太陽系冥王星外宙域 警報 ヒリュウ周辺で爆発 ダイテツ(怒り)「本艦の損害状況を報告せよ!」 ショーン「第4から第9ブロック、第2艦橋大破。第1、第2主砲、共に使用出来ません」 ダイテツ(怒り)「ジガンスクードは!?」 ショーン「正体不明機に包囲されて身動きが取れません」 ダイテツ(怒り)「ぬうっ!」 ショーン「艦長、彼我戦力差が大きすぎます。ここは撤退すべきでしょうな」 ダイテツ(怒り)「おのれ! 手も足も出んとは、このことか!」 ショーン「虫に似たあの物体は明らかに我々より高度な技術で作られています」 ダイテツ(驚き)「ならば、異星人!?」 ショーン「おそらくは。その上、多勢に無勢さらに、敵機の大きさと数から考えて」 ショーン「母艦、あるいは機動要塞が近くにいるのかも知れません。このままでは非常に危険です」 ダイテツ(怒り)「うぬっ! ようやく人類が太陽系外へ足を踏み出したというのに!」 ショーン「お気持ちはわかります。ですが、ここは撤退を」 ショーン「これ以上、ヒリュウに損害を受ければ」 ショーン「地球どころか、火星へ戻ることも不可能になりますぞ?」 ダイテツ(怒り)「やむをえん! ジガンスクードを回収し、最大戦速でこの宙域から離脱する!」 ダイテツ(怒り)(この屈辱忘れんぞ!!) 新西暦と呼ばれる時代。 人類が宇宙へ本格的に進出してから2世紀近くが過ぎていたが、人々の生活そのものは21世紀初頭とさほど変わらない時代。 その理由は、落下した2つの隕石による被害と混乱のため、人類の進歩が一時的に停止したからであった。 そして、新西暦179年。 3つめの隕石『メテオ3』が、南太平洋マーケサズ諸島沖に落下した。 地球連邦政府の調査団による調査の結果、その隕石は人工物であることが判明。 そこには人類にとって全く未知の物質と技術の情報が封印されていた。 それらは『EOT』と称され、『EOT特別審議会』と『EOTI機関』による厳重な情報管理の下、調査が進められた。 そして、EOTI機関の代表者であるビアン・ゾルダーク博士は、研究結果から地球外知的生命体による侵略の危機を地球連邦政府や地球連邦軍に示唆それを受けて人型機動兵器、通称『パーソナルトルーパー』の開発が開始された。 リュウセイ編 キョウスケ編 01k『折れた翼、砕けた爪』 極東支部司令部 ハンス「…以上だ。お前には、この機体のテストをしてもらう」 キョウスケ「中佐…質問が」 ハンス「何だ? 言ってみろ」 キョウスケ「資料を見ました。この機体…ビルトラプターは、可変時の安定精度が極めて低い…」 キョウスケ「とても実戦テストができる代物だとは思えません」 ハンス「実戦テスト? 馬鹿なことを言うな。標的の戦車にはペイント弾しか装填されておらん」 ハンス「せいぜい機体が汚れるぐらいだ。貴様が掃除すればよかろう?」 キョウスケ(被弾)「…実弾でなければいいというわけではありません」 ハンス(怒り)「貴様、私の命令が聞けないというのか? あ? キョウスケ・ナンブ曹長」 キョウスケ「いえ。…やれと言われればやります。そこに命を賭けることに異論はありません」 キョウスケ(怒り)「ただ、被弾するにせよ、回避するにせよ…危険はつきまとうことになります」 キョウスケ(怒り)「今の不完全な状態では、戦闘データも満足に取れません」 キョウスケ(怒り)「にも関わらず、貴重な新型パーソナルトルーパーのテストを強行する意味があるのかと…」 キョウスケ(怒り)「そう疑問に思っているだけです」 ハンス(怒り)「事情を知らぬ一兵士が生意気な口を利くな」 キョウスケ(真剣)「しかし、ゲシュペンスト2号機は無理なテストがたたって…」 キョウスケ(真剣)「機体ごと行方不明になったと聞いていますが?」 ハンス「実験を重ねてこその戦果だ。そんな噂に踊らされるとは、案外肝の小さい男だな」 キョウスケ(怒り)「……」 キョウスケ(怒り)(現状では、制空権を確保出来るパーソナルトルーパーの開発が急務だというのに…) ハンス(怒り)「さっさとテスト場へ向かえ、キョウスケ・ナンブ曹長」 キョウスケ「…了解、失礼します」 ドア開閉音、キョウスケ退室 ハンス(気にいらんな…あの男。まあいい、欠陥機を押しつけられたのだからな…) ハンス(…マオ社に負い目を作る絶好の機会…あの男には、そのための生け贄になってもらわねばな…) ハンス(クク…フフフ…) 第1話 折れた翼、砕けた爪 敵初期配置出現 オペレーター「ビルトラプター、フライヤーモードで離陸しました」 オペレーター「ターゲットドローンの配置完了。AI設定確認、異常なし」 イルム(笑い)「よう、準備はいいか? キョウスケ」 ビルトラプター(FM)出現 キョウスケ「いつでも構いません」 イルム「よし。データはこっちで取っておいてやる」 キョウスケ(微笑)「よろしくお願いします、イルムガルト中尉」 イルム「ビルトラプターは、初の可変型パーソナルトルーパーだ。くれぐれも無茶するなよ」 イルム「レイカー司令の留守中に事故でも起こしたら、後で面倒なことになるからな」 キョウスケ「了解です」 ハンス「では、始めろ。…好きにやってかまわん。どうせペイント弾だ」 キョウスケ「…了解」 ハンス(そう、当たれば落ちる…な) キョウスケが戦闘(開始前) キョウスケ(被弾)「…機体バランスが取りにくい…。月の人間の重力感覚がおれ達とは違うせいか…?」 キョウスケ(被弾)「どうもなじまんが…仕方がない。やってみるか…!」 キョウスケが戦闘(終了後) キョウスケ(被弾)「ペイント弾…!? いや、今のは…実弾か…!」 キョウスケ(叫び)「ハンス中佐! こちらキョウスケ・ナンブ曹長です。ハンス中佐…!」 オペレーター「中佐、パイロットからエマージェンシーコールです!」 ハンス「つなぐな。試作機なのだから、調子が悪いのは当たり前だ。それに、最近の若いのは泣き言ばかりで困る」 イルム(怒り)「何言ってんです、中佐! ドローンに実弾が装填されてるって話、俺は聞いてませんよ!」 ハンス「フン…いちいちそんなことをお前に報告する義務があるのか?」 イルム(被弾)(! こ、こいつ…!) キョウスケ(被弾)「…くっ、どういうことだ? …どうあれ、切り抜けなければならんということか…!」 敵機を全滅or3ターンPP ハンス(…頃合いか) ハンス「キョウスケ曹長、なかなかの腕前だな。次は…緊急時変形テストをしてもらおうか」 イルム(怒り)「何だって!? あんた、どういうつもりなんだ!? 今の状態で変形なんかしたら…!」 キョウスケ(叫び)「中佐、説明して下さい! 何故、ドローンに実弾が…!」 ハンス「いいからテストを行え。それとも、怖いのか? あ? キョウスケ・ナンブ曹長…」 キョウスケ(怒り)「…了解。ラプターの緊急時変形を試します」 キョウスケ(怒り)(どうやら…はめられたらしいな) キョウスケ(被弾)(ちっ、運を天に任せるしかないということか) イルム(怒り)「やめろ、キョウスケ! 戻って来い!!」 ハンス(怒り)「中尉、越権行為だぞ」 イルム(怒り)「ふざけるな! あんた、キョウスケを殺す気か!?」 ハンス(怒り)「口の利き方に気をつけろ、イルムガルト中尉…」 キョウスケ(被弾)「…くっ、ままよ…!」 キョウスケ海上へ移動、PT形態へ変形 キョウスケ(被弾)「変形…しきらない…ッ!」 キョウスケ(被弾)「ぐ、うおおっ!」 ビルトラプター爆発 イルム(怒り)「キョウスケッ!!」 オペレーター「緊急事態発生! ビルトラプターが海中に!! 曹長! キョウスケ曹長っ!」 ハンス「何ということだ。…おお、あのような優秀なパイロットを失ってしまうとは…」 ハンス「これはマオ・インダストリーに厳重な注意と抗議をせねばならん」 ハンス(怒り)「イルム中尉、すぐに機体を回収し、月へ送り返せ」 イルム(被弾)「!」 ハンス「いいか、今回の件はマオ社の責任だ。そのことをリンに…貴様のかつてのパートナーに伝えておけ」 イルム(怒り)「あ、あんたは…!」 オペレーター「中佐!」 ハンス「何だ? 指示が聞こえなかったのか? ビルトラプターを回収して…」 オペレーター「パイロットの生存を確認しました!!」 ハンス(怒り)「な…何だと!? あの爆発でか!?」 イルム(怒り)「キョウスケ! 応答しろ、キョウスケ!!」 キョウスケ(被弾)「う…うう…」 ハンス(ぐ、ぐうう…何という悪運の強い奴…!) ハンス(やむをえん…。事故を理由にあの男…この極東支部から放り出すしかあるまい…面倒な) キョウスケ(被弾)「どうやら…無事…らしい。う……アバラは何本か…持っていかれてるか…」 キョウスケ(被弾)「また…生き残ったらしい。…やれやれ…」 →02k『新天地』 02k『新天地』 北米支部基地 グレッグ「…来たか」 キョウスケ「失礼します。本日付けで連邦軍北米支部基地配属となった、キョウスケ・ナンブ少尉です」 グレッグ「そんなに硬くなるな。私はグレッグ・パストラル…ここの司令官だ」 グレッグ「君の話は聞いているよ。…災難だったようだな」 キョウスケ(真剣)「…いえ。機体を大破させてしまったのはパイロットである自分の責任です」 グレッグ「私から言わせれば、それを命じる者の方がどうかと思うがな」 グレッグ(あげくに特別昇任で放逐か。レイカーの指示だとは思えん) グレッグ(仕組んだのは奴の下にいるハンス・ヴィーパーか…) キョウスケ「…? 何か?」 グレッグ「いや、何でもない。君の配置先だが…」 ドア開閉音、エクセレン入室 エクセレン「失礼しまぁす」 キョウスケ「ん…?」 グレッグ「少尉、どうした? 彼はあとでそちらに向かわせると伝えておいたはずだが?」 エクセレン(笑い)「いえいえ、いい男が来てるって話だったんで」 グレッグ「まったく…」 キョウスケ(何なんだ…?) エクセレン「わお、この子ね? …ふ~ん、なるほどねえ…」 キョウスケ「…ん? すまない、どこかで会ったことがあるか…?」 エクセレン(笑い)「え? んふふ~、さあね」 キョウスケ(怒り)(思い出せないが…どこかで…?) エクセレン(わお)「…合格!」 キョウスケ「……?」 エクセレン(わお)「…では司令、もらっていきますので。…あ、私が、ってわけじゃないですよ?」 エクセレン「まだ、出会って間もないですし…」 グレッグ「間もないも何も、数分だろう。…わかっている。彼を頼むぞ?」 キョウスケ「すみません、司令…自分には何のことか…」 グレッグ「君とチームを組む事になる、エクセレン・ブロウニング。階級は君と同じく少尉だ」 エクセレン(笑い)「ふふ…よろしくね、色男」 エクセレン「そうそう司令、うちのボスが『使える奴かどうか確かめるから表に出させろ』って…」 グレッグ「またか。…わかった、前々回のように泣いて帰らせるようなことはするなと伝えておいてくれ」 エクセレン(笑い)「了解…ふふ…楽しみね」 キョウスケ(わからん…一体、何がどうなっている…? それに…エクセレン・ブロウニング…) 第2話 新天地 味方初期配置出現 キョウスケ「まさか、いきなり戦闘訓練とはな」 エクセレン(被弾)「ごめんなさいねえ。うちのボス、毎回こうなのよね」 キョウスケ「ボス? 少尉、さっきからわからないことだらけなんだが…」 エクセレン「階級で呼び合うなんて、味気ないことはやめない?」 キョウスケ「味気ない…? …了解した、エクセレン。…これでいいのか?」 エクセレン(わお)「わお、むっつり君かと思ったら、結構ノリはいいじゃない」 キョウスケ(…むっつり?) ゼンガー「…準備はいいようだな、新人」 キョウスケ(怒り)「む…何だ!?」 エクセレン(被弾)「あちゃあ! しまった!」 ゼンガー「では、状況を開始する!」 敵初期配置出現 キョウスケ(怒り)「…なるほど、そういうことか」 エクセレン(被弾)「あの~、キョウスケ? ごめん、説明してなかったけど…」 ゼンガー「いいか、標的の武器には実弾を装填してある。死にたくなければ全機破壊しろ」 エクセレン(被弾)「あわわ、ちょっとボス! 話を…」 ゼンガー(怒り)「問答無用! 攻撃開始ッ!」 エクセレン(被弾)「はあ…。あのね、キョウスケ。あの人がゼンガー・ゾンボルト少佐で…」 キョウスケ(怒り)「おれの上官というわけか。…かまわん、今は正面の敵にしか興味はない」 エクセレン(わお)「わお…」 キョウスケ(怒り)「ゲシュペンストは嫌いじゃない…」 キョウスケ(怒り)「それに、ああいう男もな。…いくぞ」 エクセレン(笑い)(結構気が合うかもね、この子。うちのボスと。ふふ、私とも、ね) 2ターンPP エクセレン「ねえ、聞いていい?」 キョウスケ「…何をだ?」 エクセレン「試作機を潰したのって、あなたのせいなの?」 キョウスケ(怒り)「欠陥機だった。…だが、乗りこなせなかったのは事実だ。…それについて言い訳はしない」 エクセレン(わお)「ふうん…やっぱあなた、うちのボスにそっくりねえ」 ゼンガー(怒り)「貴様ら! 戦闘中に私語をする余裕があるなら。一機でも多く敵を倒せ!」 キョウスケ「…もう少し、物分かりはいいつもりだ」 エクセレン(わお)「同感。…じゃ、片付けちゃいましょか!」 3ターンPP キョウスケ「エクセレン」 エクセレン「なあに?」 キョウスケ「…何を隠している? お前も、ボス…ゼンガー少佐も、おれに何をさせたい?」 エクセレン(わお)「わお。…じゃなくて、何のことかしら? ほらほら、お仕事中なんだから集中なさいな」 キョウスケ(怒り)「……」 ゼンガー(…キョウスケ・ナンブ、思った以上にいい腕だ。勘も良く、状況変化の対応も速い) ゼンガー(エクセレンの見立てもさすがと言ったところか) ゼンガー(あの二人ならば、ATX計画の機体も乗りこなせよう) エクセレンが撃墜 エクセレン(被弾)「あらら! いやん、ちょっと格好悪くない!? もう! 脱出!」 ゲシュペンストMk-Ⅱ・M爆発 キョウスケ(怒り)「調子に乗るからだ。…しかし、これでおれだけか。一気にカタをつけるしかないな…!」 敵全滅 キョウスケ「これで終わったか」 エクセレン(わお)「わお、やるじゃない。もう少し苦戦するかと思ったんだけどねぇ」 キョウスケ(微笑)「機体の調整も悪くない。これくらいなら、な」 ゼンガー「よし…これで状況は終了だ」 キョウスケ「了解、少佐。…それとも、ボスと?」 ゼンガー「フッ…好きに呼ぶがいい」 キョウスケ「………」 エクセレン(わお)「んじゃ、私が考えてあげる。そうねえ…日本風に『オヤブン』なんかどお?」 ゼンガー「悪くはないな」 キョウスケ(…本気か?) 北米支部基地 キョウスケ「…ふう」 エクセレン(笑い)「お疲れ様。さてと…これからどうするの? お食事? それともお風呂?」 キョウスケ「…まずは報告だ」 エクセレン(わお)「あら、ちょうどいい所にボスのご登場よ」 ゼンガー「二人とも、そろっているな」 キョウスケ「ゼンガー…少佐」 ゼンガー「親分でも構わんぞ」 キョウスケ(わからん…どこまで本気なんだ?) ゼンガー「…キョウスケ少尉、お前にはATX計画で開発されている試作機のテストパイロットを務めてもらう」 キョウスケ(微笑)「どうやら…本題のようですね。ところで、ATX計画とは?」 ゼンガー「このラングレー基地で進められている強襲用人型機動兵器の開発計画のことだ」 キョウスケ「ならば、おれ達に与えられる機体は…」 キョウスケ「ゲシュペンストMk-Ⅱに代わるパーソナルトルーパーの量産試作型だと…?」 ゼンガー「半分は正解だ」 ゼンガー「他にも、ATX計画で預かり、テストを行っている機体がある」 エクセレン(わお)「そうそう。キョウスケもボスの機体を見たらビックリ仰天は大保証よん?」 キョウスケ「…そんなものを保証されてもな」 キョウスケ「…だが…どうやら、ただのプロジェクトではないらしい。別の目的があると見たが…?」 エクセレン(わお)「わお、なかなか鋭いじゃなぁい?」 ゼンガー「いい勘をしているな、キョウスケ少尉」 ゼンガー「とりあえず、ATX計画は地球圏へ迫る脅威に対抗するため、立ち上げられた…と言っておく」 キョウスケ(怒り)(…穏やかではないな。例の機関がらみの話か…?) ゼンガー「しかし、その脅威に対する連邦政府や連邦軍上層部の危機感が薄すぎる…」 ゼンガー「だからこそ、それを変えるための…いや、脅威に対処できる者を早急に育成する必要があるのだ」 キョウスケ「………」 エクセレン「んで、キョウスケはめでたく最後の一人…つまり四人目に選ばれたってわけ」 キョウスケ「四人目?」 エクセレン「ああ、私達の『ATXチーム』にはもう一人メンバーがいるの」 キョウスケ「ATXチーム…?」 ゼンガー「俺達の部隊名だ。では、キョウスケ・ナンブ少尉…改めてお前を歓迎する」 キョウスケ「よろしくお願いします」 エクセレン(笑い)「わからないことがあったらお姉さんに聞いてね。とりあえず、スリーサイズからいっとく?」 キョウスケ「………」 キョウスケ(微笑)(やれやれ…。この先どうなるかはわからんが…退屈だけはしないで済みそうだ) →03k『斬られる前に斬れ』 03k『斬られる前に斬れ』 北米支部司令部 グレッグ「君が来てから二週間…もう慣れたかね?」 キョウスケ(微笑)「はい。良くしてもらっています。機体の状態も良好です」 グレッグ「ははは、うちには口やかましいのがいるからな。何といっても…」 ドア開閉音、マリオン入室 マリオン「司令…」 キョウスケ「……?」 グレッグ「噂をすれば…。何だね、ラドム博士?」 マリオン「フロリダに向かわせたブルックリン曹長…一体何をしているんですの?」 マリオン「予定よりも12時間…もう半日も遅れておりましてよ?」 グレッグ「まあまあ、博士。もともとは一ヶ月の予定なのだぞ? そんなに目くじらを立てんでも…」 マリオン「それだけ例の2機の完成が遅れるということです。目くじらでも歯くじらでも立てますわ」 グレッグ「わかったわかった。曹長には連絡を入れておく」 グレッグ「私もあの2機には期待しておるからな。特にアルトア…」 マリオン「お待ちを…。司令、正式にはゲシュペンストMk-Ⅲです」 マリオン「あのようなコードネーム、私は認めませんので。だいたい…」 グレッグ「わかったわかった。とにかく、あの2機には期待している。零式の背を守れるPTとしてな」 マリオン「では、くれぐれもこれ以上遅れることのないようにお願い致しますわ」 ドア開閉音、マリオン退室 キョウスケ「……」 グレッグ「すまんな、少尉。彼女はマリオン・ラドム博士…ATX計画の開発主任だ」 キョウスケ「なるほど。