鏡)「…死んだ人の意志を確認することなんて…出来ない」 テンペスト(被弾)「……!!」 ラトゥーニ(眼鏡)「だから…もう家族の所へ帰ってあげて…」 ラトゥーニ(眼鏡)「あなたの戦いは…16年前に終わっているのだから…」 リューネ(悲しみ)「親父…持って行っておくれよ。そいつの…心をさ」 テンペスト(被弾)「…アンナ…レイ…ラ…」 敵全滅 母艦がハガネの場合 テツヤ「これで終わったか…」 警報 エイタ(驚き)「いえ、まだです! DC艦隊が本艦の航路上からこちらへ接近中です!」 テツヤ(驚き)「何っ!?」 ダイテツ(驚き)「やはり、ここでワシらを足止めするのが目的か…!」 テツヤ(怒り)「どうしますか、艦長!?」 ダイテツ(怒り)「逃げ切れるものでもあるまい…。やむをえん、敵陣を強行突破するぞ!!」 母艦がヒリュウ改の場合 ユン(怒り)「敵機の全滅を確認!」 ショーン「どうやら、DCは本気でこちらを足止めする気のようですな」 ショーン「となると、ジュネーブ侵攻は時間の問題…」 警報 ユン(怒り)「艦長! DC艦隊が本艦の航路上からこちらへ接近中です!」 レフィーナ(驚き)「!」 ショーン「こうなったら、敵陣を強行突破するしかありませんな」 レフィーナ(怒り)「ええ。もう一刻の猶予もありません…」 アースクレイドル アードラー「テンペストが戦死したか」 一般兵「はっ」 イーグレット「さしもの教導隊も、俺のゲイム・システムには耐えられなかったようだな」 アードラー「仕方あるまい。後はテンザンとシャイン王女を使って調整を行おう」 アードラー「それで、ハンスの方は?」 一般兵「テンペスト少佐と同じく、戦死されました」 アードラー「所詮、スパイ以外に使い道のない男じゃったか。まあよい、時間稼ぎにはなったわ」 リリー(怒り)「…それが死んでいった同胞に対していう言葉ですか?」 アードラー「何が悪い? …リリー・ユンカースよ」 リリー(怒り)「曲がりなりにも、一度は志を共にして戦った者達。あなたはその彼らに対して…」 アードラー「奴らは死してワシの世界征服の礎となった。それで十分じゃ」 リリー(怒り)「………」 アードラー「それよりも、リリー。次の作戦には、お前が率いるコロニー統合軍残存部隊も参加してもらうぞ」 リリー(怒り)「…わかっております…!」 イーグレット「いよいよ、連邦の総本山を攻めるのか?」 アードラー「うむ。現在、ハガネとヒリュウ改は黒海付近で足止めしてある」 アードラー「その隙にジュネーブを陥とせば、一気に形勢を逆転出来る…」 イーグレット「では、お手並み拝見といこうか?」 アードラー「フフフ…イーグレットよ。お前はソフィア・ネートと共にこのアースクレイドルで待つがよい」 アードラー「世界の新たな支配者となったこのワシの帰りをな。フヒヒ…」 リリー(怒り)「………」 イーグレット(フン…どちらの側に未来への道が開けているか…ゆっくり見物させてもらうとしよう) 暗転 アースクレイドル 一般兵「1号機と3号機の機体調整終了! コックピットモジュールの組み込み急げ!!」 一般兵「駄目だ、コアの状態が安定していない! このままじゃ使い物にならんぞ!」 一般兵「構わん、副総帥の命令だ! この一戦に、我々の命運が掛かっているんだぞ!」 一般兵「無理でもやるんだ!」 トーマス(やれやれ、切り札と言ってもたった4機…いや、1機減って3機か) トーマス(今回のビジネスはここいらが潮時…ん?) 一般兵「少佐! 零式の整備はこの後にやります! もう少々お待ちを!」 ゼンガー「かまわん。自分の面倒は自分で見る。その分、他の機体を完璧にしてくれ」 トーマス(ふん、ゼンガー・ゾンボルトか) トーマス(何を考えているかは知らんが…どう考えても負け戦、ご苦労なことだな) リリー「ゼンガー少佐」 ゼンガー「リリー中佐…次の作戦にはあなたも参加されるそうですね」 リリー「…ええ」 ゼンガー「…前線は自分にお任せを。マイヤー総司令に救われたその命…無駄にすることはありません」 リリー(悲しみ)「そうはいきません。それより、少佐にお願いがあるのです」 ゼンガー「………………」 トーマス(総戦力投入か。…これはいよいよもって最後だな) トーマス(グッドラック、DC。俺はゲームから降りさせてもらうぜ) →28『十字軍が消える日』 28『十字軍が消える日』 ハガネ艦橋 エイタ(驚き)「DC艦隊、撤退して行きます!」 テツヤ(怒り)「よし! すぐにPTを回収し、補給と修理作業を!」 ダイテツ(怒り)「ぬう…かなりの時間を食ってしまったな」 警報 テツヤ(驚き)「何だ!?」 エイタ(驚き)「そ、総司令部から入電! DCの大部隊がジュネーブ方面へ進行中とのことです!!」 ダイテツ(怒り)「本命が動いたか。全艦、第1種戦闘配置を維持! ジュネーブへ向かうぞ!」 暗転 ハガネ格納庫 レオナ「…では、DC部隊がリヨン湾に上陸したと…?」 イングラム「そうだ。AM部隊とヴァルシオン改のおかげで、連邦軍はかなりの劣勢を強いられている」 レオナ「…旧態依然とした現行の連邦軍では、AMを主体としたDCに対抗しきれないのですね」 イングラム「ああ。面には強いが、点には弱いということだ」 イングラム「そういう意味では、DCの機動兵器群も我々の機体と同じようなコンセプトで開発されている」 キョウスケ「…特化した少数戦力で、敵中枢を撃破…なるほどな」 ラトゥーニ(困惑)「少佐、私達は友軍の支援に…?」 イングラム「いや。敵の侵攻は予想以上に速い上に、こちらも黒海で足止めを食ってしまった…」 イングラム「当初の予定どおり、母艦の機動力を生かしてアルプスを越え…ジュネーブへ直行する」 エクセレン「う~ん、まったく、敵もせっかちさんねえ。もっとムードってものを…」 キョウスケ「敵にそんなものは関係ないだろう」 ライ「ああ、まったくだ」 イングラム「遊びではないのだぞ」 エクセレン(被弾)「タ、タスク君…このメンツ…キツい…」 タスク(悲しみ)「…そりゃそうでしょ。黙ってた方がいいッスよ、少尉」 レオナ「…それで、さっきから静かだったのね」 イングラム「いずれにせよ、何機が量産されているかわからんが、ヴァルシオン改の相手は…」 イングラム「我々がせねばなるまい」 ライ(怒り)「…前回の機体が実験段階のものだとしたら…最悪の場合、敵は王女をヴァルシオン改に…?」 ラトゥーニ(困惑)「………!」 エクセレン「まあまあ、確実にそうと決まったわけじゃないんだから」 エクセレン(被弾)「ちょっと色男さん? 空気を読んでもらわないとねえ」 ライ(悲しみ)「…すまん」 エクセレン(わお)「恋するたびに傷つきやすい、女心がわかってないんじゃなぁい?」 キョウスケ「恋は関係ないだろう」 レオナ「女心も、ではなくて?」 タスク(いや、それは関係あると思うけど) イングラム「無駄話をしている時間はないぞ、エクセレン少尉」 エクセレン(被弾)「…タ、タスク…君…。やっぱり、キツい……」 タスク(悲しみ)「だから黙ってた方がいいって言ったじゃないスか…」 暗転 ヒリュウ改格納庫 ブリット(悲しみ)(…次の戦いはDC残存部隊との決戦になる…) ブリット(悲しみ)(ゼンガー隊長は…出てくるのか……?) クスハ(困惑)「どうしたの? ブリット君…」 ブリット(笑い)「え? べ、べべべ、別に何でもないけど…」 クスハ(困惑)「ううん、ゼンガー少佐のことを考えてたんでしょ?」 ブリット(悲しみ)「………」 ブリット(悲しみ)「俺、隊長を信じたいんだ。あの人は地球圏のためを考えて、あえて敵に回っているんだと…」 ブリット(悲しみ)「次の戦いであの人が出てきたら…真意が見えるかもしれない」 ブリット(悲しみ)「そして、もしかしたら…俺達に力を貸してくれるかも知れない…」 クスハ(困惑)「………」 ブリット(悲しみ)「やっぱり甘い考えかな?」 クスハ(困惑)「ううん、そんなことない。人を信じることって難しいけど…大事なことだと思うもの」 クスハ(困惑)「特に今みたいな世の中じゃ…」 ブリット「ああ…」 警報 クスハ(怒り)「!!」 リオ(怒り)「二人とも、敵が来たわよ! 早く出撃を!」 ブリット(怒り)「わかった! 行こう、クスハ!」 クスハ(怒り)「ええ…!」 暗転 ヒリュウ改艦橋 ユン(怒り)「敵部隊、撃破! イングラム少佐より入電! PT隊は先行するそうです!」 レフィーナ(怒り)「では、本艦も追随します!」 ショーン「…この辺りまで戦域が広がっているとなると、まずいですな…」 レフィーナ(驚き)「ユン伍長、戦況は!?」 ユン(怒り)「防衛隊の損耗率、60%以上! ジュネーブの最終防衛線が、各所でDC部隊に破られています!」 レフィーナ(怒り)「副長、ジュネーブまでの所用時間は!?」 ショーン「あと20分程ですが…もう間に合わないかも知れませんな」 レフィーナ(怒り)「だからと言って、引き下がることは出来ません!」 ショーン「ごもっともです。ならば、我々の部隊の特性を生かし、敵の中核を突きましょう」 レフィーナ(驚き)「中核…? ヴァルシオン改がいる部隊を!?」 ショーン「ええ。特化した戦力を潰せば、後は物量戦になります」 ショーン「そうなれば、他基地からの増援次第で、戦局はくつがえせましょう」 レフィーナ(怒り)「わかりました…! これより、本艦は敵中核部隊に突撃します!!」 第28話 十字軍が消える日 敵中立初期配置出現 議員B「大使、早く脱出機へ! ここはもう駄目です!!」 アルバート「ええい、防衛隊は何をしておったのだ!?」 テンザン「ヘッヘッヘ…俺達が本気を出せば、連邦政府の本部なんざイチコロだっての!」 議員B「! あ、あれは…まさか、ヴァルシオン!?」 アルバート「う…ぬ…! 議長は!? シュトレーゼマン議長はどこへ行かれたのだ!?」 議員A「すでに脱出されています!」 アルバート「な、何…!? わ、私を…見捨てたというのか!?」 テンザン「ま、政治家なんぞに恨みはねえが、見せしめってのが必要らしいんでな…」 テンザン(怒り)「サクッっと逝っちまいな!」 アルバート「馬鹿な…! う、うおああああっ!!」 連邦本部爆発、防衛隊全滅 テンザン(笑い)「へへ…ヘヘヘ…いいぜ、このヴァルシオンはよ。究極ロボってのも伊達じゃねえ」 テンザン(笑い)「ビアン総帥も最初からこいつをジュネーブへブチ込めば良かったのによ」 リリー(怒り)(…所詮…彼らのような者にビアン総帥やマイヤー総司令の大義を理解することは不可能か…) リリー(悲しみ)(だからこそ、総司令は私に最後の使命を託された……) テンザン(被弾)「ったく、アードラーのジジイも、こんないいモノを出し惜しみしやがって…」 テンザン(被弾)「おまけに、さんざんフカしてたゼンガーの野郎もいやしねえ。マジでムカつくぜ」 テンザン(笑い)「そうだ、この戦いが終わったら…殺そう。そうだ、それがいいっての」 テンザン(笑い)「それがいい。それがいいっての、ヒャハハッ!」 一般兵「中佐! ハガネとヒリュウ改が接近中です!!」 リリー「…来たか…。各機、迎撃を! よろしいか、テンザン?」 テンザン(GS)「…殺っちまおう。どいつもこいつも…殺っちまおう…ふ、ふふふ…そうだ、それがいい…」 リリー(驚き)「! まさか…!?」 一般兵「敵艦、突入して来ます!」 出撃準備 キョウスケ(被弾)「…本部は無事か…!?」 イルム(被弾)「残念ながら、一足遅かったみたいだな」 リョウト(怒り)「や、やっぱり…ヴァルシオン改が…!」 テンザン(GS)「ふふ…ふははは…!」 リュウセイ(怒り)「! テンザンか!!」 テンザン(GS)「ひゃは、ひゃはは…!」 マサキ「な、何だ、あいつ…!?」 ラーダ(驚き)「まさか、前回のテンペスト少佐と同じで…!?」 テンザン(GS)「血祭りだ…血祭りに上げてやるぜえ…どいつもこいつも! ヒャーッハッハッハッハァ!!」 リュウセイ(集中)「お、お前…! お前もヴァルシオンに…!?」 テンザン(GS)「ああ、そうだ! おかげで気分は最高だっての!!」 テンザン(GS)「このマシンのおかげでお前らが虫ケラみたいに見えるぜ、リュウセイ! ヒャーッハッハ!!」 リュウセイ(怒り)「悪いことは言わねえっ! そのマシンから…ヴァルシオンから降りろっ! テンザン!」 テンザン(GS)(怒り)「馬鹿か、てめえは!? 俺たちゃ戦争ゲームやってんだぞ! 降りてどうするんだっての!」 リュウセイ(怒り)「まだ言うか!!」 テンザン(GS)(怒り)「どうしてもってんなら、てめえが降りろよ! そしたら、潰してやるぜ、プチッとなぁ!」 ライ(怒り)「…リュウセイ、もう何を言っても無駄だ。テンペストのことを忘れたのか?」 リュウセイ(集中)「……!」 テンザン(GS)(怒り)「そこを動くなよ、お前ら! 虫ケラみたいにプチッと潰してやるぜ、プチプチッとなァ!!」 リュウセイ(集中)「てめえ、そんなにまで…そんなになってまで…!」 テンザン(GS)「ヒャッハッハ、相変わらずカッコいいなァ、てめえは。ああカッコいい、カッコいい!」 テンザン(GS)「だがな、てめえだって俺と同じ人殺しなんだぜ!?」 テンザン(GS)「プチプチプチッと敵兵を殺す人殺しなんだぜえ!?」 リュウセイ(集中)「う…!」 イングラム「リュウセイ…奴はすでに自我を失いつつある。直ちに破壊しろ」 リュウセイ(集中)「…破壊……!? きょ、教官…!」 イングラム「戦場で感傷など不要…。倒すか、倒されるか。それだけだ」 リュウセイ(集中)「……!」 テンザン(GS)「さァ、ラストバトルだ! みんなプチプチ潰してやるぜ! ヒャーッハッハッハッハァ!!」 リュウセイ(怒り)「…テンザン…! てめえは…俺が止めてやる!!」 エクセレン(悲しみ)「キョウスケ…」 キョウスケ(怒り)「おれ達はやるべきことをやるだけだ」 キョウスケ(怒り)「感傷は必要ない。少なくとも今はな」 リリーを攻撃or3ターンEP 敵増援出現 アードラー「フヒヒ…そろそろチェックメイトといくかのう」 キョウスケ(被弾)「ちっ…増援か…!」 アードラー「ハガネとヒリュウ改さえ沈めれば、世界はワシのものじゃ」 テンザン(GS)「おほ!? アードラーのジジイじゃねえか!」 テンザン(GS)「待ってろよ、こいつらの次はてめえを殺ってやるからな! ヒャハハハハ!!」 アードラー「むう…。やはり、テンザンも駄目じゃったか」 アードラー「ならば、切り札を出すとするか。完全な切り札をな…ヒッヒッヒ」 ヴァルシオン改出現 ガーネット(驚き)「また出た!?」 マサキ(被弾)「チッ…! いったい何機あるってんだ!?」 ジャーダ(被弾)「あれで打ち止めと願いたいところだが…」 ラトゥーニ(眼鏡)(怒り)(…まさか……) リューネ(怒り)「アードラー・コッホ! いい加減にしなよ! 親父のヴァルシオンを…!」 リューネ(怒り)「DCをいいように利用したオトシマエ…このあたしがきっちりと付けてやるよ!!」 テンザン(GS)「いいねえいいねえ! 盛り上がってるじゃねえか! ダブルヴァルシオンってか!」 リューネ(怒り)「黙りなっ! そのインチキヴァルシオン…まとめて叩きつぶしてやる!」 