確かに、あの威圧感で…」 ドア開閉音、マリオン入室 マリオン「言い忘れおりました」 キョウスケ「う…」 マリオン「あなた…キョウスケさん? キョウスケ・ナンブ少尉ね」 キョウスケ(真剣)「は…何か?」 マリオン「あなたの機体は損耗度が高すぎますわ。近接戦闘はもっと控えめにして頂けませんこと?」 キョウスケ「………」 マリオン「そもそも、量産型のMk-Ⅱは試作型のタイプRがベース…」 マリオン「いくら格闘戦用の武器を装備していると言っても、使用には限度がありますわ」 キョウスケ「………」 グレッグ「あ~…ラドム博士、そのくらいにしておいてやれ。司令室でする話でもあるまい」 マリオン「わかりました。では、少尉…あとで私のところへ来てください」 ドア開閉音、マリオン退室 キョウスケ「…司令」 グレッグ「ははは、うちの女性陣はみんな元気がいいだろう? 君も負けんようにな」 キョウスケ「…了解です」 暗転 ATX計画ラボ マリオン(キョウスケ少尉の機体の損耗度の原因…これは彼の操縦技術が未熟なせいではなく…) マリオン(機体の方が追従しきれていないせいだわ。ウフフ…本当に面白いパイロットが来たものね) マリオン(彼ならば、私のMk-Ⅲを乗りこなせるかも知れないわ) ???「…考え事かな? あまり悩むとシワが増えるぞ」 マリオン「…その失礼な物言い、リシュウ・トウゴウ先生ですわね」 マリオン「斬艦刀のモーションインプットは終わられましたの? もし、まだだというなら…」 リシュウ「皆まで言われんでもわかっとる。とりあえず、刀を振れるようにはなったわい」 マリオン「…とりあえず…?」 リシュウ「待て待て。…まったく、年寄りの言う事は最後まで聞かんか」 リシュウ「あれは一の太刀さえ打ち込めれば充分じゃ。今のままでも予定どおりの破壊力を発揮しおる」 マリオン「今のままでも…? 斬艦刀が満足に使えなくても大丈夫だとおっしゃって?」 リシュウ「うむ。『剣ハ抜クベカラザルモノ』とも言うからのう」 マリオン「剣を抜かない…? まったく、あなたの考えは理解に苦しみますわ」 リシュウ「ならば、『二の太刀ありと思うな』…そうじゃな、お前さんにもわかりやすいように言えば…」 リシュウ「斬られる前に斬れ。要は一撃必殺の心意気じゃよ」 マリオン「ふう…。そういう前時代的なコンセプトは極東支部のSRX計画で充分ですわ」 リシュウ「何を言っとる。お前さんが作っておる例の2機もワシから見れば五十歩百歩じゃ」 マリオン「む…失礼ですわね。私はEOTなどという怪しげな技術に頼るつもりはございませんわ」 マリオン「…で、パイロットのゼンガー少佐の仕上がり具合の方はいかがですこと?」 リシュウ「上々じゃ。ワシの指導のおかげで日に日に剣の腕を上げておるわい」 マリオン「それで成果が出なければ、示現流の名前が泣きますわよ? それでなくてもリシュウ先生は…」 リシュウ「わかったわかった。やれやれ…ゼンガーやブリットの相手をしている方が、まだ楽じゃ」 暗転 北米支部基地 キョウスケ(怒り)「救難信号?」 ゼンガー「ああ。フロリダを飛び立った輸送機がバグス…いや、正体不明機の追撃を受けているらしい」 キョウスケ(怒り)(…バグス? 何かのコードネームか?) エクセレン「ボス…その輸送機って、もしかしてブリット君のT3?」 ゼンガー「そうだ」 キョウスケ「ブリット…?」 キョウスケ「もう一人のメンバー、ブルックリン・ラックフィールド曹長のことか?」 エクセレン(笑い)「そそ。もう、あの子ったら若いのに鈍くさいとこあるから…」 キョウスケ(被弾)「それは本人のせいじゃない気もするが…」 ゼンガー「俺は零式で出る。お前達は訓練で使っているゲシュペンストMk-Ⅱでついてこい」 キョウスケ「零式? 新型か?」 エクセレン「グルンガスト零式…あのテスラ・ライヒ研究所が作った特殊人型機動兵器の試作機よ」 キョウスケ「特殊? パーソナルトルーパーではないと?」 エクセレン「そそ。…まあ、俗に言うスーパーロボットって奴ね」 キョウスケ「格納庫では見かけなかったが?」 エクセレン「整備の仕方も何も全然違うもの。地下の専用格納庫でひっそりと、ね」 エクセレン(わお)「とにかく、アレを見たらビックリするわよん? お楽しみにね!」 ゼンガー「話はそこまでだ。すぐに出撃するぞ!」 キョウスケ「了解」 第3話 斬られる前に斬れ 敵味方初期配置出現 ブリット(怒り)「くっ…あいつら、まだ追ってくるのか!?」 連邦軍兵「ブルックリン曹長! これ以上は逃げ切れません!」 ブリット(怒り)(どうやら、ここらで覚悟を決めた方がいいみたいだな) ブリット(怒り)「こちらアサルト3! 俺が敵機を引き受ける内にT3はここから脱出してくれ!」 連邦軍兵「りょ、了解!」 敵を3機撃墜or3ターンPP ブリット(怒り)「1機だけじゃ、そろそろ限界か。何か手を考えなきゃ…!」 タウゼントフェスラー横にメギロート出現 連邦軍兵「うわああっ!!」 ブリット(怒り)「しまった、輸送機が!!」 味方増援出現 ゼンガー(怒り)「グルンガスト零式、見参…!」 ブリット(怒り)「! あ、あれはゼンガー隊長の…!?」 ゼンガー(怒り)「隙ありッ!!」 ゼンガー、零式斬艦刀でメギロートを撃墜 ゼンガー(怒り)『我はゼンガー・ゾンボルト! 悪を断つ剣なり!!』 ゼンガー(怒り)『奥義! 斬艦刀・疾風怒濤ッ!!』 ゼンガー(怒り)『我に断てぬものなし!!』 AI『!?!?!?』 エクセレン「わお! いきなり切り札を使っちゃう? もう少しもったい付けた方がねえ…」 ゼンガー「…いい剣だ。切れ味も申し分ない。リシュウ先生に礼を言わねばな」 ブリット「す、すごい…! あんな巨大な剣を振り回すなんて…」 キョウスケ(怒り)(先手必勝、一撃必殺か。ATX計画…なるほど、確かに普通じゃないな) ブリット「ゼンガー隊長!!」 ゼンガー「…詰めが甘かったようだな、ブルックリン。斬られる前に斬れ…いつもの教えを忘れたか」 ブリット(悲しみ)「す、すみません。敵機の数が多くて…」 エクセレン(わお)「ほらほら、言い訳はしなぁい。武士は喰わねど片想い…って言うじゃない?」 ブリット(怒り)「こっちも大変だったんです! それに、そこは『片想い』じゃなくて『鷹容姿』ですよ!」 エクセレン(笑い)「あらん、さすがは日本マニア。結構余裕あるじゃない」 キョウスケ「…『高楊枝』だ」 ブリット「え? そ、そうでしたっけ? …っと、この人は?」 ゼンガー「ATXチームの新メンバー、キョウスケ・ナンブ少尉だ」 ブリット「じゃあ、やっと三人目が?」 キョウスケ(微笑)「よろしくたのむ、ブルックリン曹長」 ブリット「了解! ブリットで結構です、キョウスケ少尉!」 ゼンガー(怒り)「よし、タウゼントフェスラーを援護し、脱出させる。各機、ぬかるなよ」 ブリット「わかりました!」 エクセレン(わお)「はぁい」 キョウスケ「…了解」 キョウスケ(怒り)(…あの敵は何者だ? 見たところ、戦闘機やパーソナルトルーパーではない…) キョウスケ(怒り)(EOTI機関が開発した新型の機動兵器…?) キョウスケ(怒り)(新メンバーに、新しい敵…落ち着かん話だな) 敵全滅 エクセレン「片づいたみたいね」 連邦軍兵「T3よりアサルト1へ! これよりこの空域を離脱します!」 ゼンガー「了解した」 タウゼントフェスラー、マップ左端に移動し離脱 ブリット「これで一安心ですね、ゼンガー隊長」 ゼンガー「油断するな、ブルックリン。戦いはまだ終わっていないぞ」 →共通 タウゼントフェスラーがマップ左端に到達 連邦軍兵「T3よりアサルト1へ! これよりこの空域を離脱します!」 ゼンガー「了解した」 タウゼントフェスラー離脱 ブリット「後は残りの敵機を片づければ終わりか…」 キョウスケ(怒り)「…いや、そう上手くはいかんらしい」 エクセレン(怒り)「そういうこと。ブリット君、気を抜くの早すぎ!」 ゼンガー「各機、警戒しろ。敵の増援が来るぞ」 ブリット(怒り)「!!」 →共通 共通 敵増援出現 エクセレン(わお)「団体さんご案内~…って、意外と動きが早いわねえ」 キョウスケ(怒り)「わからんな…こいつら、輸送機を狙っているわけではないのか…?」 ゼンガー(…俺の零式を調べに来たと見て間違いないだろうな) ゼンガー「よし、後はお前達に任せる」 ブリット「へ!?」 エクセレン(被弾)「はあ!? ちょっとボス! 説明してよね!」 ゼンガー(怒り)「問答無用! 敵を倒すまで帰還は許さん。基地に戻るまでが任務だと思え!」 ゼンガー撤退 エクセレン(被弾)「いや、遠足じゃないんだから! ちょっと、キョウスケぇ…」 キョウスケ「…チーム初の実戦訓練としては手頃か」 ブリット(怒り)「しゃべってる場合じゃなさそうです! 敵が来ます!」 キョウスケ(怒り)「さて…やろうか…!」 敵全滅 エクセレン「ふう。ブリット君、残った敵は?」 ブリット「見当たりません」 キョウスケ(微笑)「とんだ実戦訓練だったな」 ブリット「ええ。うちの隊長は何でも突然で急な人ですからね」 エクセレン「せっかちな男は嫌われるのにねえ」 キョウスケ(微笑)「女に嫌われるだけで戦争に勝てるなら、安いもんだ」 エクセレン(わお)「わお、よろしくない考え方じゃなぁい? そもそも男と女ってのはねえ…」 ブリット(キョウスケ少尉が来てくれたおかげで…) ブリット(これからはエクセレン少尉にからかわれずに済みそうだな) 北米支部司令部 グレッグ「任務ご苦労だった。チームは上手く機能しているようだな」 ゼンガー「当然です。あの程度の戦いで生き残れぬようなメンバーを選抜した覚えはありませんので」 グレッグ「そうか。ふむ…君をATXチームの隊長に任命して正解だったようだな」 グレッグ「さすがは特殊戦技教導隊出身の…」 ゼンガー「…そのお話はどうかご遠慮下さい」 ゼンガー「自分の過去…。キョウスケやエクセレン、ブルックリンには教えておりません」 グレッグ「…そうか」 ゼンガー「それよりも司令…『エアロゲイター』の件ですが…」 ゼンガー「ここ最近、特定区域での偵察機の出現率が高いように思われます」 グレッグ「その報告は受けている。北米、南欧、極東、そしてマーケサズ諸島の特定地区…だな?」 ゼンガー「それらの共通点は対エアロゲイター用の兵器を研究・開発している場所だということ…」 ゼンガー「先程の偵察機も例の2機やグルンガスト零式の調査が目的だったのかも知れません」 グレッグ「奴らがそこまでの情報をつかんでいるとは考えにくい…。深読みしすぎではないのかね?」 ゼンガー「………」 ゼンガー(いずれにせよ、エアロゲイターが本格的に行動を開始する日は近いな…) グレッグ「とにかく、積み荷もようやく到着したことだ…早速、テストを開始してくれ」 ゼンガー「はっ」 暗転 北米支部基地 エクセレン「ふう、さっぱりした。…あらん? キョウスケはまだ戻ってないの?」 ブリット(笑い)「ラドム博士に捕まっていたみたいですから…しばらくは帰って来られないと思います」 エクセレン「災難ねえ。いっつも辛気くさい顔してるからそういう目に遭うんじゃないかしら」 ブリット「あんまり関係ない気が…。何か新型がどうとか聞こえたんで、その話かも知れませんね」 ブリット「というか、少尉…」 エクセレン「新型ねえ。ん、なぁに?」 ブリット「…タオル一丁でうろつくのはやめてくれませんか? あの、その…目のやり場に困るんで」 エクセレン(わお)「あららあ? いっちょ前に言うじゃない? むふふ…お風呂上りの珠のお肌よぉ?」 ブリット(被弾)「ちょ、ちょっと! 少尉、くっつかないで下さいっ! 他人に見られたらどうするんです!?」 エクセレン(笑い)「んふふ~、相変わらずねえ、ブリット君? 見られたからって減らないわよん?」 ブリット(被弾)「そ、そそ、そういう問題じゃなくてですね…!」 ドア開閉音、キョウスケ入室 キョウスケ「戻った。ATXチーム、格納庫に集…ん?」 ブリット(笑い)「キョウスケ少尉!? あ、いや、こ、これはエクセレン少尉が…」 エクセレン(わお)「わお、ややこしいことになるかも?」 キョウスケ(真剣)「…すまん、邪魔した。続けてくれ」 ドア開閉音、キョウスケ退室 ブリット「えーーーー!?」 エクセレン(被弾)「いやいや! そういう納得の仕方しない! ちょっと! キョウスケ!」 ブリット「と、とりあえず、自分達は集合みたいですけど…?」 エクセレン「…了解。もう、せっかくひとっ風呂浴びたのにねえ」 →04k『鋼鉄の孤狼』 04k『鋼鉄の孤狼』 輸送機内 爆発音 ジョナサン「うわっとと! もっとスピードは出ないのか!?」 連邦軍兵「やってます! しかし、相手の反応が早く、輸送機では振り切れません!」 ジョナサン「護衛の戦闘機は!?」 連邦軍兵「すでに撃墜されています!」 ジョナサン「くっ…! ジョナサン・カザハラもここまでか」 ジョナサン「フッ…。所詮、人の命など儚いものよ…」 爆発音 ジョナサン「! や、やっぱり死ぬのはナシだ!」 暗転 ATX計画ラボ マリオン「緊急出撃…?」 リシュウ「そうだ。テスラ研から飛び立ったカザハラ博士の輸送機が識別不明機の攻撃を受けておる」 リシュウ「近くまでは来ているが…基地の対空施設の圏内まではもちそうもないらしい」 マリオン「………チャンスね」 リシュウ「なに…?」 マリオン「キョウスケ少尉、少しよろしくて?」 キョウスケ「何か? 今、出撃命令が…」 マリオン「そのことよ。あなたには…アレに乗っていただきます」 キョウスケ「あれ…? まさか、『アルトアイゼン』に?」 マリオン「…ゲシュペンストMk-Ⅲでしてよ」 リシュウ「おいおい、その名前が許可されるのは、軍のトライアルに合格してからの話じゃろうが」 リシュウ「それに、次期量産主力機の候補はヒュッケバインMk-Ⅱの方が優勢じゃと聞いておるしのう」 マリオン「失礼ですわね! 私のMk-Ⅲがあんな失敗作の後継機に負けるはずはありませんわ!」 リシュウ「…どっちもどっちじゃと思うがのう」 マリオン「とにかく! ゲシュペンストMk-Ⅲはすでに実戦装備をしてありますわ」 キョウスケ(怒り)「となると…今回の戦闘はテストも兼ねると?」 マリオン「ご名答。多少荒っぽく使っても大丈夫よ。フフ…」 リシュウ(驚き)「待て待て! アルトはまだ赤ん坊も同然じゃぞ!」 マリオン「ですから、ゲシュペンストMk-Ⅲでしてよ!」 リシュウ「わかったわかった。とにかく、あれのコンセプトは極端すぎる。調整は慎重にせんと…」 マリオン「零式にあんな常識外れの出刃包丁を持たせたあなたに、文句を言われる筋合いはありませんわよ?」 リシュウ(驚き)「で、出刃包丁じゃと!? 武士の魂を何だと…」 キョウスケ「リシュウ顧問、自分は調整が不十分な機体へ乗るのに慣れています」 キョウスケ「それに、アルトには個人的な興味もある…」 マリオン「ウフフ…リシュウ先生と違って、少尉には見る目があるようですわね」 キョウスケ(微笑)「あんな馬鹿げた機体…そうそうお目にかかれるものじゃない」 マリオン「馬鹿げた……ッ!?」 キョウスケ「失礼…」 リシュウ「そりゃそうじゃろ。特にアルトの杭打ち機なんぞ、実戦では使い物にならんわい」 リシュウ「武士なら、剣が一振りあれば充分じゃ」 マリオン「まったく非常識な。今は戦国時代ではなく…新西暦ですわよ?」 キョウスケ「リボルビング・ステーク…要はジェット・マグナムと同じ様に使えば、問題はないはずです」 リシュウ「まあ、お前さんがそういうのなら…」 通信音 エクセレン(被弾)「へっきし!」 キョウスケ「…む? 風邪か、エクセレン?」 エクセレン(怒り)「う~、湯冷めしたみたい…つーか、何やってんの! 出撃よ!」 ブリット「あとは少尉だけです! 急いでください!」 キョウスケ「了解した。新型で出る」 ブリット「新型!? 少尉、いきなりで大丈夫なんですか? 慣れたMk-Ⅱの方が…」 マリオン「基本はゲシュペンストよ。それに…私も行きますわ」 リシュウ「何? おいおい、マリオン…年寄りの冷や水ってのは若い者に嫌われるぞ」 マリオン「年寄り…!? 失礼な!」 キョウスケ「…エクセレン、もう少しかかる」 エクセレン(被弾)「ちょっとぉ、何かあったらカザハラ博士、化けて出るわよ? 女連れで」 キョウスケ「わかっている。アルトの準備が済み次第、すぐに行く…!」 エクセレン「じゃあ、予備の武器も持って来てくんない? 敵がどんな奴かまだわからないし」 キョウスケ「了解した」 第4話 鋼鉄の孤狼 敵味方初期配置出現 ジョナサン「救援部隊は来てくれるのか!?」 連邦軍兵「連絡は受けました! ラングレー基地のATXチームがこちらに向かっているそうです!」 ジョナサン「ゼンガー達か! よし、もう少し頑張るんだ!」 所属不明「引き返せ、テンザン! お前の機体はまだ連邦側に知られるわけにはいかない!」 テンザン(笑い)「ゴチャゴチャうるせえな。もう遅いっての」 所属不明「何!?」 テンザン(笑い)「それに、もうじき世界中の人間が俺達のことを知るようになるんだからよ。細かいこと気にすんな」 所属不明「き、貴様…! 上に報告するぞ!」 テンザン「俺がアードラーのおっさんの直属だってこと、知ってんだろ? 出来るもんならやってみな」 テンザン「首が飛ぶのはてめえの方だぜぇ? クックック」 所属不明「お、おのれ…!」 テンザン(笑い)「わかったんなら、さっさとあの輸送機を落とせっての。中にお宝が入ってんだろ?」 ジョナサン「あの機体はもしや…アーマードモジュールか!?」 ジョナサン「むう…EOTI機関が独自に軍備化を進め、反乱を企んでいるという噂は本当だったか」 ジョナサン「なら、奴らが積み荷を狙って来た理由も察しがつく…!」 3ターンPP テンザン(怒り)「何やってんだ、ったく。相手はタダの輸送機だろうが! さっさと落とせっての!」 ジョナサン「ゼンガー達はまだか!? このままじゃ積み荷が…!」 味方増援出現 キョウスケ(叫び)「間に合ったか!?」 テンザン(笑い)「ホ! 援軍のお出ましかよ。しかも、データにないタイプか」 テンザン(笑い)「連邦にはゲシュペンストくらいしかねえと思ってたが、赤いカブトムシ…隠しキャラかよ」 ジョナサン「! あのPTはまさか…!?」 ゼンガー「エクセレン、ブリックリン、出るぞ!」 ブリット「隊長、輸送機の中にある『M13ショットガン』や『コールドメタルナイフ』を…」 ブリット「使ってもいいですか?」 ゼンガー「お前が必要だと思うのなら、構わん。