アードラー「フン、何も知らぬ娘がいきがりおって」 アードラー「お前の父親は、確かに優秀な男だったが、下らぬ理想を持っていたのが最大の欠点じゃった」 リューネ(驚き)「何だって!?」 アードラー「自らを強大な敵に仕立て上げ、立ち向かって来る者に試練を与え…」 アードラー「最終的には異星人から地球圏を守る戦力へ育て上げる…」 アードラー「下らん。まったく下らん理想じゃ」 アードラー「真に地球人類の生存を願うなら…」 アードラー「DCの下に統一された戦力を異星人との戦いへ投入すべきじゃったものを…」 キョウスケ「…ゼンガーもその理想に乗ったということか」 アードラー「ゼンガー? 姿が見えんようだが、どこぞへ逃げおったか」 キョウスケ(怒り)「お前のような男の下で働くことを正しいと思わんからだろう」 キョウスケ(怒り)「それで驚きはしない」 リリー「………」 アードラー「一兵士風情が何を言うか。ワシはビアンとは違う。DCの力を、純粋に世界征服のために使う」 アードラー「そして、地球圏の戦力をワシの下に結集し…異星人共を討ち滅ぼすのじゃ」 リューネ(驚き)「今のあんたらにどんな力があるっていうのさ!」 アードラー「フヒヒ…ならば、見るがいい! ゲイム・システムとヴァルシオン改の力をな!!」 シャイン(洗脳)「気合」「ひらめき」「必中」使用、議事堂付近へ移動 シャイン(洗脳)「……ヴァルシオン…改…起動終了……」 ラトゥーニ(眼鏡)(驚き)「!」 カチーナ(被弾)「何だ!?」 ライ(怒り)「今の声…! 貴様、そのヴァルシオンには!?」 アードラー「最高の機体に最高の素材! これがワシの切り札じゃよ!」 リオ(怒り)「あ、あのヴァルシオンにはシャイン王女が…!?」 アードラー「その通りじゃ。王女の予知能力とゲイム・システムを掛け合わせれば…」 アードラー「ヴァルシオン改は機動兵器として完ぺきな物となる!」 アヤ(驚き)「な、何てことを…! 年端もいかない女の子を、無理矢理パイロットにするなんて…」 ラトゥーニ(眼鏡)(怒り)「…それがあの男のやり方……許せない…!」 イングラム(…訓練を受けていない王女でも戦闘が可能…ならば…) イングラム(ゲイム・システムの正体は無人機の制御装置だな) イングラム(だが、人間の脳を借りなければならないのなら…) イングラム(微笑)(T-LINKシステムと同じく…マン・マシン・インターフェイスとしては未完成か) アードラー「さあ、どうする? 貴様らに王女ごとヴァルシオンを破壊することが出来るかのう?」 シャイン(洗脳)「…標的…確認……」 シャイン(洗脳)「…攻撃…準備……」 ラーダ(驚き)「完全に制御されかかってる…? あ、あれでは…王女の人格が保つのはあと数分…!」 マサキ(被弾)「それが過ぎれば、テンザンと同じことになっちまうのか…!」 キョウスケ(怒り)「…落とすぞ」 ライ(怒り)「キョウスケ少尉! 聞いていなかったのか!? あのヴァルシオンには…」 キョウスケ(怒り)「…無駄口を聞いている時間はない。…全力で行く」 ラトゥーニ(眼鏡)(驚き)「…助けられるの!?」 キョウスケ(怒り)「あとは…こちらの手札を開くだけだ」 エクセレン(怒り)「相当いい手じゃないと駄目そうね…」 キョウスケ(怒り)「ああ。向こうはジョーカーを引いてきた」 ブリット(怒り)「では、あのヴァルシオンを!?」 キョウスケ(怒り)「戦闘不能にする。…直撃はさけろよ」 カチーナ(怒り)「それで王女助けられる保証があるのかよ!?」 イングラム「人格が崩壊する前にゲイム・システムを破壊すれば、問題はない」 イングラム「ただし…4分程が限界だ」 タスク(被弾)「いや、問題だらけだって!」 カチーナ(被弾)「ごちゃごちゃ言ってる暇はねえ! 王女を助けるぞ!!」 ラトゥーニ(眼鏡)(怒り)「シャイン王女…待ってて!」 ライ(怒り)「何としても…助け出す…!」 アードラー「愚か者共が。ヴァルシオン2機相手に小細工が通用すると思うなよ」 リューネ(驚き)「小細工使ってんのは、あんたの方だろ!?」 リューネ(怒り)「みんな、やるよ…! ヴァルシオンを…止める!」 4ターンPP イングラム「各機へ。あと3分以内に、王女のヴァルシオン改を行動不能にしろ」 5ターンPP イングラム「各機へ。あと2分以内に、王女のヴァルシオン改を行動不能にしろ」 6ターンPP イングラム「急げ、あと1分だ…!」 7ターンPP シャイン(洗脳)「…………!」 ラトゥーニ(眼鏡)(怒り)「シャイン王女…!? そんな…間に合わなかった…!?」 →GAME OVER シャイン(洗脳)を撃墜 シャイン(洗脳)「…ライディ…様……」 ライ(怒り)「しまった! 直撃を…!? シャイン王女…!」 ヴァルシオン改爆発 →GAME OVER シャインのHP10%以下 シャイン(洗脳)「あ…ああ………」 ライ(怒り)「シャイン王女!」 アードラー(驚き)「な、何じゃと!? あやつら、ゲイム・システムを破壊しおった!?」 キョウスケ(叫び)「とったぞ…! シャイン王女を救出するんだ」 シャイン(洗脳)「……う、うう…」 アードラー(驚き)「ぐぐ…大切な実験道具を! ええ、貴様らに奪われるくらいなら、このワシが!」 →共通 リリーのHP50%以下 リリー(怒り)「…やはり、彼らの力は強大……ならば……」 アードラー(驚き)「調子に乗りおって! こうなったら、王女のヴァルシオン改で一気に…!!」 →共通 アードラーのHP50%以下 アードラー(驚き)「お、おのれ…! 調子に乗りおって!!」 アードラー(驚き)「こうなったら、王女のヴァルシオン改で一気に…!」 →共通 共通 リリー(怒り)「…これ以上、あの男に非道な真似をさせるわけにはいきません!」 リリー(怒り)「主砲、発射用意! 目標、アードラーのライノセラス!」 アードラー(驚き)「何じゃと!?」 ライノセラス(アードラー)被弾 キョウスケ(被弾)「何だ? 仲間割れ…?」 アードラー(驚き)「き、貴様…!!」 リリー(驚き)「今の内です! ライディース様、レオナ…王女を助けなさい!」 ライ(怒り)「!! リリー中佐…!?」 シャイン(洗脳)撤退 キョウスケ(怒り)「よし、シャイン王女の回収は終了した」 イルム「ふう~やれやれ。あのライノセラスが隙を作ってくれたおかげだな」 レオナ(悲しみ)「リリー中佐、あなたは…!」 リリー「…気にすることはありません。これは…総司令から私に与えられた使命…」 ライ(怒り)「父から…!?」 アードラー(驚き)「使命じゃと!? うぬぬ! 最初からそのつもりでワシの下に来おったのか!!」 アードラー(驚き)「許せん! 裏切り者は死ねぇい!!」 リリー(驚き)「!!」 ライノセラス(リリー)被弾 リリー(怒り)「…ううっ! 総員に退艦命令を……!!」 アードラー「フヒヒ…愚かな女め。ワシに逆らったのが運の尽きじゃ!」 アードラー(驚き)「ビアンやマイヤーと共に地獄で己の無能さを呪えい!!」 リリー(悲しみ)「…ありがとう…」 アードラー「む? あの女、何を? 死を目前に血迷いおったか」 リリー(悲しみ)「最後まで見守ってくれたことを…感謝します……」 リリー(悲しみ)「…ゼンガー・ゾンボルト。後はあなたに…託します……」 アードラー(驚き)「な……ッ!?」 リリー(悲しみ)(ああ…マイヤー様……) リリー(悲しみ)(今、お傍に…………参ります………) ライノセラス(リリー)爆発 レオナ(被弾)「リリー中佐…!!」 ライ(悲しみ)「くっ……!」 グルンガスト零式出現 ゼンガー「………」 ブリット(怒り)「ゼンガー隊長!?」 イルム(被弾)「チッ、ややこしい時に! こうなったら…!」 キョウスケ(被弾)「イルム中尉! 様子がおかしい…待ってくれ」 アードラー(驚き)「どこで油を売っておった! ゼンガー!」 ゼンガー「………」 キョウスケ(怒り)「…ゼンガー。助けられたんじゃないのか? …お前は、それを見殺しに…」 ゼンガー(悲しみ)「言うな、キョウスケ…!」 キョウスケ(怒り)「!?」 ゼンガー(悲しみ)「時には…誇り高き戦士の魂…その最期を見届けねばならんことも…ある…」 アードラー「当然じゃ。裏切り者に明日はない」 ゼンガー(悲しみ)「………」 アードラー「遅れてきたことは不問にしてやる。貴様の零式でハガネとヒリュウを沈めるのじゃ!」 ゼンガー(悲しみ)「黙れ…! 裏切り者に明日はない…それは貴様とて同じこと…!」 アードラー(驚き)「!?」 ゼンガー(怒り)「俺は今こそ使命を果たす!」 アードラー(驚き)「使命じゃと?」 ゼンガー(怒り)「そう! 我が使命とは異星人に対抗しうる戦力を見出し、鍛え上げること!」 ブリット(笑い)「!! やっぱり、隊長は…!」 エクセレン「もう、回りくどいわねえ。だけど…時は来たみたいね」 キョウスケ(怒り)「器用に立ち回れる男でもない。…それはおれ達も同じだ」 ゼンガー(怒り)「そして、アードラー…お前達のように本来の目的を見失い、私欲に走るDC残党を倒すこと!」 ゼンガー(怒り)「そのために俺は裏切り者の汚名を受け、数多くの同胞の犠牲を乗り越えて、ここまで来た!」 アードラー「フン…貴様など所詮はビアンやマイヤーの亡霊に過ぎんわ」 ゼンガー(怒り)「黙れ!!」 アードラー(驚き)「!」 ゼンガー味方に変化 ゼンガー(怒り)「そして、聞け! アードラー・コッホ!!」 ゼンガー(怒り)「我が名はゼンガー! ゼンガー・ゾンボルト!! 悪を断つ剣なり!!」 ゼンガー(怒り)「大義を失ったDCは…今日この地で、零式斬艦刀によって潰えるのだッ!!」 アードラー(驚き)「な、な、何を…!」 アードラー(驚き)「ぼ、亡霊風情が調子に乗りおって!! 死ぬのはお前の方じゃ!!」 ゼンガー(怒り)「笑止!! 貴様の地獄への旅路は………」 ゼンガー(怒り)「我がグルンガスト零式が案内つかまつるッ!!」 キョウスケ「…ゼンガー…いや、ゼンガー隊長…」 ゼンガー「キョウスケ、…フフ…俺を隊長と呼ぶか」 キョウスケ「………」 ゼンガー「…俺の今までの行いを、許せとは言わん」 ゼンガー(怒り)「今はただ、眼前の敵を斬り捨てるのみ!!」 キョウスケ(怒り)「了解…!」 アードラー(驚き)「小賢しいわ! まとめて叩き潰してくれる!!」 テンザン(GS)を撃墜 テンザン(GS)(怒り)「何だぁ!? 俺がやられたっての!?」 テンザン(GS)(怒り)「しょうがねえ、こうなりゃコンティニューだ!」 テンザン(GS)「そうすりゃヒットポイントも全回復だっての、ヒャハハハ!!」 リュウセイ(集中)「あいつ…もう現実とゲームの区別がついてねえのか…!?」 →共通 リュウセイがテンザン(GS)を撃墜 リュウセイ(怒り)「これで終わりだ、テンザン・ナカジマ!!」 テンザン(GS)(怒り)「馬鹿言ってんじゃねえ! コンティニューすりゃいいんだよ、コンティニュー!」 テンザン(GS)(怒り)「そうすりゃヒットポイントも全回復だっての、ヒャハハハ!!」 リュウセイ(集中)「お前…もう現実とゲームの区別がついてねえのか…!?」 →共通 共通 テンザン(GS)「それでレベルを上げりゃ、日本どころか世界制覇も出来るっての!!」 テンザン(GS)「ヒャハハハ! ヒャーッハッハッハッハ……!!」 ヴァルシオン改(テンザン(GS))爆発 リュウセイ(集中)「テ、テンザン……!」 リュウセイ(集中)「お、お前は……あれで本望だったのか…? 最期の最期まで…!」 リョウト(悲しみ)「…リュウセイ君…」 リュウセイ(集中)「バ、バカヤロウ…! …ゲームを楽しむのは……」 リュウセイ(怒り)「ゲームを楽しむのは、バーニングPT止まりにしときゃよかったんだよ!!」 リュウセイ(被弾)「バカヤロオォォォッ!!」 リューネがアードラーを撃墜 リューネ(怒り)「これで終わりだよ! アードラー・コッホ!」 アードラー(驚き)「こ、小娘が! 貴様に倒されるワシではない!」 リューネ(怒り)「DCをいいように利用した罪…あの世で親父にわびな!」 →アードラーを撃墜 ゼンガーがアードラーを撃墜 ゼンガー(怒り)「DCはお前の死を以て壊滅するッ!」 →アードラーを撃墜 アードラーを撃墜 アードラー(驚き)「ば、馬鹿な…! ワ、ワシはビアンやマイヤーなどとは違う…!!」 アードラー(驚き)「DCを…せ、世界を…支配する男じゃぞ!!」 アードラー(驚き)「ここでワシが死ねば、人類に未来はない! 何としてもアースクレイドルへ帰らねば!!」 アードラー(驚き)「あ、あそこへ行けば、貴様らやエアロゲイターと言えども、手出しは出来ん!!」 アードラー(驚き)「脱出じゃ! 脱出するぞ! 小型機を用意せい!」 アードラー(驚き)「!?」 アードラー(驚き)「な、何じゃ!? 誰もおらんのか!? ワシを捨てて、逃げおったのか!?」 アードラー(驚き)「ま、待て、待つのじゃ! 総帥たるワシを置いていくとは何事じゃ!!」 アードラー(驚き)「ワ、ワシを脱出させろ! 脱出させるのじゃ!!」 アードラー(驚き)「だ、脱出させてくれぇぇぇぇぇ………!!!」 ライノセラス(アードラー)爆発 ゼンガーが撃墜した場合追加 ゼンガー(怒り)「我に……断てぬものなしッ!!」 ゼンガー(怒り)「マイヤー総司令…我が使命、今こそ果たしました…!」 敵全滅 母艦がハガネの場合 エイタ(驚き)「敵機の全機撃墜を確認!」 リューネ(悲しみ)(親父…ケリはきっちりとつけたよ) テツヤ「これで、DCの中核部隊は全滅…」 ダイテツ「後はあの男と…アースクレイドルか」 →共通 母艦がヒリュウ改の場合 ユン(怒り)「敵機の全機撃墜を確認!」 リューネ(悲しみ)(親父…ケリはきっちりとつけたよ) レフィーナ「これでDCの中核部隊は全滅……」 ショーン「後はあの男と…アースクレイドルですな」 →共通 共通 キョウスケ「ゼンガー隊長…」 ゼンガー「キョウスケ、クレイドルの責任者ソフィア・ネート博士は…」 ゼンガー「地球人同士の戦闘を良しとせず、純粋に人類の未来を案じている人物だ」 ゼンガー「アードラー達が死んだとなれば、お前達に敵対することはあるまい」 キョウスケ(怒り)「隊長がそう言うのなら、信じるが…しかし…」 ブリット(怒り)「隊長…。自分は隊長にお願いがあります。隊長の力を自分達に貸して下さい」 ゼンガー「…俺はお前達と共に行くことは出来ん」 カチーナ(被弾)「なんでさ!? あんたの目的はわかった。DCとも決着が付いたじゃないさ!」 ライ「王女も無事保護する事が出来た。…俺はとやかく言うつもりはない」 リュウセイ「そうだぜ! ただ裏切ったわけじゃないんだろ?」 ゼンガー「使命のためとは言え、俺が今まで犯してきた罪は重すぎる。…今さら連邦に戻ることは出来ん」 ブリット(怒り)「しかし!」 ゼンガー「さらばだ。お互い命があればまた会うこともあるだろう…」 キョウスケ「隊長」 ゼンガー「俺がお前に教える事はもう何もない」 ゼンガー「いや、初めからなかったのかもしれん。お前の信じる道を行け」 ゼンガー「立ちふさがるものは全て撃ち貫いて、だ」 キョウスケ(怒り)「………」 ゼンガー撤退 ブリット(怒り)「ゼンガー隊長!!」 エクセレン「追っちゃダメよ、ブリット君」 ブリット(怒り)「何故です!?」 エクセレン「あの人の気持ちを察してあげなさいな。…去る者は追わず、よ」 ブリット(悲しみ)「わ、わかりました…」 キョウスケ(怒り)「ブリット、あの男とは、必ずまた会う時が…共に戦う時が来る」 キョウスケ(怒り)「地球とエアロゲイター…この戦いが続く限りは」 アースクレイドル イーグレット「…アードラー達が戦死したか。…予想どおりだったな」 ソフィア「このアースクレイドルに残っているDC戦力は、全て連邦軍側に引き渡すわ」 ソフィア「異論はないわね? フェフ博士…」 イーグレット「いいだろう。ただし、メイガスの門は連邦の者がここへ来る前に閉鎖するぞ」 ソフィア「ええ…。では、ルダール公……」 ソフィア「ご足労ですが、その旨をハガネとヒリュウ改の艦長に伝えて下さい」 ジョイス「…承知致しました。それで、あなた方は?」 ソフィア(冷笑)「…私達は地上との連絡口を閉じ…」 ソフィア(冷笑)「アースクレイドル内で未来への眠りの準備を進めます」 ジョイス「…………」 ソフィア(冷笑)「…おそらく、もうお会いすることはないでしょう」 ジョイス「……ハガネやヒリュウ改の皆様方にお力添えをなさらないのですか?」 ソフィア「…………」 イーグレット「…………」 ジョイス「…あの方達の戦力とあなた方が持っておられる技術力を合わせれば……」 ジョイス「いずれ来る脅威に立ち向かうことが……」 ソフィア「…彼らとゼンガー・ゾンボルト少佐の決意は充分理解しています」 ソフィア「しかし……最悪の事態に対する手段は必要なのです」 ソフィア「例え、それが遠い未来への旅路になろうとも…」 ジョイス「…そうでございますか。ご決意は固いようですな」 ソフィア(冷笑)「…ええ。それに…」 ソフィア(冷笑)「本当のところは、私達の準備が無駄に終わればいいと思っています…」 ジョイス「ネート博士……」 イーグレット「………」 ソフィア(冷笑)「…ルダール公、皆様方にお伝え下さい……」 ソフィア(冷笑)「…互いの未来に…希望あらんことを………」 ジョイス「…承知致しました。それでは………」 暗転 ブリーフィングルーム ガーネット(笑い)「みんな、みんな! 王女様が目を覚ましたわよ!」 タスク(笑い)「無事かあ! 良かったぜ」 ガーネット(笑い)「それに、ルダールさんも無事だって」 エクセレン(わお)「わお、いたれりつくせりじゃなぁい! …って、どこにいたの?」 ジャーダ「アースクレイドルに軟禁されてたんだとよ。今、こっちに向かってるそうだ」 ラトゥーニ(困惑)「王女…変なこと…されなかった?」 シャイン「少しされましたけど…何でもないですわ」 シャイン「それに…あなた達が助けに来てくれるのはわかっておりましたから」 ジャーダ(驚き)「そうか、王女には…」 シャイン「だから、耐えられたのです。皆には感謝致します…」 タスク「にしても、気丈だねえ。てっきり泣きじゃくってるもんだと思ってたけど」 シャイン(照れ)「あら、ハウゼン家の誇りにかけて、人前で弱音を吐いたりなんて致しませんわ」 ガーネット(笑い)「…さすが、一国の王女様だけのことはあるわねえ。感心、感心」 ドア開閉音、ライ入室 ライ「王女が目を覚ましたと聞いたが…」 シャイン(笑い)「ライディ様…!? ああ~ん! ライディ様ぁっ!」 ライ「お、王女…?」 シャイン(悲しみ)「…私…私……」 シャイン(悲しみ)「…とっても心細かったのでございます…。でも…信じておりましたわ」 シャイン(悲しみ)「ライディ様が白馬に乗って助けに来てくださるって…」 ライ「白馬? ともかく、ご無事で…」 エクセレン(笑い)「ま、女の子の憧れよねえ…白馬の王子様って」 タスク「つーか、めちゃめちゃ泣いてるじゃん」 エクセレン(笑い)「泣けるっていうのは、安心したからよん。…色男さん、おわかりかしら?」 ライ「…わかっている。だから、しばらくはこのままで構わん…」 暗転 ハガネ艦橋 レフィーナ「では、アースクレイドル側には…連邦軍と戦う意志がないと?」 ジョイス「左様で…」 レフィーナ(笑い)「ゼンガー少佐の言葉は本当だったのですね…」 テツヤ「それで、アースクレイドルはこれから…?」 ジョイス「準備が済み次第、人工冬眠に入られるそうです」 ショーン「ふむ…。どう思われますかな、ダイテツ中佐」 ダイテツ「………」 ショーン「彼らの方にはゲイム・システムと、クレイドル防衛用の兵器が残っておるはずですが…」 ダイテツ「方法はどうあれ、ソフィア・ネート博士もワシらと同じく人類の未来に命をかけている」 ダイテツ「彼女の言葉は信じるに値するだろう…」 暗転 ブリーフィングルーム エクセレン(被弾)「…冬眠、ねえ」 キョウスケ「仕方ないだろう。異星人…エアロゲイターとの戦いはまだ本格的ではないにしろ…」 キョウスケ「何度か戦っている偵察部隊だけでも、戦力的にはDCや統合軍にひけはとっていない」 ブリット「…確かに、エアロゲイターの主力部隊とはまだ戦ったことがないんですよね」 カチーナ「何でえ、ATXチームが揃ってしけたツラしやがって」 カチーナ「戦うのが怖えなら、今からアースクレイドルに泊めてもらったらどうだ?」 エクセレン「いや、中尉、友達ん家に行くんじゃないんだから」 タスク(笑い)「むしろ、カチーナ中尉には氷づけになってもらった方が…」 カチーナ(怒り)「あ…? タスク、首だけ出して埋めっぞ」 レオナ(笑い)「手伝います、中尉」 タスク(被弾)「レ、レオナ…そりゃあんまり…」 クスハ(困惑)「…それで、アースクレイドルの人達はすぐ人工冬眠に入るんですか?」 リューネ「ううん。準備が済み次第だってさ」 マサキ「下手すりゃ、DCの科学者連中が地球人最後の生き残りになるのか」 リューネ(悲しみ)「DCはもう壊滅したよ。あたし達の手で…今度こそ本当に」 マサキ「…ああ、そうだな」 イルム「しかし、地球環境の再生が確認されるまで冬眠するなんざ、気の長い話だな」 イルム「俺には到底耐えられないね、何百年何千年も氷づけなんて…」 イルム「横に眠れる森の美女がいるんならともかくさ」 エクセレン(笑い)「仮にいたとしても、何も出来なきゃつまらないでしょうに」 イルム(笑い)「そりゃそうだ」 キョウスケ「カードも出来んようなら、願い下げだ」 タスク(怒り)「そっちかよ!」 クスハ(困惑)「でも、あの人達…眠りについたら、もうこの時代には戻れないんですね…」 マサキ「何シケたこと言ってんだ。まだ俺達が異星人に負けるって決まったわけじゃねえんだぜ?」 クスハ「マサキ君…」 リューネ(ウインク)「それに、あたし達が地球圏を守り抜けば、冬眠しなくて済むかも知れないしね」 キョウスケ「…やるしかないのなら、やるだけだ」 イルム「そうだな。ここは一つ、前向きに頑張ってみるとするか」 クスハ(笑い)「はい…」 暗転 ヴァルシオン改入手フラグを満たした場合追加 ハガネ格納庫 イングラム「ラーダ、コックピットブロックの調査結果は?」 ラーダ「例のインターフェイスは後付けのようです」 イングラム「…後付け?」 ラーダ「おそらくシャイン王女用に改造された物だと思います。それ故に、排除は容易でした」 リョウト「その他は各部システム、パーツにも異常は見られません。あとは、修理すれば…」 イングラム(微笑)「ならば、使用には問題なさそうだな」 リョウト(悲しみ)「…僕は賛成出来ませんけど……」 ラーダ(悲しみ)「…そうね…。あんなことがあった後じゃ…」 イングラム「…リューネは何と言っている?」 ラーダ(悲しみ)「…他人に利用されるぐらいなら、私達で使った方がいいと…」 ラーダ(悲しみ)「ただ、彼女はこの機体に乗るつもりはないようです…」 イングラム「…そうか。ならば、コックピットの換装作業から始めてくれ」 アヤ(驚き)「これは…ヴァルシオン改!? どうしてこんな所に…!?」 ラーダ「シャイン王女が乗せられていたヴァルシオン改を回収したのよ」 アヤ(驚き)「け、けど…こんなものを使って大丈夫なんですか?」 イングラム(微笑)「俺が判断した。…不服か? アヤ」 アヤ(悲しみ)「い、いえ…少佐がそうおっしゃるなら…私は…」 イングラム(微笑)(ヴァルシオンか。フッ…これでもまだ足りないくらいだが、な) 暗転 ハガネ艦橋 シャイン(怒り)「そ、そんな…!」 テツヤ「いえ…お聞きの通りです、シャイン王女」 シャイン(怒り)「私にリクセント公国へ戻れと言うのですか!?」 ショーン「DCの残党軍との戦いは事実上終結いたしましたし…」 ショーン「王女が狙われる事はおそらくないでしょうからな」 ダイテツ「…一国の王女をいつまでも連れ回すわけにはいかない…」 ダイテツ「それに、今後我々は、もっと大きな戦いに臨まねばなりません。これまで以上に危険な戦いへ」 シャイン(怒り)「嫌でございます! ライディ様も、ラトゥーニも戦っておりますわ!」 シャイン(怒り)「私だけがどうして国へ帰れましょう! 何が何でも嫌でございますわ!」 レフィーナ「…別れがつらいのですね、シャイン王女」 シャイン(悲しみ)「………」 シャイン(悲しみ)「…私が王女というだけで、みな言うことを聞いてくれました」 シャイン(悲しみ)「でも…でも、友達はいなかったもの…!」 ラトゥーニ(困惑)(王女も…私と同じ…) ライ「王女、どうか国へお戻り下さい」 シャイン(怒り)「戻りません! 私も…一緒に戦うんだから!」 ライ(怒り)「戦う…? 軽はずみなことを言うべきではありません…!」 シャイン(困惑)「! ラ、ライディ様…!?」 ライ(怒り)「…あなたには戻るべき、そして守るべき場所がある。それを捨てるおつもりですか」 シャイン(悲しみ)「…………」 ライ「我々は我々の守るべき場所…この地球のために戦っています」 ライ「そして、あなたにも守らなければならない場所…リクセント公国がある」 ライ「公国の平和を維持すること…それがあなたにとっての戦いではありませんか?」 シャイン(悲しみ)「………」 ラトゥーニ(困惑)「みんな不安に思ってるわ…シャイン王女。戻って…あげなきゃ」 シャイン(悲しみ)「………」 ライ「シャイン王女、どうかご理解を」 シャイン(悲しみ)「…やっぱり…」 ライ「……?」 シャイン「…やっぱり…素敵よ、ライディ様。私、国へ戻ります」 ラトゥーニ(笑い)「シャイン王女…!」 シャイン「でも、ライディ様…あなた達の戦いが終わったら…」 シャイン(照れ)「…また、会いに来てもいいですか?」 ライ(微笑)「ええ…これからの戦いを…生き残ることが出来たなら」 シャイン「じゃあ、私…待っています。ライディ様を…」 シャイン「そして、皆様を…」 →29『ジュネーブ壊滅』 29『ジュネーブ壊滅』 ブリーフィングルーム ジャーダ「やれやれ、DCとの決着がついたはいいが…」 リョウト(悲しみ)「政府や軍の中枢部の復旧には時間がかかりそうですね」 タスク(悲しみ)「結局、無駄足かよ?」 リョウト(悲しみ)「でも、DC戦争は終わったんだ…それだけでもよしとしておかないと…」 カチーナ「…これから、あたしらはどうすんのさ?」 イングラム「先の戦いで、EOT特別審議会のメンバーが死亡したため…」 イングラム「我々がジュネーブにいる理由はなくなったが…」 イングラム「復旧の目処がつくまでは防衛のため、ここへ駐留することになるだろう」 カチーナ(怒り)「結局、足止めかよ?」 リョウト(悲しみ)「仕方ありません。今、ここがエアロゲイターの攻撃を受けたら、取り返しのつかないことに…」 ジャーダ(被弾)「ああ。連中にとっちゃ、侵攻をおっぱじめる絶好の機会だぜ」 ガーネット(怒り)「ちょっと、不吉なこと言わないでよね。ホントに攻めて来たらどうするの?」 ジャーダ「今の状態じゃ、尻尾巻いて逃げるしかねえなあ」 ガーネット(怒り)「どこにそんな尻尾があるって言うのよ!」 ジャーダ(驚き)「わっ、馬鹿! 何すんだよ!?」 カチーナ(笑い)「…気楽な連中だぜ」 タスク「ちょっとうらやましい…」 暗転 ハガネ格納庫 リュウセイ(トホホ)「…う~ん、こっち側のモーターは、もう限界だな」 ラトゥーニ「…格闘戦のやり過ぎ…交換するしかないと思う」 リュウセイ(トホホ)「やり過ぎったって、R-1は格闘戦用だぜ? それに、こいつの予備パーツなんて…」 ラトゥーニ「大丈夫。標準型PTに近い機体だから、ゲシュペンストのパーツで代用が利く…」 リュウセイ「へえ、そうなんだ。お前、メカも詳しいんだな。大したもんだぜ」 ラトゥーニ(照れ)「え? べ、別にそんな…」 リュウセイ「じゃあさ、こっちのモジュールが何なのかわかるか?」 ラトゥーニ(困惑)「?」 リュウセイ「前から気になってたんだけど、何に使うのかマニュアルにも載ってねえし…」 ラトゥーニ(困惑)(…これは…変形用の…? R-1には、R-ウィング以外の変形パターンがあると言うの…?) ライ「…リュウセイ、何をしている?」 リュウセイ「何って、機体の整備だよ。人手が足りねえからな」 リュウセイ(悲しみ)「 30『裏切りの銃口』 極東支部司令部 サカエ「…『オペレーションSRW』の推定彼我戦力差は12:1です」 レイカー(…12:1か……。実際にそれをどこまでくつがえせるか……) レイカー「参謀、リオンシリーズの生産作業は?」 サカエ「現在、イスルギ重工の各工場において急ピッチで進行中です」 サカエ「…EOT特別審議会の横槍さえ入っていなければ、リオンシリーズに合わせて…」 サカエ「相当数の量産型ゲシュペンストMk-Ⅱを生産出来ていたのですが…」 レイカー「…現状では、より多くの生産ラインが確保出来るリオンの量産を優先させるしかない」 サカエ「…DCや統合軍の兵器が我が方の戦力の中核を成すとは…皮肉な話です…」 レイカー(…だが……ビアン博士やマイヤー総司令は今のような事態を見越し…) レイカー(マオ社よりはるかに規模の大きいイスルギ重工に…) レイカー(AMの生産ラインを確保させていたのだろうな) オペレーター「司令、ハガネとヒリュウ改が当基地へ帰還しました」 レイカー「わかった。直ちに修理と補給作業を開始せよ」 暗転 SRX計画ラボ ジョナサン「やれやれ、どの機体もボロボロじゃないか」 ロバート「DCとの決戦はかなり激しかったようですね」 ジョナサン「ああ…」 カーク「次の作戦まで時間がない。全ラインを同時に稼動させ、一気にオーバーホールを行おう」 イングラム「カーク…Rシリーズのプラスパーツの調整は、終わったのか?」 カーク「すぐにでも装着が可能だ」 イングラム「カザハラ博士、合体シミュレーションの方は?」 ジョナサン「結果はかなり厳しい。グルンガストほどの安定性は到底見込めないな」 イングラム「…構わん。すぐにプラスパーツの装着作業を始めてくれ」 カーク「了解した」 ロバート「………」 暗転 伊豆下田海岸 リオ「う~ん…。ああ、疲れた」 リューネ(笑い)「これで8戦8勝。あたしの勝ちだね」 リオ(笑い)「リューネにはかなわないなあ。泳ぐの無茶苦茶速いんだもん。オリンピックに出られるよ、きっと」 リューネ(ウインク)「小さい頃から、親父に色々な特訓を受けさせられてたおかげだよ」 リオ「ふ~ん…だから運動神経が尋常じゃないのね」 アヤ「ねえ、あなた達…何やってたの?」 