『武器選択』で武器を選び、装備して出撃しろ」 ブリット「はいっ!」 エクセレン「あらん、『修理装置』もあるじゃなぁい? 念のために持って行きましょか」 出撃準備 マリオン「ゲシュペンストMk-Ⅲ…調子はいいようね」 ジョナサン「おいおい、正気か!? あんな欠陥機を実戦に投入するなんて…」 マリオン「欠陥機!? その言葉は聞き捨てならなくてよ! Mk-Ⅲは十分に…」 エクセレン(被弾)「…あの~」 ゼンガー(怒り)「アサルト1より各機へ。カザハラ博士の輸送機を援護しつつ、識別不明機の迎撃を行う!」 キョウスケ「アサルト4、了解」 ブリット「キョウスケ少尉、大丈夫なんですか!?」 キョウスケ(怒り)「感じはゲシュペンストとほぼ同じ…悪くはない。馬力がありすぎるが…要は慣れだ」 ジョナサン「気をつけろ。敵機の中にアーマードモジュールがいるぞ」 マリオン「何を馬鹿な。あれはまだ……」 ジョナサン「いや。私の見たところ、EOTI機関ではすでに量産化まで進んでいるようだ」 ジョナサン「奴らは…本気だぞ」 マリオン「フフフ…私のMk-Ⅲ、そしてMk-Ⅱカスタムには相応しい相手だわ…!」 ジョナサン「お、おいおい」 テンザン(笑い)「ツイてるぜ、まったくよ。ここで新型機と出くわすとはなぁ」 テンザン(笑い)「こっちはシミュレーター訓練ばかりで飽きが来てたところだ。本物の戦争ゲームを楽しませてもらうぜ」 ブリット(怒り)「戦争ゲームだって!?」 エクセレン(わお)「ここで『戦争をゲームと同じだと思うな!』とか、かっこいい事言ってみない?」 エクセレン(わお)「ねえ、キョウスケ?」 キョウスケ(怒り)「ふかすたびに、若干引っぱられる感があるが…慣れの問題か。やってみるしかあるまい…」 エクセレン(怒り)「ちょっと! 聞いてる?」 キョウスケ「…興味がない。言わせておけばいい」 テンザン(被弾)「感じ悪りぃな、おい。俺は場の雰囲気を読まねえ奴ってムカつくんだよなぁ」 キョウスケ(怒り)「興味がないと言ったぞ。そんなに雰囲気が大切なら、部屋にこもってTVゲームでもやっていろ」 キョウスケ(怒り)「それを邪魔する気はない。お前だけの、お前にだけ都合のいい時間だ」 テンザン(笑い)「ハッハッハ! カッコいい、カッコいいなあ、お前!」 テンザン(笑い)「気に入ったぜ。そのスカした主役気取りな所がよ!」 キョウスケ「………」 テンザン(怒り)「だがな、ゲームと違っててめえみたいな奴はあっさりと死ぬってこと…教えてやるぜ!」 キョウスケ「…だいたい飲み込めたが、結局は使ってみないとわからんか」 キョウスケ(怒り)「よし…行くぞ、アルト」 テンザン(怒り)「この野郎! 俺を無視しやがったな!?」 キョウスケとテンザンが戦闘 テンザン(被弾)「てめえ…さっきのセリフ、カチンと来たっての!」 キョウスケ「知らんな。楽しむんじゃなかったのか?」 テンザン(怒り)「俺は無視されるのが嫌いなんだよ!」 キョウスケ(怒り)「…悪かったな。ならば、さっさと帰れ。手伝ってやる」 エクセレンとテンザンが戦闘 テンザン(笑い)「お? このゲシュペンストはお姉ちゃんパイロットかよ」 エクセレン(笑い)「あらん、坊や。ゲームばっかりしてないで、お姉さんと…どう?」 テンザン(笑い)「やめとくぜ。現実のお付き合いって奴は面倒臭くていけねえっての」 エクセレン(被弾)「…世代なのかしらねえ?」 ブリットとテンザンが戦闘 テンザン(笑い)「さあ、楽しもうぜ! 命を賭けたゲームって奴をよぉ!!」 ブリット(怒り)「ふざけるな! 戦争を何だと思ってるんだ!」 テンザン(笑い)「だから、ゲームだっての。バーニングPTなんかより、緊張感と刺激って奴が違うんだよ!」 ブリット(怒り)「くっ! お前みたいな奴に負けてたまるものか!!」 ゼンガーとテンザンが戦闘 テンザン(笑い)「隊長機か! へへッ、頭を潰すのはゲームでも戦争でも常道だっての!」 ゼンガー(怒り)「戦いは常に真剣勝負! そのことを理解できぬ輩にこの俺は倒せん!!」 タウゼントフェスラー(マリオン搭乗)とテンザンが戦闘 テンザン(笑い)「輸送機なんざ、このリオンの前じゃタダの雑魚キャラだっての!」 マリオン「アーマードモジュールなど、私のMk-Ⅲの相手ではなくてよ」 マリオン「さあ、キョウスケ少尉! やっておしまいなさい!」 キョウスケ(被弾)(…先に自分の身を守ることを考えてほしいが…) テンザンを撃墜 テンザン「あらら…ゲームオーバーかよ。お遊びが過ぎたようだな」 テンザン「ま、しょうがねえ…こいつは所詮テストタイプだし、腹も減ったし。じゃ、あばよ」 タウゼントフェスラー(ジョナサン搭乗)が撃墜 ジョナサン「うおおおっ!?」 →GAME OVER 敵全滅 ブリット「敵機、撤退しました」 このマップのキョウスケの撃墜数が5機以上の場合 キョウスケ(真剣)「終わったか。…こいつにはだいぶ無理をかけてしまったな」 マリオン「…すばらしい…! すばらしいわよ、キョウスケ少尉!」 キョウスケ「…?」 マリオン「空戦型の機体に対して、地上用兵装メインのMk-Ⅲでここまで戦えるなんて…!」 エクセレン(被弾)「あらら…歯が立たなかったらどうするつもりだったんだか…」 キョウスケ(微笑)「アルトアイゼンと自分との相性はいいようです。あとは…練度の問題かと」 マリオン「もう何の問題もないわ! Mk-Ⅲもきっと喜んでいるわ。きっと、いいえ、間違いないわよ」 エクセレン「何か…興奮気味のとこ悪いんですけど…カザハラ博士は?」 マリオン「関係ありませんわ」 マリオン「この際、カザハラ博士はどうでもいいの! Mk-Ⅲの新たなセッティングを考えなきゃ…」 ジョナサン「…随分な扱いだな」 ブリット「相変わらずきつい人だ…」 エクセレン(被弾)「獅子身中のムジナねえ」 ブリット「少尉、それを言うなら『ムチ』ですよ」 キョウスケ(怒り)「…『虫』だ。しかし、あの部隊は主力ではない…もっと楽に倒せなければ…」 ジョナサン「いや、それに関しては、少尉とその機体のせいではないよ」 ジョナサン「敵のAM…アーマードモジュールは空戦型の人型機動兵器だ」 →共通 このマップのキョウスケの撃墜数が4機以下の場合 キョウスケ「終わったか」 マリオン「終わったか…じゃ、ありませんわよ」 キョウスケ「…?」 マリオン「少尉、何なの? 今回の戦績は!」 キョウスケ「戦績…と言われても、まだアルトは慣らしの途中です」 マリオン「それでも結果を出すのがあなたの仕事ではございませんこと? にも関わらず…」 エクセレン(わお)「まあまあ、キョウスケもがんばってたんだし。それにカザハラ博士だって…」 マリオン「関係ありませんわ」 マリオン「カザハラ博士が撃ち落されようが、それでアルトの調整が完璧になるならよしです」 ジョナサン「あ、あのねえ」 ブリット「相変わらずきつい人だ…」 エクセレン(被弾)「獅子身中のムジナねえ」 ブリット「少尉、それを言うなら『ムチ』ですよ」 キョウスケ(怒り)「…『虫』だ。しかし、おれがこいつを乗りこなせなかったのは事実…」 ジョナサン「いや、そうとも言えん。AM…アーマードモジュールは空戦型の人型機動兵器だ」 →共通 共通 ジョナサン「陸戦型のPTで対抗するのは難しい。しかし…」 ゼンガー「何か打開策が?」 ジョナサン「答えは私が運んで来た積み荷だ」 マリオン「積み荷…? もしかして、例のドライブ…!?」 ジョナサン「…ああ。ウチの研究所でも、あれの小型化を進めていたんでね」 マリオン「……!」 キョウスケ(怒り)(感じから見て、強力な対空兵器か…飛行そのものを可能とする装置…) キョウスケ(怒り)(だが、このアルト…そんなものなしで使いこなしてみたいが…) 北米支部司令部 グレッグ「そうか…。まだテスト段階であるはずのアーマードモジュールと…」 グレッグ「連邦軍ではまだ実戦配備されていないF-32シュヴェールトか」 ゼンガー「ビアン・ゾルダーク博士率いるEOTI機関が連邦への反乱を目論んでいるのは確実かと」 グレッグ「極東支部でも同様の部隊と戦闘を行ったそうだ。事態は我々の予想以上に急転しつつあるようだな」 ゼンガー「ええ」 グレッグ「だが…いったい何を考えてるのだ、ビアン博士は…?」 グレッグ「地球へ迫る脅威を我々に警告したのは他でもない、あの男だというのに…」 ゼンガー(アイドネウス島に落下した隕石メテオ3の超技術を解析しているEOTI機関…) ゼンガー(奴らが先程のようなアーマードモジュールを量産しているとすれば…) ゼンガー(今の連邦軍では勝ち目がないかも知れんな) →05k『天の龍、異界の風』 05k『天の龍、異界の風』 ヒリュウ改艦橋 ユン「艦長、本艦は大気圏内への降下を終了しました。現在位置は太平洋ガラパゴス諸島沖です」 レフィーナ「では、各部のチェックを…特にテスラ・ドライブを重点的に」 ユン「了解です」 ショーン「ううむ…久々ですな、この肩の重みは。おかけで、地球に帰って来たという実感がわきます」 レフィーナ(笑い)「ええ。アステロイドベルトから、ここまで無事に来られたのは幸運でした」 ショーン「運も実力の内です。何にせよ、あなたをこのヒリュウ改の艦長に抜擢したのは正解でしたな」 レフィーナ(悲しみ)「でも、ダイテツ中佐や副長を差し置いて、私が艦長になるなんて…」 ショーン「ダイテツ中佐は、新造艦『シロガネ』の艦長に就任なされましたし…」 ショーン「私などには、艦長という大役は務まりませんからな」 レフィーナ「しかし、この艦が地球までたどりつけたのは副長のおかげです」 ショーン「いやいや、謙そんなさることはありませんぞ」 ショーン「艦長は、イカロス基地の航宙士官学校を首席で卒業なされ、その上容姿端麗…」 ショーン「連邦軍史上、最年少艦長であり、さらにスリーサイズはパット込みで上から82…」 レフィーナ(驚き)「! ど、どうしてそんなことをご存じなんです!?」 ショーン「なに、情報収集は副長としての務めです。クルーのデータも含めてね」 レフィーナ(驚き)「わ、私…パットなんて入れていません!」 ショーン「なるほど、そうでしたか」 レフィーナ「え…?」 ショーン「はっはっは。艦長ももう少し駆け引きと先読みが出来るようになりませんとな」 ショーン「では、予定どおりATXチームとの合流ポイントに向かいましょうか」 レフィーナ「は、はい」 ショーン「………」 ショーン(…地球に着くまでに何とか艦長達を一人前に育てられたか…) ショーン(それがあの事件でおめおめと生き延びてしまったことに対する贖罪だとは言え…) ショーン(私達はいつまで若い子らを戦いに駆り出さなければならないのでしょうな、ダイテツ中佐…) 暗転 北米支部基地 キョウスケ「…南極へ?」 ゼンガー「うむ。『シロガネ』の竣工式とEOTI機関の新型機動兵器のお披露目が行われる」 ブリット「隊長、シロガネって何なんです?」 エクセレン「んもう、勉強不足ねえ」 エクセレン「シロガネってのは、スペースノア級万能戦闘母艦。その壱番艦のことよ」 エクセレン(わお)「勉強になったかしら? ブリット君」 ブリット(笑い)「なるほど…。よくわかりました、先生」 エクセレン(笑い)「女教師ブロウニングと呼んでもらって結構よん? 生徒の憧れ、まぶしい白衣…」 キョウスケ「保健教師と混ざってるぞ。それはともかく…EOTI機関の新型というのが気になるな」 ブリット「前回の戦闘で連邦への反乱を目論んでるって噂がますます信憑性を増しましたからね」 キョウスケ(怒り)「…反乱か。だとすると、今度の竣工式…どうもキナ臭いな」 ゼンガー「そのために我々が守備任務に就く。万が一のことに備えてな」 ゼンガー「なお、南極アレキサンダー島沖で『ヒリュウ改』と合流する」 ブリット「ヒリュウ改?」 エクセレン(わお)「んもう、ホントに勉強不足ねえ。じゃ、先生が教えてあげるわ。ヒリュウ改ってのは…」 ブリット(笑い)「人類初の外宇宙探査航行艦を改造した戦艦でしょ?」 エクセレン(笑い)「あらら、教えるまでもないじゃない。良くできました。…後で体育倉庫ま・で・ね?」 ブリット「た、体育倉庫なんてこの基地にありましたっけ…?」 キョウスケ(怒り)(しかし…連邦軍もある程度はEOTI機関の動きを察知しているはずだ) キョウスケ(怒り)(なのに、どうして竣工式やお披露目などで互いのカードを見せ合う必要がある?) ゼンガー(キョウスケは薄々気づいているようだな…) ゼンガー(南極の式典は例の会見を隠すためのプロパガンダにすぎん) ゼンガー(せめて、お前達には真実を伝えておきたいが…機密事項では、いかんともしがたい。許せ…) 暗転 ATX計画ラボ ジョナサン「おいおい、またATXチームと一緒に行くのか? 君も好きだねえ」 マリオン「何をおっしゃるの? シロガネを見ておきたいとは思わないのかしら?」 ジョナサン「見るも何も、ウチの研究所はテスト艦のスペースノアを含めて……」 ジョナサン「あれの建造に関わっていたんだが?」 マリオン「あら、そうでしたわね。でも、私はスペースノア級の艦首モジュールにも興味がありましてよ」 マリオン「確か3つのバリエーションがあるとかで…」 ジョナサン「そんなことより、早く『ヴァイス』に私が持ってきた例の装置を取り付けてくれ」 マリオン「…お断りですわ。私の機体に、EOTを応用した装置など必要ありません」 ジョナサン「だが、あれを装備すれば…ヴァイスは単体での飛行が可能となる」 ジョナサン「バーニアスラスターで無理矢理空を飛ばすよりはスマートだと思うんだがねえ」 マリオン「…お断りです」 ジョナサン「…アーマードモジュールが現れた以上……」 ジョナサン「従来の兵器と陸戦型のPTをわずかしか配備してない連邦軍は…」 ジョナサン「間違いなく劣勢に追い込まれるだろう」 ジョナサン「もちろん、EOTI機関がその気なら…の話だが」 マリオン「………」 ジョナサン「…今の状況で、空飛ぶ白騎士がさっそうと登場すれば…お偉方の印象も変わってくるぞ?」 マリオン「………」 ジョナサン(…もう一息かな?) ジョナサン「…それから、例のドライブはEOTそのものを使ってるわけじゃない」 ジョナサン「元々、あれはメテオ3落下以前からテスラ研が開発を……」 マリオン「…もう充分ですわ。この目で実際に動くアーマードモジュールを見てしまった以上…」 マリオン「あれに負けるわけにはいきません。二千歩ゆずって、ドライブの搭載を許可しますわ」 ジョナサン「二千歩…ねえ」 マリオン「では、Mk-Ⅱカスタムの改修はあなたにお任せしますわ」 ジョナサン「お任せ? やれやれ、よほど南極に行きたいらしいな」 マリオン「ええ。本命はシュウ・シラカワ博士やエリック・ワン博士が開発した例の機体でしてよ」 ジョナサン「なるほど…『グランゾン』をその目で確かめたいというわけか」 マリオン「何でも、搭乗者次第では世界中の戦力を壊滅させるのに一日とかからないとか…」 マリオン「そんな妄想めいた話、私は認めるわけにはいきません。ですから、事実を確認してきます」 ジョナサン「…いいだろう。ならば、ヴァイスの改修は私がやっておく」 マリオン「…Mk-Ⅱカスタムに妙なクセをつけると、承知しませんわよ?」 ジョナサン「わかったわかった。ともかく、くれぐれも気をつけてな」 第5話 天の龍、異界の風 ヒリュウ改出現 レフィーナ「ATXチームは?」 ユン「2分後に接触します」 ショーン「予定どおりで助かりますな。歳を取ると、どうも寒い所が苦手で」 ユン「艦長、格納庫で騒ぎが起きているようです」 レフィーナ「え…?」 ユン「映像、出します」 タスク(怒り)「…ちょっと、中尉! いい加減にしてくださいよ! 出撃命令なんて出てないんだから!」 カチーナ(怒り)「うるせえ! 現場の判断って奴だ! それに、いつ敵が来るかわからないんだぞ!」 カチーナ(怒り)「整備員の分際であたしに偉そうな口を利くな!」 タスク(怒り)「ちょっと、その台詞聞き捨てならねえッスよ! 俺だって、適性検査に合格してりゃ今頃は…!」 レフィーナ「あの…」 タスク(被弾)「あ、あれ? ひょっとしてブリッジに筒抜け? あっちゃ~…」 カチーナ(怒り)「チッ…!」 レフィーナ「やっぱり、騒ぎを起こしていたのはあなた達ですね…」 タスク「あの、俺…どっちかって言うと被害者なんスけど?」 警報 レフィーナ(驚き)「!」 ユン(怒り)「本艦に接近中の物体を確認!」 レフィーナ(怒り)「識別は!?」 ユン(怒り)「AGX-01バグズ…! エアロゲイターです!」 敵初期配置出現 ショーン(驚き)「何と…!?」 ショーン(驚き)(これから会見だというのに、仕掛けてくる…? 何故だ?) カチーナ(怒り)「カチーナ・タラスク、出るよッ!」 ラッセル(怒り)「ま、待って下さい、中尉! 自分も出撃します!」 味方初期配置出現 カチーナ(怒り)「何となく嫌な感じはしてたのさ。だけど、相手が宇宙人の偵察機なら好都合だ」 カチーナ(怒り)「この機会に撃墜数を増やしてやるぜ!!」(」) ラッセル(怒り)「中尉、もう少しでATXチームが来てくれます! 無茶はしないでくださいよ!?」 カチーナ(怒り)「どこの馬の骨ともつかない連中をアテにしてどうすんのさ! あたし達だけでやるよ!」 ショーン「カチーナ中尉、我々はこれから南極へ向かわねばなりません」 ショーン「本艦の防衛を最優先でお願いしますよ?」 カチーナ「まかせなよ! 一機残らず叩き落してやる!!」 ショーン「誰もそんなことは言ってませんが…」 レフィーナ(怒り)「中尉、こちらの命令を聞いて下さい!」 カチーナ(怒り)「問答無用! 以上、通信終わりッ!!」 レフィーナ(悲しみ)「ど、どうして言うことを聞いてくれないの…?」 ショーン「まあまあ、艦長…この程度で嘆いているようでは、ATXチームを扱うことなど出来ませんぞ」 レフィーナ「え…? それはどういう意味です?」 ショーン「まあ、類は友を呼ぶとでも言いましょうか…」 ショーン「とにかく、ATXチームが来るまでの時間を稼ぎましょう」 2ターンPP タウゼントフェスラー出現 ゼンガー「各員、出撃準備!」 ゼンガー「なお、今回は水中戦がメインとなるため、ビーム兵器はほとんど役に立たん」 ゼンガー(怒り)「なるべく実体弾・実体剣系の武器を装備して出撃しろ!」 出撃準備 ゼンガー(怒り)「アサルト1より各機へ。これよりヒリュウ改を援護する!」 エクセレン(わお)「OK、ボス!」 キョウスケ「アサルト4、了解」 ブリット(笑い)「アサルト3、了解!」 