リオ(笑い)「リューネと泳ぎの競争をしてたんです」 アヤ(驚き)「競争って…。せっかくのお休みなのに」 シロ「二人ともノリが体育会系だニャ」 リオ(笑い)「それにしても、アヤ大尉の水着って大胆ですねえ」 アヤ(照れ)「え? そ、そう? ガーネットの見立てなんだけど…」 リオ(笑い)「でも、実はそういうの趣味なんでしょう?」 リオ「ほら…制服もノースリーブだし、パイロットスーツもハイレグだし」 アヤ(照れ)「い…いけなかったかしら…?」 リューネ(笑い)「ね、ね、マサキ! この水着、どう?」 マサキ「あ? 何でそんなこと俺に聞くんだ?」 クロ(呆れ)「マサキ、もう少し気の利いたこと言えニャいの?」 マサキ(驚き)「気の利いたことぉ?」 リューネ(ウインク)「ほら…可愛いなとか、似合ってるぜとかさ」 マサキ「…自分で言うなっての」 リューネ(怒り)「ちょっと! 何なのよ、その反応!! 他に言うことないの!?」 マサキ(被弾)「あ~わかったわかった。うるせえな、ったく」 マサキ「いいか? 一度しか言わねえから、耳の穴かっぽじってよく聞けよ」 リューネ「う…うん」 マサキ「よ~し…」 マサキ(余裕)「可愛いな、似合ってるぜ」 リューネ(照れ)「え? ホント?」 クロ(呆れ)(って、マサキ…表情がわざとらしいニャ) シロ(しかも、リューネは自分でネタをふっといて、真に受けちゃってるニャ…) リオ「ところで…ライ少尉。どうして水着を着てないんですか?」 リオ「せっかくの海水浴なのに読書なんかしちゃって…。何の本なんです?」 ライ「茶道関係の本だ」 リオ「茶道って…日本のお茶の? そんなのやってたんですか?」 ライ「ああ、日系人だった祖母と義姉の影響でな」 リオ「意外…。だけど、ライ少尉には和服とか似合ってるかも…」 アヤ「そうねえ」 リオ(笑い)「ところで…ライ少尉も着替えて泳ぎません? 海、冷たくて気持ちいいですよ」 ライ「遠慮しておく。紫外線を身体に浴びすぎるのは、健康に良くないからな」 マサキ「だったら、部屋の中に入ってろっつーの」 ライ(微笑)「フッ…たまには外の空気を吸うことも必要だ」 マサキ「素直じゃねえなあ」 アヤ(笑い)「けど、ライも人付き合いが良くなったわね。昔のあなただったら誘いを受けなかったでしょ」 マサキ「言われてみりゃ、そうだな。前はもっと愛想が悪かったよな」 アヤ(笑い)「フフフ…誰かさんの影響かしら?」 ライ(怒り)「馬鹿なことを言わないで下さい、大尉」 通信音 アヤ「あら…イングラム少佐からの呼び出しだわ。SRXチームで集合だって」 ライ「了解です」 暗転 ブリーフィングルーム イングラム「…以上がRシリーズによるフォーメーションOOCの概要だ」 リュウセイ(喜び)「…やっぱり、Rシリーズにはそんな秘密が…! く~っ、燃えるぜ!!」 ライ(怒り)「成功確率は30.2パーセント。それに加え、トロニウムの危険性…」 ライ(怒り)「そんな状態で、機動兵器として使い物になるのですか?」 イングラム「使いこなせ。それがお前達に与えられた使命だ」 リュウセイ「わかってるぜ、教官」 ライ(怒り)(…不安定な要素が多すぎる。しかも、総合面ではグルンガストシリーズの方が優秀だ) ライ(怒り)(…あの形態となることに、別の目的があるというのか…?) イングラム「3時間後、Rシリーズの最終テストを行うため、中国大陸へ出発する」 イングラム「各自は機体の最終調整に立ち会うように。以上、解散だ」 リュウセイ「よ~し! 格納庫に行こうぜ、ライ!」 ライ「…ああ」 ドア開閉音、リュウセイ・ライ退室 アヤ(悲しみ)「イングラム少佐…」 イングラム「どうした…?」 アヤ(悲しみ)「もし、私がT-LINKシステムのフルドライブに失敗した場合は…」 イングラム「失敗は許さん。必ず成功させろ。俺は、そのための訓練をお前達に課してきた」 アヤ(悲しみ)「…私は…ただの実験体です。けど、他の人達を巻き添えにするわけには…」 イングラム「命令に変更はない」 アヤ(驚き)「少佐…!」 イングラム「…アヤ、お前にもしものことがあった時は…俺がお前を守ってやる」 アヤ(驚き)「……!」 イングラム「SRXの要はお前だ。俺は…お前を失うわけにはいかない」 アヤ(悲しみ)「少佐を…信じていいんですね?」 イングラム「もちろんだ」 アヤ「わかりました。妹や母の死を無駄にしないためにも…」 アヤ「そして、何よりもあなたのために全力を尽くします」 イングラム「ああ。…信じているぞ、アヤ」 アヤ「では…失礼します」 ドア開閉音、アヤ退室 イングラム(微笑)「所詮は…人の心の甘さが生み出した欠陥品か」 暗転 ヒリュウ改艦橋 ショーン「艦長、本艦とハガネは間もなく北京上空に差し掛かります」 レフィーナ「わかりました」 ユン「この辺りは全く被害を受けてないんですね」 カチーナ「首都クラスの都市は眼中になしってことかよ。…普通、逆じゃねえか?」 ラッセル「日本でも大阪は壊滅状態ですが、東京は無事だし…」 ラッセル「ホワイトスターに最も位置が近いスペースコロニーや月も、攻撃を受けていないと聞いています」 ショーン「さらに、軍の施設も支部クラスの基地は未だに無傷ですからな」 カチーナ(怒り)「奴らはあたし達を生殺しにするつもりなのかよ?」 レフィーナ「いえ…。彼らはこちら側の戦力を消耗させないようにしているのかも知れません」 ショーン「艦長のおっしゃることにも一理ありますな」 ユン「どういうことなんです?」 ショーン「彼らは、その気になれば空間転移装置で地球のどこにでも戦力を送り込むことが出来ます」 ショーン「にも関わらず、我々のような対抗戦力の先鋒を潰しにかかって来ない…」 ショーン「これは手加減されていると考えてもいいでしょうな」 ユン「手加減? 何のためにです?」 ショーン「占領後のことを考え、地球側の被害を最小限に抑えようとしているためか…」 ショーン「あるいは、我々との戦いを楽しむためか…」 ショーン「それとも、DCのように我々を成長させるためかも知れませんな」 レフィーナ「成長…。もしかして、私達をより強力な『武器』に成長させるために…?」 暗転 ブリーフィングルーム マサキ「よお、リュウセイ。Rシリーズの最終テストって一体何をやるんだ?」 リュウセイ(大笑い)「よくぞ聞いてくれた! 実はなあ…Rシリーズにはものスゲエ秘密が隠されてたんだ!」 マサキ「…合体でもするのかよ?」 リュウセイ(驚き)「へっ? …お前、知ってたの?」 マサキ「いや、勘で言ったんだが…まさか、当たりだったとはな」 ブリット「合体か…なるほど…」 リュウセイ(驚き)「何だよ、お前ら! その淡白な反応は! Rシリーズの合体変形機構はものスゲエんだぞ!」 シロ「そうかもニャ。Rシリーズって合体しそうには見えないもんニャ」 リュウセイ「ああ。一回見ただけじゃ、どこがどう変形するんだか絶対にわからねえぞ!」 マサキ「んなの威張ることかよ」 リュウセイ(トホホ)「ちぇっ…。せっかく、ヴァリアブル・フォーメーションっていうかけ声も考えてたのにな…」 アヤ(驚き)「ヴァリアブル…? 何、それ?」 リュウセイ(大笑い)「俺が考えた合体の時の合い言葉さ!」 アヤ「やっぱりね…。いかにもあなたが考えつきそうなことだわ」 ライ「ヴァ、ヴァリ…? 大尉、どういうことなんです?」 アヤ「私も詳しくはないんだけど…日本のロボットアニメじゃね、合体する時に声をかけるらしいのよ」 エクセレン(わお)「あ、それ…聞いたことがあるわ。レッツ何々とか、パイル何々とかって言うんでしょ?」 リュウセイ(喜び)「そうそう!」 ライ「…ナンセンスだな」 リュウセイ(驚き)「何だと!? てめえにゃスパロボ魂ってモンがねえのかよ!」 ライ「ない」 リュウセイ(集中)「こ、このヤロ~…」 アヤ「はいはい、二人ともそこまでよ。もうすぐで演習区域に着くから、Rシリーズの起動準備に入って」 ライ「了解です」 リュウセイ(大笑い)「かーっ、腕が鳴るぜ!」 マサキ「ところでアヤ、何かいいことでもあったのか?」 アヤ「どうしてそんなことを聞くの?」 マサキ(余裕)「何だか機嫌が良さそうだからさ」 リュウセイ「ははあ…。さてはイングラム教官と…」 エクセレン(わお)「わお、なかなか大胆ね。もしかして、もしかすると…」 アヤ(驚き)「な、何を馬鹿なこと言ってるの!」 シロ(喜び)「ムキにニャって怒ってるところが怪しいニャ」 アヤ「…もう、からかわないでったら」 エクセレン(わお)「こりゃ、ブリット君も負けてらんないんじゃなぁい?」 ブリット(怒り)「ど、どうしてそこで俺が出てくるんですか!?」 リュウセイ「ん? ブリットがどうかしたのか?」 エクセレン(笑い)「んふふ~。彼ね、クスハちゃんにホの字らしいの」 ブリット(怒り)「しょ、少尉!」 リュウセイ「へ~え…」 クロ(呆れ)「って、リュウセイ、反応はそれだけニャの?」 リュウセイ「? 何でそんなことを聞くんだ?」 クロ(呆れ)「…マサキとおんニャじで女心には鈍いのニャ……」 警報 アヤ(驚き)「! な、何なの!?」 暗転 ハガネ艦橋 エイタ(驚き)「敵機多数、本艦上空に転移出現!」 テツヤ(驚き)「敵の狙いは本艦なのか!?」 エイタ(驚き)「いえ、違います! 北京市街地区へ降下しています!」 テツヤ(怒り)「何っ…!」 ダイテツ(怒り)「総員、第1種戦闘配置! SRXチーム以外のPT部隊を出撃させろ!」 イングラム「艦長、我々も出撃します」 ダイテツ(怒り)「だが、お前達の機体は…」 イングラム「分離状態なら、戦闘は可能です。ただ、出撃までに少々時間がかかりますが…」 ダイテツ(怒り)「いいだろう、任せる」 第30話 裏切りの銃口 敵初期配置出現、出撃準備 イルム(怒り)「いいな? 市街地に降りた敵機を全て片づけるんだ!」 キョウスケ「了解です」 ブリット「クスハがいない…? 中尉、クスハはどうしたんですか?」 イルム「弐式の調子が良くないらしい。SRXチームと一緒で、出撃は遅れるそうだ」 ブリット「そうですか…」 タスク(笑い)「いいトコ見せられなくて残念だったな、ブリット」 ブリット(怒り)「な、何言ってんだ。俺は別にそんなつもりで…」 エクセレン(笑い)「まあまあ。嫌よ嫌よも好きのうち…ってね」 キョウスケ「…意味がわからんぞ」 敵全滅 母艦がハガネの場合 エイタ(驚き)「上空に重力震反応! 大型飛行物体が転移して来ます!」 テツヤ(驚き)「識別は!?」 エイタ(驚き)「フラワーです!」 テツヤ(怒り)「南極の時と同じ奴…! 敵の戦艦か!!」 →敵増援出現 母艦がヒリュウ改の場合 ユン(怒り)「上空に重力震反応! 大型飛行物体が転移して来ます!」 レフィーナ(怒り)「飛行物体の識別は!?」 ユン(怒り)「フラワーです!」 ショーン「確か、敵の戦艦でしたな…」 →敵増援出現 敵増援出現 マサキ(驚き)「あれは…人型の機動兵器…!」 キョウスケ(怒り)「みんな、気を付けろ。敵の新型のお目見えだ」 マサキ(驚き)「あいつら、あんな物を持ってやがったのか…!?」 リョウト(悲しみ)「サイズが…PTやAMと同じだ…! もしかして…?」 イルム「ああ。本来、パーソナルトルーパーやアーマードモジュールは…」 イルム「エアロゲイターの人型機動兵器に対抗するために開発されたものでな」 リョウト(悲しみ)「…彼らがあんな物を持っているって…わかっていたんですか?」 イルム「親父の話じゃ、メテオ3にそれっぽい情報があったそうだ」 イルム「もっとも、連中が本当にあんな物を持っているかどうかは賭けだったらしいが……」 リョウト(悲しみ)「…………」 イルム「何にせよ、今までのバグスやバード、スパイダーは前座……」 イルム「あの人型こそが本命。つまり、連中は本腰を入れてきたってことさ」 キョウスケ(怒り)「…新たなカードか。それをおれ達に切ってきた理由は何だ…?」 キョウスケ(怒り)「奴らは何故、おれ達を狙ってきた…?」 エクセレン(わお)「あ、わかった! 私の実力と魅力に気づいて、誘拐しに来たとか!?」 エクセレン(わお)「ああ…私って罪な女」 キョウスケ(被弾)「つまらんことを言ってないで、戦闘に集中しろ」 エクセレン(怒り)「んもう、ホントだったらどうするのよぉ」 キョウスケ(怒り)「油断はするな。…奴らの目的が何であろうとな」 SRXチーム、グルンガスト弐式出現 リュウセイ(怒り)「みんな、遅くなってすまねえ!」 キョウスケ(怒り)「奴らは新しいカードを切ってきた。気を付けてくれ」 リュウセイ「ああ。遅れた分は何とか取り返してみせるぜ」 イングラム「ライ、R-2パワードの調子はどうだ?」 ライ「出力が若干不安定ですが、戦闘には支障ありません」 イングラム「アヤ、お前の方は?」 アヤ「念の逆流を感じますが…許容範囲です。やれます」 ブリット「クスハ、機体の方は大丈夫なのか?」 クスハ「上手く動かないけど…何とか頑張ってみるわ」 ブリット「無理をするなよ」 クスハ(笑い)「うん…。心配してくれてありがとう、ブリット君…」 イングラム「俺とクスハは母艦の護衛に回る。他の者は敵機を迎撃しろ」 フーレのHP70%以下orフーレ以外の敵機が9機以下 イングラム(微笑)(……頃合いか) イングラム「リュウセイ、ライ、アヤ…直ちにフォーメーションOOCを組め」 ライ(怒り)「!!」 アヤ(驚き)「えっ!?」 リュウセイ(怒り)「ま、まさか…アレをやれってのかよ、教官!?」 イングラム「そうだ。SRXによって、敵機を一気にせん滅する」 ライ(怒り)「無茶です、少佐…! まだ一度もテストをしていないのですよ?」 アヤ(驚き)「そ、それに…今は戦闘中です!」 イングラム「だからこそだ。Rシリーズの合体は、戦闘中に行うことを前提とされている」 アヤ(驚き)「た、確かに…そうですが…!」 ライ(怒り)「…危険過ぎます。失敗をすれば、他の機体まで巻き込むことに…!」 イングラム「どうした…? 自信がないのか?」 ライ(怒り)「!」 イングラム「…今までお前達は、俺が課した厳しい訓練をこなしてきた」 イングラム「だから、自分達の力を信じろ」 イングラム(微笑)「そして、俺を信じろ。お前達ならば…Rシリーズの合体を成功させることが出来る」 リュウセイ(集中)「……!」 イングラム「リュウセイ。自分が軍に入った目的を…戦う理由を思い出せ」 イングラム(微笑)「お前はこの星と…仲間達を守るのだろう?」 リュウセイ(集中)「…わかった…!」 リュウセイ(怒り)「やるぜ、イングラム教官!!」 イングラム「では、パターンOOCの解除を許可する。いいな? アヤ、ライ…」 アヤ(怒り)「は、はい!」 ライ(怒り)「…了解です」 イングラム「各機へ。SRXチームは戦線から一時離脱する」 イングラム「なお、援護は不要だ。各個の戦闘に専念しろ」 キョウスケ(怒り)「…了解」 エクセレン「んじゃ、お手並み拝見といきましょっか」 リュウセイ(怒り)「ああ! 行くぜっ、ライ、アヤ!」 SRXチーム、正門前広場へ移動 アヤ(怒り)「念動フィールド、ON! トロニウムエンジン、フルドライブ! 各機、変形開始!!」 リュウセイ(怒り)「行くぜ! ヴァリアブル・フォーメーション!!」 Rマシン、合体開始 イングラム(微笑)(さあ…お前達の力を見せてみろ) アヤ(被弾)「う…ああっ…!」 アヤ(苦悶)「あああっ…!!」 R-2パワード爆発 リュウセイ(驚き)「うおあっ!?」 ライ(怒り)「くっ、念動フィールドが! エンジン緊急制御!!」 リュウセイ(被弾)「うあああっ!」 R-1移動 アヤ(被弾)「きゃああっ!!」 R-3パワード移動 ライ(怒り)「うぐっ!!」 R-2パワード移動 キョウスケ(叫び)「合体に失敗した…!?」 マサキ(怒り)「みんな、無事かっ!?」 リュウセイ(被弾)「う、ううっ…! だ、駄目だ…バラけちまった…!」 キョウスケ(叫び)「マサキ…!」 マサキ(怒り)「ああ、わかってる! こっちで敵を引きつけるぜ!」 リュウセイ(集中)「す、すまねえ、みんな!」 ライ(怒り)「このままでは他の機体の動きを乱す! 一時後退するぞ、リュウセイ!」 リュウセイ(集中)「あ、ああ! アヤ! 大丈夫か!?」 アヤ(苦悶)「………」 リュウセイ(怒り)「アヤッ!!」 ライ(怒り)「大尉…! 気絶しているのか…!?」 イングラム(微笑)「フッ…」 リュウセイ(集中)「!?」 イングラム(微笑)「フフフ…」 リュウセイ(集中)「イ、イングラム教官!?」 イングラム(微笑)「どうやら、これまでのようだな」 イングラム、敵へ変化、R-3パワードの横へ移動 アヤ(苦悶)「う…うう…イングラム…少佐…」 イングラム(AG)(冷笑)「アヤ、せめてもの情けだ。苦しまぬように…」 イングラム(AG)(怒り)「殺してやる………!」 アヤ(驚き)「えっ…!?」 R-3パワード爆発 リュウセイ(怒り)「ア、アヤァァァァッ!!」 ライ(怒り)「大尉ッ!!」 ラーダ(驚き)「イ、イングラム少佐…!?」 ガーネット(驚き)「う、嘘でしょ!?」 キョウスケ(被弾)「R-GUNがR-3を撃墜…誤認なのか…!?」 マサキ(怒り)「どういうつもりだ、イングラムッ!!」 イングラム(AG)(冷笑)「フッ…」 リュウセイ(集中)「イ、イングラム教官…こ、これはどういうことなんだ?」 リュウセイ(怒り)「どうして…どうしてアヤをっ!?」 イングラム(AG)「………」 イングラム(AG)「…アヤは念動力者としては欠陥品だった」 イングラム(AG)「だから…処分したまでだ」 リュウセイ(集中)「け、欠陥品…!? 教官、何を…」 キョウスケ(怒り)「…読めた。そういうことか…」 リュウセイ(驚き)「キョウスケ!?」 キョウスケ(怒り)「この戦い…もう一つ、選択肢がある」 キョウスケ(怒り)「…お前は地球を裏切ってエアロゲイター側につくことを選択したのか?」 イングラム(AG)「俺は選択などしていない」 キョウスケ(被弾)「何…っ?」 イングラム(AG)(冷笑)「何故なら…俺はエアロゲイター側の人間だからな」 マサキ(驚き)「な…何だとっ!?」 イングラム(AG)「俺は、地球人特有の特殊能力と技術を調査するために送り込まれた特殊工作員なのだ」 マサキ(驚き)「特殊…工作員!?」 リュウセイ(集中)「ほ…本当なのか…? 教官は…今まで俺達を…だましていたのか!?」 イングラム(AG)「そうだ」 リュウセイ(驚き)「う…嘘だろ…? 今まで一緒に戦って来たのに…!」 イングラム(AG)「俺にとって、お前達は地球人の単なるサンプルに過ぎない」 イングラム(AG)「出会った時から…それ以上の感情は持っていないのだ」 リュウセイ(驚き)「な、何だと…? 俺達が…サンプルだと!?」 イングラム(AG)「ああ。俺にとって、お前は部下や戦友などではなく…」 イングラム(AG)「あくまでも、サンプルナンバー55番に過ぎない」 リュウセイ(驚き)「なっ…!」 イングラム(AG)「俺を憎め、リュウセイ・ダテ。そうすれば、お前の力が目覚める」 イングラム(AG)(冷笑)「俺の追い求める力がな…」 リュウセイ(怒り)「て、てめえ! アヤが…アヤがどんな気持ちで…」 リュウセイ(怒り)「どんな気持ちでてめえに撃たれたのか、わからねえのかっ!?」 イングラム(AG)(冷笑)「言ったはずだ。そういう感情は持ち合わせていない、と」 リュウセイ(集中)「な…に…!?」 敵増援出現 イングラム(AG)「さあ…あがけ、俺の目の前で」 リュウセイ(怒り)「あ、あの野郎…!!」 タスク(怒り)「チッ…! ハンスよりタチが悪いぜ!!」 タスク(怒り)「だましのテクニックは認めてやるが、とんでもねえ種明かしをしやがって!!」 リョウト(悲しみ)「ど、どうすればいいんだ…!?」 キョウスケ(怒り)「迷う必要などない。俺は敵だ、と公言したからには…倒すしかあるまい…!」 イングラム(AG)のHP80%以下orイングラム(AG)以外の敵全滅 フーレ出現 母艦がハガネの場合 テツヤ(驚き)「!!」 エイタ(驚き)「あ、新たな敵艦が至近距離に空間転移をっ!!」 テツヤ(怒り)「主砲で蹴散らせっ!!」 エイタ(驚き)「だ、駄目です! 敵艦は艦首前面に強力なバリアを展開しています!!」 テツヤ(驚き)「何!? まさか、突撃してくる気か!?」 エイタ(驚き)「そ、その可能性はあります!!」 テツヤ(怒り)「オーバーブースト点火! 急速転舵! 回避しろっ!!」 ダイテツ(怒り)「待て!!」 テツヤ(驚き)「!?」 ダイテツ(怒り)「機関、最大戦速! 艦首部分にエネルギーフィールドを集中させろ!!」 テツヤ(驚き)「か、艦長!?」 ダイテツ(怒り)「敵艦のバリアなど、直接叩き割ればよい!!」 ???「その役目は我々に任せてもらおう」 ダイテツ(驚き)「む!?」 エイタ(驚き)「艦長! こちらへ急速接近してくる物体が!!」 ダイテツ(驚き)「何者だ!?」 エイタ(驚き)「こ、これは…戦艦!? しかも、本艦と同型ですっ!!」 テツヤ(驚き)「同型艦だと!?」 ダイテツ(驚き)「まさか参番艦の…クロガネか!?」 →クロガネ出現 母艦がヒリュウ改の場合 レフィーナ(驚き)「!!」 ユン(怒り)「あ、新たな敵艦が転移出現しました!!」 ショーン(驚き)「む…! こんな至近距離で…!!」 レフィーナ(怒り)「前部主砲、発射準備! 急いで下さい!!」 ユン(怒り)「敵艦が艦首前面に強力なバリアを展開!」 ショーン(驚き)「まさか、本艦へ突撃してくる気か…!?」 ショーン(驚き)「急速転舵!! 敵艦との相対距離を取れ!!」 レフィーナ(怒り)「いえ、駄目です!」 ショーン(驚き)「艦長…!?」 レフィーナ(怒り)「機関、最大戦速! 艦首部分にエネルギーフィールドを集中させて下さい!」 ショーン(驚き)「もしや、艦長…」 レフィーナ(怒り)「ええ…互いの力場を衝突させて相殺します!!」 ショーン「…つまり、結晶薄膜化現象を引き起こさせてバリアを叩き割る、と…」 ショーン(…艦長もなかなか機転が利くようになってきましたな) ???「その役目は我々に任せてもらおう」 レフィーナ(驚き)「え!?」 ユン(怒り)「艦長! こちらへ急速接近してくる物体を感知しました!」 レフィーナ(驚き)「識別は!?」 ユン(怒り)「スペースノア級万能戦闘母艦です!」 レフィーナ(驚き)「スペースノア級…!? ハガネ以外の!?」 ショーン「壱番艦シロガネは南極で大破しておりますし…。となれば、残る参番艦のクロガネですな」 ショーン「ただ、クロガネはDCの旗艦だったと聞いておりますが…」 レフィーナ(驚き)「!」 →クロガネ出現 クロガネ出現 LB兵「測距データ確認! 距離2507、仰角21コンマ3!」 エルザム「よし…艦首超大型回転衝角、始動!」 LB兵「了解! 回転衝角、始動!」 エルザム(怒り)「テスラ・ドライブ最大出力!」 エルザム、フーレに接近、超大型回転衝角でフーレを攻撃 エルザム(怒り)『クロガネ、突撃ぃっ!!』 エルザム(怒り)『敵艦のバリアを叩き割れ!!』 自律回路『………!!』 母艦がハガネの場合 エイタ(驚き)「ク、クロガネが敵艦を…!」 テツヤ(驚き)「ど、どういうつもりだ!?」 エルザム「こちらはクロガネ艦長のエルザム・V・ブランシュタインだ。これより貴艦を援護する」 レオナ(怒り)「エルザム少佐! 私達を助けてくれるのですか!?」 ライ(怒り)「エルザム、何の真似だ!?」 エルザム(微笑)「フッ…見てわからんのか?」 ライ(怒り)「何…!?」 エルザム「少なくとも、私は自分の敵が何者なのか見極めているつもりだ」 ダイテツ「…協力を感謝する、エルザム少佐」 テツヤ(驚き)「よろしいんですか、艦長!?」 ダイテツ(怒り)「こちらの手の内を知り尽くしたイングラム少佐が裏切ったのだ…!」 ダイテツ(怒り)「今の我々には彼を倒す手段を選んでいる余裕はない!」 テツヤ(怒り)「りょ、了解です!」 母艦がヒリュウ改の場合 エルザム「こちらはクロガネ艦長のエルザム・V・ブランシュタインだ。これより貴艦を援護する」 レオナ(怒り)「エルザム少佐! 私達を助けてくれるのですか!?」 ライ(怒り)「エルザム、何の真似だ!?」 エルザム(微笑)「フッ…見てわからんのか?」 ライ(怒り)「何…!?」 エルザム「少なくとも、私は自分の敵が何者なのか見極めているつもりだ」 レフィーナ「…協力を感謝します、エルザム少佐」 ショーン「よろしいので?」 レフィーナ(怒り)「こちらの手の内を知り尽くしたイングラム少佐が裏切ったのです…!」 レフィーナ(怒り)「今の私達には、彼を倒す手段を選んでいる余裕はありません!」 リュウセイとイングラム(AG)が戦闘 リュウセイ(怒り)「てめえ、そこを動くなぁぁぁっ!!」 イングラム(AG)(冷笑)「そうだ…。その怒りだ、リュウセイ」 リュウセイ(怒り)「ふざけんな! 俺はてめえの興味のために戦ってるんじゃねえ!!」 イングラム(AG)「では、俺が何のためにお前を軍に引き入れたと思っているのだ?」 リュウセイ(怒り)「うるせえ! クスハを戦争に巻き込み、あまつさえアヤまで撃ちやがって!!」 リュウセイ(怒り)「イングラム教官…! いや、イングラム・プリスケン! 俺はてめえを絶対に許せねえっ!!」 ライとイングラム(AG)が戦闘 イングラム(AG)「ライ…やはりSRXチームには3人の念動力者が必要だった」 ライ「力を持っていない俺も…用済みだということか!?」 イングラム(AG)(冷笑)「ああ、そうだ」 ライ(怒り)「…元々俺が間に合わせの要員だということは知っていた」 イングラム(AG)(冷笑)「殊勝だな」 ライ(怒り)「だが、俺は…リュウセイや大尉にこの義手の痛みを…俺のような苦しみを味わって欲しくなかった!」 イングラム(AG)「しかし…それが力を生み出す源となる」 ライ(怒り)「黙れ! 俺が貴様の素性にもっと早く気づいていれば…!」 イングラム(AG)(冷笑)「フッ…」 ライ(怒り)「イングラム…俺が必要ないと言ったな」 イングラム(AG)「………」 ライ(怒り)「だが、貴様を倒すまでR-2のシートは俺の物だ!!」 キョウスケとイングラム(AG)が戦闘 キョウスケ「とんだイカサマ師だったようだな、イングラム・プリスケン」 イングラム(AG)(冷笑)「フフ…。博打の世界ではばれなければ不正とは言うまい。…現実も同じだ」 キョウスケ「同感だ。だが…イカサマがばれたからには、それ相応の代償を払ってもらう…」 キョウスケ(怒り)「現実と同じにな…!」 エクセレンとイングラム(AG)が戦闘 エクセレン「何でか、私って男運がないのよね。少佐のことも目を付けてたのに」 イングラム(AG)「俺は良いサンプルに恵まれた…。キョウスケ・ナンブ、ブルックリン・ラックフィールド…」 イングラム(AG)(冷笑)「そして、エクセレン・ブロウニング…。特にお前はな」 エクセレン(被弾)「……? 新手の口説き文句かしら?」 マサキとイングラム(AG)が戦闘 マサキ(怒り)「イングラム!!」 マサキ(怒り)「俺はてめえみたいに人の命を何とも思ってねえ奴が許せねえっ!!」 イングラム(AG)(冷笑)「では…シュウ・シラカワと同じように俺を追い続けるか?」 マサキ(怒り)「てめえらみたいな連中を放っておけるかっ!!」 イングラム(AG)「裁きの日が近づいている今…力なき者は死あるのみ」 イングラム(AG)「俺はその真理を理解し…行動しているだけに過ぎない」 マサキ(怒り)「そんな屁理屈で納得がいくかよっ!!」 イングラム(AG)(冷笑)「フッ…愚かな」 マサキ(怒り)「愚かで結構! 俺は魔装機神操者の名にかけて、てめえをブッ倒す!!」 イルムとイングラム(AG)が戦闘 イルム「やれやれ…。俺としたことが、ずっとだまされてたってワケだ」 イングラム(AG)(冷笑)「イルム…お前も良い資質を持った素材だった。リンもここにいれば、なお良かったがな」 イルム「ま、そうだろうな。ハンス以上の役者だったことは認めるぜ、イングラム少佐」 イルム「おかげで、PTXチームはとんだ幕切れを迎えちまった…」 イルム(怒り)「だけど、アンコールはなしってことにさせてもらうぜ、少佐!!」 ラーダとイングラム(AG)が戦闘 ラーダ(怒り)「まさか…あなたが敵のスパイだったなんて…!」 イングラム(AG)(冷笑)「R-GUNの調整は見事なものだった。その結果を…命と引き替えに知るがいい」 ラーダ(怒り)「…私は…裏切られるのには慣れています」 ラーダ(怒り)「でも、アヤの…アヤの気持ちをないがしろにしたことは許せません…!」 ダイテツとイングラム(AG)が戦闘 ダイテツ(怒り)「獅子身中の虫…と言うわけか、イングラム少佐…!」 イングラム(AG)「…お前は我々と縁の深い人間…。指揮官として利用するには最上の素材だ」 ダイテツ(怒り)「…だろうな。かつてのワシらの目的は…貴様らによって打ち砕かれたのだからな!」 イングラム(AG)(冷笑)「フッ…。ならば、今一度新しい航海に踏み出すがいい」 イングラム(AG)(冷笑)「絶望という名の目的地に向かってな…」 ダイテツ(怒り)「よかろう。ただし…貴様も共に連れて行く!」 レフィーナとイングラム(AG)が戦闘 ショーン「いや、まったく…。この私の目は曇っていたようですな」 レフィーナ(怒り)「イングラム少佐…! あなたは…」 イングラム(AG)(冷笑)「立ち塞がる敵は全て倒せ。そう教えられているだろう、レフィーナ中佐」 レフィーナ(驚き)「……!」 ショーン「申し訳ありませんが、少佐…説得も遠慮も致しませんぞ」 ショーン「今一度、あなたの策とやらに乗らせて頂きます」 レフィーナ(怒り)「副長…!」 ショーン「艦長、迷う必要はありませんぞ。それがあの男の望みなのですから」 レフィーナ(怒り)「…わかりました…!」 イングラム(AG)のHP50%以下 イングラム(AG)(冷笑)「フッ…さすがだな。俺が見込んだだけのことはある」 イングラム(AG)「だが、俺は今のところ優秀なサンプルであるお前達を殺すつもりはない…」 イングラム(AG)「これからは戦闘指揮官としてではなく、敵としてお前達の力を引き出してやる」 敵増援出現 クスハ(苦悶)「!!」 