キョウスケ「博士、アルトは海中ではいけるのか?」 マリオン「私のMk-Ⅲに不可能はないですわよ。あなたがちゃんと動かしさえすれば」 キョウスケ(怒り)「結局、おれ次第か。了解」 キョウスケ(怒り)(…しかし、あの敵は何だ? PTやアーマードモジュールとは形状がまるで違う…) カチーナ(怒り)「フン、あいつらがATXチームか。こっちは戦闘機で立ち回ってるってのに…」 カチーナ(怒り)「試作型のPTでご登場か。いい身分だよ、ったく」 ラッセル(怒り)「ちゅ、中尉、何を…!?」 カチーナ「テストパイロット上がりの連中が実戦で使い物になるとは思えないけど…いないよりマシか」 ラッセル(困惑)「あ、あの、中尉…初対面の人にそんなことを言うのはどうかと…」 エクセレン(わお)「わお、『立て板に水』ね」 キョウスケ「…『水』だ」 ブリット「いや、あってます」 カチーナ「随分と余裕な態度を見せてくれるじゃないか」 カチーナ「ま、戦闘機より厚い装甲を持つPTに乗ってりゃ当然か。気楽でうらやましいぜ」 ブリット(怒り)「! 少し失礼じゃありませんか、中尉? 自分達だって命をかけて…」 キョウスケ「そこまでにしろ、ブリット」 ブリット(怒り)「し、しかし、あそこまで言われて黙ってるなんて…!」 キョウスケ「任務遂行が先だ。ヒリュウ改を軸に、一気に敵を叩く。戦闘機のパイロット、いけるか?」 カチーナ(怒り)「! 当たり前だろ、誰に向かって言ってるつもりさ!?」 ユン「…確かに、類が友を呼んでいますね」 レフィーナ(悲しみ)「…え、ええ…」 ショーン「いやはや…元気があってよろしいのではないですかな?」 レフィーナ(悲しみ)「………」 ショーン「…ああ、艦長、ですからそんな涙目にならなくても…」 敵一定数撃墜or5ターンPP 警報 ユン(怒り)「重力震反応あり! 30秒後、現空域の中央に敵機が転移して来ます!」 レフィーナ(怒り)「各機、警戒を!」 敵一定数撃墜後次ターンEPor5ターンEP 敵増援出現 ブリット(怒り)「くっ、結構な数だな…」 カチーナ「怖じ気づいたんなら、さっさとそのPTから降りな!」 ブリット「は!?」 カチーナ「代わりにあたしが乗ってやる!」 ブリット「そ、そんな無茶苦茶な…!」 ゼンガー「………」 ゼンガー(どういうことだ? 会見前で連中が過敏になっていると考えたとしても…) ゼンガー(どうしてこうまで突っかかってくる必要がある…?) エクセレン(被弾)「こんなんで南極の式典に間に合うのぉ!?」 ブリット「た、多分無理なんじゃないですかね?」 警報 ユン(怒り)「戦闘空域へ高速で接近してくる物体あり!」 レフィーナ(驚き)「!」 ショーン「やれやれ、今日は千客万来ですなあ…」 サイバスター出現 カチーナ(被弾)「何だ、あいつは!?」 ブリット(怒り)「そ、空飛ぶ人型だ…!」 エクセレン(わお)「わお、刺さったら痛そうな機体ねえ。ラドム博士、あれはどちら様?」 マリオン「………」 キョウスケ(被弾)「何者だ? …感じからして、敵の増援ではないようだが…」 シロ「…ここはどこだニャ?」 クロ「見た感じはすごく寒そうニャ所だけど…」 マサキ「向こうの方に流氷が見えるな。もしかして、北極か?」 ショーン「それは違いますぞ」 マサキ(驚き)「!?」 クロ「マサキ、あの艦から通信が入ってるニャ!」 ショーン「ここは南極…アレキサンダー島沖です」 ショーン「ところで…あなたの所属とお名前を教えて頂けませんかな? 出来れば、その機体についても…」 マサキ「そんなことを聞いてどうするつもりだ?」 ショーン「ご覧のとおり、我々は取り込み中でして。事と次第ではあなたを攻撃せねばなりません」 マサキ「わりぃが、あんたらに構ってる暇はねえ」 クロ「マサキ! あの虫みたいニャ機体が…!」 メギロート4機がサイバスターの周囲に移動 マサキ(被弾)「こいつら、サイバスターを狙って!?」 ショーン(ふむ…。彼は少なくともエアロゲイターではなさそうですな) マサキ(怒り)「オッサン! これはどういうつもりだ!?」 レフィーナ(怒り)「待って下さい! その機体は私達の物ではありません!」 マサキ(怒り)「じゃあ、何なんだ!?」 ショーン「先程の質問に答えて頂けるのなら、お教えしますが?」 マサキ「フン、やなこった」 クロ「マサキ、どうするつもりニャの?」 マサキ「今、俺達の正体がバレたら面倒なことになる」 マサキ(怒り)「ここはさっさと降りかかる火の粉って奴を払って、シュウの野郎を追いかけるぜ!」 敵全滅 マサキ「片づいたか…」 シロ(怒り)「マ、マサキ! これを見てくれニャ!!」 マサキ(怒り)「! この反応は…間違いねえ、奴だ! 場所はどこだ!?」 シロ(怒り)「氷原がある方だニャ!」 マサキ(怒り)「あの野郎、南極にいやがったのか! 行くぜ、クロ、シロ!!」 サイバスター、サイバードに変形後マップ南端へ移動し撤退 ユン「正体不明機、現空域より離脱していきます!」 ショーン「凄まじいまでの速度ですな。まるで疾風…」 マリオン「…テスラ・ドライブで、あそこまでの機動性は出せませんわ。…興味深い…本当に興味深いわ…」 エクセレン「いったい何者なのかしらねえ?」 ブリット「声から判断すると、パイロットは自分と同い年ぐらいだったようですけど…」 エクセレン「それに、ニャーニャーだかミャーミャーだか言ってるのもいたわね」 ブリット「もしかして、ナゴヤ出身の人間だとか?」 エクセレン(わお)「案外、直球勝負で喋るネコちゃん…とかね?」 エクセレン(わお)「『ケンカ上等』とかハチマキしちゃってるような」 キョウスケ「…くだらんことを言ってる場合じゃないぞ、二人とも」 ゼンガー「キョウスケの言うとおりだ。予定外の足止めを食ってしまった」 レフィーナ「ユン、あの機体はどこへ向かっているのです?」 ユン「方角から予想して、南極コーツランド基地だと思われます」 レフィーナ(驚き)「コーツランド…!? まさか、例の会見場へ?」 ショーン「嫌な予感がしますな。我々も急ぎましょう」 レフィーナ「ええ…!」 ヒリュウ改艦橋 レフィーナ「副長、コーツランドまでの所用時間は?」 ショーン「およそ10分ほどです」 ユン「艦長、先程の機体に関するデータを発見しました」 レフィーナ「本当ですか?」 ユン「はい。以前に極東支部の偵察機があれと接触したようです」 ゼンガー「しかし、実際にはエアロゲイターの機体ではなかった…と?」 ユン「はい…」 ショーン「かと言って、テスラ研やマオ社が作った機動兵器でもなさそうですな」 マリオン「テスラ研はともかく、マオ社の人間にあのような美しい機体は作れませんわよ」 キョウスケ「ならば、EOTI機関の新型…?」 ショーン「それも違うでしょうな」 ショーン「あれは…我々やエアロゲイターとは別の文明が作り上げたものかも知れません」 ゼンガー「それらが南極で一堂に会するとなれば…何かが起きて然るべきかと」 ショーン「あそこには、ダイテツ中佐もおられます。我々が到着するまでは…」 衝撃音 ゼンガー(悲しみ)「ぬうっ!?」 キョウスケ(叫び)「爆発の衝撃…! 近いぞ!?」 レフィーナ(怒り)「何が起きたのです!?」 ユン(怒り)「コ、コーツランド基地で大規模な爆発が起きました!!」 レフィーナ(驚き)「な…何ですって!?」 ショーン(驚き)「シロガネと向こう側からの使者は!?」 ユン(怒り)「わ、わかりませんが、あの爆発ではおそらく…!」 ショーン(驚き)「すぐに状況の確認を!」 ユン(怒り)「りょ、了解!」 ユン(怒り)「! こ、これは…!? 艦長、全世界に向けて声明放送らしきものが流されています!!」 レフィーナ(驚き)「!!」 暗転 中継映像 ビアン「…もはや、人類は逃げ場を失った」 ビアン「我々に必要な物は、方舟ではなく…異星人に対抗するための剣なのだ」 ビアン「よって、私はここに秘密結社ディバイン・クルセイダーズによる地球の武力統一を宣言する!」 ビアン「これは人類が生き残るための戦いである。正義と平和の名の下に、振り上げられた剣の下に…」 ビアン(怒り)「人よ集え、人よ戦え!」 ビアン(怒り)「我らディバイン・クルセイダーズと共に、人類の新しい未来を作り出そうではないか!!」 暗転 ヒリュウ改艦橋 レフィーナ(悲しみ)「…コーツランド基地の状態は?」 ユン「施設の8割近くが損壊…シロガネは大破、PT部隊はほぼ全滅です…」 ユン「しかし…EOTI機関の新型機、『グランゾン』の破片は一つも見当たらないそうです」 レフィーナ(悲しみ)「ならば、基地を破壊したのはグランゾン…」 ゼンガー(悲しみ)「先程の声明放送といい…ビアン・ゾルダーク博士率いるEOTI機関が本性を現したか」 ブリット(怒り)「これって…要するに…」 キョウスケ(怒り)「EOTI機関…。いや、ディバイン・クルセイダーズとか言ったな」 キョウスケ(怒り)「その組織による実質上の宣戦布告だ」 エクセレン(怒り)「これで説明がつくわね。グランゾンとかいうのと、以前私達が接触した飛行型の機動兵器は…」 カチーナ(怒り)「奴らの、か。けっ、もともとやる気満々だった…ってことかよ。面白くねえ」 レフィーナ(悲しみ)「たった一組織の勢力で、連邦軍全てを敵に回すつもりなのでしょうか…? ビアン博士は…」 マリオン「誓って断言しますわ。ビアン博士…そんな安易な考えで行動を起こす男ではなくてよ」 マリオン「研究者でありながら、本来研究者が持つべきではない資質をその手にした男…」 マリオン「それ故に、彼は『天才』と呼ばれたのだから」 →06k『白銀の堕天使』 06k『白銀の堕天使』 EOT特別審議会 ニブハル「…なるほど。アイドネウス島のメテオ3を解析していたEOTI機関が…」 ニブハル「人型機動兵器・アーマードモジュールを独自に開発、量産し…」 ニブハル「あなた方に反旗を翻した…とおっしゃるのですね」 カール「私が裏で指揮を執っているとでも思っていたのか、ニブハル・ムブハル」 ニブハル「いえ。ゲストとの交渉を進めていたあなたがそんなことをなさるはずがありません」 ニブハル「しかし、今回の件はEOT特別審議会の監督不行届きではございませんか?」 カール「………」 ニブハル「しかも、ビアンの演説であなた方がひた隠しにしてきた…」 ニブハル「ゲスト、すなわち異星人の存在が明らかになってしまいました」 ニブハル「この不始末、どうされるおつもりなのですか?」 カール「問題はない。情報操作をすれば、民衆をあざむくことなど容易い」 ニブハル「では、DCにはどう対処なさるのです?」 カール「たかが一組織の勢力など、連邦政府や連邦軍の前では無力だ。すぐに鎮圧させる」 ニブハル「それは無理な話でしょう、カール・シュトレーゼマン議長」 ニブハル「かねてから、あなた方のEOT特別審議会を良く思っていないコロニー統合軍が…」 ニブハル「ビアン博士の動きに同調していると聞いております」 カール「…耳が早いな」 ニブハル「彼らに制宙権を握られると、連邦軍は非常に都合が悪いのではありませんか?」 カール「それは軍の問題であって、我々EOT特別審議会が関与する事柄ではない」 ニブハル「…そうですか…」 ニブハル「いずれにせよ、あなた方の意向は了解致しました。この件は本国に報告させて頂きますので…」 ドア開閉音、ニブハル退室 カール「フン…犬めが」 議員A「シュトレーゼマン議長、いかがなさいますか?」 カール「連邦政府に圧力をかけ、異星人に関する情報の規制を急がせろ」 カール「今の我々にとっては、ビアンの反乱よりそちらの方が重要問題だ」 議員A「承知致しました。では…」 暗転 北米支部司令部 グレッグ「…というわけで、レフィーナ・エンフィールド中佐。ATXチームは君に預ける」 グレッグ「多少クセの強い連中だが、能力は確かだ。よろしく頼む」 レフィーナ(…あれで…多少…?) グレッグ「どうかしたのかね?」 レフィーナ「い、いえ。彼らには合流時に助けて頂きましたし、信頼に足るものだと思います」 ゼンガー「ところで司令…マーケザス諸島制圧作戦の結果は?」 グレッグ「…惨敗だ」 レフィーナ(悲しみ)「DCの態勢が整う前に…という電撃作戦だったはずですが、それが…惨敗…ですか?」 グレッグ「うむ。彼らが用意していたアーマードモジュール部隊による反撃はもとより…」 グレッグ「コロニー統合軍による軍事衛星網の掌握がネックになった」 ゼンガー「もしや宇宙ステーションのコルムナも?」 グレッグ「うむ。今の連邦軍は目と耳を半分塞がれたも同然の状態だ」 ショーン「仕方ありません。宇宙に駐留している軍隊の9割近くが一気に反旗を翻したのですから」 ショーン「そして、それを成し遂げたマイヤーという男…噂以上の切れ者ですな」 グレッグ「うむ。名門の軍人一族、ブランシュタイン家の名は伊達ではないということだ」 ゼンガー(…ブランシュタインか。ならば、エルザム…お前も…) 暗転 アイドネウス島 一般兵「エルザム少佐…ようこそ、アイドネウス島へ」 エルザム「出迎えご苦労。ここの要塞化はほぼ完了しているようだな」 一般兵「はっ。もはや連邦軍はこの島へ一歩たりとも近づくことは出来ません」 エルザム「過信は己の足下をすくう要因となる。気をつけるのだな」 一般兵「はっ。肝に銘じます」 エルザム(微笑)「それと…後で調理場に案内してもらえまいか? 久々に良い食材を手に入れたのでな」 一般兵「では、噂に名高い少佐の腕前を見せて頂けるのですね? 兵達も喜びます」 テンペスト「…相変わらずだな、エルザム・V・ブランシュタイン」 エルザム「テンペスト少佐…。戦況の方は?」 テンペスト「先程、混成機動旅団が連邦軍東亜支部を制圧したという報告が入った」 テンペスト「これで我らDCは東南アジア地区を手に入れたことになる」 エルザム「我らDC…ですか。私はその言い方にまだ抵抗があります」 テンペスト「我々はコロニー統合軍から出向している身…やむをえん、と言いたいところだが…」 テンペスト「俺は連邦の連中を根絶やしにできればそれでいい。お前こそ、こだわりすぎだぞ?」 エルザム「少佐…。私はそのこだわりを捨てるべきではないと思っています」 エルザム「全ては、来るべき脅威を打ち払うための試練…」 エルザム「その決意がなかったため、教導隊は解体…。その後、敵味方に…」 テンペスト「そこまでだ、エルザム。…連邦軍、特殊戦技教導隊…あの頃の俺は、もう死んだ」 テンペスト「今は地球連邦の転覆を企む独裁者の尖兵にすぎん」 エルザム「………」 テンペスト「…まあ、いい。俺は今から出撃する」 エルザム「出撃…? どちらへ?」 テンペスト「北米…ラングレー基地だ。南米の侵攻は着々と進んでいる」 テンペスト「北の規模は南に比べると大きくはない…一気に片付けてしまおうと思ってな」 エルザム「………」 テンペスト「エルザム、お前は総司令部へ行き、ビアン総帥に着任の報告をしてくるがいい」 エルザム「テンペスト少佐」 テンペスト「何だ?」 エルザム「あなたの戦う理由はやはり…」 テンペスト「…復讐だ」 暗転 北米支部基地 キョウスケ(怒り)(DCか…。今以上に飛行型の相手が多くなる…。空中制御をもう少し安定させれば…) キョウスケ(怒り)(それにあの虫型の機体…だいたいの正体の見当はついたが、あれも空を飛んでいた) キョウスケ(怒り)(ビルトラプターがあれば話は別だが…今はアルトで対空戦闘をこなせるようになるしかない) カチーナ「よう、邪魔するよ」 キョウスケ「カチーナ・タラスク中尉? …何か?」 カチーナ「こいつがアルトアイゼンか。近くで見るのは初めてだけど…思った以上にデカいじゃないのさ」 キョウスケ「両肩のクレイモアのせいです。これのせいで空中制御もとりづらい…」 キョウスケ「とはいえ、こいつの生命線でもあります」 カチーナ「とんがった試作機だぜ。で、お前はどういう経緯でこれに?」 キョウスケ(真剣)「…中尉。何か言いたい事があるのなら、言ってください」 カチーナ「…この試作機、あたしに譲らないか?」 キョウスケ「は…?」 カチーナ「あたしなら、もっとうまく扱える…そういう事さ」 キョウスケ「命令ならば」 カチーナ「あっさりしてるな。…思い入れはないのかよ? 自分用の試作機を与えられてさ」 キョウスケ「…別に」 警報 カチーナ(怒り)「DCが来たのか!? キョウスケ、ひとつだけ聞くぞ」 カチーナ(怒り)「お前が前に使ってたゲシュペンスト…あれ、あたしに譲れ」 キョウスケ「…? あれは自分の所有物ではありません」 キョウスケ「搭乗許可が下りているのならば、問題はないかと」 カチーナ「安心したぜ。実はもうあたし用のカラーに塗っちまってるからさ」 キョウスケ「は…?」 第6話 白銀の堕天使 ヒリュウ改出現 ユン(怒り)「迎撃の飛行隊、戦車隊全滅! 敵部隊、第4防衛ラインを突破!」 レフィーナ(驚き)「思った以上に早い…!」 ショーン「各地の連邦軍が敗退続きだというのも納得がいきますな」 ユン(怒り)「敵部隊、まもなく最終防衛ラインを突破します!」 エクセレン「んじゃま、丁重にお出迎えしましょうか。…ボク、こういうとこ…初めて?」 キョウスケ「どこで出迎えてるんだ。…ゼンガー少佐、こうなれば水際作戦しかないのでは?」 ゼンガー(怒り)「うむ。各機、出撃せよ!」 出撃準備 カチーナ「久々のPT…しかも専用カラーときた。やっぱりノリが違うじゃないさ」 エクセレン(わお)「ま、お古だけどね」 カチーナ(怒り)「あ? 背骨へし折るよ!?」 ラッセル(怒り)「中尉、そんなことを言ってる場合じゃありませんよ!」 キョウスケ(怒り)「…エクセレン? 何故まだ基地にいる…? 寝坊じゃないだろうな」 エクセレン「女は低血圧なのよ? キョウスケ」 エクセレン「さておき。真相はラドム博士に試作機に乗れって言われて、待たされてるのよね」 カチーナ(被弾)「試作機ィ!? そんなこと聞いてないぞ!? 何であたしに話が来てないのさ!」 エクセレン(被弾)「まあ…あれには私のゲシュペンストのモーションデータが移植されているらしいんで…」 カチーナ(被弾)「な、何…!? だったら、パイロットは最初からエクセレンに決まってたのか…!」 ラッセル(困惑)「あ、あの…少尉はATXチームのメンバーですし…中尉が怒る筋合いはないと思いますが…」 カチーナ(怒り)「うるさいぞ、ラッセル! ちっ…でも、その試作機も、戦闘に間に合わないんじゃ意味ないぜ!?」 エクセレン(被弾)「何でもテスラ・ドライブの最終調整に時間がかかってて…」 キョウスケ(被弾)「テスラ・ドライブだと?」 ユン(怒り)「敵機、来ます!」 敵初期配置出現 テンペスト「さすがは北米支部基地…それなりにPTをそろえているな」 テンペスト「もっとも、試作機を投入している時点で底が見えているが」 テンペスト(怒り)「各機へ! 敵は陸戦型の機体ばかりだ。我々のAMの敵ではない」 テンペスト(怒り)「司令部を破壊し、この基地を制圧しろ!」 ブリット(怒り)「あの機体…データにない! 新型のAMか!?」 ラッセル(困惑)「ふ、雰囲気的には指揮官用の機体みたいですね…」 カチーナ(怒り)「ハッ、面白い! あいつはあたしが頂くぜ!!」 グレッグ「………報告は以上だ、ゼンガー少佐」 ゼンガー(驚き)「……! 司令、それは本当ですか!?」 グレッグ「…残念だが、そうだ」 ゼンガー(悲しみ)「全員、そのまま聞け!」 ゼンガー(悲しみ)「たった今、南米及びオーストラリアの連邦軍基地は…」 ゼンガー(悲しみ)「親DC派部隊の一斉蜂起により、制圧された!」 ラッセル(怒り)「ええっ!?」 ブリット(怒り)「親DC派部隊って…敵は身内にもいたんですか!?」 ゼンガー(悲しみ)「…その通りだ。ジュネーブの連邦軍総司令部こそ健在だが、南米地区が敵の手に落ちた今…」 ゼンガー(怒り)「巻き返しを図るためにも、この北米基地は死守しなければならん!」 キョウスケ(怒り)「了解。作戦は基地司令部を守りながら…」 範囲指定 キョウスケ(怒り)「敵機を殲滅…これで?」 ゼンガー(怒り)「そうだ!」 キョウスケ(叫び)「エクセレン! 試作機は!」 エクセレン(わお)「女の子のお出かけは、準備に時間がかかる…ってとこ?」 キョウスケ「了解。…博士を急がせろ。味方は一機でも多い方がいい」 キョウスケ「お前の試作機にテスラ・ドライブが搭載されているのなら…なおさらな」 エクセレン(わお)「了解。んじゃま、露払いはよろしくね」 2EP ゼンガー(波状攻撃…。しかる後、トドメの一撃……) ゼンガー(この戦法…間違いない、テンペスト少佐か) ゼンガー「アサルト1より各機へ。敵は切り札を隠し持っている。油断するなよ」 カチーナ(怒り)「何でそんなことがわかるのさ!?」 ゼンガー(怒り)「油断をするなと言っている!」 カチーナ(被弾)「!?」 キョウスケ(怒り)「…了解」 敵が基地司令部へ侵入 グレッグ「いかん、司令部が!!」 →GAME OVER 7ターンEPまでにテンペストを撃墜 テンペスト「まだ慣らしが終わっていないとは言え、この機体を落とすとは…やるな」 ゼンガー「AMの機動性を生かし、最初に全機で基地司令部へ突撃するべきだったな」 テンペスト(怒り)「! 貴様は…」 ゼンガー「二の太刀を頼る者に、俺達を倒すことは出来ん」 テンペスト(怒り)「その物言い…。ゼンガー…ゼンガー・ゾンボルトだな!?」 ゼンガー「…いかにも。テンペスト・ホーカー少佐」 テンペスト「ふん…俺のことはわかっていたようだな」 キョウスケ(怒り)(何…? この二人…互いを知っているのか?) テンペスト「フン…。かつて、同じ部隊に所属していた貴様とやり合うことになるとはな」 ゼンガー「特殊戦技教導隊はもう存在しない。…あの頃の我々も、また」 レフィーナ(驚き)「! 教導隊…!?」 ショーン「…数年前、エリートパイロットを選りすぐって結成された部隊です」 ショーン「そして、彼らは現在のPT戦術、操縦技術の基礎を作り上げました」 ブリット(怒り)「ゼ、ゼンガー隊長がそんな部隊の出身だったなんて…。ど、道理で…」 ゼンガー「…どんな崇高な目的を掲げようとも、しょせんは人殺しの技術を教える…戦争屋の集団だ」 テンペスト「そのとおりだ。しかし、連邦はそれすら理解し、実行することが出来なかった」 テンペスト「いや、奴らは昔からそうだ。…16年前もそうだった」 テンペスト(怒り)「だからこそ、あのコロニーの事件で…俺の妻と娘は死んだのだ!」 カチーナ(怒り)「コロニーでの事件…!?」 テンペスト(怒り)「だが、俺は死なんぞ…! 貴様らに…連邦に妻と娘と同じ苦しみを味あわせるまでは!」 テンペスト(怒り)「俺は死なんぞ!!」 ガーリオン爆発、敵全機撤退 ゼンガー「………」 カチーナ(怒り)「何だ、あいつ!? 負け惜しみを言いやがって…」 警報 ユン(怒り)「艦長! 北東より熱源! この反応は…!」 敵増援出現 ブリット(怒り)「大型ミサイル! まさか、MAPWか!?」 ブリット(怒り)「た、隊長! 敵はこの基地ごと俺達を吹き飛ばすつもりです!!」 ゼンガー(悲しみ)(やはり、切り札を用意していたか…!) キョウスケ(叫び)「エクセレン! 基地の人間をシェルターに先導しろ!」 キョウスケ(叫び)「エクセレン! …応答しろ! エクセレン!」 →共通 8ターンPP テンペスト「これだけの数で…やるな」 ゼンガー「AMの機動性を生かし、最初に全機で基地司令部へ突撃するべきだったな」 テンペスト(怒り)「! 貴様は…」 ゼンガー「二の太刀を頼る者に、俺達を倒すことは出来ん」 テンペスト(怒り)「その物言い…。ゼンガー…ゼンガー・ゾンボルトだな?」 ゼンガー「…いかにも。テンペスト・ホーカー少佐」 テンペスト「ふん…俺のことはわかっていたようだな」 キョウスケ(怒り)(何…? この二人…互いを知っているのか?) テンペスト「ふふふ…。かつて、同じ部隊に所属していた貴様とやり合うことになるとはな」 ゼンガー「特殊戦技教導隊は、もう存在しない。…あの頃の我々も、また」 レフィーナ(驚き)「! 教導隊…!?」 ショーン「…数年前、エリートパイロットを選りすぐって結成された部隊です」 ショーン「そして、彼らは現在のPT戦術、操縦技術の基礎を作り上げました」 ブリット(怒り)「ゼ、ゼンガー隊長がそんな部隊の出身だったなんて…。ど、道理で…」 ゼンガー「…どんな崇高な目的を掲げようとも、しょせんは人殺しの技術を教える…戦争屋の集団だ」 テンペスト「そのとおりだ。しかし、連邦はそれすら理解し、実行することが出来なかった」 テンペスト「いや、奴らは昔からそうだ。…16年前もそうだった」 テンペスト(怒り)「だからこそ、あのコロニーの事件が起きてしまったのだ…!」 カチーナ(怒り)「コロニーでの事件…? 何を言ってやが…」 ユン(怒り)「艦長! 北東より熱源! この反応は…!」 敵増援出現 ブリット(怒り)「大型ミサイル! まさか…MAPWか!?」 キョウスケ(叫び)「エクセレン! 基地の人間をシェルターに先導しろ!」 キョウスケ(叫び)「エクセレン! …応答しろ! エクセレン!」 テンペスト「心配するな。それは広域破壊用の非核戦術ミサイル…」 テンペスト「命中すれば、基地が跡形もなく吹っ飛ぶだけだ。放射能汚染の心配はない」 ゼンガー(怒り)「それが貴様のやり方か!? 正々堂々と勝負を挑んで来い!」 テンペスト「甘いな、ゼンガー…俺達は戦争をしているのだぞ? それに…」 テンペスト(怒り)「妻と娘の無念を晴らすためなら、手段は選ばん。昔の俺とは違うのだよ」 ゼンガー(悲しみ)「うぬっ…!」 テンペスト「連邦に与した己の愚かさを呪って死ぬがいい。では、さらばだ」 敵初期配置撤退 →共通 共通 レフィーナ(怒り)「この距離では…!」 ショーン「…ミサイルの推進装置のみを狙って、叩き落すしかありませんな」 ショーン「しかし…出来るかどうか…」 キョウスケ(怒り)「やるしかあるまい…!」 マリオン「エクセレン少尉!」 エクセレン「了解! さて、と。ずいぶん時間がかかっちゃったけど、やるしか…ないみたいね」 キョウスケ「…エクセレン…!?」 ヴァイスリッター出現 レフィーナ(驚き)「あれは…!」 キョウスケ(叫び)「間に合ったか…!」 ブリット(怒り)「パ、パーソナルトルーパーが人型のままで空を飛んでる!?」 ブリット(怒り)「もしかして、AMと同じで小型のテスラ・ドライブを!?」 マリオン「私のポリシーには反しますが…」 マリオン「陸戦と空戦両方に特化したMk-Ⅲ、そしてMk-Ⅱカスタム…」 マリオン「これら2機の完成こそが、ATX計画の真の目的でしてよ!」 エクセレン「…そのパーティにしちゃ、くす玉は大きすぎね」 キョウスケ(怒り)「真上で割られてはかなわん。エクセレン、新型…いけるのか?」 エクセレン(わお)「おまかせ! 所詮はゲシュちゃん。基本はまったく一緒だもの」 マリオン「所詮……ッ!?」 ショーン「どっちも爆発する前に、カタを付けた方がいいようですな」 ゼンガー(怒り)「アサルト1より各機へ! ミサイルの推進装置を破壊しろ!」 ゼンガー(怒り)「ただし、ミサイルそのものを撃墜してはならん!」 ブリット「つまり、適度にダメージを与えろってことですね!?」 ゼンガー(怒り)「そうだ!」 ブリット(怒り)「アサルト3、了解!」 キョウスケ(怒り)「アサルト4、了解」 エクセレン(笑い)「アサルト2も大了解よん」 マリオン「頼みますわ、私の子供達…」 大型ミサイルが基地司令部に到達 グレッグ「! ミサイルが!!」 →GAME OVER 勝利条件達成 ユン(怒り)「大型ミサイルの処理、終了しました!」 ショーン「やれやれ…今回は何とかしのげましたな」 レフィーナ「ええ…」 ブリット(笑い)「新型が出てきて助かりましたよ、エクセレン少尉」 エクセレン(笑い)「お姉さんに任せとけば、矢でも鉄砲でも持って来いって言ったでしょう?」 ブリット「いえ、初めて聞きました」 キョウスケ(真剣)「ゼンガー少佐…」 ゼンガー「何だ? キョウスケ」 キョウスケ(真剣)「…あのDCのパイロット…構わないのですか?」 ゼンガー「フッ…お前らしいな。構わん。今度あった時はステークを撃ち込んでやれ」 ゼンガー「あの男は自分の考えで行動している…」 ゼンガー「それが正しいか否かは関係なく、な。…俺も同じだ」 キョウスケ「…了解」 ゼンガー(そう、それが正しいか否か…それは関係ないのだ) 北米支部基地 ブリット(怒り)「…に、日本の佐世保基地も壊滅したって…ホントですか!?」 カチーナ(怒り)「MAPWでぶっ飛ばされた…とさ。ウチと同じ手口だな」 ブリット「でも、日本には自分達と同じような任務を遂行する『SRXチーム』がいるはず…」 カチーナ「新型機の実戦配備が間に合わず、尻尾巻くしかなかった…って話さ」 ブリット(悲しみ)「………」 暗転 北米支部基地 タスク「よう、ブリット。機体の整備、終わったぜ」 ブリット「ああ、ご苦労さん」 タスク「しかし、アルトにしろ、零式にしろ…メンテが面倒な奴ばかりで大変だぜ」 タスク「おまけに、タイプTTには何だか怪しげなマン・マシン・インターフェイスがついてるしよ」 ブリット「整備員のお前でもわからないのか?」 タスク「ああ。ティーリンクだか、フィーリングだか知らねえが…ありゃブラックボックスに近いな」 タスク「それに、マオ社の人間以外は触っちゃダメだって言われてるしよ」 ブリット「………」 タスク「なあ、お前…タイプTTとあのシステムについて、何か聞かされてねえの?」 ブリット「いや…。ATXチームに入った時…」 ブリット「俺用に調整された機体だって言われただけで…」 ブリット「通常の使用に問題はないし、ラドム博士もタイプTTに関してはノータッチだからな」 タスク「ふ~ん。何にせよ、ゼイタクな話だねえ」 ブリット「ゼイタク?」 タスク「うさんくさい機体とは言え、専用機みてえなモンだろ?」 タスク「あ~あ…。俺もPTの適性検査に合格してりゃ、今頃は…」 ブリット「お前もPTパイロット志望だったのか?」 タスク「まあね」 ブリット「何で駄目だったんだ?」 タスク(被弾)「お前ねえ…素でそんなこと聞くか? 普通」 カチーナ「こいつはな、手先は器用なんだが、運動オンチなのさ。だから実技で落とされたんだよ」 タスク「うっ…痛い所を。でも、賭け事なら負けないぜ?」 ブリット「それ…PTの操縦に何か関係があるのか?」 タスク(怒り)「だから、素で聞くなっつーの!」 エクセレン(笑い)「さっそうと現れた、白銀の騎士! その名はヴァイスリッター! …んもう、くせになりそうな感じ」 ブリット「しょ、少尉…?」 カチーナ(怒り)「! いい気になるなよ、エクセレン!」 カチーナ(怒り)「あたしがMk-Ⅱを塗ってたりしてなきゃ、あの機体は…」 タスク「それって、自業自得じゃないッスか?」 カチーナ(怒り)「鎖骨割るぞ! てめえ!」 タスク(怒り)「あんまりッスよ! 俺も色塗り手伝ったのに!」 キョウスケ「しかし、ひどいもんだ。こっちはヴァイスの完成まで、ここまで苦労したのに…」 キョウスケ「DCは単体で飛行が可能な人型の機体を開発…しかも、量産していた」 キョウスケ「おかげで、その差がダイレクトに跳ね返ってきている…」 ブリット「これから…厳しくなりそうですね」 エクセレン「メテオ3のEOT研究…どこまで進んでいるのかしら」 カチーナ「個々の戦力の『質』がものを言うことになるだろうな。連邦はサボり過ぎだぜ」 キョウスケ(怒り)「おれ達も、そのことをDCに見せてやらねばならん…」 キョウスケ(怒り)「…分の悪い賭けには…なりそうだが」 →07k『北の大地、燃ゆ』 07k『北の大地、燃ゆ』 北米支部基地 タスク「なあ…頼むぜ、博士!」 マリオン「…しつこいですわねえ。何度言ったらおわかり? あなたは…」 エクセレン「ラドム博士、私が使ってたゲシュちゃんを、ラッセル君用にリペイントするって…あらん?」 タスク(怒り)「だから、俺が使いこなしてみせるって。あの秘密兵器をよ!」 マリオン「そういう台詞はPTの適性検査に合格してから言った方がよろしくてよ」 タスク(怒り)「あれはPTじゃねえから関係ないって!」 マリオン「………」 エクセレン「何か…取り込み中みたいねえ。はいはい、タスク君、そこまで」 エクセレン(わお)「あんまりしつこいと、アルトのヒートホーンへくくりつけられても知らないわよ?」 タスク(被弾)「…そりゃ熱そうだ」 タスク(怒り)「じゃない、エクセレン少尉! 少尉からも戦力が増えれば、楽になるって言って下さいよ!」 エクセレン(笑い)「まあねえ。でも私は、戦力もいいけど、いい男が増える方が嬉しいけどね」 タスク(笑い)「ビンゴ! じゃあ完ペキじゃん! いい男、かつ戦力になるってことで俺をパイロットに!」 エクセレン「ヒートホーン行き決定ね」 タスク「あ、あらら…」 リシュウ「タスク! 手が空いてるならこっちを手伝ってくれんか?」 タスク「何スか、先生? 俺、今忙しいんスけど…」 リシュウ(驚き)「断るんなら、木刀の素振りを千回やらせるぞ!」 タスク(大笑い)「いえ、手伝わせて頂きます。喜んで」 タスク、リシュウ立ち去る エクセレン「あらあら…あのやる気は買いなんだけどねえ」 マリオン「よりによって、『ジガン』に目を付けるなんて…。カチーナ中尉よりあざといわね」 エクセレン「ジガンって…あれのこと、博士? 地球圏最強の番人…。やっぱり、ヒリュウ改に?」 マリオン「あなたには隠しても無駄ね。そうですわよ…16年前のホープ事件の引き金にして、最大の被害者…」 エクセレン(被弾)「…使えるの? 今となってはかなり古いタイプだし、何より…」 マリオン「わかっておりますわ。テスラ・ドライブが今の状態では、運用など出来はしない」 マリオン「それに…あれはあくまで秘密兵器…秘密のままで、戦争は終わってほしいものですわね」 暗転 コロニー・エルピス ユーリア「トロイエ隊、ユーリア・ハインケルです」 リリー「総司令、ユーリア少佐が参りました」 マイヤー「通せ」 リリー「では、少佐…」 ユーリア「は、失礼します。マイヤー総司令…お呼びでしょうか?」 マイヤー「うむ。お前達の部隊がコルムナや通信衛星の制圧に成功したおかげで、我が軍とDCは優勢だ」 マイヤー「だが、ここ最近お前達に無理をさせ過ぎているように感じられてな…」 ユーリア(怒り)「総司令!」 マイヤー(微笑)「む…?」 リリー「どうしたのです、少佐。総司令のお言葉に何か不服でもあるのですか?」 ユーリア「いえ、我がトロイエ隊は総司令のためならば、命を賭けることもいといません」 マイヤー「頼もしいな。だが、命を粗末にしてはならん」 ユーリア「総司令…やさしいお言葉は自分に…いえ、我々の心に、わずかなほころびを作ってしまいます」 ユーリア「ですから、どうかお気遣いなきよう…」 マイヤー「フ…まあ良い。では、トロイエ隊に新たな命令を与える」 マイヤー「DCへの援軍を護衛し、地球へ降下せよ」 マイヤー「その後、ビアンから新型アーマードモジュールを受け取り、ここへ戻ってくるのだ」 ユーリア「了解致しました、総司令」 暗転 コロニー・エルピス マイヤー「トロイエ隊…良い手駒に育ちつつあるようだな」 リリー「は…。我が軍の中でも優秀で、忠誠心の厚い女性ばかりを集めましたので」 マイヤー「フフフ…。人間の命というものは、時に絶大な効果を発揮する兵器になる…」 マイヤー「今の連邦軍にとって、トロイエ隊はDCのラストバタリオンと並ぶ脅威になるであろう」 リリー「…では、エルザム少佐もトロイエ隊と同じように?」 マイヤー「そうだ。あの男も私の手足となって働く駒に過ぎん」 リリー(悲しみ)「………」 マイヤー「私を非情な男と思うか、リリー?」 リリー(悲しみ)「いえ……。総司令は偽りの大地に生きる我らコロニーの民の命運を背負っておられるお方…」 リリー(悲しみ)「それに、コロニー統合府のブライアン・ミッドクリッド大統領のような甘いやり方では…」 リリー(悲しみ)「我々はいつまで経っても地球から本当の意味で自立することが出来ません」 マイヤー(微笑)「そうだ。我らが激動の時代を生き抜くには、非情に徹しなければならんのだ…」 暗転 北米支部基地 エクセレン「ちょっと、ねえ…聞いた? キョウスケ」 キョウスケ「…ああ。DCの連中…再び上陸して来ているらしい」 エクセレン(被弾)「日本…極東はヤバいらしいわよ? 戦闘原潜に狙いをつけられちゃってるって」 キョウスケ「厄介だな。コロニー統合軍も動き出したという話だ…一筋縄ではいくまい」 エクセレン(被弾)「近い…わね?」 キョウスケ(怒り)「ああ。でかい戦いになるだろうな」 エクセレン(わお)「わお、怖い怖い。ねえ、キョウスケぇ…いざという時ぃ…守ってくれる?」 キョウスケ「自分で守れ」 エクセレン(被弾)「…あらま~、つれないわね、この男は」 エクセレン(笑い)(いざという時…ね。