クスハ、ゼカリア撤退 ヴィレッタ「イングラム、迎えに来た」 イングラム(AG)「ご苦労だったな」 ヴィレッタ「サンプルの回収は終了した。これより撤退する」 イングラム(AG)「了解した」 イングラム(AG)以外撤退 イングラム(AG)(冷笑)「さらばだ。お前達のさらなる奮闘に期待している…」 イングラム(AG)撤退 →共通 イングラム(AG)を撃墜 イングラム(AG)(冷笑)「フッ…R-GUNを行動不能に陥らせるとはさすがだな」 イングラム(AG)「だが、俺は今のところ優秀なサンプルであるお前達を殺すつもりはない…」 イングラム(AG)「これからは戦闘指揮官としてではなく、敵としてお前達の力を引き出してやる」 敵増援出現 クスハ(苦悶)「!!」 クスハ、ゼカリア撤退 ヴィレッタ「イングラム、迎えに来た」 イングラム(AG)「ご苦労…」 ヴィレッタ「サンプルの回収は終了した。これより撤退する」 イングラム(AG)「了解した」 イングラム(AG)(冷笑)「では、さらばだ。お前達のさらなる奮闘に期待している…」 敵全機撤退、R-GUN爆発 →共通 共通 リュウセイ(怒り)「ま、待ちやがれ! イングラム!!」 ライ(怒り)「…追っても無駄だ。奴らは空間転移を行った…!」 リュウセイ(集中)「う…ぐ…!」 マサキ(怒り)「あ、あの野郎…っ!」 イルム(被弾)(くっ……俺もヤキが回ったもんだぜ……) イルム(被弾)(…少佐の正体に気づかなかったとは…。だが、この始末は必ず…!) キョウスケ(怒り)(…ジュネーブの時から、奴には疑いをかけていた…) キョウスケ(怒り)(だが、確証をつかむのが遅かったか…) リオ(怒り)「リョウト君、ブリット君! クスハは…クスハはどこ!?」 リョウト(悲しみ)「え…っ!?」 ブリット(怒り)「いないのか!?」 リオ(悲しみ)「え、ええ…弐式の……弐式の反応がないのよ!!」 タスク(怒り)「お、おい! 冗談だろ!? さっきまで戦闘区域内にいたぞ!!」 ブリット(怒り)「クスハ! 応答しろ! クスハッ!!」 タスク(怒り)「クスハ! どこに行ったんだ!?」 ブリット(怒り)「クスハッ!!」 レオナ(被弾)「ダメ…! 応答がないわ……!」 リュウセイ(怒り)「どうしたんだ!? 何があったんだよ!?」 リオ(悲しみ)「リュ、リュウセイ君……」 リオ(悲しみ)「ク、クスハが…クスハがいなくなっちゃった…!!」 リュウセイ(驚き)「な、何だってぇっ!?」 リオ(被弾)「…グルンガスト弐式が…どこにもいないのよぉっ!!」 リョウト(悲しみ)「も、もしかして…イングラム少佐に…連れ去られた…?」 ブリット(悲しみ)「そ、そんな馬鹿な…!」 リュウセイ(被弾)「ち、ちきしょぉぉぉぉっ!!」 リュウセイ(怒り)「イングラム…! イングラム・プリスケン…! 覚えてやがれ…!!」 リュウセイ(怒り)「てめえはこの俺が…っ!」 リュウセイ(怒り)「この俺が必ず倒してやるぅぅぅぅっ!!」 ヒリュウ改格納庫 リュウセイ(怒り)「ブリット! 何でクスハを守ってやれなかったんだ!?」 ブリット(怒り)「こっちだって敵機と戦うので精一杯だったんだ!」 ブリット(悲しみ)「お前がSRXの合体に成功していればこんなことには…!」 リュウセイ(怒り)「て、てめえっ!!」 殴打音 ブリット(被弾)「ぐっ…! じゃあ、お前だったらクスハを守れたと言うのか!?」 リュウセイ(怒り)「な、何だと!?」 ブリット(怒り)「お前はクスハの何なんだ!? ただの幼なじみか!? それとも恋人なのか!?」 リュウセイ(集中)「……!」 ブリット(悲しみ)「あの子の本当の気持ちも知らないくせに…何もしてやれないくせに…」 ブリット(怒り)「偉そうな口を利くな!!」 殴打音 リュウセイ(被弾)「ぐっ…!」 ジャーダ(被弾)「やめろ、お前ら!!」 リュウセイ(怒り)「放してくれ、ジャーダ!」 ブリット(怒り)「止めないで下さい!!」 ジャーダ(怒り)「バカヤロウ! お前らがケンカしてもなあ、クスハは戻って来ないんだぞ!!」 リュウセイ(集中)「!」 ブリット(悲しみ)「!」 キョウスケ「ジャーダ少尉の言うとおりだ」 ブリット(怒り)「しかし、キョウスケ少尉!」 キョウスケ「焦っても始まらん。そして、出来ることはいくつもない」 キョウスケ(怒り)「ならば彼女を救い、その上でエアロゲイターを叩く。多少…分の悪い賭けだがな」 暗転 ハガネ艦橋 テツヤ「艦長…クロガネは戦闘空域から離脱したようです」 ダイテツ「そうか…。R-3とアヤ大尉の状態は?」 テツヤ「R-3は頭部と右腕を破壊されましたが、その他の部分はプラスパーツのおかげで軽傷でした」 テツヤ「アヤ大尉の方は意識を失っていますが、命に別状はありません」 イングラム(AG)を撃墜した場合追加 テツヤ「あと、大破したR-GUNも回収しておきました」 ダイテツ「わかった…」 テツヤ「それにしても…イングラム少佐の正体がエアロゲイターだったとは…」 ダイテツ「………」 ダイテツ(怒り)(…ワシも老いたか。あの男の本性を見抜けなんだとは…) ダイテツ(怒り)「…極東基地に帰還する。直ちに発進準備を」 テツヤ「了解です…」 →31『仮面の下にある顔は』 31『仮面の下にある顔は』 自動惑星ネビーイーム アタッド「さあ、目覚めるがいい…。あたしの可愛い人形さん…」 アタッド「今からお前の名前はゲーザ…ゲーザ・ハガナーだよ…」 ゲーザ「………」 アタッド「いいかい? お前に新しい身体を与えたのはこのあたし…アタッド・シャムラン」 ゲーザ「…アタッド……シャムラン」 アタッド「そう…いい子だねえ。だから、私の言うことをよくお聞き」 アタッド「お前の役目は、選ばれたサンプルを血祭りに上げること…」 ゲーザ「…血祭り…」 アタッド「そう…。あたしの言うことを聞けば、楽しいゲームで遊ばせてやるさね」 ゲーザ「ゲーム…」 アタッド「さあ、もうお眠り。もうすぐ外に出してやるからねえ」 イングラム(AG)(冷笑)「…相変わらず見事なマインドコントロールだな」 アタッド「イングラム…。戻って来たのかい?」 イングラム(AG)「ああ。地球での仕込みが終わったのでな」 イングラム(AG)「ところで…サンプルの調子はどうだ?」 アタッド「今のところ問題はないよ。この子を含めて全員ね」 イングラム(AG)「そうか」 アタッド「また新しいサンプルを持って帰って来たんだろう? あたしが調整してやるよ」 イングラム(AG)「いや…クスハ・ミズハは残してきたサンプル達の最後の仕上げに必要だ。俺の手で調整する」 アタッド「ふ~ん…。ヴィレッタと同じようにかい?」 イングラム(AG)「お前には関係のない話だ」 アタッド(フン、木偶人形風情が…。調子に乗るんじゃないよ) 暗転 極東支部基地 カーク「地下格納庫でのR-3のパーツ交換作業が終了した」 カーク「あとはT-LINKシステムの中枢が回復するのを待つだけだ」 ロバート(怒り)「中枢だと!?」 ジョナサン「おいおい、カーク…人間を機械と一緒にするんじゃない」 カーク「パイロットなど、マシンの1パーツに過ぎんよ」 ロバート(怒り)「何!? 冗談でもそんなことを言うな!」 ジョナサン「待て待て、二人とも! 今、私達で争っても何にもならんぞ」 ロバート(怒り)「く……!」 ジョナサン「カーク、お前も相変わらずだな。人の扱いがさばけているというか、下手というか…」 ジョナサン「きっと、マリオンはそういう所に似たんだな」 カーク「昔の話だ」 ロバート「………」 ジョナサン「どうした、ロブ?」 ロバート「…一つ、気になることがあるんです」 ロバート「何故、イングラム少佐はR-3を破壊しなかったのでしょう?」 カーク「無論、彼がわざと狙いを外したからだ」 ロバート「だから、どうして?」 カーク「少佐は、アヤを起爆剤にしようとしたのだろう」 ロバート「起爆剤…?」 カーク「そうだ。キョウスケやマサキ、リュウセイ達により強い力を発揮させるためのな」 ロバート「もしや…クスハもそのために?」 カーク「おそらくな」 ジョナサン「だが…これからが厄介だな。イングラム少佐はこちらの手の内をほぼ知り尽くしている」 ジョナサン「何にせよ、これからは苦戦する一方だろうな」 ロバート「いや、それはわかりませんよ」 カーク「何故そう思う?」 ロバート「人間の底力って奴はな…俺達科学者が計算した以上の数値を弾き出すことがあるからさ」 暗転 極東支部基地 エクセレン「あら…いい所にいたわね、色男さん。ねえねえ、医務室ってどこにあるか知らない?」 ライ「上のプレートが見えないのか?」 エクセレン「あらら、ここだったのね。それで、アヤの具合はどう?」 ライ(悲しみ)「まだ意識が戻っていない」 エクセレン(悲しみ)「そう…。大事に至らないといいけどね」 エクセレン「ま、眠れるお姫様は王子の熱いキッスで目覚めるってのが相場だけど、どう? 王子様」 ライ(怒り)「遠慮しておく。R-2の調整作業が残っているのでな」 エクセレン(笑い)「あらあら、若いわねえ。素直じゃないんだから、もう」 暗転 医務室 エクセレン「あら、ラーダさんとリューネも来てたの?」 リューネ(悲しみ)「うん…事情が事情だし、心配でね」 ラーダ(悲しみ)「それに、彼女には辛い現実を伝えなければならないから…」 エクセレン(悲しみ)「そうね…。信じてた人に、好きだった人に裏切られちゃったんだもんね」 ラーダ(悲しみ)(…イングラム少佐だけじゃない…。もしかしたら、ヴィレッタもあの人と同じで…) アヤ(悲しみ)「う、うう……」 リューネ「アヤ、気がついた!?」 アヤ(悲しみ)「…リューネ…私、夢を見たの…」 リューネ「夢?」 アヤ(悲しみ)「…イングラム少佐が…私を…撃ったの…。そんなこと、あり得ないのに……」 ラーダ(悲しみ)「アヤ……」 エクセレン「はい、ストップ。夢にしたい気持ちもわかるけど…現実よ」 アヤ(驚き)「えっ…?」 ラーダ(驚き)(エクセレン…あなた…) エクセレン(悲しみ)「イングラムはあなたを…あたし達を裏切ったのよ」 アヤ(被弾)「う、嘘よ!」 リューネ(悲しみ)「ホントのことだよ、アヤ…。あいつはあたし達にも攻撃を仕掛けて来て…クスハを連れ去ったんだ」 アヤ(悲しみ)「そ、そんな……。うっ…うう…」 エクセレン「泣いたって、何の解決にもなんないわよ」 エクセレン「優しい言葉をかけてあげられる余裕もないしね」 アヤ(悲しみ)「エクセレン……」 エクセレン「あなたがイングラムを信じたいなら、止めはしないけど…泣いても何にもなんないわよ」 リューネ(悲しみ)「そうだね…。酷な言い方だけど…」 アヤ(悲しみ)「リューネ……」 リューネ「ね、アヤ。決着つけようよ」 リューネ「イングラムの所まで行って…あいつの胸ぐらつかんで、あんたの想いをぶつけなよ」 アヤ(悲しみ)「私の…想い…?」 リューネ(ウインク)「うん。あたしだったらそうするよ」 エクセレン(笑い)「そうそう。あたし達はサンプルじゃなく…感情を持った人間だってこと…思い知らせてやれば?」 アヤ「…わかったわ。私、もう一度イングラム少佐に会ってみる」 リューネ(笑い)「その意気、その意気」 エクセレン(笑い)「こんなご時世だもの、少しでも前向きにならないとね」 アヤ(笑い)「ええ…ありがとう、みんな…」 ラーダ(笑い)「じゃあ、アヤ。気分を落ち着かせるのに、効果的なヨガのアサナを教えてあげるわ」 アヤ「え?」 エクセレン(被弾)「やば…!」 リューネ(被弾)(今の内に逃げようっと…) ラーダ(笑い)「どこへ行くの、二人とも? あなた達にも付き合ってもらうわ」 リューネ「や、やっぱり?」 ラーダ(笑い)「大丈夫、大丈夫。ちょっと苦しい姿勢だけど効果は抜群よ」 リューネ(被弾)「あのさ、それって本末転倒じゃないの?」 エクセレン「まあ…それで気を失っちゃえば、またゆっくり休めるし」 アヤ「…ま、また今度で…いいですか、ラーダさん?」 ラーダ(集中)「駄目よ。さ、みんな、呼吸を整えて……」 暗転 極東支部司令部 キョウスケ(被弾)「…自分を戦闘指揮官に?」 ダイテツ「そうだ。前任のイングラム少佐がああいう結果になったのでな」 キョウスケ「…階級から考えて、アヤ大尉かイルムガルト中尉が適任だと思われますが…」 イルム(笑い)「悪いな、俺は荷の重いポジションが性に合わなくてね。ついさっき辞退させてもらったよ」 イルム「それに、アヤ大尉も自分の代わりに、お前を推したそうだ」 キョウスケ(被弾)「しかし…」 カチーナ(笑い)「ヘッ、遠慮すんなよ。あたしは全然構わないぜ?」 キョウスケ「カチーナ中尉…」 カチーナ「指揮官なんて面倒だし…勝手に突っ込んで、またラッセルに心配かけるわけにもいかねえしな」 イルム(被弾)「おいおい、勝手に突っ込むことが前提か?」 カチーナ(笑い)「…さてね。ま、ともかく…あたしは指揮官なんて柄じゃないってことさ」 ダイテツ「レフィーナ中佐やショーンからの推薦もある。無論、ワシもお前が適任だと考えておる」 キョウスケ「………」 キョウスケ(微笑)「…わかりました。努力します」 ダイテツ「では、頼むぞ」 レイカー「それから、部隊の再編と今後の作戦を遂行するにあたって…」 レイカー「曹長階級のパイロットを全員、少尉へ…そして、君を中尉へ戦時昇任させる」 キョウスケ「了解です」 警報 オペレーター「第3防衛ライン上にエアロゲイター部隊が転移出現! 当基地に向かって来ます!!」 ノーマン「何だと…? 今まで奴らは支部クラスの基地に攻撃を仕掛けて来なかったと言うのに…」 レイカー「本格的な軍施設への攻撃を開始したか…ハガネとヒリュウ改が目的か…そのいずれかでしょうな」 ダイテツ「では、それを確かめる意味でもワシらが迎撃に出よう」 レイカー「うむ…頼むぞ、ダイテツ」 第31話 仮面の下にある顔は 敵初期配置出現 出撃準備 キョウスケ(微笑)「アサルト1より各機へ。本日からおれが戦闘指揮を執ることになった。以後、よろしく頼む」 ジャーダ(笑い)「よっ! 待ってたぜ、大統領!」 エクセレン(わお)「しかも、中尉にご昇進~。いやん、素敵! もう好きにしてって感じ!」 タスク(大笑い)「キョウスケ中尉殿、給料上がったんでしょ? 今度おごって下さい!」 レオナ「…この状況で、よく悪ふざけが出来るものね…」 イルム「ま、こうなるわな」 カチーナ「予感的中。だから、面倒なのさ」 リュウセイが出撃した場合追加 キョウスケ(怒り)「…む?」 リュウセイ(集中)「………」 キョウスケ「リュウセイ少尉…気持ちはわかるが、今は戦闘に集中しろ」 リュウセイ「あ、ああ…了解だぜ」 キョウスケ「では、各機…敵機の迎撃に移ってくれ」 4ターンPP キョウスケ(怒り)(敵に極東基地へ向かう気配が見当たらない。…やはり、標的はおれ達か) キョウスケ(怒り)(ならば、イングラム少佐がおれ達をサンプルと呼んだ理由も納得できる…) キョウスケ(怒り)(ただ、何のためのサンプルかという疑問は残るがな) 敵5機以下 敵増援出現 リオ(怒り)「くっ、狙いすましたかのように! こっちの部隊展開のパターンを知っているとでも言うの!?」 ラトゥーニ(眼鏡)(驚き)「だって、イングラム少佐が敵に回っているんだもの。