それで一回守ってもらってるんだけど本人は…やっぱ覚えてないわよね) 暗転 ATX計画ラボ ジョナサン「こんなところか…。細かい調整は向こうに着いてからだな」 マリオン「カザハラ博士…。『グルンガスト』の1号機を持ってどこへ行くつもり?」 ジョナサン「ここに私がいる理由はもうないからな。こいつと一緒にこの基地から逃げ出すことにするよ」 マリオン「な……ッ!?」 リシュウ「…というのは建前で、SRX計画の手伝いに行くというのが本音じゃろう?」 ジョナサン「やれやれ、先生にはお見通しでしたか」 リシュウ「…お主らしい考えじゃ。今の状況で太平洋を渡ろうなど、危険極まりないというのに」 マリオン「どういうつもりですの? カザハラ博士」 ジョナサン「…SRX計画の方は『Rシリーズ』がまだまともに動いていない」 ジョナサン「開発している機体の数も多いし…ロブ達を手伝ってやらんとな」 マリオン「あなた、敵にスパイスを送るつもりですの?」 ジョナサン「塩だ、塩。それに味方だ。こんな所にまでカークへの対抗心を持ち込むんじゃない」 マリオン「あの男に同情する余地はありませんわ。EOTに目がくらんだツケが回ってきただけでしてよ」 ジョナサン「そういうな。こちらにはアルトにヴァイス、零式に…『ジガンスクード』もある」 ジョナサン「せめて、極東にはグルンガストを持って行ってやらんと…」 マリオン「あなた…今、ジガンスクードとおっしゃいましたわね!?」 マリオン「まさか…動くように!? ヒリュウ改に封印された…あれが?」 ジョナサン「封印か…君らしい表現だ。確かに、あれは地球人同士の争いに使われるべき兵器ではない」 ジョナサン「特に、マリオン…君のようなスペースコロニー出身の人間に対してはな」 マリオン「………」 リシュウ「じゃが、そうも言っておれんのが今の状況じゃ」 ジョナサン「ええ。ヴァイスに比べて機体が旧式で巨大な分、ドライブユニットの組み込みは楽でした」 マリオン「! ジョナサン…あなた、あれを直したの!?」 ジョナサン「ああ。テスラ研の虎の子、グルンガストを持っていく代わりにな」 マリオン「虎の子も数の子もありませんわよ! あれを巡って過去に何が起きたか…」 ジョナサン「マリオン。現在の状況を打開するには、いわくつきの旧型機だろうが何だろうが…」 ジョナサン「使わなければならないのはお前さんもわかっているだろう?」 リシュウ「ジョナサンの言うとおりじゃ。今のワシらにDCへの対抗手段を選んでおる余裕はない」 リシュウ「だからこそ、彼は危険を承知で日本へ行こうともしておるんじゃ」 マリオン「………」 ジョナサン「それに…たまには息子に親らしいことをしてやらんとな」 リシュウ「そうか…今、イルムは極東支部にいるんじゃったな。では…彼によろしく伝えてくれ」 ジョナサン「ええ。先生達もどうかご無事で…」 ドア開閉音、ジョナサン退室 マリオン「………」 第7話 北の大地、燃ゆ 味方中立初期配置出現 ジョナサン「すみませんな。わざわざ戦艦を出してまで、見送って頂けるとは…」 ショーン「いえいえ。ジガンスクードを修理して頂いたお礼…というわけではありませんが…」 ショーン「こういう時こそ、狙い目でして。私が敵ならば…」 ショーン「劣勢を立て直すための補給物資輸送…こんなおいしいタイミングは、逃せません」 ジョナサン「いや、おいしいって言われましても…」 キョウスケ「状況は?」 ユン「…はっきりしません」 ユン「コルムナがコロニー統合軍に押さえられてから、わずかな妨害でも敵の動きは掴みにくくて…」 ブリット「しかも、前回の時…各防衛ラインのレーダーサイトが破壊されていますからね」 ブリット「今、この基地はかなり危ない状態です」 エクセレン「なるほどね。下準備は万全…ってとこ?」 ゼンガー「うむ。MAPWによる攻撃が防がれた時を想定し、策を打っていたようだな」 ゼンガー「テンペスト・ホーカー…敵ながら見事だと言えよう」 ブリット「さすがは元教導隊ってわけですね…」 エクセレン「ほめても何も出ないけど、余計なものは出てくるかもね」 ジョナサン「どうやら、雲行きが怪しそうだな」 ジョナサン「グルンガストをDCに奪われるわけにはいかんし…さっさとお暇するとしよう」 タウゼントフェスラー、北へ移動 キョウスケ(被弾)「やはり、嫌な予感がする。隊長、博士に護衛をつけた方が…」 警報 ユン(怒り)「艦長! AMらしき機体、急速接近中です!」 レフィーナ(驚き)「!!」 敵初期配置出現 ユーリア(ヒリュウ改…かつての外宇宙航行艦を改造した戦艦か…) レオナ「よろしいですか、隊長? ここで時間を無駄にするわけには…」 ユーリア「この基地に所属するATXチームは、手応えがあるという報告を聞いた」 ユーリア「彼らがどれだけの力を持っているか…この目で確かめたい」 レオナ「ハガネと同じように…ですか?」 ユーリア「そういうことだ」 レオナ「…わかりました、隊長」 ジョナサン「やれやれ…そう上手く事が運ぶはずはないと思ってはいたが…」 キョウスケ(叫び)「博士! 帰還してください!」 ジョナサン「いや、このまま抜ける! 目を付けられてしまった以上、脱出するチャンスは今しかない!」 マリオン「そんな無茶を…! グルンガストが敵に奪われでもしたら、どうする気でして!?」 ジョナサン「…その前に私の心配をしてもらえんかね?」 レフィーナ(怒り)「副長、ヒリュウ改でタウゼントフェスターを援護し、この空域から離脱させます!」 ショーン「ここは押し切るしかないと…。賢明なご判断です、艦長」 レフィーナ(怒り)「ATXチーム、出撃を!」 出撃準備 レオナ「隊長、敵の迎撃部隊が出撃しました」 ユーリア「…なるほど、彼らがATXチームか」 ゼンガー「…あの機体のマーキング、DCのものではない。ならば、コロニー統合軍か」 ブリット(怒り)「コロニー統合軍…俺達のもう一つの敵…!」 カチーナ(怒り)「ケッ、あいつら…宇宙じゃ敵がいないってんで、DCの手伝いにでも来たのか!?」 ユーリア「部隊を二手に分ける。狙いは輸送機と敵の迎撃機だ」 ユーリア「出来れば、輸送機の中身は無傷で奪取しろ」 エクセレン「あらん、案の定こっち相手とフェスラー狙いで分かれるみたいねえ」 エクセレン(わお)「カザハラ博士、がんばってね~!」 ジョナサン「いや、その援護に出てきたんじゃないのか!?」 エクセレン(笑い)「まあまあ、気持ちは前向きにって事よん」 ゼンガー「アサルト1より各機へ。タウゼントフェスラーを援護し、この空域から脱出させろ」 ゼンガー(怒り)「ただし、いつ敵の増援が現れるかもわからん状況だ。基地司令部の防衛も忘れるな!」 キョウスケ(怒り)(奴ら自体が、陽動かも知れんということか…!) タウゼントフェスラー(ジョナサン搭乗)が撃墜 ジョナサン「しまった! グルンガストが…っ!!」 →GAME OVER レオナを撃墜 レオナ(被弾)「くっ、まだ重力下の戦闘には…!」 レオナ(怒り)「いえ、私が未熟なせいね。このざまじゃ、ガーシュタイン家の名が泣くわ…!」 タウゼントフェスラーがマップ北端に到達 ジョナサン「よし、振り切れる! この空域から離脱する!」 レフィーナ「どうかご無事で…」 ジョナサン「援護に感謝する! お礼に今度、お茶でも誘わせてもらうよ、艦長」 レフィーナ「え…? あ、あの…」 マリオン「グルンガスト、よろしく頼みますわよ! あなたも、死なない程度に」 ジョナサン「そちらもな。お互い、生きていればまた会おう」 タウゼントフェスラー撤退 ユーリア「フフ…やってくれる。報告以上の実力だな」 ユーリア(怒り)「だが、この戦い…お前達に勝ち目はないぞ」 カチーナ(被弾)「何っ!?」 ユーリア「…協力はここまででいいだろう。撤退する」 敵全機離脱 →敵初期配置全滅 ユーリアのHP30%以下 ユーリア「フフ…やってくれる。報告以上の実力だな」 ユーリア(怒り)「だが、この戦い…お前達に勝ち目はないぞ」 カチーナ(被弾)「何っ!?」 ユーリア「…協力はここまででいいだろう。撤退する」 敵全機離脱 →共通 ユーリアを撃墜 ユーリア(怒り)「私を落とすとは…! 連邦にも骨のある者がいるようだな」 ユーリア「…協力はここまででいいだろう。撤退する」 ガーリオン爆発、敵全機撤退 →共通 共通 ブリット「撤退した…!?」 ラッセル(怒り)「協力はここまでって…どういう意味なんです!?」 レフィーナ(怒り)「各機は周辺を警戒しつつ待機! カザハラ博士は今の内にこの空域から離脱を!」 ジョナサン「了解、援護に感謝する! お礼に今度、お茶でも誘わせてもらうよ、艦長」 レフィーナ「え…? あ、あの…」 マリオン「グルンガスト、よろしく頼みますわよ! あなたも、死なない程度に」 ジョナサン「そちらもな。お互い、生きていればまた会おう」 タウゼントフェスラー、マップ北端に移動し撤退 →敵初期配置全滅 敵初期配置全滅 警報 ユン(怒り)「艦長! DCの機動部隊が!!」 レフィーナ(驚き)「!」 敵増援出現 ショーン「あれが本命…。これはまずいことになりましたな」 レフィーナ(驚き)「さ、さっきのコロニー統合軍は陽動…!?」 ショーン「いや…。ただ単純に機を狙っていただけかと」 トーマス「…正面から突撃するってのは、能なしのやることでな」 トーマス「前もって情報をつかみ、利用できるものは全て利用する…。これが俺のビジネススタイルだぜ」 ブリット(怒り)「敵の中にメッサーやバルドングがいる…もしかして、DCに寝返った連邦軍機か!?」 キョウスケ(怒り)「いよいよ本気でこの基地を陥としに来たか。まずいな…!」 カチーナ(怒り)「なに弱気になってやがる! 全部ぶっとばしゃ同じこったぜ!」 ゼンガー(悲しみ)「このラングレー基地…質はともかく、絶対的な物量差を突かれればもろい…!」 タスク(悲しみ)「まあ、増やしようがねえし。俺が出たって一機追加なくらいだぜ」 エクセレン「百人力! …って言ったって、実際百機いるにこしたことないしねえ」 ゼンガー(怒り)「ないものをねだっても仕方がない。…防衛だ! ここが正念場だぞ!」 トーマス「残り物には福があるってな。三番手に甘んじた甲斐があったぜ」 ゼンガー(怒り)「問答無用! 何人であろうと、立ち塞がる者は叩き斬るまで!!」 レフィーナ(怒り)「ヒリュウより各機へ! 何としても基地司令部を…」 基地司令部を指定 レフィーナ(怒り)「基地司令部を防衛してください!!」 敵が基地司令部へ侵入 グレッグ「いかん、司令部が!!」 →GAME OVER トーマスを撃墜 トーマス「ヘッ、司令部を放っておいてこっちの頭を潰しに来るなんざ…やるじゃねえか。気に入ったぜ」 トーマス(怒り)「だが、チェックメイトを食らったのはてめえらの方だ」 キョウスケ(被弾)「何…!?」 トーマス「ま、結果的には俺の方が一枚上手だったってことだ。シー・ユー・アゲン!」 ガーリオン爆発 キョウスケ(被弾)「チッ、まだカードを持っていたか…!」 ブリット(怒り)「カ、カードって…まさか!」 ユン(怒り)「艦長! 3時の方向から、新たなDCの部隊が!」 カチーナ(被弾)「な、何だって…!? くそ、きりがねえぞ…!」 敵増援出現 レフィーナ(驚き)「あ、あの数…!」 ブリット(怒り)「た、隊長…!」 ゼンガー(怒り)「うろたえるな、ブリット! …気持ちがなえた時点で、敵が何機だろうと負けたと思え!」 ブリット(被弾)「す、すみません!」 キョウスケ(被弾)「とは言え、数が数だな。どこまで保つ…?」 エクセレン「あ、あの~、ヴァイスならひとっ飛びなんで…私、極東支部に応援を要請してきてもいい?」 キョウスケ(怒り)「…この場で撃ち落とすぞ。どこまで行く気だ」 レフィーナ(怒り)「…やれるところまでやります。もう…逃げ道はないですから」 ゼンガー「…進退極まったか。ならば打つ手は一つ…」 キョウスケ(怒り)「隊長? …弱い所を突いて、切り崩すしかない。どのポイントから…」 ゼンガー「お前達はここから撤退しろ」 キョウスケ(被弾)「…!?」 カチーナ(被弾)「どこに逃げるって!? ここがあたし達の本拠地だよ!!」 ゼンガー「どこでも構わん。俺が時間を稼ぐ。その間に撤退しろ」 グレッグ「君もだ、少佐」 ゼンガー(悲しみ)「!」 グレッグ「今からHOSジャマーを使用し、敵の目を潰す」 グレッグ「その間に君達とヒリュウ改はこの空域を離脱し…マンハッタン隕石孔に向かえ」 ゼンガー(怒り)「承服出来ません、司令! 自分が敵を抑えている間に、総員へ撤退命令を!!」 グレッグ「…時間が経てば、敵は前回同様MAPWによる攻撃を仕掛けて来る」 グレッグ「逃げ場がないのは…」 グレッグ「君達ではなく、私達なのだよ」 ゼンガー(怒り)「しかしッ!!」 グレッグ「ここでATXチームとヒリュウ改を失えば、我々の敗北は確実だ」 ゼンガー(驚き)「司令は自分達に生き恥をさらせと!?」 グレッグ「そうだ。生きていれば反撃の機会はつかめる」 グレッグ「だから、君達はマンハッタン隕石孔へ向かえ。そこには連邦軍の残存部隊が集結しつつある」 ゼンガー(怒り)「司令!」 グレッグ「これは命令だッ、ゼンガー・ゾンボルト少佐!!」 ゼンガー(驚き)「!!」 グレッグ「戦闘指揮官のお前が抜けたら…残された者達はどうなるっ!」 ゼンガー(悲しみ)「ぐ………!」 グレッグ「いいな? 今からHOSジャマーをかける」 グレッグ「ゼンガー・ゾンボルト少佐以下、ヒリュウ改の今後の躍進を期待する…!」 エクセレン(怒り)「キョウスケ…」 キョウスケ(怒り)「撤退だ」 ゼンガー「………」 カチーナ(被弾)「キョウスケ! てめえ…司令や博士、他の兵士達を見殺しにするつもりかよッ!」 キョウスケ(怒り)「…隊長、撤退命令を。命令がなければ、コックピットから引きずり出してでも連れて行きます」 ブリット(怒り)「少尉! 何故、そこまで!?」 キョウスケ(怒り)「…命を賭けるには、場が小さすぎる」 キョウスケ(怒り)「おれ達の命は、これから起こる、もっと大きな戦いの中で張らなければならない…」 キョウスケ(怒り)「その賭けに乗った司令達…その期待は裏切れん…!」 ブリット(悲しみ)「……!」 リシュウ「フフ…ゼンガー、お主…本当に良い部下を持ったようじゃの。それもまた士道。よく心得ておる」 リシュウ「じゃから、お主も見極めよ。己が命を賭ける場所をな」 ゼンガー(悲しみ)「…くっ……承知…!」 レフィーナ(涙)「…各機…帰還して下さい。本艦は…これより撤退…します…!」 ショーン「…賢明なご判断です、艦長…!」 ブリット(被弾)「く、くそっ!」 ブリット(被弾)「俺は逃げるんじゃない…、逃げるんじゃないぞぉぉぉっ!!」 キョウスケ(怒り)「吠えるな、ブリット。…その怒り、まとめてぶつける時が来る。それまで…とっておけ…!」 味方撤退 グレッグ(………) グレッグ(これで私の役目は終わった。後は任せるぞ、レイカー…そして、ノーマン少将…) グレッグ「よし! HOSジャマーと基地の対空設備で、可能な限り時間を稼ぐ!」 グレッグ「各員は地下より脱出! 急げよ!」 マリオン「また生きて会えれば、新しい装備を考えてあげるわね…Mk-Ⅲ、Mk-Ⅱカスタム…」 マリオン「そして、ジガンスクード…」 DC総司令部 エルザム(驚き)「ヒリュウ改が?」 ユーリア「はい。北米ラングレー基地から脱出…何処かへ去ったようです」 エルザム「…我が友、ゼンガー・ゾンボルトらしからぬ決断だな」 エルザム「あるいは、あの男を説得できる人物がいたか…」 ユーリア「………」 エルザム「ラングレー…。さすがに地球圏防衛計画の拠点の一つだけのことはある」 エルザム「人材の優秀さは我が軍に匹敵していたか。…惜しいことをした」 ユーリア「ですが、我らやDCの意志に従わぬのであれば…倒すべき敵であります」 エルザム(微笑)「フッ…。お前はこの戦いの本当の意味を知らぬのだ」 エルザム(微笑)「我が弟、ライディースと同じくな」 ユーリア「実は…地球への降下直後、あの方と一戦を交えました」 エルザム「気にすることはない。…奴は我がブランシュタイン家と縁を切った身だ」 エルザム「いずれは私自らの手で決着をつけねばなるまい」 ユーリア「はっ…」 エルザム(さて、ヒリュウ改…我が父マイヤーとビアン総帥が求めうる資質を持っているかどうか…) エルザム(それを確かめねばなるまい。そのためには…やはり、あの男を引き入れねばならんか………) →08k『離別、そして』 08k『離別、そして』 DC総司令部 一般兵「北米支部ラングレー基地の制圧に成功…」 一般兵「降伏勧告を受け入れなかったため、司令部を爆破したとのことです」 一般兵「EOT特別審議会より、引き続き釈明要求です。返答代わりに時限イーターアーカイヴを送信」 一般兵「北アメリカのマンハッタン隕石孔に集結しつつある連邦軍艦隊を発見したとの報告あり」 アードラー「ヒッヒッヒ…。連邦軍め、北米地区をほぼ制圧されたにも関わらず、まだ無駄な抵抗をするか」 アードラー「宇宙を我々に抑えられた今となっては、勝ち目などほとんどないと言うのにのう」 ビアン「…アードラー、ヒリュウ改はどこに向かっているのだ?」 アードラー「ヒリュウ改…。あの外宇宙探査航行艦のなれの果てでございますか?」 アードラー「あのような艦、総帥がお気になさるほどのことはないかと思われますが…」 ビアン「エルザムから…あの艦には、元教導隊のゼンガー・ゾンボルト率いるATXチームがいると聞いた」 アードラー「常識外れの試作機のテストチームなど、たかが知れております」 ビアン「だが、彼らは零式やテスラ・ドライブを搭載したPTを持っておるのだろう?」 アードラー「そ、それは…。お言葉ながら、総帥が故意にテスラ研へ渡したからでは?」 アードラー「何も連邦にあのような物を与えずとも…」 ビアン「フフフ…手応えのない相手と戦っても、試練にはならん」 アードラー(試練じゃと…?) ビアン「アードラー…ヒリュウ改の目的地を探り出し、そこへエルザムの部隊を送り込め」 ビアン「それから…あの男には、自分の役目を忘れるなと伝えろ」 アードラー「エルザム少佐に、ですか? 承知致しました、ビアン総帥…」 暗転 ヒリュウ改艦橋 レフィーナ(悲しみ)「………」 ゼンガー「…お一人ですか? 艦長」 レフィーナ(悲しみ)「はい…。少しの間でもブリッジクルーを休ませようと思って…」 レフィーナ(悲しみ)「それに…あんなことがあった後ですから…」 ゼンガー「…艦長、いついかなる時でも、優秀な指揮官であろうとするのは当然のことです」 ゼンガー「だが…勝たねばならない時、絶対に敗れてはならない時…」 ゼンガー「必勝の一太刀が抜けなければ、何の意味もない」 ゼンガー「そのためには、己の心を常に平静に保っておく必要があります」 レフィーナ「…何がおっしゃりたいのですか、少佐?」 ゼンガー「失礼ですが、自分には艦長が戦いに脅えておられるように見えます」 レフィーナ(悲しみ)「…少佐にはお見通しなんですね…」 レフィーナ(悲しみ)「そうです…。ヒリュウ改の艦長になった時から、覚悟は決めていたのですが…」 レフィーナ「……私は…」 ゼンガー「…目の前の敵を倒す。戦場で、それを忘れた者は死あるのみです」 レフィーナ(悲しみ)「ゼンガー少佐…あなたは何故、そんなに強いのです…?」 ゼンガー「いえ、自分はただ…逃げ道を知らぬだけです」 ゼンガー「故に現状に対してもがく…。他人の目には、それが強者の姿として映るのでしょう」 ゼンガー「しかし…自分の強さなど、我々を逃がしてくれた司令達の足下にも及びません」 レフィーナ(悲しみ)「あの時、ラングレーから脱出したのは…果たして正しい決断だったのでしょうか?」 ゼンガー「でなければ、今頃自分達は、基地と命運を共にしているところでした」 レフィーナ(悲しみ)「ありがとうございます。ゼンガー少佐にそう言って頂けると、助かります…」 ゼンガー「………」 ゼンガー(…今の連邦軍ではDCやコロニー統合軍を倒すことは出来ん…) ゼンガー(このままでは、前世紀以上の世界大戦となり…人類全体が疲れ果ててしまう) ゼンガー(悲しみ)(…打開策が必要だ。そう…劇的な策が…) 暗転 ブリーフィングルーム タスク「マンハッタン隕石孔って言われても、どうもピンと来ないんだけどさ」 ブリット「あそこは、未だに封鎖されている区域だからな」 タスク「つまり、お前も詳しいことは知らないってワケね」 ブリット(怒り)「馬鹿にするな、それぐらい知って…」 エクセレン(わお)「はぁ~い、ここは女教師ブロウニングにお任せ! ええと、マンハッタン隕石孔…」 エクセレン「だいぶ前…百年以上前だけど、ニューヨークとモスクワに隕石が落下したの」 ラッセル「メテオ1、メテオ2と呼ばれている隕石のことですね?」 エクセレン(笑い)「あらん、優秀な生徒じゃなぁい? 先生…いけない気分になっちゃいそう」 カチーナ「何がいけない気分だ。もったいつけるほどのものかよ。今時の小学生でも知ってるぜ」 カチーナ「メテオ1と2の落下で…当時のニューヨーク、及びワシントン、モスクワはほぼ壊滅」 カチーナ「何だかんだあって復興は見送られ、今もそのままになってるって話だろ?」 エクセレン(被弾)「あらら、言うことなくなっちゃったわね」 ラッセル「そして、数年前…アイドネウス島に落下したメテオ3…」 ラッセル「今思えば、その3つの隕石には、何か関係があるのかも知れませんね」 タスク「そりゃねえだろ? エアロゲイターが、メテオ1と2を送り込んだってんなら…」 タスク「今頃、地球は奴らに征服されちまってるぜ」 カチーナ「タスクの言うとおりだ。あいつらも百年間、こっちをのぞき見してるほど暇じゃねえだろうぜ」 キョウスケ(エアロゲイター…メテオ3…地球の征服…) キョウスケ(怒り)(なるほど、これでようやく話が見えた) キョウスケ(怒り)(おれ達が以前に接触したあの虫型のマシンは…地球外知的生命体の機動兵器か) キョウスケ(怒り)(ならば、ATX計画…いや、PTやAMは奴らに対抗するため開発された兵器…) キョウスケ(怒り)(そして、おれ達の真の敵はDCやコロニー統合軍ではなく…) キョウスケ(怒り)(『エアロゲイター』と呼ばれる異星人か…。にわかには信じがたいがな) エクセレン「あら? キョウスケ、どうしたの?」 キョウスケ「いや、何でもない」 キョウスケ(怒り)(だが…本当にそうか? …もう少しはっきりしない限りは…) エクセレン「まあ、この鉄面皮はほっておくとして…」 エクセレン「長くなったけど、マンハッタン隕石孔には、連邦軍の残存艦隊が集結している…」 エクセレン「私達も、そこにすがるしかないのよね」 エクセレン(悲しみ)「グレッグ司令達の気持ち、無駄にしないためにも、ね…」 カチーナ(怒り)「…ちっ、カッコつけても死んだら何にもならねえ…」 キョウスケ(真剣)「……」 警報 カチーナ(被弾)「! 何だ!?」 暗転 ヒリュウ改艦橋 レフィーナ(驚き)「間違いないのですね!?」 ユン(怒り)「はい! マンハッタン隕石孔で大規模な戦闘が行われています!」 ショーン「先手を打たれましたか…。監視衛星を抑えられている以上、致し方ありませんな」 レフィーナ(怒り)「副長、最大戦速で合流ポイントに向かいます! 各機に出撃命令を!」 ショーン「了解です」 ショーン(…果たして、我々の出遅れが吉と出るか、凶と出るか…) 第8話 離別、そして 敵中立初期配置出現 オペレーター「き、機長! も、もう生き残りは我々だけです!」 連邦軍兵「ば、馬鹿な…! 連邦軍の艦隊が…全滅だと…!?」 連邦軍兵「たったあれだけの敵機に、艦隊が…!」 テンザン(笑い)「ヘッヘッヘ…悪いが、投降ってのはなしだっての」 テンペスト「恨むなら、貴様らが属している連邦を恨むがいい…」 テンザン(怒り)「てめえらはこれでゲームオーバーだぜ!」 連邦軍兵「う、うあああっ!!」 連邦軍全機爆発 テンペスト「これで片づいた。さあ…来るがいい、ヒリュウ改…」 テンペスト(怒り)「いや、ゼンガー・ゾンボルトよ!」 ヒリュウ改出現 レフィーナ(驚き)「こ、これは…!?」 ユン(怒り)「連邦軍艦隊、全滅です…!」 ショーン(驚き)「やはり、間に合いませんでしたか…!」 ゼンガー(怒り)「こちらアサルト1! ATXチーム、出撃する!!」 出撃準備 エクセレン(被弾)「あっちゃあ~…全滅させちゃう? 普通」 キョウスケ「手際の良さはさすがだな」 ゼンガー(怒り)「…こちらの手の内は読まれていたか…!」 テンペスト「貴様らの後ろ盾は、もはや存在せん…」 テンペスト(怒り)「連邦の艦隊もろとも、この呪われた海に沈むがいい!」 ゼンガー(怒り)「テンペスト少佐…!」 ゼンガー(怒り)「無意味に地球の戦力を削れば、どういうことになるか…わかっているのか!?」 テンペスト「旧態依然とした連邦軍では、未知なる敵…異星人に対応することは出来ん」 テンペスト「この星は、ビアン総帥率いるDCでなければ、救えんのだ」 テンペスト「もっとも…俺は連邦を潰すことが出来れば、それでいいのだがな」 テンザン(笑い)「俺もバトルを楽しめさえすりゃ、どうでもいいっての」 ゼンガー(怒り)「貴様ら、あくまでも私欲を満たすことが目的か…!」 テンザン(笑い)「ホ! あんた、つくづくカッコいいねえ。敵にしとくにゃ惜しいっての」 テンペスト「ゼンガーよ…。大義なき連邦軍へ荷担している貴様に、俺を否定する資格はない」 テンペスト「そして、ビアン総帥とマイヤー総司令の志…それらも理解不可能だろう」 キョウスケ「何もかもわかっているような口調…気に入らんな」 エクセレン(被弾)「DCの目的…なんか裏がありそうな感じはするわねえ」 ゼンガー(怒り)「アサルト1より各機へ! 援軍は期待できん。我々だけでこの場を切り抜ける!」 カチーナ(笑い)「ハッ! こっちは最初からそのつもりだぜ!」 エクセレン(わお)「はぁい」 ブリット(怒り)「アサルト3、了解!」 ラッセル(怒り)「オクト2、了解!」 テンペスト「…愚かだな、ゼンガー。連邦軍の残存艦隊が、貴様らの頼みの綱だったはず」 テンペスト「もはや、援軍はありえん。それでも戦うか?」 ゼンガー「…だからこそ、戦う」 テンペスト「貴様らしい返答だ」 ゼンガー(怒り)「テンペスト少佐…! 追いつめられたネズミは猫に食らいつくことを忘れるな」 キョウスケ(怒り)(…とはいえ、どこかで撤退しなければなるまい) キョウスケ(怒り)(おそらく、隊長もそのきっかけを探しているはずだ) ゼンガーとテンペストが戦闘 ゼンガー「………」 テンペスト「言葉もないか、ゼンガー。頼みの綱の連邦艦隊が消えた今…手の打ちようがあるまい」 ゼンガー「言葉など不要だ。…目の前に敵がいる限り…!」 テンペストのHP60%以下 テンペスト「フン…やるな。だが、ここまでだ。俺が16年前に受けた苦しみ、今こそ…」 通信音 テンペスト(怒り)「何だ…? AAAクラスの命令コード…?」 テンペスト(怒り)「! ここから撤退しろと…?」 テンザン(被弾)「おいおい、どういうこった、少佐!?」 テンペスト(怒り)「…これは…ビアン総帥の直接命令だ」 テンザン(怒り)「何だって!? 奴らを見逃せってのか! 冗談じゃねえ!」 テンペスト(怒り)「…総帥に逆らうことが何を意味するか…わかっているのか、テンザン?」 テンザン(被弾)「う…! し、仕方ねえな」 テンペスト(怒り)「貴様らとの勝負、ひとまず預けるぞ…!」 敵全機撤退 →共通 テンペストを撃墜 テンペスト(被弾)「ぬうっ! この俺を撃墜するとは…!」 テンペスト(怒り)「やむをえん…脱出する!」 ガーリオン爆発 テンザン(被弾)「何だ、何だぁ? だらしねえな、ったくよぉ! あれでも教導隊かよ!」 テンザン(笑い)「ま、しかし…あのオッサンがいなくなれば、手柄を独り占め出来るってもんだ…」 通信音 テンザン(被弾)「何だ…? AAAクラスの命令コード…?」 テンザン(怒り)「お、おいおい…! これって総帥の直接命令じゃねえか! しかも、撤退しろだってぇ!?」 テンザン「………」 テンザン「しょうがねえ。総帥に逆らうと、アードラーのジジイがうるせえからな」 テンザン(笑い)「じゃ…あばよ、ヒリュウ改! 命拾いしたな!」 敵全機撤退 →共通 テンザンのHP60%以下 テンザン「チッ! 遊び半分でやってられるのもここまでか。じゃ、そろそろ本気で行くぜえ!」 通信音 テンペスト(怒り)「何だ…? AAAクラスの命令コード…?」 テンペスト(怒り)「! ここから撤退しろと…?」 テンザン(被弾)「おいおい、どういうこった、少佐!?」 テンペスト「…これは…ビアン総帥の直接命令だ」 テンザン(怒り)「何だって!? 奴らを見逃せってのか! 冗談じゃねえ!」 テンペスト(怒り)「…総帥に逆らうことが何を意味するか…わかっているのか、テンザン?」 テンザン(被弾)「う…! し、仕方ねえな。楽しみはこの次にとっとくか…!」 敵全機撤退 →共通 テンザンを撃墜 テンザン(被弾)「チッ! もうゲームオーバーかよ!? しょうがねえ、脱出だっての!」 ガーリオン爆発 テンペスト(怒り)「テンザンめ…口ほどにもない。所詮は民間人上がりのパイロットだということか」 通信音 テンペスト(怒り)「何だ…? AAAクラスの命令コード…?」 テンペスト(怒り)「ビアン総帥からの直接命令…しかも、ここから撤退しろと…?」 テンペスト(怒り)「…やむをえん。貴様らとの勝負、ひとまず預けるぞ…!」 敵全機撤退 →共通 規定ターンPP テンペスト「フン…。思った以上にやるな。だが、所詮は追い詰められたネズミに過ぎん…」 通信音 テンペスト(怒り)「何だ…? AAAクラスの命令コード…?」 テンペスト(怒り)「! ここから撤退しろと…?」 テンザン(被弾)「おいおい、どういうこった、少佐!?」 テンペスト(怒り)「…これは…ビアン総帥の直接命令だ」 テンザン(怒り)「何だって!? 奴らを見逃せってのか! 冗談じゃねえ!」 テンペスト(怒り)「…総帥に逆らうことが何を意味するか…わかっているのか、テンザン?」 テンザン(被弾)「う…! し、仕方ねえな」 テンペスト(怒り)「貴様らとの勝負、ひとまず預けるぞ…!」 敵初期配置撤退 →共通 共通 ユン(怒り)「敵機、撤退しました!」 レフィーナ(驚き)「ど…どういうことなの?」 ショーン「我々を見逃してくれた…と言うわけではなさそうですな」 レフィーナ(怒り)「!」 敵増援出現 カチーナ(怒り)「チッ! 伏兵がいやがったのかよ!!」 ブリット(怒り)「おかしいですよ! 何でさっきの敵部隊は、撤退する必要があったんです!?」 エクセレン「もしかして、代打で送りバントって奴?」 ブリット(怒り)「送るってどこへ!?」 エクセレン「ん~、地獄ってとこ?」 キョウスケ「何かのワナか? それとも…」 エルザム「あれがヒリュウ改…そして、ゼンガー・ゾンボルト率いるATXチームか」 ゼンガー(悲しみ)「!! あの黒い機体、そして紋章は…!?」 エルザム(微笑)「久方ぶりだな、我が友よ」 ゼンガー(悲しみ)「エルザム・V・ブランシュタイン…やはり、貴様か」 エルザム(微笑)「かつて、同じ教導隊に所属していた者が、今は敵同士…。運命とは皮肉なものだな」 ゼンガー「確かにな。このことをカーウァイ・ラウ大佐が知ったら、悲しむだろう」 エルザム「だが…あの方は身を以て、我々へ異星人の脅威を伝えてくれた」 エルザム「そして…今の連邦軍では、奴らに対抗出来んということもな」 ゼンガー「だが、連邦に反旗を翻せば、世界に混乱を招く…」 ゼンガー「そのことがわからぬお前ではあるまい」 エルザム(怒り)「全て承知の上での判断だ」 ゼンガー(悲しみ)「……!」 ブリット(怒り)「隊長は敵と何を話しているんだ…!?」 キョウスケ(怒り)「…かつての仲間…? だとすれば、相手は…!」 エクセレン(わお)「わお、あの黒い機体のパーソナルマークって…」 エクセレン(わお)「もしかして、名門ブランシュタイン家の紋章じゃない?」 カチーナ(怒り)「! ブランシュタインだと…!?」 ブリット「その名前、どこかで…」 カチーナ(被弾)「何言ってんだ! コロニー統合軍の総大将の名前だろうが!」 ブリット「あ…!!」 ショーン「間違いありませんな。あの人物はエルザム・V・ブランシュタイン…」 ショーン「コロニー統合軍総司令・マイヤーの長男であり、教導隊出身のトップエースです」 キョウスケ(怒り)(やはり、隊長の元同僚か) エクセレン「つまり、エリート中のエリートってわけね。理解した? ブリット君」 ブリット「は、はい…!」 エクセレン「どのみち、とんだピンチヒッターってことね」 キョウスケ(被弾)「どうあっても、ここでおれ達を潰すつもりらしいな。…隊長!」 ゼンガー(怒り)「心配するな。相手が誰であろうと、立ち塞がる者は斬り捨てるのみ…!」 エルザム(微笑)「変わらんな、ゼンガー…」 ゼンガー(怒り)「こちら、アサルト1。この場は自分が抑える。ヒリュウ改はその間に離脱されたし!」 レフィーナ(驚き)「え!?」 ゼンガー「艦長、このままではキリがありません。それにあの男は易々と倒れてくれる相手でもない…!」 ゼンガー「ここは自分に任せ、ヒリュウ改は…」 キョウスケ「いえ…。ならば、なおさらのことです、隊長」 キョウスケ「…ここで逆に奴を倒せば、統合軍へ痛手を与えることが出来る」 エルザム(微笑)「良い判断だ。しかし、状況の見極めが甘い。賭けとも受け取れるが…若いな」 キョウスケ「頭だけで考えて諦めるほど、物分かりのいい大人でもない」 キョウスケ「それに…不必要に余裕を見せるのは嫌いでな」 エルザム「こういう性分だ…。気に障ったのなら、容赦願いたい」 エクセレン「キョウスケの場合は、深く考えてないだけって話もあるけど…」 エクセレン(わお)「あのお兄さんも、結構面白い人ねえ。そう思わない? ブリット君」 ブリット(怒り)「今度は…今度は逃げないぞ。自分の活路は…自分で切り開いてみせる!」 エクセレン(笑い)「あらら、こっちの若い衆はやる気満々ね。ま、ここまで来て尻尾は巻けない…って話でひとつ」 エルザム(微笑)「フフ…。良い部下を持ったな、ゼンガー」 ゼンガー「…それだけでは、これからの戦い…勝つことは出来ん」 エルザム「ならば、どうする? エアロゲイター相手に、こちらの常識や理想論は通用すまい」 エルザム「数々の試練を乗り越えた者でなければ…彼らに打ち勝つことは、不可能なのだ」 ゼンガー(悲しみ)「……!」 エルザム「さあ、お前達に与えられた選択肢は二つ…」 エルザム「降伏か、死か。好きな方を選べ」 ゼンガー(怒り)「エルザム、お前は…!?」 エルザム(微笑)「即答出来んか、ゼンガー。ならば、そこのパイロット…お前はどちらを選ぶ?」 キョウスケ(怒り)「どちらでもない。おれは敵と戦うだけだ。負ければ…」 キョウスケ(怒り)「身も心も…撃たれて散らばるだけだ」 エルザム「良い返答だ。ならば、己の運命は…己の手で切り開いて見せるがいい」 ゼンガーとエルザムが戦闘 ゼンガー(怒り)「エルザム!」 エルザム「何を迷う、ゼンガー」 ゼンガー(驚き)「何…!?」 エルザム「お前はわかりやすい男だ。戦いにもそれが出る」 エルザム「…お前も感じているはずだ。このまま戦い続けても…我々人類は奴らには…勝てん」 ゼンガー「………!」 エルザムのHP30%以下 エルザム(微笑)「さすがだな。今までの戦いをくぐり抜けて来ただけのことはある」 ゼンガー「だが、全力で戦っていたわけではあるまい…!」 エルザム「悪いが、お前達相手に手を抜くほどの余裕は、持ち合わせていない」 ゼンガー(怒り)「…何を隠している、エルザム…!?」 ブリット(怒り)「あの黒い機体が動きを止めた…!?」 カチーナ(怒り)「チャンスだ! 今ならあいつを倒せる!」 →共通 ゼンガーがエルザムのHPを30%以下にする エルザム(微笑)「腕は衰えていないようだな、ゼンガー」 ゼンガー「全力で戦っていたわけではあるまい…!」 エルザム(微笑)「悪いが、お前達相手に手を抜くほどの余裕は、持ち合わせていない」 ゼンガー(怒り)「…何を隠している、エルザム…!?」 ブリット(怒り)「あの黒い機体が動きを止めた…!?」 カチーナ(怒り)「チャンスだ! 今なら一気に奴を倒せるぜ!!」 ゼンガー(悲しみ)「………」 キョウスケ(怒り)「…何だ…? 迷って…いる?」 →共通 エルザムを撃墜 エルザム(被弾)「我がトロンベを落とすとは…伊達に今までの戦いをくぐり抜けて来たわけではないようだな…!」 ゼンガー(怒り)「だが、全力で戦っていたわけではあるまい…!」 エルザム(微笑)「フッ…悪いが、お前達相手に手を抜くほどの余裕は、持ち合わせていない」 ゼンガー(怒り)「…何を隠している、エルザム…!?」 キョウスケ(怒り)「…何だ…? 迷って…いる?」 →共通 ゼンガーがエルザムを撃墜 エルザム(被弾)「我がトロンベを落とすとは…さすがだな、ゼンガー」 ゼンガー(怒り)「だが、全力で戦っていたわけではあるまい…!」 