私たちの手は読まれていると思った方がいい」 リオ(怒り)「そ、そうね…!」 ラトゥーニ(眼鏡)「多分、あのスパイダーは水陸戦用タイプの強化型…。みんな、気を付けて」 エクセレン「それに、まだまだ夜はこれから…って感じがビシバシするわねえ」 タスク「隠し球の一つや二つはあるって思っといた方がいいッスね」 キョウスケ(怒り)「そういうことだ。敵はまだ増援を送り込んでくる可能性が高い。各機、油断するなよ」 敵全滅or敵増援出現後次フェイズ 敵増援出現 ガルイン「………」 エクセレン(わお)「わお、予感大的中!」 ブリット(怒り)「少尉! 喜んでる場合じゃないですよ!!」 イルム「こないだの青い奴か。多分、指揮官機ってところだな」 エクセレン(笑い)「ついでに言うなら、緑のとは違うのだよって感じ?」 キョウスケ(怒り)「そこまでにしろ、エクセレン。どうやら本命の登場らしい」 エクセレン「んじゃま、丁重にお出迎えしないとねえ」 リュウセイ(怒り)「もしかして、あの青い奴にはイングラムが乗っているのか!?」 アヤ(驚き)「いえ、違うわ。あれに人は乗っていないと思う…」 マサキ(怒り)「じゃあ、何が乗ってるってんだ!?」 アヤ(悲しみ)「そ、それはわからないけど…」 キョウスケ(怒り)「いずれにせよ、敵の指揮官的存在であるに違いない。いい機会だ、お手並み拝見といこう」 ガルイン「………」 ラッセル(怒り)「キョウスケ中尉、この空域に接近してくる友軍機を感知しました!」 ゲシュペンスト・R入手フラグが立っている場合 ゲシュペンスト・R出現 エクセレン「あら? あのゲシュペンスト、他のと色が違うわねえ」 ガルイン「……!」 ジャーダ(驚き)「形式番号は…PTX-001!? お、おいおい! PTの元祖だぜ、あれ!!」 エクセレン(わお)「わお! んじゃ、超レア物じゃなぁい!?」 イルム「懐かしいな。俺も一時期はあいつの世話になったもんだ」 リョウト(悲しみ)「PTの第1号機が現役で使われてるなんて…」 イルム「戦力増強のために駆り出されたんだろうが…」 イルム「元祖とは言っても、チューンと乗る奴次第じゃ現役機より強いかも知れないぜ」 リョウト「それ、本当なんですか?」 イルム「ああ。3機のMk-Ⅰは試作機とは言え、予算度外視で作られた特別な機体だ」 イルム「内1機は幻のMk-Ⅲの基本体になったぐらいだからな」 リョウト(笑い)「幻のMk-Ⅲって…ああ、アルトアイゼンのことですね」 ギリアム(怒り)「こちらはギリアム・イェーガーだ。これよりそちらの援護に回る」 エクセレン(わお)「あらん、お久しぶりです、少佐! 随分と遅いご到着で」 ギリアム「フッ…そう言うな。遅延分は働かせてもらう」 キョウスケ(微笑)「ご協力感謝します」 イルム(笑い)「おまけにパイロットは元教導隊のギリアム少佐か。こいつは心強い助っ人だぜ」 →共通 ゲシュペンスト・R入手フラグが立っていない場合 ゲシュペンストMk-Ⅱ・R出現 エクセレン「あら? あのゲシュペンストって…」 ガルイン「……!」 ジャーダ(驚き)「Mk-Ⅱの試作型1号機、タイプRか!」 エクセレン「そうそう。言うなれば、ヴァイスちゃんのお兄さんね」 エクセレン(笑い)「ゲシュ兄さ~ん!」 タスク「?」 リョウト「そうか…。ヴァイスは試作型Mk-Ⅱの3号機を基にした改造機だったっけ」 イルム「ああ。チューンと乗る奴次第じゃ、現役機より強いかも知れないぜ」 ギリアム「こちらはギリアム・イェーガーだ。これよりそちらの援護に回る」 エクセレン(わお)「あらん、お久しぶりです、少佐! 随分と遅いご到着で」 ギリアム「フッ…そう言うな。遅延分は働かせてもらう」 キョウスケ(微笑)「ご協力感謝します」 イルム(笑い)「元教導隊のギリアム少佐か。こいつは心強い助っ人だぜ」 →共通 共通 ガーネット(笑い)「誰なの、あの人? ちょっとカッコいいじゃない?」 ラッセル「元教導隊のメンバーで…今は情報部に所属している方です」 ラッセル「DC戦争中はヒリュウ改に乗って自分達と行動を共にしておられました」 ガーネット「ふ~ん…」 マサキ「…ええっと、ギリアム・イェーガー少佐だっけ?」 ギリアム(怒り)「! 君は……報告書にあった魔装機神の…」 マサキ「…マサキ・アンドーだ。あんた、どっかで俺と会ったことねえか?」 ギリアム「………初見だと思うが?」 マサキ「そっか…。やっぱり、気のせいか……」 ギリアム(………………) マサキ「すまなかったな。突然変なことを言ってよ」 ギリアム「…気にする必要はないさ」 ギリアム(…それよりも……) ギリアム(…やはり、人型の機体は今のところハガネとヒリュウ改に対してのみ送り込まれているようだ) ギリアム(イングラム少佐のことを踏まえても、エアロゲイターは彼らを特別視していると見ても間違いない…) ギリアム(怒り)(それが俺の予想の裏付けとなればいいのだが…) ガルインと戦闘(終了後) ラトゥーニ(眼鏡)(怒り)「!」 ギリアム(怒り)「今の動きは…!」 ラトゥーニ(眼鏡)(驚き)「………」 ガーネット(驚き)「どうしたの、ラトゥーニ!?」 ラトゥーニ(眼鏡)(驚き)「あの機体の動き、見覚えがあるの…」 ガーネット(驚き)「見覚えがあるって…あれ、敵の新型機よ!?」 リョウト(悲しみ)「そうだよ、交戦するのだって今回が初めてなんだよ?」 ラトゥーニ(眼鏡)(驚き)「私の勘違いかも知れないけど、確かにどこかで見たことがあるような…」 ギリアム(怒り)「………」 ガルインのHP30%以下 ガルイン「…………」 ガルイン、敵全機撤退 ガルインを撃墜 ガルイン「………!」 エゼキエル爆発、敵全機撤退 データ室 レフィーナ「ご苦労様です、ギリアム少佐。特別調査任務の方は終わったのですか?」 ギリアム「いえ。まだ継続中ですが、今後はヒリュウ改やハガネと行動を共にしていた方が…」 ギリアム「任務遂行に都合がいいため、またヒリュウ改のご厄介になろうと考えています」 ギリアム「その代わりと言っては何ですが、補給物資を持ってきました」 レフィーナ(笑い)「こちらの方こそ…少佐が戦力に加わって下さるのはありがたいことです」 ショーン「…現在、我が部隊の戦闘指揮官はキョウスケ・ナンブ中尉が務めているのですが…」 ギリアム「異論はありません。それに、自分は任務の都合上、身軽な方が助かりますから」 ショーン「…ところで、以前から疑問に思っていたのですが…」 ショーン「少佐の任務とは一体?」 ギリアム「…………」 ギリアム「…機密事項ですが、とある者達の追跡調査…とだけお答えしておきましょう」 ギリアム「しかし、ヒリュウ改での作戦行動を優先させるつもりです」 レフィーナ「では…?」 ギリアム「はい。最後まであなた方に同行致します」 カイ「久しぶりだな、ギリアム。お前とは教導隊以来か」 ギリアム「カイ少佐もお元気そうで何よりです」 カイ「ハッハッハ、俺はそれだけが取り柄だからな」 カイ「それにしても、教導隊出身で未だ連邦軍に残っているのは俺とお前だけか。寂しくなったもんだ」 ギリアム「ゼンガーやエルザムは地球圏全体のことを考えて行動を取っているようです…」 ギリアム「必ず、彼らは我々の力となってくれるでしょう」 カイ「相変わらず、お前はたまに予言めいたことを言うな」 ギリアム「…そうですか?」 カイ「で、俺に話とは何なんだ?」 ギリアム「それはダイテツ中佐達がいらっしゃってから…」 ドア開閉音、ダイテツ、テツヤ、ラトゥーニ入室 ダイテツ「遅れてすまん」 テツヤ「ギリアム少佐のご依頼どおり、ラトゥーニ・スゥボータ少尉を連れて来ました」 ラトゥーニ(眼鏡)「………」 ショーン「おや、ラトゥーニ少尉…まだ眼鏡を?」 ラトゥーニ(眼鏡)「…データの解析に必要なので…」 ショーン「む、それはもったいない。私の権限で許可しますから、今後はあの服装をなさっても結構ですよ」 ラトゥーニ(眼鏡)(驚き)「あ、あの服装って…もしかして…」 ショーン「ええ。話はガーネット少尉から聞いております。シャイン王女のお墨付きもあったとか」 レフィーナ「あの…副長?」 ショーン「コホン。では、メンバーも揃ったようですし…ギリアム少佐、お話の方を」 ギリアム「では、まず最初にこの戦闘データを見て頂きましょう」 通信音 ダイテツ「これは…?」 ギリアム「先程の戦闘でラトゥーニ少尉が記録・分析したものです」 レフィーナ「敵の青い新型…。AGX-12ナイトと呼称されることになった機体ですね」 テツヤ「キョウスケ中尉は指揮官機ではないかと言っていました」 ギリアム「問題なのは青い新型機の性能ではなく…その動きの方です」 ダイテツ(驚き)「どういうことだ?」 ギリアム「ラトゥーニ少尉はナイトの動きに見覚えがあると報告しています」 テツヤ(驚き)「何だって…! それは本当なのか、ラトゥーニ?」 ラトゥーニ(眼鏡)「はい。私がPTパイロット特殊養成機関のスクールにいた頃…」 ラトゥーニ(眼鏡)「このナイトと良く似たモーションデータを見た覚えがあります」 カイ(怒り)「む…? あの動き、俺も覚えが…」 ギリアム(怒り)「自分も同様です。そして、これらの事実から導き出される答えは…」 カイ(怒り)「ちょっと待て。あの動きのクセは俺やお前、エルザム達のものではなく…」 カイ(怒り)「カーウァイ隊長のものだぞ!」 ギリアム(怒り)「その通りです」 ショーン「カーウァイ・ラウ…。その方も教導隊のメンバーでしたな」 ギリアム「ええ。教導隊の隊長を務めていた人物です」 ショーン「確か…大佐は数年前の初代ゲシュペンスト2号機の宙間試験中、機体ごと行方不明になったとか…」 カイ(怒り)「ギリアム、お前はカーウァイ大佐がエアロゲイターの機体に乗っているとでも言うのか?」 ギリアム「…可能性はあります」 カイ(怒り)「な、何だと!?」 レフィーナ「イングラム少佐が教導隊のデータを持ち出していて…」 レフィーナ「大佐のデータをあの機体に流用しているとは考えられませんか?」 ギリアム「私はイングラム少佐との面識はありませんが…我々教導隊のデータが盗まれているとして…」 ギリアム「何故、数年前の…開戦前のカーウァイ大佐のモーションデータが流用されているのか…」 ギリアム「何故、教導隊の頃より実戦経験を積んだ残りのメンバーのデータが使われていないのか…」 ギリアム「それらが疑問として残ります」 ダイテツ「確かにな。それに加えて、戦力・技術力共に我々より優れたエアロゲイターが…」 ダイテツ「地球人の戦闘データを指揮官機に使うとは考えがたい」 ショーン(…逆の発想をすれば、それこそが彼らの…?) ギリアム「いずれにせよ、今回の件とイングラム少佐の過去の動向を調査すれば…」 ギリアム「エアロゲイターの本当の目的が判明するかも知れません」 レフィーナ「わかりました。では、その調査は少佐にお任せします」 ギリアム「了解です」 ダイテツ「それから…この話は真相が判明するまで他言は無用にな」 ラトゥーニ(眼鏡)「はい…」 レフィーナ「では、副長…私達はヒリュウ改へ戻りましょう」 ショーン「いえ、私は用がありますので艦長はどうかお先に」 レフィーナ「? わかりました…」 ドア開閉音、レフィーナ退室 ラトゥーニ(眼鏡)「では、失礼します…」 ショーン「ああ、ラトゥーニ少尉。ちょっと待って下さい」 ラトゥーニ(眼鏡)「…何でしょうか?」 ショーン「先ほどの話ですが…正式に命令書を出しておきますので」 ラトゥーニ(眼鏡)(驚き)「話って…もしかしてあの服装のことでしょうか?」 ショーン「もちろんです。ガーネット少尉が見立てたというあの可愛い服のことですよ」 ラトゥーニ(眼鏡)「………」 ショーン「あなたぐらいの年頃の女性は、もっとおしゃれに興味を持って然るべきです」 ラトゥーニ(眼鏡)(驚き)「…軍務と何の関係もないと思いますが…」 ショーン「いやいや、今の内に修行を積んでおかないと後々損をすることになりますぞ」 ショーン「ということで、眼鏡は私が預かりましょう」 ラトゥーニ(困惑)「あ、あの…本当に命令なんですか?」 ショーン「無論です。レフィーナ艦長やダイテツ艦長への根回しはお任せ下さい」 ラトゥーニ(照れ)「わ……わかりました…」 リュウセイ編 →32r『断ち切れぬ操り糸』 キョウスケ編 →32k『消えた白騎士』 32k『消えた白騎士』 ハガネ艦橋 リュウセイ(驚き)「何だって!? 俺達とRシリーズが出撃禁止!?」 テツヤ「…一時的な措置だ」 リュウセイ(怒り)「な、何でだよ、大尉!!」 ライ(怒り)「自分達はイングラム少佐直属の部下であり…Rシリーズは彼を中心にして開発された機体だからですね?」 テツヤ「そうだ。我々にとっては不本意だが…お前達とRシリーズは軍査察部の調査を受けることになる」 リュウセイ(集中)「さ、査察部って…どういうことだよ!?」 ライ「つまり…俺達もイングラム少佐同様、軍上層部の一部の人間に疑われているということだ」 リュウセイ(驚き)「なっ…!」 テツヤ「俺はお前達を疑うようなことはせんが…」 テツヤ「…RシリーズはEOTを駆使した機体だ。少佐によってどんな仕掛けがされているかわからん」 テツヤ「特にSRXとR-2はトロニウム・エンジンで動く以上、何かあったら致命傷となる」 テツヤ「ただし、お前達の身の潔白については、司令や艦長達からも査察部へ働きかけてもらっている」 テツヤ「Rシリーズの調査結果がシロと出た場合は、最優先で現場へ復帰出来るようにするつもりだ」 ライ(怒り)「了解しました」 リュウセイ(集中)(くそっ…! これじゃイングラムを倒すどころか、クスハを助けることだって出来やしねえ) リュウセイ(集中)(あいつは…イングラムはホワイトスターで俺達をあざ笑ってるってのに…!!) 暗転 ヒリュウ改格納庫 ブリット(怒り)「997、998、999、1000!」 ブリット(被弾)「…くそっ…まだだ! 1001、1002…!」 エクセレン「はいはい、そこまで。あんまり無理は良くないわよ、若いからって」 ブリット(被弾)「…エクセレン少尉…。わかってます…でも…」 キョウスケ「ブリット、無駄に体を動かす力があるなら…つきあえ」 ブリット「…え…?」 エクセレン(被弾)「キョ、キョウスケ…まさか…そっちの…!?」 キョウスケ「つきあい違いだ」 エクセレン「にべもないわねえ。はいはい、ブリット君、用意して。出撃するわよ」 ブリット「…どこへです?」 キョウスケ「偵察だ。イングラム・プリスケンの裏切りによって…」 キョウスケ「SRXチームは疑いを晴らすまで出撃できん」 キョウスケ「カチーナ小隊はハガネ、ヒリュウ両艦の防衛任務。…動けるのはおれ達だけだ」 エクセレン(笑い)「もしかしたらクスハちゃんも見つかるかも知れないしね?」 ブリット(笑い)「少尉…。すみません! ヒュッケバインMk-Ⅱの出撃準備をしてきます!」 キョウスケ「………」 エクセレン(わお)「さっすが、いいとこあるじゃなぁい?」 エクセレン(わお)「でも、戦闘指揮官が偵察なんて聞いたことないけど?」 キョウスケ(微笑)「そう言うな。…レフィーナ、ダイテツ両艦長の承諾はとってある」 キョウスケ(微笑)「おれもじっとしているのは性に合わん」 エクセレン(笑い)「はいはい。