エルザム「フッ…悪いが、お前達相手に手を抜くほどの余裕は、持ち合わせていない」 ゼンガー(怒り)「…何を隠している、エルザム…!?」 キョウスケ(怒り)「…何だ…? 迷って…いる?」 →共通 共通 ゼンガー(悲しみ)「エルザム、お前の真意はどこにある? 俺に何を伝えようとしている?」 エルザム「…それを受け入れる勇気があるのなら…教えてやる」 エルザム撤退・ガーリオン・トロンベ爆発、敵全機撤退 ゼンガー「………」 エクセレン「あらら、逃がしちゃった。ちょっとボス! 責任…とってよね。私、本気だったんだから…」 ゼンガー(悲しみ)「…そうか。そういうことか、エルザム…」 ゼンガー(悲しみ)「お前達は…いや、お前はあえてイバラの道を…」 キョウスケ「…隊長?」 ゼンガー(悲しみ)「キョウスケ、俺は奴を…エルザムを追う」 キョウスケ「隊長、深追いは禁物です。今の内に、この空域から離脱を…」 ゼンガー「…俺は俺の進むべき道を見つけた」 キョウスケ(怒り)「!?」 エクセレン(被弾)「あらら、ボス? キョウスケ、絶対ヘンよ! いつものボスじゃ…」 キョウスケ(叫び)「どういうことです!? 隊長! 何を考えて…!」 ゼンガー「…後は頼む、キョウスケ」 ゼンガー撤退 ユン(怒り)「アサルト1、応答して下さい! アサルト1、応答を!」 レフィーナ(驚き)「ゼンガー少佐、何故…!?」 ユン(怒り)「駄目です…! アサルト1をロストしました…!」 カチーナ(被弾)「まさか…少佐はあたし達を裏切ったのか!?」 ブリット(怒り)「馬鹿なことを言わないで下さい、中尉!!」 ブリット(被弾)「隊長に限ってそんなことは! そんなことはあり得ません!!」 カチーナ(怒り)「…だといいけどな」 レフィーナ(怒り)「機関、最大戦速! 零式が消えた方角へ向かいます!」 ショーン(驚き)「いけません、艦長。それでは、みすみす敵陣の中へ飛び込むことになりますぞ?」 レフィーナ(怒り)「しかし、少佐を放っておくわけには!」 ショーン「いえ、彼のあの様子では…」 エクセレン(被弾)「…キョウスケ」 キョウスケ(真剣)「ああ、隊長は…」 ショーン「…もう戻って来ないかも知れませんな…」 レフィーナ(驚き)「そ、そんな…」 キョウスケ(怒り)「………」 エクセレン(悲しみ)「キョウスケ、ボス…いえ、ゼンガー・ゾンボルトは、衝動だけで動くような男じゃない…」 エクセレン(悲しみ)「きっと、何か考えてのことだと思うのよね」 キョウスケ(怒り)「…わかっている。だが…」 ショーン「艦長、今の内にこの空域から離脱すべきです」 ショーン「この辺りはすでにDCの勢力圏内となりつつありますからな」 レフィーナ(悲しみ)「………」 通信音 ユン(怒り)「副長、特殊回線で本艦に通信が入っています!」 ショーン「特殊回線…? どこの物です?」 ユン「こちらでは解析出来ませんが、おそらく軍情報部関係かと…」 ギリアム「ヒリュウ改、聞こえるか? 私はギリアム・イェーガー少佐だ」 ギリアム「繰り返す。私は…」 ショーン「ギリアム…ギリアム・イェーガー少佐ですと?」 レフィーナ「知っているのですか?」 ショーン「ええ…。彼もまた、ゼンガー少佐やエルザム少佐と同じく…」 ショーン「連邦軍特殊戦技教導隊の一員だった人物です」 レフィーナ(驚き)「……!」 →09k『月からの使者』 09k『月からの使者』 DC総司令部 ビアン「そうか…選択は済んだか」 マイヤー「うむ。ハガネが、アイドネウス島へ向かっているのなら…」 マイヤー「ヒリュウ改の見極めは、私が行おう」 ビアン「フフフ…宇宙には敵がおらぬ故、物足りぬとでも?」 マイヤー「今の内の話だ、ビアン」 ビアン「ならば、任せるぞ…」 暗転 DC総司令部 アードラー(驚き)「な、何ですと!? 何故、そのような真似を…!」 ビアン「反論は許さん。宇宙に上げるのは必要最低限の戦力のみ。なおかつ迅速に、損害は最小限に」 ビアン「これらの条件を満たす作戦を提案せよ」 アードラー「入手した情報では、ヒリュウ改はメリットアイランドに向かっていると…」 アードラー「そこでは、連邦軍の残存部隊が、シャトルの打ち上げ準備を進めており…」 アードラー「すでに、テンザンを差し向けておるのですが…」 テンペスト「…奴では、味方に無駄な損害が出るだろうな」 エルザム「それ以前に、ヒリュウ改の防衛網を突破し、シャトルのみを破壊する策が必要です」 テンペスト「ならば、MAPWを使えばいい」 エルザム「ご冗談を。貴重な打ち上げ基地であるメリットアイランドを破壊するおつもりで?」 テンペスト「フン…。俺は最小限の損害だと思うが?」 ???「…ここは自分にお任せを」 アードラー「何じゃと…? 立場をわきまえんか、愚か者め!」 ???「いえ。自分の意志を、総帥に示すには絶好の機会かと」 ビアン「ふむ…」 アードラー(驚き)「危険ですぞ、総帥! こやつはまだ…」 ???「では、リオン1機のみをお借し下さい。それで今回の任務を完遂させましょう」 アードラー(驚き)「1機でじゃと…? 死ぬ気か、貴様!?」 ???「もとより、死は覚悟の上」 ビアン「いいだろう。今回の作戦、お前に指揮権を与える。己の身の証…戦果を以て、私に示すがよい」 アードラー(驚き)「そ、総帥!」 ビアン「ただし…彼らには、あくまで自分の意志によって、宇宙へ上がらせるようにな」 ???「了解です。では…出撃します」 第9話 月からの使者 味方初期配置出現 ラーダ「…ヒリュウ改との連絡は取れたのですか…ギリアム少佐?」 ギリアム「ああ。今、あの艦はこのメリットアイランド基地に向かっている」 ラーダ「…間に合い…ますかしら?」 ギリアム「厳しいところだな。基地施設を奪回出来たとは言え、ここはすでにDCの勢力圏内だ」 ギリアム「我々の目的がシャトルの打ち上げだと知れば、彼らはすぐに現れる」 ラーダ(悲しみ)「…そう…ですね…」 ギリアム(怒り)「ヒリュウ改が来るまで、何としても発射台を防衛するぞ」 ラーダ(被弾)「…わ…かりました…」 ギリアム「どうした? 先程から苦しそうだが…」 ラーダ「あ、いえ…。ただ待っているのも何なので、ヨガのアサナの練習を…」 ラーダ「でも、シュッツバルトのコックピットがせまくて…」 ギリアム「確かに、君の仕事には精神統一が必要だが…シートの間へ挟まらないようにな」 ラーダ(笑い)「うふふ、そうなったら助けて頂けますかしら?」 ギリアム(怒り)「…残念だが、君を助けるだけでは済まなそうだ」 敵初期配置出現 ラーダ(驚き)「DCの飛行隊…!」 ギリアム「さすがに素早い対応だな。…再チューンされたMk-Ⅱの慣らしは戦闘中にしなければならんか…」 ギリアム(怒り)「私とラーダはシャトル発射台を防衛する。各員は発射準備を進めろ」 シャトル発射台を指定 ギリアム「ここへ敵機の侵入を許せば終わりだ。いいな?」 ラーダ「了解です、少佐」 ギリアム「おそらく…南から来る戦闘機は、まっすぐ基地へ突っ込んでくる…」 ラーダ(集中)「ええ…。私にも……わかります…」 ギリアム(怒り)「迎撃はそちらの方を優先するぞ」 2ターンPP ラーダ(怒り)「少佐…ヒリュウ改は、あとどれぐらいでここへ来るのですか?」 ギリアム(怒り)「2分ほどだ。それから、敵は戦闘機だけではないはず…増援は必ず現れる」 ラーダ(怒り)「わかりました…!」 3ターンEP 敵増援出現 テンザン「この俺が、基地の制圧なんつーチンケな任務をやる羽目になるたあな…」 ギリアム「ヒリュウ改より、敵の増援の方が早かったか」 テンザン「ん? あのゲシュペンストは…」 テンザン「007-01、タイプR…」 テンザン(笑い)「間違いねえ、元祖ゲシュペンストMk-Ⅱだぜ!」 テンザン(笑い)「それに、ゴツい方は砲撃戦用のシュッツバルト…こりゃ相当なレア物だっての!」 テンザン(笑い)「たまには地味な仕事もやってみるもんだな。おかげでボーナスキャラ、いただきだぜ!」 ラーダ「…何か喜んでるみたいですけど?」 ギリアム「確かに、我々の機体は初期に開発されたパーソナルトルーパーだからな」 ラーダ「しかも、少佐の機体は試作機をフルチューンした物…」 ラーダ「量産型と違って、3機しか存在しません。珍しいのは当然ですわ」 ギリアム「だが、その量産型も…」 ギリアム「現状の連邦軍では、ごくわずかな数しか実戦配備されていない…」 ラーダ「EOT特別審議会からの横ヤリで、量産計画の進行が遅れましたから…」 ギリアム「だからこそ、今回の任務を果たすために…」 ギリアム「わざわざ月から試作機を持って来てもらわねばならなかったのだが…」 ギリアム「あの男が希少価値のある物に固執する性格だとしたら、都合がいい」 ラーダ「どういう意味です?」 ギリアム「状況に変化があるまで、下手な手出しはしないだろう」 ギリアム「つまり、ヒリュウ改が来るまでの時間稼ぎが出来るということさ」 4ターンPP ヒリュウ改出現 テンザン(笑い)「へっへっへ…ラッキーだぜ。奴らまで現れるなんてよ!」 テンザン(笑い)「こないだが中途半端だった分、今回は暴れさせてもらうっての!」 ギリアム「ヒリュウ改へ…こちらはギリアム・イェーガー少佐だ」 ギリアム「貴艦にシャトル発射台の防衛を要請する」 レフィーナ「ヒリュウ改艦長のレフィーナ・エンフィールドです。少佐、シャトルには何が…?」 ギリアム「話は後でする。とにかく、今は発射台の防衛を」 レフィーナ「わかりました」 キョウスケ(怒り)(ギリアム・イェーガー少佐……ゼンガー隊長と同じく、元教導隊だと聞くが…) キョウスケ(怒り)(信用出来るのか…?) レフィーナ(怒り)「各機、出撃してください!」 出撃準備 テンザン(被弾)「また会ったな、むっつりカブトムシ野郎! この前みてえにいくと思うなよ!」 エクセレン(わお)「前半がキョウスケ、後半がアルトにかかってるわけね」 ブリット(怒り)「つまんないことで感心してる場合じゃないですよ!」 カチーナ(怒り)「そうだ! あの野郎は頭に来てんだ! 今日こそキッチリとケリをつけてやるぜ!」 ラーダ(笑い)「あら…若くて元気の良さそうな子達ですね。アサナの教えがいもありそう…」 ギリアム「…それは程々にな。使い物にならなくなっては困る」 ギリアム(だが…妙だな。ヒリュウ改のPT部隊はゼンガーが指揮を執っていると聞いたが…) 敵がシャトル発射台に侵入 ギリアム(怒り)「いかん、発射台が…!」 →GAME OVER キョウスケとテンザンが戦闘 テンザン(笑い)「聞いたぜ! てめえらの基地、壊滅したそうじゃねえか! 残念だったな!」 キョウスケ「…ああ。挙句の果てに、合流しようとした部隊もこのザマだ」 テンザン(被弾)「心配しなくても、てめえも一緒に地獄へ送ってやるっての!」 キョウスケ(怒り)「…楽しみだ。だが、そこへはお前だけが行け…!」 エクセレンとテンザンが戦闘 エクセレン(わお)「相変わらずのはしゃぎっぷりねえ」 テンザン(笑い)「ハイテンションって言えっての。何事も楽しくやらねえとなあ!」 ブリットとテンザンが戦闘 テンザン(怒り)「俺と戦うにゃ、経験値が足りねえぜ。脇役は脇役らしく、隅っこにすっこんでろっての!」 ブリット(怒り)「お前みたいに遊び半分で戦う奴がいるから…この戦争が終わらないんだ!!」 ギリアムとテンザンが戦闘 テンザン(笑い)「てめえを倒して、そのゲシュペンストを頂くぜ!」 ギリアム「悪いが、この機体は多くの人間の苦労と想いが込められたものでな」 ギリアム(怒り)「そう簡単に渡すわけにはいかん…!」 ラーダとテンザンが戦闘 テンザン(笑い)「何だ? こいつも女か!? なら、楽しめそうだっての!」 ラーダ(悲しみ)「あなたもアサナを学べば、戦いなんかしなくて済むのに…」 テンザン(笑い)「アサナ…何だそりゃ? 食い物かよ!?」 ラーダ(怒り)「…仕方ないわね。その心の歪み…私がヨガで矯正してあげるわ」 カチーナとテンザンが戦闘 カチーナ(驚き)「うっとおしい野郎だぜ! ちったあ静かにしやがれ!」 テンザン(怒り)「楽しい時は騒ぐのが俺のモットーだっての! 悪いかよ!?」 カチーナ(怒り)「じゃあ、あたしのモットーを教えてやるよ。気に入らねえ野郎は叩き潰す!」 ラッセルとテンザンが戦闘 テンザン(怒り)「だから言ってるだろ!? 脇役は引っ込んでろっての!」 ラッセル(怒り)「何と言われても、ここで引き下がるわけには…!」 テンザンを撃墜 テンザン(被弾)「チッ、ガーリオンはどうも性に合わねえっての!」 テンザン(被弾)「俺の能力や戦い方を生かすにゃ、もっとゴツい機体じゃねえと…」 キョウスケ「…訓練が足りないんじゃないのか?」 テンザン(笑い)「訓練? ハッ、俺がちゃんと訓練したらてめえらなんざ即死だぜ!」 エクセレン(わお)「その前に早いとこ脱出した方がいいんじゃなぁい?」 テンザン(笑い)「ヘッ、言われなくてもわかってるっての! じゃ、次も楽しもうぜ! あばよ!」 ガーリオン爆発 敵全滅 キョウスケ「…あのパイロット…テンザン・ナカジマだったな」 キョウスケ「あんな奴も駆り出さねばならんのか…この戦争は」 キョウスケ(怒り)(ビアン博士、統合軍…そして隊長…おれ達の知らないところで、何が動いているんだ…?) ギリアム「何とかシャトルは守り切れたか…」 ユン(怒り)「いえ、待って下さい! 高速で接近してくる物体あり!!」 レフィーナ(怒り)「!」 リオン出現 レフィーナ(驚き)「1機だけ…!?」 ???「一意専心、狙いは一つ!」 リオン、シャトル発射台に侵入 ???「もらった!」 キョウスケ(叫び)「!?」 シャトル発射台、爆発 ユン(怒り)「ああっ、シャトルが!!」 ???「これで任務終了だ…」 リオン、マップ端に移動し撤退 レフィーナ(怒り)「撤退した…!? ユン、シャトルの被害状況は!?」 ユン(怒り)「貨物部分の損傷はほぼありませんが、発射台が使用不可能になりました…!」 ショーン「…先程の部隊はオトリ…。いや、違いますな。むしろ、あのAMによる単独行動…」 ショーン「それに、機体が違うとは言え、あの踏み込みの速さ…見覚えがありますな」 レフィーナ(驚き)「えっ…?」 ギリアム(怒り)「そう。相手の一瞬の隙を突くというやり方…あれは…」 キョウスケ(怒り)「ゼンガー隊長……か」 エクセレン(怒り)「…多分ね」 レフィーナ(驚き)「そ、そんな……っ!」 カチーナ(怒り)「やっぱり、少佐はあたし達を裏切りやがったのか!」 ブリット(被弾)「ば…馬鹿な…! 隊長が…寝返るなんて…」 キョウスケ(怒り)「寝返った…とは限らん」 ブリット「少尉…?」 キョウスケ(怒り)(自ら…立ち塞がる者になったとしたら…?) ヒリュウ改艦橋 ギリアム「おかげで助かりました。レフィーナ中佐、ショーン少佐」 ギリアム「正直言って、ヒリュウ改単艦で、ここまで来て頂けるかどうか心配だったのですが…」 レフィーナ「クルー全員の力です。そして、ラングレー基地の…」 ギリアム「話は聞きました。状況は、予想以上に悪化しているようですね」 ギリアム「よもや、あのゼンガーがDC側につこうとは…」 レフィーナ「でも、まだ希望は捨てていません」 ギリアム「その心意気は買えます。…だが、現実は甘くない」 レフィーナ(悲しみ)「はい…。わかっているつもりです…」 キョウスケ「ギリアム少佐…信頼は出来そうだな」 エクセレン「疑い過ぎじゃない? キョウスケ」 キョウスケ「少佐が、隊長と同じ部隊の出身でなければな」 ラーダ「…先入観は時として、明らかな真実さえ覆い隠してしまうものよ?」 キョウスケ「…ん…あなたは?」 ギリアム「紹介しよう。彼女はラーダ・バイラバン…マオ社のスタッフだ」 エクセレン「マオ社って…。あのマオ・インダストリー社?」 ギリアム「そうだ。月でパーソナルトルーパーを開発している企業だ」 ラーダ「私は、マオ社で新型機のマン・マシン・インターフェイスの開発に携わっています」 キョウスケ「新型機…。ならば、あのシャトルの積み荷は、それ関係の?」 ギリアム「いい勘をしているな、キョウスケ・ナンブ少尉」 ギリアム「君が言ったとおり…積み荷は新型機のパーツと、マオ社への補給物資だ」 レフィーナ(悲しみ)「補給物資…。こんな所から打ち上げねばならないとは…」 レフィーナ(悲しみ)「宇宙の状況は、地上以上にひどいのですか?」 ラーダ(悲しみ)「いえ…。スペースコロニーの状態は、地上より遙かに安定していますわ」 ラーダ(悲しみ)「何故なら…宇宙ではコロニー統合軍に逆らう者など、ほとんどいませんもの」 ギリアム「そう…。マオ社や月の連邦軍基地を除いてはな」 エクセレン「な~る…。コロニーに住む人って、元々連邦のことがあんまり好きじゃなかったもんね」 キョウスケ「自分達を守るために戦うコロニー統合軍へ、逆らう理由はない…」 キョウスケ「そして、今の連邦軍にはコロニーを攻撃する力もない…」 ショーン「当然ですな。コロニー統合軍は、連邦宇宙軍を前身としています」 ショーン「そのおかげで、宇宙での純然たる連邦軍戦力は、ほぼ存在していないに等しいのです」 エクセレン(わお)「なるほどねえ…『飼い猫に手をなめられる』わけね。ザラザラしてるのよね」 キョウスケ「…それを言うなら、『飼い犬に手をかまれる』…だ」 ラーダ(悲しみ)「しかし、リン社長は…武力で世界を統一しようとするDCや統合軍に、従う気はありません」 ラーダ(悲しみ)「例え孤立無援になっても、私達は……」 ショーン「なるほど。それで、補給物資をわざわざ地球からマオ社へ送ろうとしていたわけですか」 ギリアム「連邦軍としても、新型PTを開発しているマオ社を、失うわけには行きませんからね」 ギリアム「情報部の人間として、宇宙の情勢を調べるためにも…ラーダに協力をしているというわけです」 レフィーナ「………」 レフィーナ「…ユン、シャトルの貨物部に損害はなかったのですね?」 ユン「え…? は、はい」 レフィーナ「では、中身を全てヒリュウ改に積んで下さい」 ショーン「艦長…?」 レフィーナ「副長、本艦はこれより月に向かいます。積み荷の搭載作業と並行して、発進準備を」 エクセレン(被弾)「ちょ、ちょっと、艦長! 今から月に行くんですか!?」 レフィーナ「ええ、そうです。何か異論が? 少尉」 エクセレン(わお)「いえ、別に…。出来れば、お月見は地上からの方がいいなあ…なんて」 キョウスケ「月へ行けば、好きな時に見られるぞ、エクセレン。…覚悟を決めろ」 ショーン「ま、ラーダ女