んじゃま、私もブリット君のフォローにまわりましょか」 暗転 自動惑星ネビーイーム イングラム(AG)「お前は何者だ…? クスハ・ミズハ…」 クスハ(洗脳)「…私は…帝国監察軍の…兵器…」 イングラム(AG)「お前の敵は何だ?」 クスハ(洗脳)「敵は…我々に抵抗する…全ての存在……」 レビ「イングラム、捕らえた地球人の調整はどうか?」 イングラム(AG)「間もなく終わる」 レビ「その女は使えるのだろうな?」 イングラム(AG)「今のところ問題はない…」 レビ「あのガルイン・メハベルですら、先程の戦闘でわずかな拒絶反応を見せたという報告があったが?」 イングラム(AG)「彼は初期のサンプル…しかも人としての部分はほとんど残っていない」 イングラム(AG)「単に機械部分が動作不良を起こしただけだろう」 レビ「では、その女の調整が上手くいっている証拠を見せてもらおうか」 イングラム(AG)「いいだろう…。俺の質問に答えろ、クスハ。お前にとってハガネは何だ?」 クスハ(洗脳)「倒すべき…敵…」 イングラム(AG)「では…ブルックリン・ラックフィールドとリュウセイ・ダテは?」 クスハ(洗脳)「う…うう…。ブリット君と…リュウセイ君は…」 イングラム(AG)(冷笑)「どうした、クスハ…?」 レビ(苦悶)(………) レビ(苦悶)(何故だ…? この光景…知っているような気がする…) レビ(苦悶)(私も…かつて同じように…? いや、そんなはずはない。私は純然たるバルマー人だ) イングラム(AG)「答えろ、クスハ。ブリットとリュウセイはお前にとって何者だ?」 クスハ(洗脳)「…そ、その二人は…倒すべき敵…敵……」 イングラム(AG)(冷笑)「そうだ。それを忘れるな」 レビ「………」 アタッド「レビ様」 レビ「…アタッド・シャムランか。どうした?」 アタッド「…レビ様、次の作戦にはゲーザ・ハガナーを出撃させたいのですが、いかがでしょうか?」 レビ「奴の初陣か…」 アタッド「ゲーザの能力を試すにはハガネとヒリュウ改が最適かと…」 レビ「ならば、そこの女も出撃させるのだ」 アタッド「あれはイングラムのサンプルですが…?」 レビ「異存はないな、イングラム?」 イングラム(AG)「…ああ。だたし、扱いは慎重にな」 アタッド「わかっているさね」 アタッド(フン…結果はどうなろうと、あたしの知ったこっちゃないよ) レビ「では、後はアタッドに任せる。くれぐれも地球人共に致命傷を与えぬようにな」 アタッド「…承知しております」 アタッド(フフフ…サンプルは一種類じゃないからねえ) アタッド(あたしの本命…サイバスター以外にも、まだお宝がいるはずさね…) 第32話 消えた白騎士 出撃準備 味方初期配置出現 ブリット(怒り)(…クスハ…お前、どこにいるんだ…?) キョウスケ(怒り)「散漫だぞ、ブリット。…何のための偵察だ」 ブリット「す、すいません」 エクセレン「ま、そう簡単に気分転換というわけにはいかないわよねえ」 キョウスケ「薄暗い格納庫で、身の入っていない素振りをしているよりはマシだ」 ブリット(悲しみ)「そ、そんなに気が抜けてましたか? 俺…」 キョウスケ「素人目に見てもな。…拳銃が一丁あれば、おれでも倒せる」 エクセレン(被弾)「…そりゃそうでしょ」 キョウスケ(微笑)「リシュウ顧問を見た時は、それでも倒せる気はしなかったがな」 ブリット「相手に抜かせず倒す…それは達人の域ですよ。自分なんて…まだまだ…」 ブリット(悲しみ)「だから、あの時…俺はクスハを助けられなかった…」 エクセレン「はいはい、そこまで。ブリット君一人で落ち込んでたって、しょうがないでしょ?」 ブリット(悲しみ)「それは…そうですが…今、あの子がどんな目に遭っているかを考えると…」 エクセレン「…案外、こっちへの刺客として送り込まれて来たりしてね」 ブリット「えっ…!?」 キョウスケ「…あり得る話だな」 ブリット(悲しみ)「う…。そ、それは…」 キョウスケ「だが、現実となれば、おれ達にとってチャンスとなる。…クスハを助けるための、な」 エクセレン(わお)「そそ。こういう時こそ、前向きに考えましょ?」 ブリット(笑い)「…エクセレン少尉は強いんですね。俺も見習わなきゃ」 エクセレン(笑い)「あれこれ強いわよぉ? んふふ~」 キョウスケ「…余計な所は見習うなよ、ブリット」 エクセレン(わお)「わお! ちょい待ち! …来た甲斐はあったようね」 念動感応 ブリット(被弾)「つっ! な、何だ、この感じ…!?」 キョウスケ(叫び)「敵襲か…!?」 エクセレン(怒り)「残念ながら大ビンゴよ」 敵初期配置出現 クスハ(洗脳)「………」 ブリット(怒り)「…な…何っ!?」 キョウスケ(叫び)「グルンガスト…弐式だと!?」 エクセレン(被弾)「わお…ビンゴなんてもんじゃないわね…間違いなくクスハちゃんの弐式よ?」 クスハ(洗脳)「…ブリット君…助…け…て」 ブリット(怒り)「クスハ!」 クスハ(洗脳)「…助け……て……」 キョウスケ(怒り)「…敵に捕まっているのか? …いや、あれは……」 ブリット(怒り)「待ってろ、クスハ! 今、俺がっ!」 キョウスケ(叫び)「待て、ブリット! 状況が見えん!」 キョウスケ(叫び)「そのクスハが本物かどうかもわからないんだぞ!」 エクセレン「まあ、若い情熱は押さえろっていう方が無理でしょ。救援要請はしといたわよん」 キョウスケ(怒り)「すまん。…ブリット、弐式の足を止める! 場合によっては落とすぞ!」 ブリット(怒り)「…クスハ…!」 キョウスケ(叫び)「エクセレン!」 エクセレン(わお)「了解~。フォローはするけど、キョウスケもサボんないでよ?」 キョウスケ(怒り)「わかっている。二人とも、クスハの状態がわからん」 キョウスケ(怒り)「…弐式の動きを止める! 撃墜はするなよ!」 エクセレン(わお)「はいはいさ~! ブリット君、OK?」 ブリット(怒り)「…は、はい…!」 クスハ(洗脳)「………」 キョウスケとクスハ(洗脳)が戦闘 キョウスケ(叫び)「クスハ曹長!」 クスハ(洗脳)「………」 キョウスケ(怒り)(…なんだ? 様子がおかしいが…生きていただけで儲けものと考えるべきか) エクセレンとクスハ(洗脳)が戦闘 エクセレン(被弾)「クスハちゃん! 大丈夫なの!?」 クスハ(洗脳)「う………」 エクセレン(わお)「ちょっと我慢してね! 助けてあげるから!」 ブリットとクスハ(洗脳)が戦闘 ブリット(怒り)「クスハ!!」 クスハ(洗脳)「うう…う…」 ブリット(怒り)「クスハ! どうしたんだ!? 何かされたのか!?」 クスハ(洗脳)「私…私…は…」 クスハを撃墜 クスハ(洗脳)「あ、あああ……っ!」 ブリット(怒り)「ちょ、直撃!? ク、クスハッ!!」 →GAME OVER クスハのHP規定値以下 クスハ(洗脳)「う…うう……」 ブリット(怒り)「弐式の動きが止まった!?」 キョウスケ(怒り)「回収するぞ」 ブリット(怒り)「俺がやりますっ!」 ブリット、クスハ(洗脳)に隣接 キョウスケ(叫び)「む? 待て、ブリット!」 ブリット(怒り)「クスハ! 俺だ、ブルックリンだ!!」 クスハ(洗脳)「………!」 キョウスケ(叫び)「不用意だぞ、ブリット! 警戒しろ!」 エクセレン(怒り)「…ん…!?」 クスハ(洗脳)「…ブリット…君…? ブリット…」 ブリット(怒り)「そうだ! コックピットハッチを開けてくれ! 今、助ける!!」 クスハ(洗脳)「ブリットは……」 ブリット(怒り)「!?」 クスハ(洗脳)「…敵。破壊する…」 ブリット(怒り)「クスハッ!?」 エクセレン(怒り)「いけないっ…!」 エクセレン、ブリットに隣接 クスハ(洗脳)、計都瞬獄剣でブリットを攻撃、エクセレン援護防御 クスハ(洗脳)『さよなら…ブリット君』 クスハ(洗脳)『…天に凶星、地に精星…必殺、計都瞬獄剣……!』 エクセレン(被弾)『く…ううっ…! クスハちゃん、おイタは……!』 エクセレン(怒り)「あうっ…!」 キョウスケ(叫び)「エクセレンッ!」 ブリット(怒り)「エ、エクセレン少尉!! クスハ、何を…!?」 クスハ(洗脳)「…敵は…破壊…する…」 ブリット「!! ク、クスハ…あ……操られて…いるのか…?」 キョウスケ(叫び)「エクセレン! もつのかっ!?」 エクセレン(怒り)「もともと…ヴァイスちゃん…お肌が…弱いのよね…。ちょっときつい…かも…」 ブリット(怒り)「エクセレン少尉ッ!!!」 エクセレン(被弾)「…あとでお仕置きよ…。今は…クスハちゃんを何とか…なさいな」 敵増援出現 ゲーザ(笑い)「ただの操り人形と思ってたが…なかなかどうして。役に立つじゃねえか」 ブリット(怒り)「!! こ、こんな時に敵の増援が…!」 エクセレン(悲しみ)「まずい…ヴァイスちゃん…動い…て…」 ゲーザ(怒り)「ま、てめえはこれでお役ご免だ。死にな、人形!!」 グルンガスト弐式爆発 ブリット(怒り)「クスハ!!」 ゲーザ(怒り)「ハッハッハッハァ! いっちょあがり! さぁて、次は…」 キョウスケ(叫び)「! いかん!」 ゲーザ(怒り)「そこの白い奴、頂きだぜ!!」 ヴァイスリッターの周囲にメギロート出現 エクセレン(怒り)「! キョウスケッ!!」 エクセレン、メギロート撤退 キョウスケ(叫び)「エクセレン!!」 ブリット(怒り)「ヴァイスリッターがっ!!」 ゲーザ(笑い)「ヘッヘッヘ…言ったろ? 頂きだってな!」 キョウスケ(叫び)「貴様……!」 ゲーザ「さぁて、アタッドに言われた仕事は終わった」 ゲーザ(怒り)「後はゆっくりとてめえらを血祭りにあげてやろうかぁ?」 ゲーザ(笑い)「このゲーザ・ハガナー様がよ! ヒャーッハッハッハァ!!」 ブリット(怒り)「中尉、ここは自分に任せて、エクセレン少尉を!!」 キョウスケ(怒り)「…敵のせん滅を最優先だ」 ブリット(怒り)「え…!? な、何を…!!」 キョウスケ(怒り)「これ以上、戦力を分散させれば、命取りになる」 ブリット(怒り)「お、俺は大丈夫です! それより、エクセレン少尉を!!」 キョウスケ(怒り)「…弐式のこともある。それに、奴らが別の場所を襲撃する可能性も捨て切れん…」 ブリット(悲しみ)「そんな薄情な!! エクセレン少尉を見捨てるって言うんですか!?」 キョウスケ(怒り)「……黙れ…!」 キョウスケ「気合」使用 ブリット(被弾)「…う…」 キョウスケ(怒り)「ハガネとヒリュウ改が来るまで、敵のせん滅を最優先。…いいな? ブリット」 ブリット(悲しみ)「…りょ、了解…です…!」 ゲーザ「おうおう、勝手に盛り上がりやがってよ」 ゲーザ(怒り)「ま、その方が俺もバトルを楽しめるってもんだ」 キョウスケ(怒り)「どうでもいい。おれはそんな気分じゃない。…来るなら、さっさと来い」 キョウスケ(被弾)(エクセレン…) ゲーザを撃墜(味方増援前) ゲーザ(驚き)「ちっ! リセットプレイで出直しだっての!」 敵増援後次ターンPP 母艦選択 出撃準備 マサキ(驚き)「何っ…!? ヴァイスリッターがいねえ!」 リューネ(驚き)「キョウスケ! エクセレンは…エクセレンはどうしたのさ!?」 キョウスケ(怒り)「……話は後だ。今は敵機をせん滅する」 リューネ(驚き)「どういうこと!? あんたがついていながら…!」 キョウスケ(怒り)「…話は後だと言った」 リューネ(怒り)「キョウスケ!」 イルム「そこまでにしな、リューネ」 リューネ(驚き)「!?」 イルム(被弾)「…キョウスケは戦闘指揮官としての立場に徹したんだ」 イルム(被弾)「それを…理解してやれよ」 リューネ(悲しみ)「! ご、ごめん…キョウスケ…」 キョウスケ「…わかったなら、迎撃に移ってくれ」 ゲーザ「ん? あいつらは…」 ゲーザ(被弾)「! うぐっ…あ、頭が…!!」 ゲーザ(驚き)「痛てえ、痛てえよ!」 タスク(怒り)「!? あいつは…」 ゲーザ(怒り)「ぐぐ…よくも俺をこんな目に遭わせやがって…許せねえ!! 皆殺しにしてやる!!」 レオナ(怒り)「どうしたの…!?」 タスク(怒り)「あの赤い奴…どこかで見覚えがあるような…?」 マサキ(怒り)「…どのみち、タダじゃ済まさねえ! みんな、行くぜ!!」 タスクとゲーザが戦闘 ゲーザ(笑い)「ヒャハハハ! 飛んで火にいる夏の虫がぁ! 叩き落してやるぜ!!」 タスク(怒り)「やっぱ、こいつ…どこかで会ったような…!?」 ゲーザのHP25%以下 ゲーザ(驚き)「うぐっ…! 何なんだ、この頭痛は…!!」 ゲーザ(驚き)「くそっ、俺のゲームの邪魔をしやがって…! 今日はひとまず引きあげだ!」 ゲーザ撤退 ゲーザを撃墜 ゲーザ(怒り)「やられただと!? くそっ! この頭痛さえなけりゃてめえらなんぞに…!」 ゲーザ(怒り)「覚えていろ、次は必ず血祭りに上げてやるぜ!!」 敵全滅 母艦がヒリュウ改の場合 ユン(怒り)「敵戦力、全滅しました!」 レフィーナ(怒り)「エクセレン少尉は!?」 ユン(怒り)「…確認…できません…!」 レフィーナ(驚き)「そ、そんな…!」 ユン(怒り)「! 艦長、グルンガスト弐式の反応をキャッチ! クスハ曹長は無事です!」 ショーン「入れ替わりにエクセレン少尉がエアロゲイターに連れ去られるとは…」 レフィーナ(悲しみ)「…伊豆基地に帰投します。…キョウスケ中尉の決断を無意味なものにはできません…」 ショーン「賢明なご判断です…艦長」 →共通 母艦がハガネの場合 エイタ(驚き)「敵戦力、全滅しました!」 テツヤ(怒り)「エクセレン少尉は!?」 エイタ(驚き)「…確認…できません…!」 テツヤ(驚き)「な、何だと…? なら、クスハ曹長は…!?」 エイタ(驚き)「弐式の反応…あります! クスハ曹長は無事です!」 テツヤ(驚き)「…そうか。不幸中の幸い…とは言いたくないが…」 ダイテツ(怒り)「うぬ…! クスハ曹長を取り戻した直後に、エクセレン少尉を失うとは…」 テツヤ(怒り)「どうしますか、艦長…?」 ダイテツ(怒り)「…伊豆基地に帰投する。…キョウスケ中尉の決断を無意味なものにするわけにはいかん」 →共通 共通 味方撤退 グルンガスト零式出現 ゼンガー(悲しみ)「…一足遅かったか…。不覚……!」 ゼンガー「…だが、よくぞ決断した。キョウスケ」 ゼンガー「かつての部下…いや、今も俺のことを隊長と呼ぶお前達に…」 ゼンガー「少しは報いてやらねばな」 ヒリュウ改格納庫 ブリット(悲しみ)「すみません、中尉! 俺が…俺がしっかりしていれば…!」 キョウスケ(真剣)「…起こってしまったことをあれこれ悔やんでも始まらん。…お前も今は休め、ブリット」 ブリット(怒り)「そんな…! いいんですか!? あの時…あの時! 自分が油断さえしていなければ…」 キョウスケ(真剣)「…クスハを取り戻しただけでも上出来だ」 ブリット(怒り)「し、しかし…!」 キョウスケ(怒り)「気にするな、ブリット。あいつも望んではいまい。…何とかなる」 ブリット(悲しみ)「………」 キョウスケ(怒り)「それが無理なら…おれが何とかする」 キョウスケ(怒り)(無事でいろ、エクセレン。…信じるぞ) 暗転 クロガネ艦橋 エルザム(微笑)「…戻った